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2019年8月 9日 (金)

伊達地区特別支援教育研究会で講演をさせていただきました

201907241

 もう半月ほど前になりますが、クラウドファンディングを通じて声をかけていただき、伊達地区特別支援教育研究会の夏期研修会で、講演をさせていただきました。

 福島県伊達地区の小中学校で、特別支援教室の担任や補助をなさっている先生方の研修会です。

 特別支援教室に子どもを通わせた保護者の気持ちや要望、子どもの実際の成長や進路などについて話を聞きたい、という要望を事前にいただいていました。幅広いリクエストだったのですが、今回出した本はまさしく昇平と私の20年間をまとめたものだったので、講演会のタイトルは「こどもの自立と就労のために特別支援教育ができること~『発達障害てくてく日記』の20年間を振り返って~」とさせていただきました。

 昇平がものすごいチョロ助だった幼児期からスタートして、診断を受けて手探りで療育を始めたこと、保育園や小学校で充実した支援・指導を受けてきたこと、中学校で非常に苦労したこと、でも東日本大震災をきっかけに大勢から見守られている自分を自覚して、また立ち直っていったこと。ここまでが前半で15分間の休憩。

 後半は単位制・通信制の高校に入って学習習慣や意欲が戻っていったこと、進学ではなく就労を選んで就労支援事業所に入り、一般就労を目指して研修中であること、といった昇平の話の他に、親の会の他の親子が実際に選んだ高校の情報や、障害のある子どもたちにどんな就労のルートがあるのかといった情報。また、最終的な親の願いは「親が亡くなった後も我が子がこの世界で生きていけること」であることや、そのために義務教育中から準備できることについて話しました。

 話す内容が盛りだくさんだったので、予定していた1時間半の時間を15分ほどオーバーしてしまったのですが、その後の質疑応答がなかったので、なんとか予定時間内には終えることができました。

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 その後、研修会の担当の先生から、当日の感想が送られてきました。

 先生方がどう思いながら私の話を聞いてくださったか、ドキドキしながら読ませていただきましたが、「大変参考になった」「保護者の生の声が聞けて良かった」「子どもの話に耳を傾ける大切さを改めて感じた」「長いスパンで子どもたちの将来を考える重要性を再認識した」など、概ね好評だったようで、本当にホッとしました。

 こちらこそ、つたない私の話を熱心に聞いていただいて、本当にありがとうございました。

 どんなに研修を受けて話を聞いても、子どもの状態や特性はひとりずつ違っていて、本当に千差万別です。だから、昇平の事例がそのまま先生の受け持ちの子に当てはまるわけはないと思うのですが、私の話からどの子にも活用できるようなエッセンスみたいなものを受け取ってもらえたら嬉しいな、と改めて思いました。

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 最後にCMです。

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コメント

お疲れさまでした。
玲さんのお話は、幼児期から成人の現在までの貴重な記録です。
多くの教師も勇気づけられ、参考になったと思います。

教師は、学校にいる年代の子供については知っています。
が、その前後の発達(幼児期や成人後)については一般論としての見方しかできません。
近年、集団教育だけでは発達困難なこども目の前にして困っているのは教師も同じです。
支援の方法を知らないうえに、正常範囲という枠に入れることが目標にされていますからね。(いわばノルマ)

わたしも悪戦苦闘の日々でしたが、子供たちは発達して伸びていくのだというところだけは揺らがなかった気がします。
その気持ちがどこから来たかを考えたとき、成長した子供や育児者(母親が多いですが)の経験を聞くことができていたのが大きいと思います。
研究所時代の恩師が立ち上げた研究会では「本人から学ぶ」「保護者から学ぶ」というテーマを長い期間継続してきました。
この研究会も当初は研究してきた指導法・教材等々の報告・成果発表的なところから始まりました。
しかし、ノウハウを身に着けるだけではなかなか長続きしません。
大きな意味で長期に発達を見続けることが必要だと思っています。

投稿: りしょう | 2019年8月11日 (日) 18時21分

>理尚先生

ありがとうございます。
そう言っていただけると
ここまで頑張ってブログを続けてきて良かったな
と思います。

特別支援教室の先生だからと言って、
障害や子どもの将来のことまで何でも知っているわけではない。
だからこそ、
ひとりの子どもについて
幼児期から成人するまでを追いかけて語って
子どもの成長や将来をイメージするおてつだいができれば、
と思っていました。

講演ではそれ以外にも
「子どもの話に耳を傾けてほしい」ということと
「特別支援は決して特別なことではない」ということを
力を込めて話させていただきました。

子どもの気持ちを決めつけて
彼らの話(気持ち)に耳を傾けずにいると
子どもはじきに教師の話を聞かなくなる。
そうすると、どんなに素晴らしい指導を考えても
どんなに指導のノウハウを駆使しても
子どもは指導についてこなくなってしまう
……ということを
昇平の中学時代を例に語りました。
「子どもから信頼される担任になってください」と。

また、特別でない特別支援の事例には
小学校時代の昇平が
掃除の時間にほうきの使い方を教えてもらって
すごく喜んで私に報告してくれたことを例に挙げ、
とあるドクターの
「特別支援とは、当たり前のことを丁寧に根気よく続けること」
という言葉を紹介しました。

先生方の感想には
これらのことに触れたものも多くて
「お伝えしたいことが伝わって良かった」
と安心した次第です。

投稿: 朝倉玲 | 2019年8月11日 (日) 20時31分

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