『てくてく日記』自費出版(1)~見積もり~
昨年の11月から12月にかけて福島民報新聞の情報紙にコラム『てくてく日記』を連載したわけですが、おかげさまで読んだ方からは好評で、「もっと読みたい」「もっと続けてほしい」という嬉しいおことばをたくさんいただきました。「本にしたらどうですか?」という提案もいただきました。
私自身も、いつかこのブログの内容をまとめた本を出せたらいいな、と思ってはいたのですが、いかんせん、先立つものが足りません。それで悩んでいたら、コラムの担当だったYさんが「うちの会社でクラウドファンディングをやっていますよ。それで出資者を募って本を出しては?」と言ってくださいました。
というわけで、『てくてく日記』の出版が現実のこととして動き出しました。
クラウドファンディングを利用した自費出版について、このタイトルでレポートしていくことにします。
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昨日はコラムが連載された福島民報社の本社ビルで打合せでした。
ビルは福島駅西口のすぐ近くにあります。今まで何度も見てきたけれど、実際に中に入ったのは初めて。時間ぎりぎりに到着したので、ちょうどYさんが玄関まで迎えに来てくださってました。
打合せは3階のレストランでした。社内食堂というにはちょっとお洒落で、レストランという雰囲気です。
そこでコーヒーとワイングラスに入ったお水を頂きながら、関係する担当者3名と私の4人で打合せをしました。
まず、コラム担当だったYさん。地方交流局の女性記者。明るくて話しやすくて、とても熱心な方です。コラムを本にすることを熱心に勧めてくださいました。
クラウドファンディングの担当のNさん。こちらはYさんの後輩に当たる男性。新聞記者というと、ちょっとお堅いイメージがあるのだけれど、この方はフランクな雰囲気で、「クラウドファンディングでの資金集めが中だるみすると、がんがん厳しくハッパかけますよ~」と笑顔で脅かしてきます。うひゃ。(^^;
そして、今日初めてお目にかかった民報出版の担当のYさん。コラム担当のYさんとまったく同じ名字でしかも女性だから、どう書き分けしたらいいでしょう。ジュンコ堂というネット書店の店長さんもしてらっしゃるから、ジュンコ堂さんとお呼びしましょうか。
YさんやNさんとは昨年末に一度会って打合せをしていましたが、その際に「こんな体裁の本をこのページ数で作りたくて…」とイメージを伝えたらそれを聞いたジュンコ堂さんが「本作りの経験がある方ですね」とおっしゃったとか。
はい、若い頃から友人たちと同人誌を作ってきたし、仲間と発達障害についての本を編集して出版したり、去年も亡くなった義母の作品集を自費出版したりしました。まさか、それがこんな形でまた役に立つとは……。人生って、どんな経験も無駄にはならないですね。
ジュンコ堂さんは事前に私のコラムやブログを読んでくださっていました。
「読みやすくてわかりやすかったです。かなり筆力のある方なので、今日お会いできるのを楽しみにしていました」と言われて、照れくさかったけれど、とても嬉しかったです。
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さて、この日の打合せは、実際の印刷費がいくらかかるかの見積もりを出すための話し合いでした。
具体的に体裁を考えて、そこから大まかな見積もりを教えてもらいましたが、やはり私の自己資金では足りません。足りない分をクラウドファンディングで出資者を募って集めることになります。
クラウドファンディングは出資していただいた金額に応じて「返礼品」をさし上げるのですが、コラムにも使った息子のイラストのポストカードやクリアファイルなどを作って返礼品にしようと考えているので(それ以外の返礼品も考えています)、それについても見積もりを出してもらうようにお願いしました。
印刷関係の見積もりは今週の後半には出してもらえるそうです。
さらに、返礼品の送料等、その他の必要経費もざっと算出して、いくら集めれば自費出版できるかを計算して、クラウドファンディングの関係者の方たちと「面接」になります。 今月下旬か、来月頭くらいになりそうです。
それでGOサインが出ると、新聞社サイト内にホームページが作成され、新聞にもクラウドファンディングの出資者募集の広告が掲載されます。
新聞社のクラウドファンディングだけあって、それらの広告料は「無料」。まともに頼むと1回50万円以上だとか。しかも新聞の紙面でも記事として取り上げられるようなので、新聞社のクラウドファンディングはメリットが大きいようです。
でも、そればかりを当てにせずに、私自身でも出資者を募らなくちゃいけません。
実際にクラウドファンディングが動き出したら、ここでもお願いさせていただきますので、発達障害子育て本「てくてく日記」の出版にどうぞお力をお貸しください。
ひとまず1歩目は踏み出せました。
プロジェクトが進んだら、またお知らせいたしますね。
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