« 2016年1月 | トップページ | 2016年3月 »

2016年2月

2016年2月20日 (土)

就労移行支援事業所での様子

2016ninaningyou


 「二月は逃げる」と昔から言われますが、そのことわざ通り、もう2月下旬になってしまいました。
 あと半月足らずで雛祭りなので、部屋の片隅に雛人形も飾りました。

................................................

 さて昇平ですが、毎日元気に福島市内の就労移行支援事業所へ通っています。

 「自分は講義やデスクワークより体を動かして作業をするほうが向いている」と当人が気づいたので、自分から積極的に作業体験を希望して、月曜日と金曜日は人参の皮むき作業、火曜日はタウン新聞の折り込み作業や得意のイラストを描く小作業、水曜日と木曜日はタウン新聞のポスティング、土曜日は講義かイベント、という感じで一週間が過ぎています。
 来週からは新たに市の外郭団体が運営する施設の清掃作業体験も入る予定です。

  作業実習をするとその分の工賃もいただけるので、月々の工賃が少し増えました。昇平の小遣いには充分なので、家計的に助かっています。
 小遣いの使い道は主に飲み物やおやつ、昼食を外で食べるときの補助。たまに私たち家族に菓子や焼き鳥を買ってきてくれることもあります。買ってもらうのではなく、買ってあげられることが、本人にはとても嬉しいようです。
 工賃を貯めて自分でゲーム機を買ったり、ゲームに使うポイントをコンビニで購入することもあります。
 あればあるだけ金を使ってしまうような人ではないので、割と安心して見ていられます。

 伊達市からは、就労移行支援事業所に通っている人に、「更正訓練費」という名目で交通費や必要経費の一部が助成されるので、そこから交通費分を出してもらっています。
 電車の定期を3か月単位で買うのですが、第三セクターの私鉄で発達障害には割引がないので、市からの補助は本当に助かります。

................................................

 先日、事業所が開催した「父母と語る会」に参加して、担当スタッフのMさんから、最近の昇平の様子を伺うことができました。
 「昇平から毎日話は聞いているんですが、実際のところはどうでしょうか?」と尋ねたところ、「昇平さんは本当によくがんばっていますよ! 立派です!」という褒めことばが。

 朝出勤すると必ずスタッフルームに大きな声で挨拶をしていくし、帰りにも忘れずに挨拶をして、その日なにかあれば必ず報告をしてくる。自分でこれがうまくいかなかった、と思うことがあったときには、「今度からはこんなふうにしてミスをなくそうと思います」と自分から対策まで考えて言ってくる。そして、本当にそれを実行する。

 人参の皮むき作業も、むき残しなどはなくて丁寧。早くむき終わればそれだけ早く終了できるので、「それじゃスピードアップします!」と言って効率を上げることもできる。
 また他の人の行動を見て良い行動を真似することができるようになったし、他の人に何かやってもらったときには「ありがとうございます」と感謝することができている。
 皮むき作業の間、利用者のコミュニケーション能力を伸ばすために、スタッフが話題を投げかけるのだけれど、それにもちゃんと参加することができて、いろんな話を聞かせてくれる。
 むき終わった人参を納品するために、重い人参のコンテナを運んだり持ち上げたりする作業も、嫌がることもなくやってくれている。

 ポスティングのほうは配達先も含めてすっかり覚えてしまったので、今は先頭に立って配達をしている。
 先日は都合で2日分を1日で配達することになったのだけれど、それも問題なくやり遂げてくれた。(注:昇平はADHDの特性もあるせいか、予定変更には割と柔軟に対応できます)
 
 来週から入る清掃作業体験は、朝とても早く出勤しなくてはならないのだけれど、「大丈夫かな?」と聞いてみたら、「まあ、とにかくやってみます」という返事をしてくれた――。


 明るくて前向き。 そして素直。やるべき仕事はきちんとやるし、挨拶もしっかりできる。
 たくさん誉められたうえに、 「昇平さんは、ほんの少しのサポートさえあれば、何をやらせてもなんでもできる人ですから」とMさんに言われて、不覚にも私は目頭が熱くなってしまいました。
 昇平さんはなんでもできる人ですから――これまで昇平にそんなことばを言ってくれた人はいなかったから。
 昇平はサポートさえあればけっこういろいろできる、と私は思ってきたけれど、昇平をそばで見ている第三者からそれを言われると、やはり、本当に嬉しいのでした。
 
................................................

 理解と支援、ポジティブな肯定と応援。
 昇平は就労支援事業所にも恵まれて、着実に力を伸ばしてきているようです。

 本当に、感謝感謝です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2016年2月 5日 (金)

昇平の一週間

Syabusyabu

 このところの昇平の様子を書いていなかったので、先週末からの昇平の生活を書いてみます。

................................................................................................

【土曜日】
午前中は事業所のイベントに参加。
午後1時から親の会の親子お楽しみ会だったので、駅前で待ち合わせて、私の車で福島市内のしゃぶしゃぶ食べ放題の店へ。
前日大雪で残念ながら参加できなかった家族もあったし、私自身も運転がちょっと大変だったけれど、なんとか10名ほど集まることができた。存分に食べた後は、親はおしゃべりと情報交換、昇平はYくんとゲームの話で盛り上がり、楽しい時間を過ごした。


【日曜日】
久しぶりに何も予定がなかった一日。
「今の生活になってから、休みの日がすごく貴重になった気がする」と昇平。
社会人のセリフだね。


【月曜日】
事業所へ出勤してから、別の事務所へ移動して、人参の皮むき作業。
何百キロと届く人参の皮をむいて、カット野菜を作る業者へ納入する。
昼食をはさんで午後までかかる仕事だけれど、「座学だと眠くなるから、作業のほうが自分に合ってるんだ」と言って、積極的に取り組んでいる。


【火曜日】
福島市内に配布されるタウン新聞の折り込み作業。
終了してから、パソコンでワープロの研修があった、と言っていた。


【水曜日】
前日に折り込みをしたタウン新聞を、事業所のスタッフ・利用者4人ぐらいのグループで配布。
もうすっかり慣れたので、地図を見なくても配布先がわかるようになってきたらしい。
事業所は半ドンなので、午後からフリースクールに顔出しに回ったが、ゆっくりし過ぎて電車に乗り遅れたので、駅まで私が車で迎えに行った。普段は30分かけて歩いて帰ってくるけれど、この日は節分の恵方巻きと豆まきが待っていたため、特別待遇。


【木曜日】
この日も、前日とは別エリアにタウン新聞を配布。
その後、事業所でお弁当を食べ、1時に終了。
またフリースクールに回って、先生や友だちと遊んできたけれど、この日はちゃんと夕方に帰宅した。


【金曜日】(本日)
今日もまた人参の皮むき作業。
時々形が変な人参がどっさり届くこともあるようで、そんな日には作業に時間がかかって帰りが遅くなる。
逆に作業がスムーズに終わって、早めに帰宅することも。
今日はどっちかな。

................................................................................................

昇平は毎朝7時ちょっと過ぎに起床。
支度をして、朝食をとり、8時15分頃に出勤。
電車で福島市内の事業所まで行って、上記のように、半ドンの日にはフリースクールに回ったりもして、夕方帰宅。
帰宅後は夕飯を食べてから、ブログを更新したりゲームをしたりして、まったり過ごしている。

聞き取りに困難があるので座学はつらいようで、座学と作業を選べる日には、自分で作業を選択していることが多い。
以前から精神不安定の元になっていた「不安な想像」は、今も時々浮かんでくるようだけれど、「そんなときには何も言わずに、自分の今の生活を思い出すようにしている」らしい。
「鏡のように想像したものに今の生活を写すと、自分がどんなに恵まれているのかわかるんだ」という話。
私には実感でそれを理解することはできないけれど、とにかく、事業所で仕事を始めてから、目に見えて安定して元気になったので、本当に良かったと思っている。

本物の就職ができるまでには、まだ時間がかかりそうだけれど、焦らずじっくりスキルを伸ばしていってね。

................................................................................................

(写真)
親の会の親子活動で食べた「しゃぶしゃぶ」。
他に寿司やデザートも食べ放題で、お腹いっぱい!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年1月 | トップページ | 2016年3月 »