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2011年2月21日 (月)

昇平3行日記・21

※全然3行で収まっていない3行日記。


2月14日(月)
 今朝はまたかなり不調。薬袋を調べたら、昨夜、抗鬱剤を飲み忘れていたのを発見した。夕方以降調子が悪かったのは、これのせいもあったのかもしれない。それでも自分で学校へ行くというので、あえて車では送らずに見送った。約30分遅れで登校。学校では休みながら授業を受け、落ち着いて過ごすことができたらしい。帰宅後も落ち着いて過ごしていた。
 バレンタインデーなので、ロイズの生チョコレートをプレゼントした。今年のチョコは私からだけだった。(笑)

 夕方6時からは、フリースクールへ行って、春から昇平が利用する件について相談をしてきた。
 2学期の後半や受験間際の本当に不安定だった時期にも、昇平は「冬休みにはフリースクールに行ける!」「高校生になったら平日でも行ける!」と言い続けて、つらい時期を乗りきってきた。それくらい楽しみにしてきた場所なので、卒業したらさっそく次の週から利用できることが決まって、私としてもとても安心した。
 ただ、非常に良心的に運営されているフリースクールなので、経営状況が苦しい話も、正直に聞かせていただいた。これから昇平が何年もお世話になるところなので、無くなってしまっては困る! ということで、フリースクールに関して私にできることを協力させてもらうことにした。まずは、周囲の人たちへ賛助金のお願いかな。

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2月15日(火)
 また雪。今回は10センチほど積もった。昇平を送る前に雪かきをしたら、昇平も少し手伝ってくれた。相変わらず朝は不調だけれど、体を動かしたら少し元気になったようだった。

 ところが、卒業式の練習にプレッシャーを感じていたL子さんがパニックを起こしたので、昇平もそこに巻き込まれ、午後1時過ぎと3時に二度電話をかけてきた。二度目は昇平は式の練習に参加していたのだが、我慢できなくなったので、黙って会場を抜け出してきたらしい。「式の練習や回りの人に迷惑をかけずに抜け出してこられたんだから、偉かったね」と誉めたら、家に帰り着く頃には昇平も何とか落ち着くことができた。

 卒業式までの登校日数はあと17日。どうか良い卒業式になってくれますように。

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2月16日(水)
 昨日パニックに巻き込まれて大騒ぎしたり、式の練習を途中で抜け出したりしてきたので、昇平は非常に不調。朝はなかなか始動できなくて、また30分以上遅れて登校していった。
 学校では図書室と交流学級で、休みながら授業を受けていたらしい。

 それでも、少しずつ回復はしてきて、落ち込みや不安定から復活する時間は短くなってきた。
 今の楽しみは、春休みになったら私の実家の人たちと一泊旅行に行くことと、フリースクールへ毎日行けるようになること。「楽しいことをたくさん考えようね」と話して聞かせている。

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2月17日(木)
 引き続き回復基調。朝の登校しぶりも、昨日より10分くらい短縮された。
 学校ではあんまり勉強していない、と昇平は言う。内容的にもう3年生のまとめに入ったし、県立二期を受験する人たちのラストスパート時期になっているので、合格した昇平は、心身の調子に合わせてゆっくり指導をしていただいているらしい。
 また卒業式の練習があったが、今日は無事に参加することができた。

 帰宅後は、精米に行く私を手伝って、重い米袋を車に載せたり下ろしたりしてくれた。まだ時々不安になるが、だいぶ元気になってきて、絵を描いたりゲームをしたりして過ごしていた。夜は10時半過ぎに就寝。

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2月18日(金)
 雨のち曇り。かなり強い降りだったので、車で学校まで送った。こういう日は遅刻にはならないが、寒くて教室のストーブの前で横になっていたら、そのまま2校時目が終わるまで寝てしまったらしい。夜10時半に寝て朝6時40分に起床しているのだから、睡眠不足で眠くなるような状況ではない。やっぱり精神的に疲れているのだろうと思う。3校時目からは比較的長い時間勉強して、卒業式の練習にも参加できたらしい。

 帰宅後はゲーム、パソコン、お絵かき、おしゃべり、wii-fitのトレーニングと、いつも通りに過ごしていた。ときどき無性に不安になって「おかあさん」と言ってくるが、不安になる時間や状況が、かなりはっきりしているので、薬や声かけでやり過ごせるようになっている。ただ、私への依存度はまだ高くて、部屋に私がいなくなると急に心配になるらしい。完全に元気になるには、もう少しかかるかもしれない。

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2月19日(土)
 今日は親の会で助成金を申請した公益信託の公開審査会。担当のSさんと一緒にプレゼンテーションに臨んだ。1週間あまり前から準備をして、何度も練習してきたけれど、それでもドキドキが止まらなかった。
 助成をお願いしたのは体験型のお泊まり会。子どもにとっては社会性の発達促進と将来の自助グループ結成の基礎作りになるように。親にとっては子育ての悩みを共有して解決を図るためのピアカウンセリングの場にするために。お泊まり会には助成は下りにくいので、結果がどうなるかはわからないが、制限時間を精一杯使って、会が目ざしているものを訴えてきた。
 審査会では他の団体のプレゼンも聞いてきたが、いろいろなものを目ざして活動をがんばっている方たちがいるのだなぁ、ととても感心させられた。それを聞けただけでも、審査会に参加した価値はあった気がする。
 審査会の前後では、Sさんとランチやコーヒー。ここでも会のこと、子どもたちのことをたくさん話すことができて、とても楽しかったし元気が出た。同じ立場の親同士ならではの効果。だからこそ、お泊まり会でピアカウンセリングをして、たくさんのお母さんたちに元気になってもらいたいと思っている。

 私は朝10時に家を出て、夕方5時頃帰宅。その間、昇平はずっと留守番だったが、最初に携帯から私へ電話をかけてきただけで、あとは一日とても落ち着いて過ごしていたらしい。とうとうリスペリドンも一度も飲まずにすんで、「今日は嫌なこともほとんど思い出さなかったし、とてもいい日だった」と言って、機嫌良く寝室へ行った。11時頃に一人で就寝。

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2月20日(日)
 昨日に引き続き、今日も昇平はとても元気だった。カテキョの時間には問題集をさくさくと解いていったそうで、H先生も「卒業も間近だし、気分的に違うのでしょうね」と驚かれていた。
 とにかく表情も言動も明るくて、パソコンの中のファイルを整理して外付けHDDに保存したり(自分でこれをするのは初めて)、自分の描いたイラストを携帯カメラで撮影してブログに投稿したり(これも初めて自分ひとりでやっていた)。自主的にいろいろ行動していた。

 今、マクドナルドで「ゾロアーク」というポケモンをDS配信していて、昇平はこれが欲しいのだけれど、福島駅まで行かないとマックはないし、キャンペーン期間中は私が忙しくて一緒に福島まで行ってあげられない。「自分一人で電車に乗って福島駅に行ってみる?」と聞いてみたら、えっ、という顔をしてから、「そうだな~、それもいいな」と言い、「これまで何度もお母さんと練習してきたから、大丈夫だよ。携帯もあるし」と、がぜん乗り気になった。今度の土曜日に挑戦する予定。それをわくわくと楽しみにできるのだから、本当に元気になってきたのだな、と改めて思った。
 この急激な変化はなんだろう? とも思うけれど、もしかしたら、昨日一日、母がいない状態でも落ち着いて過ごせたことが、本人の自信のきっかけになったのかもしれない。

 ところで、昨日プレゼンをした申請は不採用になった。まあ、助成をいただけなくても実行する計画ではあるけれど、参加費が増えるので、参加者は減る可能性がある。できればお父さんたちにもぜひ参加してもらいたかったのだけれど。さて、どうなるか。
 でも、私がプレゼンで家を一日空けたことが、昇平の自信回復のきっかけになったのなら、その意味でも、審査会に参加して良かったのかもしれない。

 昇平はとうとう今日も日中はリスペリドンを飲まずに過ごした。ただ、興奮していたのか、夜は薬を飲んでもなかなか寝付けなくて、ヒツジを数えて、12時過ぎにやっと眠れたらしい。

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