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2010年12月

2010年12月27日 (月)

昇平3行日記・13

※全然3行で収まっていない3行日記。


12月20日(月)
 いつものように朝は不調。とても落ち込んでいたのだけれど、私がネットにアップされた楽しい動画を見せると、そこから元気になった。リスペリドンは0.5mlと1mlとどちらにするか迷ったけれど、学校で不調になったときに追加で服用できた方が良いだろうと思い、0.5mlを服用させた。30分遅れで自転車で登校。8時半頃学校到着。校門のところで転んだらしいが、怪我はなく、今回は自転車も無事だった。
 1~3校時目は図書室で過ごして、授業もそこで受け、4校時目は交流学級のクラスメートと総合情報、穏やかに落ち着いて過ごしていたらしい。 
 帰宅後は勉強を軽くすませ、その後もは落ち着いて過ごしていた。夕食前に一時不安定になりかけたが、夕食を食べ、夜の薬を飲んだら、また落ち着いた。「年賀状を書くんだ」とイラストの下書きを始めて、なかなか寝ようとしなかったが、「寝不足になると、また嫌なことを思い出しちゃうかもしれないよ」と注意すると、すぐにやめて寝た。10時半就寝。

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12月21日(火)
 今朝は比較的早く落ち込みから立ち直って、朝食もスムーズに食べられたが、その後なかなか動き出せなくなって、結局は30分遅れで家を出発。今朝も学校到着は8時半だった。
 午前中、冬休みの課題のことで電話をかけてきた。他の子どもたちは受験対策の問題集をするのだが、ぼくはそれとは別のプリント学習でいいよね、と言う。「それでいいんじゃない?」と答えると、「いやにあっさり決まっちゃったな」と拍子抜けした声。絶対に問題集をやりなさい、と母が言うとでも思っていたのかな? 正直、高校受験用の学習は昇平には難易度が高すぎる。それを冬休みの課題にされたら困るな、と思っていたので、プリント学習はとてもありがたい。
 ところが、その後、午後1時頃にまた昇平から電話があった。開口一番、「お母さん、助けてくださいー!」。嫌なことばが頭の中に突然浮かんできて、自分で抑えられなくなったのだ、と訴える。ただ、私の声を聞いて落ちつき始めていたので、「鞄のリスペリドンを飲んでおきなさい」と言うと、スムーズに承知して電話を切った。
 帰宅後に連絡帳を見たら、3校時目の授業の後半には疲れて眠ってしまっていたらしい。薬を飲む前のことだから、疲れが出て不安発作が起きてしまったということなのだろう。

 旦那が5時過ぎに帰宅。昇平のリクエストで、町中のイルミネーションを見に行くことにした。駅前や隣町の大通りの街路樹がライトアップされているので、毎年親子で見に行っているのだ。旦那の車で、ぐるりとミニドライブ。大通りを歩いて、光る木々を眺めた。小さな町のイルミネーションだから、都会のように華やかではないけれど、それでもこんなふうに親子で毎年見に来たことが、10年後くらいにはいい思い出になっているのかもね、と旦那と話した。
 歩き疲れてしまったので、私は10時前に就寝。昇平も10時半過ぎには寝たらしい。

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12月22日(水)
 高校生の頃から私の掲示板に来ている常連のKくんが、「自分はポケモンの新しいキャラクターが気に入っているよ」と書き込みしてくれた。朝目を覚ました昇平が、いつものように「ポケモンは人気だろうか」と言い出したので、その書き込みを読んでやったら、「やっぱり好きな人はいるんだね!」とたちまち元気になって、その後は落ち込むこともなく登校することができた。
 本当は、こういうことは、周囲の子どもたちの言動を見聞きすることで思いこみを修正していくものなのだろうと思う。ところが、小学校から越境通学していた昇平には近所に友だちがいない。学校でも、交流級には授業中にしか行かないから、ゲームの話ができる友だちもいない。中学3年生になってポケモンの話をする子もあまりいないだろうし。情報の入手源がネットしかないような状況だから、情報の訂正が難しいのだ。単純に、「新しいポケモンは面白いよな!」と言ってくれる友達がいたら、それで解決する悩みなのだろうと思うのだけれど。ありがとう、Kくん。助かりました。

 台風のような大荒れの天気だったので、私の車で登校。2校時まで授業を受け、終業式、学活、弁当を食べて下校、という日程。いろいろあったし、成績も全体的に下がってしまったけれど、それでも2学期は1日も欠席しなかった。本当によくがんばったと思う。
 ほっとしたのか、私は疲れが出てしまって、夕飯の後で一眠り。その間、昇平は何度か不安の発作に襲われていたが、私が寝ているのを見ると、「お母さんは今日は疲れてるんだね。今はいいや」と自分でコントロールしていた。10時過ぎには一人で就寝。

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12月23日(木)
 冬休み開始。昇平は朝9時過ぎまで寝ていた。起きた後、「また嫌なことが浮かんできた」「ポケモンは人気だよね?」と若干不安を口にしたけれど、すぐに気持ちを切り替え、リスペリドン0.5mlを服用して、朝食を食べた。
 その後、学校でできなかった理科のプリントを、私と一緒に勉強し始めたが、とたんに不安発作が勃発。考えがどんどんネガティブになっていって、「どうせぼくはダメなんだ。生まれてこない方が良かったんだ」と言い出した。勉強がきっかけになるようだから勉強を休もうか、と言えば、学校の勉強が遅れてしまうから、それは嫌だ、と言う。あまりネガティブがひどいので、私もほとほと疲れ果てて涙が出て、「もういいよね。そんなにがんばって生きなくたっていいよね」と言ったら、昇平の方がまた我に返った。不安は止まり、その後は言動もしっかりして、プリント学習もできた。でも、正直、昇平より私のほうが危ないのかもしれない。昇平ではないけれど、嫌な考えが時々浮かんできてしまう。昇平は生きたいと言うから道連れにはできない。ならば私一人だけで、と考える瞬間がある。

 昇平はその後、一日落ち着いていた。倉から精米した米の袋を運んだりして、積極的にお手伝いもしてくれた。年賀状のイラストを完成させ、夕食後にリスペリドン0.5mlを飲み、寝る前に「ポケモンは人気があるんだよね」「子どもが言うことは口だけだから、本気にしちゃダメなんだよね」と私に確認をして、10時過ぎに一人で就寝した。

 昇平の方は落ち着くことができたけれど、私は義父からあらぬ事で叱られて再び我慢の限界。義父はすでに物忘れが始まっているから、以前のことを忘れてしまうのは仕方ないのだけれど、それを周囲の人間のせいにして攻撃する性格だから困る。夜まで抑鬱状態で、帰宅した旦那相手にぶちまけた。愚痴を言っても、旦那に謝られても、何もこの状況は変わらないのだけれど、それでもほんの少しだけ元気は戻ってくる。どこまでも続く道。あんまりいろいろありすぎて、ほとほと疲れてリタイヤしたくなるのだけれど、それでも私が抜けたら誰もが困ってしまうとわかっているから抜けられない。
 愚痴を言いながらも、耳の底で聞こえていたのは、中島美嘉の『あなたがいるから』だった。あなたがいるから もう少しだけ生きてみようかな あなたがいるから この毎日まだ終われない……このフレーズが繰り返し繰り返し聞こえていた。

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12月24日(金)
 今朝も昇平は8時半過ぎまで寝ていた。9時半頃に朝食。その後、ゲームをしたり私と勉強をしたり。昨日に引き続き、理科の天体のプリントをしたが、昨日の内容を絵に描いて確認してから取り組んだら、とてもよく理解をして、正しい答えを自分で考えることができた。
 その後、昼食の支度をしていると、昇平がやってきて「ぼく、本当はやっぱり頭いいよね?」と確認するように言った。彼が言う「頭がいい」というのは、成績表で5をとったり、テストで90点や100点をとるようなことではなく、「教えられた内容をちゃんと理解できる力がある」という意味。理科の授業中、理解できなくて寝てばかりいた昇平だけれど、こうやって対面式で、絵や図を多用しながら具体的に教えていけば、ちゃんと理解するし問題も解ける。だから、「ぼくだってできるんだ。馬鹿じゃなかったんだ」と実感できたんだろう。「そうだよ。昇平くんだって、自分に合ったやり方で教えてもらえれば、ちゃんとわかることができるんだよ」と答えると、満足したように離れていった。

 一日非常に安定していた。たまに不安になってもすぐ復活する。
 午後はなかなか良くならない唇の荒れを診てもらいに病院の皮膚科へ。口唇カンジタにかかって薬を塗っているのだが、あまり良くならないので病院を変えてみたところ、担当は医大の先生で、摩擦による「荒れ」ではないか、と言われた。昇平は唇をなめる癖はないけれど、そういえば寝るときにうつぶせ寝になる。唇が枕でこすれて荒れるのかもしれない、と思い当たり、帰りに新しい枕と枕カバーを買ってきた。これで良くなっていくかな?

 病院でかなり長い時間待たされたので疲れたのだろう。夜になって不安定開始。ネガティブの永遠ループが始まりそうだったので、リスペリドン0.5mlを追加で飲ませ、話をするうちに、気分が切り替わって元気になった。薬も効いて、夜は10時過ぎに自分一人で寝た。

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12月25日(土)
 今日は朝の落ち込みからもスムーズに回復して、リスペリドンを飲まずに昼過ぎまで過ごせた。その間、私と理科の天体を学習して、その後、小雪の降る中を自転車で床屋に行った。全体的に積極的で、明るい顔。午後からL子さんが遊びに来るので、それを楽しみに待っていた。
 午後1時にL子さんが訪問。いつものことだけれど、遊んでいるときには二人はとても仲がよい。ただ、さすがに昇平が不調なときなので、1時間半ほどしたあたりで、何のゲームをするかで揉め始めた。昇平は一人で遊ぶタイプのゲームをしたがる。L子さんはそれではつまらないという。一緒に遊べるゲームにしたら? と私がアドバイスしても、昇平が承知しない。だんだん不安定がひどくなってきたので、リスペリドン1mlを服用。それでもまだ落ち着かないので、私も一緒に混ざってゲームをすることにしたら、昇平もやっと機嫌が直った。3人で遊ぶときには、いつも「Wiiパーティ」。ようするに双六ゲームだけれど、子どもたちのほうがゲームは強いので、私に勝って優越感に浸れるらしい。でも、勝負は時の運なので、今日は私が一番に上がってしまった。勝っても負けても笑って終われる、楽しい時間だった。

 その後、予想通り、夜になって昇平はまた不安定に。疲れが出てきたのだ。またネガティブな話の無限ループが始まったが、それを整理しながら、「今日は疲れたから嫌なことが浮かんでくるんだよ」「今日は早く休もうね」と話しかけていたら、次第に落ち着いてきた。
 昇平の不安の本当の原因は、自分自身への不安。話し下手で人付き合いが苦手なことを自覚しているので、日々、一生懸命話す内容を考え、できるだけ丁寧なことばで話そうと努力をしているのだけれど、ネットでは、そういうまともな発言をした人が、心ない相手から攻撃されることがしばしば起きる。そんなやりとりを目にしてしまって、「ぼくもあんなふうに、周囲の人たちから集中攻撃されるに違いない」と考えるようになってしまったのだ。
 そんなことはないよ。礼儀正しくふるまう人が現実世界で周りから攻撃されるなんてことは起きないよ。そう言い聞かせながら、心の片隅では私自身も漠然と不安を感じている。ネットでも現実でも、いわれのないことから「いじめ」は起きる。そんな今の日本社会に恐怖を感じる昇平の方が、本当は、感覚として正しいのかもしれない……。

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12月26日(日)
 8時に起床して、9時からポケモンのアニメを楽しく観て、10時から家庭教師と数学の勉強。勉強中はどうしても落ち込む感じが多かったらしいが、終わりの頃になって、「全然わからなくなった!」と騒ぎ出したので、先生と私と二人がかりで何がどうわからなくなったのかを確認した。その結果、幾通りかの解き方のある問題で、昇平がやろうとしていたやり方と、先生の教えたやり方が違っていたことが判明。昇平の方のやり方に立って、その上でどこでつまづいているかを探したら、スムーズに解けた。「ぼくは本当はやればできるんだよ」と問題を解きながらつぶやくいた昇平のことばに、ああ、やっぱり勉強が理解できることが、本人のセルフエスティーム向上に直結していたんだ、と改めて感じた。だから、学校の勉強がわからなくなってしまったときに、がたがたと自信を失っていってしまったんだね。

 午後はのんびりと過ごし、明日のフリースクールをとても楽しみにして準備をしていたのだが、夜寝る頃になって急に不安定になった。どうしたのかと思ったら、明日、フリースクールで友だちに会ったときに「ポケモンなんて面白くない」と言われたらどうしよう、と心配になったのだという。フリースクールに集まる子たちはみんな優しいこと、先生もちゃんとみんなの言動に目配りしてくれていること、さらに明日の買い物や夕食のメニュー……楽しいことを次々話して聞かせるうちに、やっと落ち着いて寝てくれた。(ちなみに、翌朝はすっきり目覚めて、「今日は気持ちいいなー!」と言っていた。12月27日)

 年末を迎えて、私はいろいろと忙しいが、それでも以前よりは元気になった。冬休みに入って、昇平の状態が良くなってきていることが大きい。まだ不安定な状態は起きるが、それでも、前の日に比べたらずっと軽いし、立ち直りも早い。冬休みの間のんびり過ごして、楽しいことをたくさんして、もっともっと元気になってほしいと思う。

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☆てくてく日記への感想等はこちらへ→ 「療育掲示板」

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2010年12月20日 (月)

昇平3行日記・12

※全然3行で収まっていない3行日記。
※※内容が学校・家庭・療育医療にまたがってしまうので、「3行日記」というカテゴリーを新設しました。


12月13日(月)
 どんより曇った寒い朝。午後からは雨の予報。
 昇平は起きたときから不調で、着替えの途中でファンヒーターの前から動けなくなり、15分ほど寝たり、その後も「子どもたちは命なんてどうでもいいと思っているんだろうか?」といつものことばを言ったり、ゲームの人気を気にしたり。小一時間そんな感じだったけれど、「学校を休む?」と尋ねると、「それは嫌だ」と言う。だけど、やっぱり動けない。ところが、私がふとした拍子にポケモンの質問をしたら、それをきっかけに急に浮上した。ちなみにリスペリドン等は飲んでいなかった。その後、朝食を食べて車で学校まで送ったが、おおむね元気だった。8時40分頃登校。

 学校へ送る車の中で、こんな会話をした。
「お母さんは、てくてく日記を中学卒業と同時に終わりにするつもりだったんだけれど、昇平くんはどう思う?」
「……続けたほうがいいと思うな」
「でも、そうすると、昇平くんの高校生活の様子とか、いろいろ書かれてしまうようになるから、それは嫌じゃないの?」
「むしろ、ぼくがどんなふうにしているか、知ってもらったほうがいいよ。応援してもらえるかもしれないから」
 今回、ネットを通じて私たちを知る人たちが、たくさんのエールやメッセージを送ってくれた。昇平にも、それが大きな励みになっていたので、こういうことばが出てきたのだろう。「てくてく日記」は第4部「高校編」に続くことになりそうだ。

 学校では、イラストを描くために持っていったポケモン図鑑でL子さんと楽しくおしゃべりしたり、授業も1~3校時は教室で受け、疲れた4,5校時は図書室で受けて、というスタイルでできたので、とてもいい顔で帰宅してきた。
 夜になると、疲れが出るのか、不安定になったけれど、7時過ぎにリスペリドンを服用してまた元気になり、11時前には私と一緒に就寝できた。

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12月14日(火)
 旦那が10日ぶりで公休。
 昇平は昨日は寝るまで元気で機嫌が良かったのに、朝になったら、またひとしきり落ち込んでしまった。ただ、今日は小学校の特支学級(ゆめがおか学級)とのクリスマス交流会があるので、比較的短時間で立ち直ることができた。雨模様だったので、私の車で登校。久しぶりで登校時間に間に合った。

 主治医が午後から出張だというので、午前中に私だけで病院へ行って状況を報告し、本人が副作用で眠ってしまうと思い込んで、朝にはリスペリドンを飲みたがらないことを話した。主治医も頭を抱えていたが、とにかく就寝時安定のために夜に服用することにして、朝は遅刻してもしかたない、ということになった。

 クリスマス交流会では、後輩の小学生たちと一緒に、ケーキ作りなどを楽しくできたらしい。9年間続いた地区の特支学級の交流会も、今回のクリスマス交流会ですべて終了。最後の交流が楽しくできて、本当によかった。

 ところが、下校時間に迎えに行くと、昇平はまた不安定になっていた。交流会から戻った後、5校時目が自習だったので、図書室のパソコンでネット検索をしたら、ひどい内容の書き込みを見てしまったんだ、と言う。家に帰ってから確認してみると、そこは○ちゃんねるのスレッドだった。そこの書き込みは意地悪な内容が多いから見ないように、と言ってあったのだけれど、検索からだったので、気がつかずに読んでしまったらしい。
 精神状態が良ければ、昇平が抱える心配や疑問は解決方向に向かっていく。ところが、不安な状況や疲労、精神的ショックに出会うと、たちまちふりだしに戻って、不安が無限ループを繰り返すようになる。抑鬱状態。あれこれ話し、○ちゃんねるのスレッドの見分け方も教えて、なんとか気持ちを落ち着かせることができたが、その後も寝るまでときどき不安定をぶり返していた。
 ただ、旦那が家にいたので、ゲームのことなどが話せて、それは嬉しそうだった。夜は8時にリスペリドン0.5ml(0.5mg)を服用。でも、飲んだからと言って眠くてしょうがないという様子は、やっぱり見られない。私と一緒に10時半頃に就寝。 

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12月15日(水)
 今朝は起きたときからまた落ち込み、朝食中に落ち込み、朝食後にも落ち込んで、動き出すのにとても時間がかかった。8時になんとか自転車で家を出て、8時半頃到着したようだが、気持ちが不安定で、すぐに学校から電話をかけてきた。嫌なことが頭から離れないというので、鞄に入れたリスペリドンを飲みなさい、と言うと、さすがに今朝は承知した。薬への不安より、自分の状態のほうがつらかったらしい。しばらく図書室にいたい、と言うので、私のほうからも担任にお願いして、ほとんど一日中、図書室にいさせてもらった。
 連絡帳と本人の話によると、1校時目の国語は遅刻と不安定で受けられず、数学も落ち込んで無理、理科は理科室だったが理解できなくて寝ていて、社会と英語の授業は図書室で受けられたという。学習としては大きく遅れているけれど、それでも学校へ行けているから、これだけの授業が受けられている。これが今の昇平の精いっぱい。それでいい。

 ちなみに、今日はもうひとつトラブルがあった。下校の際に転んで自転車を壊し、自分で自転車屋へ持っていったのだ。自転車屋さんから電話をもらって驚いたけれど、怪我はなかったので安心した。トラブルにもあわてず適切な対処ができたことも良かった。自転車もちゃんと修理してもらえた。修理代は、後日私が支払いに行くことになった。

 私はなんだかとても疲れて、夜は旦那の帰宅を待たずに9時半頃に寝てしまった。昇平は少し不安定だったが、リスペリドン0.5mlを8時に服用して、10時半くらいには寝られたらしい。

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12月16日(木)
 昨日よりは少し早く、7時50分頃に登校。ところが、8時25分になっても学校に到着しなかったようで、心配した担任から電話がかかってきた。やっぱり登校していくのに、普段より時間がかかっているようだ。これからは、朝家をでたら必ず学校へ電話を入れておこう。

 1~3校時目までは教室で授業を受けたらしい。特に、1校時目には久しぶりで体育にも参加できたという。ところが、4校時目あたりから嫌なことを頻繁に思い出すようになり、昼休み中の午後1時に私へ電話をかけてきた。しきりに不安を訴えるので、「3校時目まですごくがんばったから、疲れが出てきたんだよ」と話して、鞄の薬を飲むように言ったら、承知して7,8分で電話を切った。
 リスペリドンを飲んでも眠くならないとわかってきたので、以前のように服薬を拒否しなくなってきた。ちょっと安心。
 今日は6校時まであって、へとへとになって帰ってきたので、家庭学習はなしにして、ゆっくり休んでもらったら、夕飯の頃から元気になってきた。抵抗が少なくなってきたので、夜はリスペリドン1.0mlを服用。ずっと寝るまで安定していて、10時には一人で眠ることができた。

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12月17日(金)
 いつものように朝は調子が悪いけれど、今朝は起きてすぐにリスペリドンを飲むことを承知してくれたので、0.5mlを服用。ときどき不安は顔を出すけれど、いつもより早く、7時45分には自転車で登校していった。遅刻はしたかもしれないけれど、授業開始には間に合ったんじゃないかな……。

 精神状態によって不安と納得を繰り返している昇平だけれど、ここにきて、心配事が集約されてきたので、それを記してみる。

1.昇平が今一番心配なこと
 自分が気に入ってやっている「ポケットモンスターBW(ブラック&ホワイト)」が人気あるかどうか。

 今回15年ぶりで新バージョンになった「ポケモン」。舞台もモンスターもすべて一新されたせいか、特に○ちゃんねる系で批判が起きているらしい。要するに、いわゆる「炎上」状態。まともな意見も反対意見に過激に反発され、押しつぶされているやりとりを目にして、昇平は大ショックを受け、「どうしてあんなひどいことを言う(書く)のだろう?」という疑問が無限ループを起こしている。
 調子がよいときには、それは少数意見だとか、そういうやりとりはまだ社会性の未熟なこどもたちのやっていることだとか、まともな思考判断ができるようになるし、そういう話も受け入れられるのだけれど、調子が悪くなると、それを思い出せなくなって不安になってしまう。
 不安は「どうしてあんなことを」という疑問と、「そういう批判の結果、ポケモンの人気がなくなって、廃れてしまうのでは」という心配の形で表出してくる。
 ネットで「ポケモンBW」の売上本数や、面白いと言っている人のブログやコメントを数多く見せることで、実際には好意的に受け止めている人のほうが圧倒的に多いことを教えているところ。


2.少し前まで心配だったけれど、最近は落ち着いてきたこと
 日本と朝鮮の間でいがみ合いになるのではないか。日本人が朝鮮人にひどいことをするのではないか。

 某動画サイトに韓国語でコメントをしてきた人に対して、「ハングルで書くな、○○!(<悪口)」「朝鮮撲滅!」などと反発した日本人ユーザーがいたことに大ショックを受け、日本人が朝鮮人や朝鮮に対してひどいことをするのではないか、と心配になる。中国や朝鮮で反日運動が起きたことを新聞やテレビで目にしていた後だったので、なおさら不安を感じたらしい。
 日本ではずっと韓流ドラマや映画が大ブームで、韓国に旅行したり、ハングルを習う人がたくさんいるのだということを、これもネットで調べて教え、その後、この書き込みがあった動画自体が削除されたことも確認したら、この不安は出てこなくなってきた。


3.少しずつ落ち着いてきたけれど、調子が悪いと復活してくる心配事
 ネットで「死ね」「殺す」「死刑」などというやりとりがあると、本当にその人が相手を殺すのではないかと恐ろしくなる。

 実際にはそんなことはできないこと、そういうことばが本当は別の意味を表していること(本当に言いたいのは、「黙れ」「あっちにいけ」「おまえなんか嫌いだ」という内容であること)、ことばがその通りの意味を持っているわけではないことを、繰り返し教えるうちに、少しずつ納得してきている。
 特に、昇平自身が以前は興奮するとすぐに「殺す」などと口にしていたので、そのときの心情を思い出させることで、「かっとなったときについ口から出てきてしまうことば」であることを認識させて、少しずつ整理をしているところ。ただ、調子の悪いときに昔の自分を思い出させると、そのまま自信喪失につながってしまうので、様子を見ながら話さなければならないのが難しいところ。


 以上が、最近昇平が調子が悪くなると決まって出てくる心配と疑問。対象はいろいろだけれど、心配の根本は同じものだと思う。不安を口には出さなくても、頭の中に悪口が浮かんできて動けなくなることも、しょっちゅう起きている。
 こういう不安は、自閉を持つ子どもにはしばしば起きると聞いていたので(同級生から「死ね」と言われて、本当に殺されるのではないかと恐怖に駆られて、学校へ行けなくなる等)、実際に目の当たりにすると、なるほどなぁ、という感じがする。ことばをまったく字面通りに受けとってしまうから起きること。しかも、自閉特有の視野の狭さやこだわりに、環境の問題や本人自身の自意識の芽生え・成長が絡んでくるので、症状が深刻化する。不安が無限ループを起こしているときの昇平は、強迫性障害(OCD)そのものだと思う。だから、それが悪化しないように薬で不安を抑えつつ、本人の心配を解きほぐしているところ。
 実際には、心配事の理解や整理はだいぶ進んできているのだが、不安や疲労が起きると、それが逆戻りする。だから、今は極力本人に無理がかからないように、様子を見ながら生活をしている。学校でもずいぶん昇平の状態に合わせた対応をしてくれるようになった。だから、遅刻しながらでも、学校に通うことができている。
 冬休みまで今日を含めてあと4日。今日が終われば週末も来る。――もう少しだ。

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12月17日・続き
 リスペリドン0.5mlでは、やはり充分効かないらしい。学校で落ち着かなくて、2校時目始まってすぐに、自分から0.5mlを追加で飲んだのだが、その後、授業中に寝てしまったという。ただ、家で1ml服用したときには、特に眠くなる様子は見えない。ずっと不安に頭の中を支配されていた後だから、不安がゆるんで、ほっとして眠くなるのかもしれない。
 その後、3校時目の英語は、時々休みながら英語のワークを進め、4校時目には担任による国語の研究授業があったそうだ。研究授業には、校長先生と何人かの先生方が見に来られたらしい。昇平は落ち着いて授業を受けていたのだが、L子さんが騒いだので途中から図書室に移動したという。、寝ているところを起こされたり、たくさんの先生方が見に来たり、授業風景の写真を撮られたりしたからなんだよ――とは昇平の話。なるほど。まあ、いつものような授業風景を見てもらえたことになるのだろう。L子さんが騒いでもパニックにならずに図書室に移動できたのは偉かったね、と誉めた。
 彼らが卒業するまで、あと3カ月しかないけれど、それでも研究授業を行って、なんとか指導の手だてを見つけようとする学校の姿勢は評価したいと思う。
 今夜も一人で10時過ぎに就寝。「一緒に寝ようか?」と言ったら、「いや、自分一人で寝られるよ!」とあわてたように言ってきた。やっと、添い寝は恥ずかしい、という気持ちが戻ってきたらしい。

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12月18日(土)
 今日は旦那の年内最後の公休の予定だったのだけれど、急に職場に休みの人が出て、夕方から出勤になってしまった。それでも、日中は昇平を遊びに連れ出してくれた。久しぶりの父子のおでかけ。
 私は義父母の昼食の支度があるので留守番したが、昼過ぎに帰宅した二人からクリスマスプレゼントをもらってしまった。昇平からはライトグリーンの「消せるサインペン」、旦那からはクリスマスバージョンのチョコレート・スイーツ。特に、昇平は自分のこづかいからサインペンを買ってくれていた。「この色にしたのはね、お母さんにリラックスしてほしかったからだよ。使ってね」という昇平のことばに、感激してしまった。
 朝のうちは少々不安定だった昇平も、お出かけから帰ってきてからは上機嫌で、嫌なこともほとんど思い出さないようだった。10時15分頃、一人で就寝。

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12月19日(日)
 今日も朝から調子が良くて、嫌なことはほとんど浮かんでこない様子。ポケモンのアニメを楽しんだ後、午前中は家庭教師と数学を勉強。ちょっと集中度にかけたが、1時間がんばって勉強していた。午後は私と理科の天体のプリント学習。月の満ち欠けについてだったが、これも50分くらい、ちゃんと学習できた。いつもより疲れやすい状態が続いているが、機嫌は悪くないし、表情も明るい。
 自分から朝0.5ml、夕飯後に1mlのリスペリドンを飲み、たまに嫌なことを思いだしても「ポケモンの人気は誰かがちょっと悪口を言ったって、びくともしないくらいすごいんだよね」などと言って、自力で払いのけていたし、無性に不安が湧いてきたときにも、私が疲れて横になっているのを見ると「今はいいや」と自分でコントロールしていた。
 私は二、三日寝不足が続いていたので、夜10時前に就寝。昇平もそれから間もなく寝たらしい。
 来週は水曜日に終業式。昇平が待ちに待っていた冬休みが来る。本当に、もう少しだ。

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2010年12月13日 (月)

昇平3行日記・11

※全然3行で収まっていない3行日記。


12月6日(月)
 いつも週の始まりは特に調子が悪いのだけれど、今日も「嫌なことを思い出しちゃった」と言って、朝から元気がなかった。朝食後もなかなか動き出せなかったので、私が車で送って8時10分ころ登校。それでも、「安定剤はいらないよ」と、いつもの薬だけを飲んでいった。
 学校では、L子さんが熱を出して欠席だった。それでも昇平が図書室に「避難」しようとしたので、担任から「自分の教室にいることが基本。図書室に行くのは体調の悪いときだけ」と確認されたらしい。
 まだその確認はちょっと早いかな、とも感じたけれど、ピンと来たのが、図書室のパソコン。いつでも誰でも使える、ネットに常時接続のパソコンが何台かあるのだ。「図書室にいる間、自由に使ってるんじゃないの?」と昇平に確認すると、ばれたか! という表情をして、「パソコンは学校での“癒し”なんだよ」と言う。
 気持ちはわかるけれど、その状況では、図書室に入り浸りになって自分の教室に戻らなくなるかもしれない。学校には勉強に行くのだから、パソコンは必要ないよ、と話し、連絡帳にも、パソコンへのこだわりが強すぎるときには、図書室のパソコンを勝手に使えないようにするか、図書室以外の場所を避難所に考える必要があると思う、と書いた。
 ただ、L子さんが休みでトラブルがなかったので、昇平は落ち着いて過ごして、元気に下校してきた。

 一方の私は、一日疲れていた。特に疲れるようなことをしているわけはないのだけれど、昇平が学校に行っている間、ずっと頭のどこかでは心配し続けているから、気疲れしてしまうのだろうな。夜9時半には眠くて目も開けていられないくらいになったので、旦那の帰宅を待たずに就寝。

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12月7日(火)
 朝6時半に自分で起きてきたけれど、間もなく「また嫌なことを思いだした!」とSOS。嫌な記憶が次々と浮かんできて止められなくなっていたので、リスペリドン0.5mlを服用させたら、まもなく落ち着いて動き出せるようになり、自分で自転車で登校していった。
 ところが、学校ではやはり眠くなったそうで、1,2校時目はストーブの前で横になって眠り、3校時目から授業に参加。5校時目はまた嫌なことが浮かんできて図書室に行ったそうだ。帰宅してから「薬のせいで今も眠い、だるい」と言ってきたけれど、さすがに時間から考えてそれはありえない。学校でがんばってきたから疲れたんだよ、と話した。

 連絡帳に図書室でのパソコンのことを書いたら、担任から返事。なんと、図書室では時間を決めてパソコンを使っていて、勉強の時にはちゃんとパソコンから離れた机で課題をこなしていたらしい。「図書室に行くのは体調が悪いときだけ」などと注意されているから、てっきり、L子さんがいなくても図書室に行こうとしたのだと思ったら、そういうこともなかったらしい。だとしたら、昇平にはかわいそうなことを言ってしまった。「勉強の時にパソコンをしているわけじゃなく、やっていいよ、という時間に使っているなら、それはいいんだよ」と話したら、「そうなの?」と、ちょっとほっとした表情になった。
 実際、昇平はもうがんばりすぎて、精神的にへとへとになっている。だから疲れるし、嫌なことも浮かぶのだけれど、そんな時に図書室に行くと、落ち着くし休まるのだそうだ。許可がもらえたときには、パソコンもできるし。そうやってなんとか学校を乗りきろうとしていたんだものね。学校でパソコンはだめ、なんて言ってしまってごめんね。
 でも……だとしたら、「図書室に行くのは体調の悪いときだけ」とは言わずに、「基本は教室だよ。ただ、調子の悪いときや疲れたときには、いつでも図書室に行っていいからね」と言ってやってほしかったな。この時期にそんな注意をされたから、こちらも、昇平が必要以上に図書室に行きたがって教室に戻らなくなっているのかと思って、焦ってしまったのだもの。
 昇平は一日あまり調子が良くなくて、夜寝るときにも不安定だったが、なんとか11時過ぎに就寝した。

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12月8日(水)
 今朝もまた嫌な記憶の連続フラッシュバック。一度整理して納得し始めたことも、また元の状態に戻って、無限ループの不安と疑問になっている。精神的な不安やプレッシャーで引き起こされている症状。学校へ行かなくてはならない朝に、特にひどくなる。
 それでも、昇平はもうリスペリドンは飲みたくない、と言う。眠くなってしまって、何もできなくなるから、と。今朝は幸い、なんとか自転車で登校することができたが、今後は本当に学校に行けない日も出てくるかもしれない。病院で相談して薬を変えてもらう、という手もあるけれど、そこまでして昇平だけにがんばらせる必要もないんじゃないか、とも思い始めている。だって、こんなに疲れているんだもの。昇平に本当に必要なのは、安心できる環境でゆっくり休んで、エネルギーを取り戻すこと。昇平は冬休みを心待ちにしているけれど、状況によっては終業式を待たずに休業するのもありだと考えている。

 スクールカウンセラーのA先生との相談日。前回の相談から、あまりにもたくさんのことがあって、それを報告するだけで、ほとんどの時間を使ってしまったような気がする。でも、話を聞いていただけて、私は嬉しかった。学校がもっと上手にスクールカウンセラーのアドバイスを取り入れてくれたら、もっと早く、もっと効果的に昇平に対応していくことができたのになぁ……。良いアドバイスも提言も、聞いて実行してもらえなかったら役には立たないのだよね。

 昇平のほうは、今日もL子さんが風邪で休みだったので、教室で授業を受け、5校時目は疲れたので図書室に行ったらしい。帰宅後は割と調子が良かったが、就寝しようという時間になって急に不安定になり、落ちつきを取り戻して寝るまでに小一時間かかってしまった。11時半頃にようやく就寝。

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12月9日(木)
 今朝も起きてしばらく落ち込んでいたが、クリスマスプレゼントの話題を出したのをきっかけに浮上して、自転車で登校していった。ただ、連絡帳を見ると、学校に到着したのは8時20分頃だったようだから、のろのろと自転車を漕いでいったらしい。
 L子さんは風邪が治って登校。昇平の方は調子が悪いので1校時目から図書室。2校時目の理科、4,5校時目の美術は理科室や美術室で受けたが、3校時目の英語は図書室で受け、6校時目の数学は疲れてしまってできなくて、図書室で休んでいたらしい。
 帰宅してからは割と元気に過ごしていたが、今日も就寝のためにパソコンのスイッチを切ったとたんに不安定が始まり、嫌な記憶の無限ループになった。こういう状態の時には、いくら話しても逆に混乱していくので、「疲れたから嫌なことが浮かんでくるんだよ。楽しいことを考えよう」と、冬休みに行けるフリースクールやクリスマスや大晦日、正月の話などをするうちに、やっと落ち着いていった。今夜も11時半頃に就寝。

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12月10日(金)
 朝起きてすぐ落ち込んでしまうのは、いつもの通りだけれど、週末が来るからか、比較的早く立ち直って、自転車で登校していった。1~3校時は教室で授業を受け、4、5校時は図書室で活動。4校時目には面接練習をして、3学期になったら作文練習をする予定らしい。
 疲れて帰ってきたけれど、結局昼寝はしなかった。夕食の時にまた不安定になって、ひとしきり私と話をして落ちつき、その後は楽しそうにゲームをしていたけれど、寝る時間になってまた不安定になった。今夜はいくら話してもなかなか落ち着かず、一度落ち着いたと思ったらまたぶり返して、結局1時間半くらいかかって、ようやく11時半に就寝した。
 不安定な状態が進行しているように見える。疲れがたまってしまっているのかな。

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12月11日(土)
 親の会の学習会と忘年会が福島市である日だったけれど、義母はまだ腕が使えないし、昇平も不安定なので、今回は会の仲間たちにお任せして欠席した。
 昇平は朝10時過ぎまで寝ていた。起き抜けにひとしきり落ち込んだけれど、その後元気になって、日中は割と機嫌良くすごしていた。ただ、夕方あたりからまた不安定になり、嫌な記憶が無限ループで再現されるようになったので、7時半頃にリスペリドン0.5mlを服用した。副作用で眠くなっても、夜ならむしろ安眠できて好都合だと思ったのだけれど、不思議とこういうときには眠くならないらしい。不安定だけがおさまって、とても元気になった。(ということは、眠いという訴えは、薬のせいではなく体調のせい?)
 ところが、就寝時間が来てパソコンやゲームを終えるとまた不安定が始まった。それでリスペリドン0.5mlを追加したが(=医師の指示の通り)、今度はおさまらない。11時過ぎまで話したところで、「もう寝なくちゃ」と言ったら、「だって一人だと不安なんだもの。お母さんがいないと」。
 あ――そういうことか。私たちは今もまだ同じ部屋で寝ているのだけれど(昇平はロフトタイプのハイベッド)、たいてい昇平の方が先に一人で就寝する。そんなふうに一人で寝るのが不安で、それで不安定になっていたらしい。そういえば、私が疲れて先に寝たときには、昇平の不安定は起きなかった。
 それならば、と一緒に寝に行ったら、昇平もスムーズに眠った。「昇平にはお母さんが精神安定剤なんだな」と、それを見ていた旦那が、翌朝言った。

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12月12日(日)
 起き抜けに少し落ち込むけれど、じきに回復して朝食を食べ、アニメ「ポケモン」を私と観て、すっかり元気になった。その後、家庭教師と数学。相似の図形。途中で「調子が悪いから早く切り上げてくれ」と駄々をこねたらしいけれど、先生に上手に励まされ、間で楽しくポケモンの話などしながら、最終的には結構な問題数をこなしていた。
 その後も元気で、自転車で町へ買い物に行ったり、ゲームをしたり。午後の家庭学習は減らしてあげようと思ったのだけれど、本人が「できそう。やりたい」と言ったので、数学の二次方程式の計算問題を出したら、ちゃんとできていた。
 先日スクールカウンセラーのA先生とも話したのだけれど、昇平は決められたことややるべきことを「やりとげたい」子ども。「大変だからやらなくていいよ」と言ってしまうと、かえって、「ぼくはやるべきこともできない駄目なヤツなんだ……」と落ち込んでしまう。大変でもやりとげると、「ぼくはがんばってやりとげた。やればできるんだ!」とセルフエスティームが高まって元気になる。今のように調子の悪いときには、以前のようにたくさんの学習をこなすことはできないし、失敗しそうな難しい問題は出せないけれど、だからといって、「勉強なんてやらなくていいから」なんて言ってしまうと、逆に本人の自信を奪ってしまうんだよね。
 このあたりは昇平に特徴的な個性。個性をしっかり見極めないと、対応を間違うことになるなぁ、と改めて考えた。
 夜は9時にリスペリドン5ml服用。やっぱり飲んでも眠くなる様子はない。寝る間際にちょっとだけ不安が顔を出しそうになったけれど、私が一緒に寝室に行ったら、なんの問題もなく11時前には寝てしまった。

 私は、午後から昨日の忘年会で会えなかったIさんのお宅へ。久しぶりだったので、たくさんしゃべって、たくさん情報交換して、お互いちょっとずつ元気になれた。

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2010年12月 6日 (月)

昇平3行日記・10

※全然3行で収まっていない3行日記。

11月29日(月)
 朝起きたときから、嫌なことが次々頭に浮かんでくる、と言って非常に不調。抗鬱剤を頓服させてやっと動き出せたが、それでも調子は悪そうだった。15分遅れで自転車で登校。途中で休みながら登校したのか、学校に着くのが遅くて、心配した担任から電話がかかってきたが、なんとか8時10分頃に学校に到着したらしい。
 避難所については、担任と昇平で話し合って、図書室を第一避難所、教室と同じ階の学年資料室を第二避難所にすることに決まった。図書室ならば、絶対にL子さんの声は聞こえてこない。やっとこれで本当に安心して“避難”できるね。
 登校しても昇平は不調だったので、1校時目は図書室で静かに過ごし、2校時目から授業に参加。数学、体育と出たが、体育のバドミントンで疲れてしまって、4校時目の社会はできなかったらしい。連絡帳の一行日記には「眠い」と書いてあったし、家にも、へとへとになって帰ってきた。それでも「がんばって学校に行ってきたよ」と報告する昇平は、本当に健気だ。
 午後も不調は続いて、しょっちゅう嫌なことが浮かんでくるようだったが、夜、抗鬱剤を飲んだあたりから少し元気になって、楽しそうにゲームをする姿が見られた。
 私は日中、義母の送迎で福島市まで二度往復。私自身もあまり調子は良くないので、夜にはくたくた。昇平より先に、9時半頃寝てしまった。旦那は10時45分頃帰宅したらしい。旦那も一日とても忙しかったようだ。

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11月30日(火)
 やはり、朝起きると嫌なことが頭に浮かんでくる昇平。「ああ、どうしよう、どうしよう。助けて!」と訴え、頭を抱えてうずくまる。抗鬱剤を飲ませると、やっと嫌な考えから少し脱出できて、動けるようになった。
 昨日と同様、15分遅れで、なんとか登校。
 今日も三者面談期間で昼過ぎには下校になるので、病院へ行って、抗鬱剤を一日二回にしてもらえるようお願いしてこよう。

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11月30日・続き
 昼直前に昇平から長電話がかかってきた。またトラブルが起きたから、お母さんとにかく学校に来てちょうだい、と言う。そばに担任もいたので、交互に話を聞いたところ、4校時目に昇平とL子さんで図書室にパソコン学習に行ったが、担任が用事で職員室に戻った5、6分の間に、「パソコンが起動しない!」とL子さんが騒ぎだし、その声で昇平がまたパニックになって大騒ぎになったのだとわかった。
 先生ではL子さんから事情を聞けないし、説得もできないから、お母さんが学校に来てL子さんに話をしてくれ、というのが昇平の主張だった。これだけのやりとりをするのに、かなり長い時間がかかったけれど、「L子さんと話すのは先生の役目であって、お母さんが行くのは筋違い。お母さんにはそこまでの権利はないんだよ」と話して聞かせると、「そうですか」とやっとあきらめてくれた。結局それで4校時目はすべてつぶれ、昇平は別室でひとりで給食を食べ、L子さんとは接触せずに下校してきた。
 帰宅してきた昇平は、「L子さんと絶交しようかと思ったけれど、やっぱりやめようかな」と言っていた。担任からの連絡帳にも、L子さんが明日昇平に謝りたいと言っていた、ということが書かれていた。まあ、仲直りはできるだろうけれど。
 今のように、昇平が非常に不安定で、二人一緒にいるだけで一触即発の状態の時に、いくら介助の先生がいたからと言って、子どもたちだけにしておくのはまずかったと思う。避難所のはずの図書室が、避難所にならなかったわけだし。本当に、どうしたものやら。

 その後、病院へ。昇平は自分の状態を自分のことばで話し、私もそれを補い、さらに土曜日や今日の騒ぎも話し、相談の結果、しばらく朝に安定剤を服用することになった。リスペリドン0.5ml。本当は1mlが適量らしいのだが、以前それを飲んで眠くて何もできない、と昇平が訴えたので、とりあえず半量にして様子見。効かないときには1mlにするように、と指示された。
 病院へ着くまでは、不安から嫌なことを次々思い出していた昇平だったけれど、終わった後はホッとしたのか、寝るまで調子は良かった。
 病院に午後いっぱいかかってしまったので、今日も私は疲労。夜9時半にならないうちに寝てしまった。つられたのか、昇平も就寝が早かった。

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12月1日(水)
 昇平は今朝も調子が悪かった。嫌なことが次々浮かんでくるので、リスペリドン0.5mlを服用。やっと朝の支度をするが、朝食中にもやはり嫌な記憶がフラッシュバックしてきて、玄関先で動けなくなったので、さらにリスペリドン0.5mlを追加して、少し落ち着いたところで私の車で送った。しんどくても学校へ行く君は、本当に偉いよね……。
 学校でも調子が悪くて、1校時目は図書室で休み、2、3校時目は授業に参加。4校時目は好きな英語だったけれど、また調子が悪くて、英単語の練習が少しできただけだったらしい。「薬のせいか、一日眠そうでした」と連絡帳に書かれていたけれど、本人の精神状態が悪かったせいと、精神的に疲れているせいのほうが大きいような気がする。
 帰宅してからも昇平は疲れていて、家庭学習の途中で昼寝を始め、夕方ベッドで本格的に一眠りして、ようやく元気になった。自主的に家庭学習を終わらせ、wii-fitのトレーニングも少ししてから、好きなパソコンやゲームを始めたが、やはりいつもの元気はない。そろそろ本人のがんばりも限界に来ているようだな……。夜にまた嫌なことを思いだして不安定になったが、10時過ぎには就寝した。
 私のほうも、やはり夜には疲れて、8時から10時まで一眠りした。おかげで今夜は旦那の帰りを待って、しっかり昇平の話をすることができた。朝には必ず話してきたけれど、出勤前だとあまり長くは話せないので。

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12月2日(木)
 朝はやはり次々嫌なことが浮かんでくるようだけれど、全体的な印象としては、昨日よりはやや軽い感じ。リスペリドンも0.5mlだけで、自転車で学校へ行くことができた。
 学校では休みながら授業を受けていたようだ。まず図書室へ行き、1校時目の保健体育は最初出ただけであとは図書室で休み、2校時目の理科は理科室で受けたものの、内容もわからないので寝ていたと言う。3校時目は図書室で英語、4校時目は選択美術、5校時目は美術で、これには出られたらしい。
 帰宅後はくたくたになっていて、すぐまた昼寝をしてしまったが、30分くらいで起きてきて、その後は元気に過ごしていた。一日トラブルがなかったから、その分元気になってきたのかもしれない。

 私は昼過ぎまで親の会の支部例会。同じような特徴の子どもたちを持つ母親同士が集まって、子どもたちのための行事や勉強会の打ち合わせをしたり、それぞれ相談をしあったり。私も昇平の話を聞いてもらえて、だいぶすっきりした。話しても解決法や答えが見つかるわけではないのだけれど、同じような子育てをしている仲間がいると思うと、それだけで本当に元気が出てくる。

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12月3日(金)
 今日は昇平は朝からいくらか調子が良かったようで、割とスムーズに起きてきて、テーブルに置いてあったリスペリドンを見て、「今日はこれはいらないよ」と言ってきた。「飲まなくても大丈夫そうなの?」と聞くと、「学校で落ち着かなくなったら、騒がないようにがんばるから大丈夫」と言う。その決意は偉いけれど、がんばっても無理なことは無理なんだよね……。「どうしてもつらかったら、無理に我慢しないで飲みなさいね」と、リスペリドン0.5mlを鞄に入れてやった。
 時々嫌なことを思いだして、朝食中にも「どうして人って気に入らない人をすぐ殺そうとするんだろう」「子どもって、どうしてすぐにひどいことばかり言うのかな」と言い出したけれど、比較的安定しているからか、すぐに自分なりの答えを導き出していた。「本当は殺すつもりがなくて、ただおどかしているだけなんだよね?」「子どもは弱いから、自分を強く見せようとして、強がって乱暴なことを言うんだよね?」確認をしてくるから、「その通りなんだよ」と同意を返すと、それで安心して、また食事を始めた。
 雨が強く降っていたので、学校までは車で送った。鞄を背負うのにも、家を出るのにも、いつも何倍も時間がかかってしまうけれど、急かさず、じっと待っていたら、とうとう自分自身の意志で車まで来た。学校の駐車場でも、1,2分じっと目をつぶってから、「行ってきます」と言って車を降り、窓越しに私にうなずいて見せてから、学校へ歩いていった。君は偉い。本当に偉い。母は心からそう思うよ。
 これまで、調子が良くなってきたな、と思うと学校でトラブルが起きて、そのたびにドンと落ち込んで逆戻りすることが繰り返されてきた。また同様のトラブルが起きたら、今度こそ昇平は学校に行かなくなる。私たちにももうそれをフォローできなくなる。
 トラブルが起きませんように。どうか起きませんように。祈りながら昇平を見送った。

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12月3日・続き
 一日学校でトラブルは起きず、昇平はとても明るい顔で帰ってきた。連絡帳を見ると、1校時目から5校時目まで図書室で過ごし、授業も図書室で受けた、と書かれていた。ただ、本人に確かめると、給食は9組で、他の特支学級のお友だちと一緒に食べたらしい。もちろん、そこにはL子さんもいる。
 一日中、完全にL子さんを拒絶しているように見えて、学校は心配しているかもしれないけれど、「大丈夫ですよ」と私は言いたい。昇平は今、自分にとって本当に安全な場所が学校にあるのか、確認をしているところ。図書室を本当の避難所だと納得できたら、働きかけや授業によって、必ずまたL子さんと一緒の行動を始める。彼女が声を上げたり、上げそうになったりしたら、すぐまた図書室に避難しながら、少しずつ、彼女と折り合える場所へ出ていく。「同じ教室は無理だけれど、隣の多目的教室なら大丈夫だよ」とも、必ず言い出す。昇平はそういう子ども。安心できる場所さえ確保されていれば、ちゃんと自分からがんばり始めるのだから。
 焦らないで。見守って。L子さんだって、昇平と一緒に話したい、同じ教室にいたい、と思っているはず。この昇平の態度に、「昇平くんの前では大声を出してはまずいんだ」と本気で考えて、自分をコントロールし始めるかもしれない。今までの態度を責めるのではなく、これからの行動を促してあげて。二人とも、本当はとても仲良し。焦らなければ、いつか必ず、また一緒の教室で過ごせる時間も出てくるから。

 とても多くの方たちから、私たちを応援することばをいただいている。今日は、同じ町内に住む義姉も、ネットで日記を読んで、心配して飛んできてくれた。差し入れにリンゴケーキをいただいた。
 学校が終わって迎えに行った車の中で、「昇平くんは偉い! って○○くんも、△△さんも言っていたよ。よくがんばっているね、って××さんも言ってくれていたよ。おばさんも、応援にケーキを持ってきてくれたよ」と伝えたら、昇平は大真面目な顔で「偉いのはお母さんだよ。だって、ぼくが落ち着かなくなったときに、いつも必ず助けてくれるんだから。がんばっているのはお母さんのほうなんだよ」と言った。「そうだね、昇平くんもお母さんも、どっちもがんばっているから偉いよね」と言うと、さらに真剣な調子でまた「偉いのはお母さんのほうなんだよ。だって、ぼくにはお母さんがいてくれるんだから」と言う。
 ああ、こんなにもこの子は育ってきたんだ、と感動してしまった。先週の土曜日の大騒動は、昇平の心にしっかり傷を作ってしまったけれど、昇平自身がそれを「これまでの自分のことを反省するための、とても大切な経験になった」と言う。本当に偉いね。大人になってきたね。
 例の嫌な考えに対しても、今日はすぐに朝のような整理をして、落ち込みから抜け出せていた。帰宅してから昼寝することもなく、久しぶりでwii-fitのトレーニングもして、元気に過ごしていた。
 安心できる環境が確約されてきたからこそ、昇平は先に進めるようになってきた。まず、学校が安心できる場所になること。本当に、それが何より大切なことだったのだよね。
 来週も、トラブルなく、安心して過ごせる一週間になりますように。

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12月4日(土)
 約束通り、旦那が休みを取ってくれた。実に2ヶ月半ぶりの公休。朝は昇平と二人で8時過ぎまで寝て、朝食を食べてから、また昼近くまで寝て、夕飯の後の今もまた一眠りしていた。旦那も疲れていたんだよね。ゆっくり休んでくれて、私もなんとなく安心。

 昼には三人で外出して、ファミレスで食事をしてから、昇平のリクエストでゲーセンへ行った。週末のせいか、ファミレスは子ども連れでいっぱい。最初はそれほどでもなかったけれど、やがて、あっちでもこっちでも小さな子どもたちが泣き出した。昇平は子どもの泣き声も本当に苦手なのだが、何も言わずに食事を続け、そのうち本格的にうるさくなってくると、じっと下を向いて我慢していた。ものすごく努力をして耐えていたので、早々にレストランを出たけれど、我々でさえ「うわぁ、うるさい!」と感じる賑やかさだったのだから、それを我慢できた昇平は、本当にすごいと思った。自分でも、そうやって耐えられたことが嬉しかったようで、「昔のぼくとはもう違うんだよ」と誇らしそうに言っていた。そう、昔は赤ちゃんや小さな子が泣くたびにパニックになっていたけれど、駐車場の車を避難所にしながら、少しずつ馴らして、こんなふうに耐えられるようになったんだよね。
 ゲーセンでは私は駐車場の車で待っていたけれど、旦那は昇平と一緒にゲーセンの建物の中にいた。「ぼくがやれるゲームは少なかったけれど、あまり来たことがないゲーセンに来られたから楽しかった」と昇平。途中で買い物をして家に帰ったが、昇平は車の中で旦那とゲームの話ができたし、食事もおいしかったので、大満足のお出かけになった。

 今日もたまに嫌なことは浮かんでくるけれど、「ああいうことを書く人は、まだ中身が子どもだってことなんだよね」「だから、うまくいいたいことが言えなくて、他の人を攻撃したり、傷つけたりするようなことを書くんだよね」と自分で整理ができるようになっている。まだそこに私の同意が必要だけれど、そのうちに、同意がなくても自分自身で納得できるようになるだろう。もう少しだね。
 昇平は、夜寝るまで、とても元気で機嫌が良かった。

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12月5日(日)
 昨日に引き続き、昇平は元気で機嫌が良かった。「ポケモン」のアニメが新シリーズになってから、私も毎回観るようになったので、一日中、折に触れてはポケモンの話をしてくる。くわえて、懐かしのファミコンゲーム「ウィザードリィ」にもはまったので、それについての話もしてくる。時々思い出したように「モンハン」(これもゲーム)の話もする。とにかく、話したくて、話を聞いてほしくて、しかたがない様子。ひっきりなしにしゃべっていて、正直うるさいくらいだったけれど、これは昇平が元気になってきた証拠。調子が悪いときには、難しい顔で暗く黙り込んでいて、ゲームの話もアニメの話もしなかったものね。
 時たま、嫌なことは浮かんでくるのだけれど、昨日と同様「あれ(ネットでの「死ね」とか「殺す」とかのことば)は脅かしのために言っているんだよね?」「その時には本気でそう思っていても、すぐに冷静になって、そんなことはできないって思うんだよね?」と、整理できていた。特に夜寝る間際には不安になったようだけれど、これまでと比べれば、ずっとずっと症状が軽い。
 学校でトラブルが起きないことが、本人の不安定を落ち着かせている。不安定が落ち着いてきたから、頭にこびりついた嫌な考えにも自分なりの納得ができるようになってきた。表情が明るくなって、元気も出てきた。やっぱり、基本は「安心」だよね。
 ただ、まだ疲れやすいようで、自転車で町までノートを買いに出かけたら、帰ってきてから「疲れた~」と何度も繰り返していた。まだ本調子ではないということ。今日は家庭教師も休みだったので、家庭学習を少なめにして、のんびり休むことを重視した。
 
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