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2010年4月23日 (金)

参観日

 水曜日の午後、中学校の授業参観とPTA総会と学級懇談会がありました。

 授業参観は交流学級での総合の授業で、修学旅行の二日目のフィールドワークについてのグループ発表でした。各班が写真やパンフレットを貼って壁新聞を作成。昇平も、これのために、昼食に食べたものをまとめる宿題を持ち帰ったりしていました。修学旅行から帰ってから、あまり時間がなかったのに、みんなよくがんばってまとめていました。
 今の交流学級の授業を見たのは初めてでしたが、とても明るくて仲の良いクラスだな、という印象を持ちました。クラスメートの発表に、親しみを込めた野次やツッコミをしたり、笑ったり。発表する側も、そんな友だちの反応を予想しているのか、わざと受けるような言動を入れたり。特に男の子たちがそんな感じでしたが、楽しそうで和やかで、とても良い雰囲気でした。中学3年生くらいになると、なかなか発表したがらなかったり、発表にしらけていたりすることが多いものですが、この子たちは逆。発言も多いし、けっこう積極的だし。学年集会でも、この学年はそんな子たちが多い、と聞かされていましたが、なるほどその通りだと感じました。

 昇平も友だちや参観の保護者の前で発表をしました。不注意のひどい昇平なので、自分のグループが前に出たことに気づかずに席に座り続けていたのですが、交流級の担任が、すっと近づいて声をかけてくれて、無事発表に出ていくことができました。とてもさりげない援助だったので、見ていた保護者は、昇平が出遅れていたことに誰も気がつかなかったようです。自然な援助がとても嬉しい一幕でした。
 私が交流級に到着したときには、修学旅行の班長さんが昇平を支援学級まで呼びに行ってくれていて(途中で昇平とすれ違いになったようです)、その後も「昇平くん、来てる?」「来てる来てる」と他の班員と確かめ合ったり。私が昇平の母だとは知らずに、私の目の前でやりとりをしていて、心温まる想いがしました。
 昇平自身の発表は、始めはスムーズだったのですが、途中で詰まってしまって、三十秒くらいの沈黙。それでも、誰も怒らないし、笑うこともありません。最後にまた締めのことばを言って、発表を終えると、ほっとした雰囲気が流れました。
 個性豊かな発言をする子を受け入れて楽しむ雰囲気と、うまく発表できない子を怒らずに待つ雰囲気。その両方には共通したものがあったような気がします。とても良いクラスだとわかって、改めて安心できた授業参観でした。

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 その後は体育館でPTA総会。終了後には、今年度の先生方の紹介。
 今年は校長先生が変わりました。
 担任については、昇平のいる情緒学級の担任は長谷田先生が続投、知的学級の担任は昨年研修主任だったH先生が担任に。昇平が1年生の時に情緒級の担任だった岩沢先生は、一度退職されてから、別の中学校を経て今年またこの学校に再雇用、特別支援学級の副担任になられました。さらに、知的学級の人数が増えて3名になったので、介助員もつきました。なんという恵まれた環境!
 しかも、今回新しく担任になったH先生は、今年から入級した子の部活動の顧問だという話で、本当に、いろいろなところに人的配慮がなされたことを感じました。異動していかれた前校長、赴任してこられた新校長、両方の校長先生のご配慮なのでしょうね。福島県の教育委員会のこの春の教員人事異動も、特別支援教育に力を入れているような感じで、本当に心強い限りです。
 そうそう、私がとても頼りにしているスクールカウンセラーのA先生も続投になりました。来週にはさっそく面談の予約が入っています。今年は昇平もいよいよ受験生。今まで以上に学校との連携を考えていかなくてはならないので、昇平をよく知る先生が担当でいてくださって、本当にありがたいです。

  ☆彡☆彡☆彡☆彡

 学級懇談会でも、今年の昇平たちの目標や予定、修学旅行での様子などを詳しく聞くことができました。
 昇平が受験を考えている学校は、入試に作文や面接があるので、その練習をしていきましょう、という話や、修学旅行の宿泊先から荷物を宅配便で自宅に送る際、途方に暮れていた昇平に途中まで詰めて見せて「後は自分でやるんだよ」と昇平に任せたら、ちゃんとできた話。今年は体育や美術などの実技学科が、特別支援教室の子どもたちだけでできるようになったことなど、いろいろと嬉しい話が盛りだくさんでした。

 そんなふうに、暖かく配慮のされた環境にあるおかげでしょう。昇平は今年はスタートから本当に落ち着いています。たまに怒ったり、小さいパニックを起こしたりすることはありますが、すぐに自分で気がついてクールダウンしようとします。大人になってきたなぁ、とつくづく思います。
 中学校に入学するとき、学校に強くお願いしたのは、昇平が安心して通える学校であってほしい、ということでした。その安心感を土台にして、昇平は成長していけるのだと思ったからです。途中、紆余曲折もありましたが、やっとそれが目に見える形で実現してきたように感じています。

 どうか、今年一年が昇平と先生方の双方にとって充実した年になりますように。
 そして、それが、昇平が卒業した後に入ってくる子どもたちに続いていってくれますように。
 我が子のためだけでなく、特別支援教育を必要としているすべての子どもたちのために。
 義務教育最後の年に、改めてそう願っています。


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