« 兄ちゃんの帰省 | トップページ | 「しあわせ」 »

2009年1月10日 (土)

冬休み・新年・新学期

 2009年になりました。
 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

  ☆彡☆彡☆彡☆彡

 さて、木曜日から三学期が始まったが、冬休み中の昇平の様子をひとことで言えば、「規律正しい毎日」だった。
 朝は遅くても7時半には起床。朝食後、ゲームや本などでしばらくまったりした後、9時頃からおもむろに家庭学習。主に冬休みの宿題を片づけて、その後、自転車で外出。コンビニに買い物に行くことも多いが、小遣いが惜しくなってきたのか、「今日は何も買わないで、ただ自転車で風を楽しんでくるよ」なんて言って出かけたこともあった。

 帰宅後は時間を守ってパソコン。昼食後は、またひとしきりパソコン。この冬のマイブームは「ボンバーマン・オンライン・ジャパン」という、チャットしながら対戦するスタイルのネットゲームだった。最初のうちこそ負けては怒って他のプレイヤーから総スカンをくらったりしていたけれど、だんだん学んできたようで、最近は負けても落ち着いて他のプレイヤーがゲームを終わるのを待っていられるようになった。チャットで不適切な発言をするとすぐに注意されるので、書き込む前にこれで良いかどうか母に聞くことも増えた。自分の言動が他人にどう受けとられるか見通しを立てるのが難しいし、口で言われてもなかなか理解できないことがある昇平だけれど、こんなふうな画像と文字でのやりとりなら理解しやすいので、オンラインゲームが格好のSSTの場になっている。

 パソコンタイムが終わると、また1時間、午後の勉強。そのうちの30分は母と一緒に英語の復習をした。残り30分は主にチャレンジ。そして、それが終わるとまた自転車で外に出て行って、帰宅後はまったり過ごしていた。お絵かきもずいぶん夢中になってやっていた。就寝は10時から10時半。
 本当に、最初から最後まで規則正しい生活で、勉強もコツコツ進めていって、冬休みが終わる前日には課題も書き初めも英語の復習もすべて終わらせしまったのにはびっくり。最初に課題や学習量を見て計画を立てるところは手伝ったけれど、その後は何もうるさく言う必要がなかった。


  ☆彡☆彡☆彡☆彡


 三学期開始当日、始業式、清掃、冬休みの課題テストとこなして帰宅した昇平が、「今年もやっぱり自分に負けてパニックを起こしちゃった」と自己申告してきた。でも、話を聞いてみると、自分で我慢しようとしていたし、他人のパニックに巻き込まれた場面もあったようだったので、「我慢しようとしたのは偉かったね。今年の目標は、他の人のパニックに巻き込まれないことかな」という話をした。その後は、「お母さん」「お母さん」とやたらと連発して、しばらく私に甘えていたが、そのうち満足したのか、いつもの調子に戻った。
 すると、その翌日、連絡帳を通じて担任の岩沢先生からこんな報告があった。

『昨日は、パニックになりそうな時に自分でブレーキをかけて自制しようとしているのを感じることができました。成長しているあらわれと思います。
 きっと、それで疲れていたのだろうと思います。総合の時間でパソコン室へ移動中に言われたことが気に障ったらしく、パニックになってしまった(本人の話)のですが、落ち着いた後に、“僕は前に進む”として、協力学級のE先生に謝罪し、相手生徒にも謝るなど、自分の行動の責任をとりました。すばらしいことです。』

 “僕は前に進む”かぁ……。
 いつの間に、そんなことを口にできるようになっていたんだろう? 私が教えたわけでもないのに。
 自分の頭と心で考えて、自分に負けずにがんばろう、って思ったんだね。
 失敗は誰でもするものだから、その責任をきちんと取れることが、何より大事なんだよね。

 正月に私の実家へ行った時、私の両親も妹弟たちも、昇平が大人になったと驚いていた。
 もちろん体も大きくなったし声変わりもしてしまったから、外見的にも大人っぽくなったのだけれど、なにより、受け答えがしっかりできるようになったことに感心されてきた。やはり、人との関わりの面で確実に成長しているらしい。


  ☆彡☆彡☆彡☆彡


 学級通信に、学活の時間に作文に書いた「新年の抱負」が載っていた。
 昇平の今年の抱負はこういうもの。

『自分は悪口を出さないこと、トラブルを起こさないこと、人と仲良くすることを決意しました。他にもいろいろあり、数えきれません。』

 2009年。新しい年の始まり。
 またつまづいたり、転んだり、いろんなことはあるだろうけど、それでも前を見て進んでいけば、いつかきっと、以前よりはずっと先に進んでいる自分に気がつけるよね。
 今年もいい年にしていこうね、昇平。


☆てくてく日記への感想等はこちらへ→ 「療育掲示板」

|

« 兄ちゃんの帰省 | トップページ | 「しあわせ」 »