旅行・ドライブ

2023年8月29日 (火)

ダリア・ア・ラ・カルト~やまがた川西ダリヤ園

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先月山形県飯豊町にユリの花を見に行ってきた私たちですが、今月は山形県川西町の川西ダリヤ園にダリアの花を見に行ってきました。

川西町は昨年2022年8月3日の大雨で甚大な被害を受けた地区。

10万本のダリアが植えられていて毎年大勢の観光客が訪れる川西ダリヤ園も、園内に大量の水が流れ込んで施設にも花にも大変な被害が出ました。

それでもボランティアの力も借りて9月には半分ほどの規模で再開。

その後、頑張って施設を復旧させ花を育てて、今年は『復活を願い、大空に咲く。』というキャッチフレーズで8月1日から開園したのですが──

 

入り口前にこんな看板が。

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「ダリアの生育遅れのため、当面の間、入園料を半額といたします。 川西ダリヤ園」

 

今年の災害級の暑さは山形県でも猛威をふるっていて、あまりの暑さにダリアの花がまだ少ししか咲いていないのでした。

それで入園料は当面半額に。

しかも11月2日まで使える「再入場券」が無料でもらえます。

受付の方の話では、本格的にダリアが咲きそろうのは9月後半の見通しだとか。

涼しくなって綺麗に咲いたら、また見に来てくださいね、ということのようです。

 

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入口に去年の大雨やそこから復旧していく様子の写真が展示してありました。

園内を水が流れていて川のよう。

ダリアは普段からよほど乾いたとき以外は水やりがいらない植物だとか。(地植えの場合)

それが水没するほどの水をかぶったら……。(><)

本当に大変な被害だったことでしょう。

だからこそ「今年は綺麗に復活したダリヤ園を観てもらおう!」と関係者は意気込んでいたと思うのですが、そこにこの猛暑。

踏んだり蹴ったりだよ、まったくもう! という気持ちだろうと思います。

 

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園内もまだこんな感じで花がほとんど見当たらないのですが、近づいてみると──

 

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咲いている花があります!

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これは紫式部という品種だそうです。

なるほど上品な紫色。

 

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「ハニーキャラメル」は美味しそうな品種名。

植え方が面白くて、このエリアには「ピーチマカロン」とか「いちごみるく」といったスイーツ系の名前のダリアが並んでいました。

 

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面白かったのは恋愛(?)エリア。

「浮気心」なんて品種もあるんですね~。

間違っても彼女に送っちゃだめな花ですね(笑)

 

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こちらは「キュン」

恋して胸キュン?

ピンクのかわいい色合いの花でした。

 

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「きらきら星」はまぁるい形の黄色いダリア。

こんな形の花もあるんですね~。

なるほど、きらきら星✨

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「赤い彗星」なんてのもありました。

宇宙シリーズのエリアにあったけれど、このネーミングってきっと……

うん、きっと(笑)

 

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私が一番気に入ったのはこの「シャイニーオレンジ」。

花の色が外側から内側へグラデーションになっていて、少しブラウンが入ったオレンジ色がとても上品です。

バラ園に行ったときにも思ったのですが、私はこんな感じの色合いのグラデーションになった花が好きみたいです。

 

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山形はよく晴れていて、青空と白い雲のコントラストが綺麗。

でも、今までの猛暑がちょっと和らいだので、気持ちよく見て回ることができました。

上のダリアは「クライズチョイス」という品種。

大輪のみごとなダリアです。

 

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この背の高いダリアは「ソチトル」という品種で、命名者は「メキシコ大使」となっています。

ダリアはとても種類が多い花で、毎年のように新しい品種が生まれてくるとか。

川西ダリヤ園で生まれてくる新品種もあるので、名前を募集してつけてもらったりするようです。

上の写真でも「赤い彗星」に命名者のお名前がありましたね。

ソチトル(Xochitl)とはメキシコ南部のほうで女の子によくつけられる名前で、「花」という意味だそうです。

 

確かに花の数は多くはなくて、まだ堅い蕾だったり、蕾もまだほとんど育ってなかったりという株も多かったです。

でも、その分、咲いている花ひとつひとつをじっくり見ることができたし、さらに名前とも比較できて、これはこれでとても楽しく観ることができました。

人がまだ少なかったのも、人混み苦手な私たちには良かったです。

 

見終わってから、売店でひと休み。

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ダリアを練り込んだダリアソフトクリームと…

 

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川西ダリヤ園名物の「牛こん」をいただきました。

 

ダリアソフトはほのかにダリアの花の香りがします。

牛こんは、山形名物の玉コンの間に甘辛く煮た牛すじ肉がはさまっていて、とにかく抜群に美味しい!

カラシを付けて食べたら、いっそう美味しくなりました。

 

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この牛こんを食べるために川西ダリヤ園に行くのも悪くないかも……!(≧▽≦)

 

満開のダリヤ園は9月後半からが本番のようなので、それまで待つも良し。

空いている今のうちに行って半額で見て、さらに再入場券を使って満開の頃にまた訪れるのも良し。

とにかく、思っていた以上に楽しい時間が過ごせた日曜日でした。

 

 

2023年7月 4日 (火)

どんでん平ゆり園とヘルプマーク

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先日の日曜日に山形県飯豊町のどんでん平ゆり園という公園へ、満開のユリの花を見に行ってきました。

上の写真は受付でもらったパンフレットですが、この写真の通り、色とりどりのユリが咲き乱れていて、本当に綺麗でした。

 

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アナベル(白いアジサイ)もちょうど満開で、カラフルなユリとのコントラストが素敵でした。

 

山形県では有名な花の名所のようで、観光バスやマイカーの観光客も次々訪れて、満開のユリの中を散策していました。

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ところで、ゆり園の駐車場は入口の目の前にあるのですが、入口との間に高低差があって、低い階段が4,5段ありました。

入場するのにその階段を上っているときに、後ろから高齢の女性がシルバーカーを押してやってきました。

階段まで来ると、シルバーカーを持ち上げて段の上にのせ、シルバーカーにつかまりながら自分も上の段に上ってきます。

「よいしょ、よいしょ」と言いながら上がってくるので、なんだかちょっと大変そう。

階段を上がり終えていた私のすぐ後ろまで来たので、思わず「大丈夫ですか?」とシルバーカーを引き上げるのを手伝いました。

「ああ、ああ、ありがとうございます」と高齢の女性。

 

ところが、その先にもまた4段くらいの階段がありました。

横に回るとスロープもあるのですが、高齢の女性はスロープが見えなかったのか、シルバーカーを押して階段に向かっていきます。

私の家族はスロープのほうへ歩いていたので、『どうしよう、また手伝ったほうがいいかな』と迷っているうちに、彼女はまた階段にシルバーカーを持ち上げることを始めました。

 

すると、私や周囲の人たちを追い越すように、若い女性が勢いよく階段を上ってきました。

高齢の女性に追いつくと、「一緒に行きましょう」と声をかけてシルバーカーを持ち上げ、あっという間に階段の上まで運んでしまいました。

その人が背負っていたリュックにひるがえっていたのは、赤いヘルプマーク──。

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(ヘルプマーク:福島県のホームページから引用)

 

ヘルプマークは、難病や内臓疾患など、一見してわかりにくい病気の方が周囲へ病気があることを知らせるためのマークです。

若い女性自身も何か病気をお持ちだったのですね。

 

ほんの1分足らずの出来事でしたが、いろんなことを考えてしまいました。

周囲にはたくさんの観光客がいて、若い人も男性も大勢いたのだけれど、シルバーカーの女性に手を貸そうとする人はいませんでした。

みんな彼女を追い越していくだけ。

見えていても気がつかない──そんなふうに見えました。

気がついていても手を貸すことにためらっていたのかもしれませんが。

 

そんな中、追いかけていって手伝ったのは、自身が障害を持っていた女性。

自分が普段から障害で苦労しているから、他人の苦労にもすぐ手を貸せたのかもしれません。

それも「一緒に行きましょう」という、相手に寄り添うことばで。

 

でも、それは障害のない人こそ、やるべきことだったんじゃないかしら……。

あのとき、先を行った家族の後を追うべきか、シルバーカーの女性を手伝うべきかで迷った、私自身の反省も込めて、そんなことを考えてしまいました。

 

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あのヘルプマークの女性が困ったときにも、彼女がしたように、誰かがすぐ手を貸して助けてくれますように。

そんなことを願ってしまった、どんでん平ゆり園での出来事でした。

 

 

2023年6月20日 (火)

石の大空間「大谷資料館」

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去る6月11日(日)、家族旅行で栃木県宇都宮市を訪れて、大谷石(おおやいし)の採掘場跡に作られた「大谷資料館」を見学してきました。

 

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大谷石というのは今から1500万年くらい前にできた流紋岩質角礫凝灰岩の総称だそうです。

名前の通り、大谷町という場所で採掘される石で、耐火性耐水性に優れ、丈夫で加工もしやすいというので、昔から石塀や石倉、建物などに使われてきました。

灰色の石の中に黒い粒々(「みそ」と言うそうです)があるので、見た目にも美しい石です。

上の写真は資料館の周囲の山肌。

大谷石が露出しています。

 

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資料館の入り口。

建物が小さい?

いえいえ、ここは本当の入口です。

「地下抗内入口」と書かれています。

 

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大谷石を手掘りした時代から現代に至るまでの採掘の様子を説明する資料室があったので、まずここを見学しました。

 

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同じ大谷石でも採掘場所によって色合いや見た目が違うようです。

 

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採掘の方法と使われる機械。

 

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以前使われていた道具や看板、はっぴなどいろいろ。

 

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地下の採掘場跡は様々な映画やドラマの舞台にも使われたそうで、作品のポスターが貼ってありました。

実際に作品を見た方はいらっしゃるかな?

 

さて、地下坑道跡への入口をくぐって石の通路に入っていくと、その先は階段になっていて──

 

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おおぅ、高い!

 

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広い!!

 

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深い!!!

 

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以前NHKの「ブラタモリ」でこの大谷資料館を紹介していたので、一度来てみたいと思っていたのですが、実際には想像していたものの数十倍も広くて、びっくりしながら歩き回りました。

こうして写真で紹介していても、本当の広さは伝わっていません。

実際に訪れて歩いてみないと実感できないんですね。

いや~、すごいな~、広いな~。

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ちなみにこの日の採掘場跡の気温は10度。

外界が30度を超す真夏でも、地下のここは12度くらいまでしか上がらないそうです。

私たちは公式サイトを見て上着持参で行ったので快適に回りましたが、半袖の夏服姿で入った人は寒かったんじゃないかな~。

短時間なら気持ちいいかもしれませんが、長い時間滞在すると底冷えがしてくると思います。(ので夏でも上着は持参しましょう)

 

天然の冷蔵庫なので、戦時中は地下倉庫や軍事工場として、戦後は政府米の貯蔵庫として使われたそうです。

現在は大谷石を紹介する資料館としてだけでなく、先に書いたように映画やドラマの舞台に使われたり、PVの撮影、車のCMや展示会、ワインのレセプションなどにも使われているそうです。

「単なる博物館じゃなく、実際に商業ベースで使ってる徹底ぶりがすごいな」と長男は感心。

こんな地下にどうやって展示会の車を入れたんだろう? と家族で議論になったのですが、政府米なども貯蔵していたので、車が入れるルートは別にちゃんとあるらしいです。

 

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高級ワインのドンペリニョンの日本発売レセプションを記念して贈られたエンブレムとワインも展示してありました。

確かにこの温度が一年中続いているなら、ワインの貯蔵にも最適ですね。

 

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ライトアップもされているので、幻想的でとても綺麗。

なんだか本当に映画かRPGのダンジョンに入り込んだような気分になります。

RPGが好きな次男は大喜び。

私と旦那は映画「レイダース」を思い出していました。

 

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アート作品が飾られた場所もありました。

水に反射してこれも綺麗でした。

 

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天井を見上げると採掘に使った地上への穴があります。

「あんなに高い天井をどうやって掘ったんだろう?」と考えてしまって、「いやいや違う、逆だ」と気がつきました。

地上から掘り始めるのだから、最初は天井のあの穴の部分しかなかったわけで、そこから次第に下へ下へと掘り進み、横にも掘っていって、こんな巨大な空間になったんですね。

最初はこの場所が全部大谷石で充たされていたんだ、と思うと、スケールの大きさに圧倒されました。

それだけの石を掘り出してしまった人間もすごいです。

 

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実際に切り出した大谷石が並んでいました。

左から「尺角 30×30×90(センチ) 150Kg」「八十 24×30×90 120Kg」「七十 21×30×90 100Kg」と書かれています。

このサイズが大谷石の規格だったんですね。

大谷石の採掘は別の採掘場で今も続いていて、石を切り出すのも運び出すのも機械でできるようになったそうですが、昔は人がつるはしで掘って切り出して、背負子(しょいこ)で地上に運び出したそうです。

こんな石を1本1本背負って地上に運び出したのだというんですから……う~ん、すごい。

 

ちなみに、地下では記念写真の無料撮影もしていました。

写真データは無線で出口にいるスタッフへ送信。

地下道から出たところで写真を受け取れるのですが、お金を払うと台紙に綺麗に貼った大きな写真と写真のデジタルデータも貰えるというので、私たちは有料で購入。

我が家は写真に写るのが嫌いな人が多くて、家族4人で揃って写真を撮ることがなかなかないので、貴重な記念写真になりました。

ちなみに、地下にいたカメラマンさんは分厚いコートを着用していました。

一日中あの中にいるんですから、冷えますよね……。(^^;

 

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敷地内にあった大谷石バージョンの自動販売機。

本体は大谷石模様がプリントされているだけですが、周囲は本物の大谷石でした。

日本一丈夫な自販機かも。

 

せっかくなので、隣の「ロックサイドマーケット」というカフェ兼土産物店で、記念に大谷石の小物を買いました。

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これは次男が買った、大谷石のペーパーウェイト。

 

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こちらは私が購入した大谷石のコースター。

ポプリの瓶の下に敷いたら、なかなか良い感じで気に入っています。

 

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帰りには有名な宇都宮餃子も食べて、大満足の家族旅行でした。

 

(終わり)

2023年2月28日 (火)

いわき家族旅行2023

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去る2月18日、とても遅い正月休みをとって8か月ぶりに帰省した長男と4人で、全国旅行支援を利用して、いわき市湯本温泉の「スパリゾートハワイアンズ」に行ってきました。

小学校の子ども会の旅行では定番だったこの施設。

親戚と一緒に泊まりがけで遊びに行ったこともありましたが、子どもたちが大きくなってからは足を運ぶこともなくなり、実に二十数年ぶりの再訪でした。

その間に映画「フラガール」の舞台としてブームが起きたり、東日本大震災で休業を余儀なくされてフラガールたちが全国行脚に出かけたり、その甲斐あって再開後はまた人気が出たり、コロナ禍でまた客数が落ちたり……と「ハワイアンズ」は本当に激動のときを経験しました。

今は親子連れや若い観光客がまた増えてきていて、最盛期の時ほどではないものの、けっこう賑わっていました。

 

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ハワイアンズと言えば、やっぱりフラガールたちのショーは外せません。

「スパリゾートハワイアンズ」が「常磐ハワイアンセンター」と言っていたときからの名物ですが、実は私はこれをじっくり見るのが初めて。

二十数年前の時は、昇平がまだ3才で、チョロチョロする彼が怪我しないように必死で追いかけていたので、ショーも見たはずなのに記憶にありません。

昼のショーは「ポリネシアン・サンライトカーニバル」という演目でしたが──

いや~、良かったです!

本当に良かった!!

女性たちの華やかなダンスだけでなく、マッチョな男性たちが火のついた棒(ファイヤーナイフというらしい)を操るファイヤーダンスもあって、実に圧巻。

昇平は、ヤシの実のブラに腰みのというフラガールたちが腰を振りながら踊る様子にかなり照れていましたが(笑)、ファイヤーダンスの演技には惚れ惚れしながら見入っていました。

私も、最初のうちこそ写真を撮っていましたが、途中からはスマホを構えるのも忘れて夢中で観てしまいました。

ちなみに、ショーは望遠レンズがついたカメラや動画などでの撮影は禁止。携帯やスマホでの写真撮影はOKでした。

有料席の中には、ショーの後でフラガールたちと記念撮影ができる特典付きシートもあるようです。

 

子どもたちが小さかった頃はプールで泳ぐのも非常に楽しみで、流れるプールやものすごいジャンボスライダーがあるのですが、さすがに子どもたちももうそんな年齢ではなく。

長男も仕事続きで疲れているので、ショーの後は露天風呂「与市」でのんびり温泉につかりました。

 

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プールサイドのスタンドで購入した昼食。

パイナップル入りのハンバーガーがハワイアン!(笑)

写真はありませんが、ハワイのドーナツ「マラサダ」も購入して食べました。

 

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温泉から上がったら、その日宿泊するホテル「浜とく」へ移動しました。

なんとハワイアンズからは徒歩3分。すぐ目の前です。

ハワイアンズに入場する前にチェックインして、ホテルの駐車場に車を停めさせてもらったので、駐車料金が浮きました。

 

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コロナ禍のせいか昨年3月の地震の影響か、いくつもある露天風呂のほとんどが調整中だったり修理中だったりしたのは、ちょっと残念でしたが、このホテルの一番の売りは夜と朝のバイキング!

これは期待を外さない美味しさと内容でした。

お寿司、ステーキ、唐揚げ、天ぷら、刺身、常磐ものの魚を使ったメニューや、ケーキやフルーツなどのデザートまで、本当にお腹いっぱい食べられました。

 

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これは予約した旅行サイトの会員特典だったズワイガニの天ぷらと、クラブシェルやふきのとうの天ぷら。

揚げたてサクサク美味しかったですが、とにかくお腹がいっぱいで、クラブシェルを1個だけ残してしまいました。

ごめんなさい。(^^;

 

部屋に戻ってからは家族で「寿司ジャン」をしました。

麻雀を簡単にしたファミリーゲームなのですが、これは前回ハワイアンズに来たときに売店で購入したもの。

二十数年経っても、まだ遊んでいるとは!(笑)

最近は麻雀のような手を考えて、一円玉をチップにして賭ける、というオリジナルルールを作って楽しんでいます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

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翌19日は、「浜とく」名物の朝食バイキングで朝から海鮮丼などをいただいてから、いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」へ。

 

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ここも数年ぶり。

東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたのですが、見事に復活。

単に魚や水の生き物を展示して見せるだけでなく、太古から現代へ、川の上流から海へ、日本と世界の比較、とさまざまなテーマと体験を通じて海と私たちの暮らしの関係を学べる学習施設になっていて、しかも来るたびに内容がアップデートされているので、見応えがあります。

上の写真は太古の海の様子を眺めている長男です。

頭上の魚がど迫力~!

 

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カラフルな南の海の魚たち。

 

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ご存じチンアナゴ。

 

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小さな魚たちは群れを作って敵から身を守ります。

 

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小さな魚が群れを作って大きな魚から身を守る、といえば、国語の教科書でも有名な絵本「スイミー」が思い出されます。

アクアマリンではちょうどこの「スイミー」の企画展も行われていました。

 

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絵本の場面が再現されていて、なかなかいい雰囲気です。

 

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子どもが遊べるスペースもありました。

 

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ひな祭りが近づいてきたので、つるしびなも飾られていました。

あ、魚だ!( 笑)

 

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その後、隣にある物産館の「いわき・ら・ら・ミュウ」にも回って、魚の干物やマグロの中落ちをゲット。

中落ちはたっぷり入ってこれで500円とお買い得。(しかも中トロ入り!)

写真のマカダミアナッツチョコはハワイアンズで、アザラシの顔の鍋敷きはアクアマリンで購入しました。

 

マグロの中落ちは、見た目は刺身のように綺麗じゃないし、骨があったりもするけれど、栄養と旨味がたっぷりの部位です。

「でも、若い方はこういうのはあまり好まないみたいでねぇ」と店の人は残念そう。

「塩焼きや煮付けがいいよ」と教えられたけれど、我が家は半分をねぎま鍋にしていただきました。

う~ん、美味しい。

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残り半分の血合いの部分は醤油と酒に漬け込んで、翌日竜田揚げにしました。

こちらも肉のような弾力があって美味しかった。

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500円の中落ちでたっぷり2食楽しんで、帰宅してからも美味しい家族旅行でした。

 

仕事が忙しすぎて精神的に疲れていた長男も、旅行でのんびりできたようだし。

良い家族旅行だったと思います。(*^_^*)

 

2022年11月 7日 (月)

相馬市磯部水産加工施設 ~震災から復興していく磯部~

昨日、家族で相馬市までドライブして、久しぶりに磯部地区にも行ってみました。

東日本大震災で甚大な津波の被害があった磯部地区。

震災の翌年の2012年と2013年に、アメリカ合衆国の福祉団体の代表だったKさんをお連れした場所です。

 

2012年の時点の磯部漁港の風景。奥に津波で廃船になった漁船が山積みにされています。

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2012年の磯部地区の風景。復興のための整備が始まって重機が動き回っていましたが、津波の瓦礫もまだ残っていました。

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今、磯部地区には津波の痕はほとんどありません。

堤防が綺麗に整備されて、その手前に防風林を再生するために、松の苗木がたくさん植えられています。

ただ、風砂から苗木を守るのにずーっと柵が作られているので、写真がうまく撮れませんでした。

道路も含めた地形も整備で変わってしまったので、残念ながら以前写真を撮った場所に近づくこともできません。

ただ、それは良いことだと思いました。

 

代わりに新しく作られていたのが、この施設。

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下の写真は施設の名刺ですが、要するに磯部地区の水産物加工施設です。

駐車場に面して直売所もできていました。

とても綺麗!

 

震災直後には廃船の山だった磯部漁港も、今では綺麗に整備されて漁が再開。

直売所では、新鮮な魚介類やその加工品が販売されていました。

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名刺の裏面には取り扱い水産物が載っていますが、これ以外の魚も扱っていました。

私たちは、その朝水揚げされたばかりのノドグロ(アカムツ)を3尾購入。

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ノドグロと言ったら高級魚ですが、全長15センチあまりの丸々したノドグロが3尾で510円でした。

お買い得!!!

むき身のホッキ貝も格安で、まとめて買っているお客さんがいました。

 

直売所はまだできて日が浅いので、一般にはあまり知られていません。

私たちも、別の用事のついでにこちらへやってきて、こんなに立派な建物ができていたのだと初めて知りました。

相馬は松川浦の「浜の駅」が大変な賑わいぶりですが、ここ磯部の直売所も新鮮な魚介の穴場として人気が出るといいな、と思いました。

 

昨日の夕食は相馬の海産物三昧でした。

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磯部のノドグロの煮付け、原釜(これも相馬の漁港)のヒラメの刺身、相馬松川浦で養殖されたアオサ海苔の味噌汁。

どれもこれも最高に美味しかったです!

 

磯部には日を改めてまた行きたいな、と思いました。

そのときにはもっと時間をかけて、できるだけ海岸に近づいて写真を撮れたら、とも思っています。

 

☆磯部水産加工施設ホームページ(店内の写真や直売所情報あり)

https://www.soso-gyokyo.jp/isobe

 

2022年10月17日 (月)

道の駅ひらた収穫祭とハバネロ絵画授賞式

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私が描いたハバネロのイラストが入賞して、道の駅ひらたで行われた授賞式に出席してきました。Σ(o○o)アラマッ!

 

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福島県中通り東部にある平田村は、「日本一辛い村」目ざして激辛唐辛子のハバネロで村おこしをしています。

ハバネロパウダーを振りかけた「ハバネロソフト」が特に有名で、テレビなどで取材されることも増えたので、見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

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ここがハバネロソフト売り場。もちろん普通のソフトクリームも売ってます。

 

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ハバネロソフトには、ハバネロパウダーの量によって、初級・上級・地獄級があります。

地獄級は食べる前に念書を書かされるとか。ひぇ~。

 

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この時期にだけ売り場に並ぶ生のハバネロ。

小ぶりの赤いピーマンのような愛らしい姿をしているのに、辛さは鷹の爪の数倍という激辛唐辛子です。

 

さて、このハバネロを作っている平田村の生産者組合が、第1回ハバネロ絵画コンテストと称してハバネロのイラストを募集しました。

道の駅巡りが趣味のうちの旦那様。

道の駅ひらたでこのチラシを見つけて持ち帰り、「あなたも描いて出してみたら?」と私に手渡してきました。

「え~、イラストなんてもう何十年も描いてないよ?」と言ったけれど、平田村は小さい村なのにハバネロで本当にがんばっているところ。

枯れ木も山の賑わい、作品は1点でも多い方がいいだろうと思い直して、タブレットでさっさっと描いてオンラインで応募しました。

それが冒頭に載せたイラストなのですが、遊び心を出してハバネロをちょっとディスったので、入賞するなんて夢にも思いませんでした。

後日道の駅ひらたから「あなたの作品が佳作に入賞しました」と電話が来たときには、「えっ!??」と大声を出して、「そんなに驚かないでください」とスタッフさんに笑われてしまいました。

いや、驚きますってば。(@@;

授賞式は10月16日に道の駅で開催される収穫祭で。

交通費は自己負担でしたが、チラシを持ってきた旦那様がことのほか喜んで運転手を務めてくれることになって、家族3人で出かけていきました。

 

さて、当日は素晴らしい秋晴れ。

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駅長さんも自らハバネロになって収穫祭を盛り上げていらっしゃいました。

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ハバネロPR大使のお笑い芸人チェリー吉武さんも、楽しい芸で会場を沸かせます。

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授賞式は午後1時半からなので、その前に道の駅で買物をしたり食堂で昼食を食べたりしました。

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道の駅の店内にはハバネロを使った激辛商品がずらりと並んでいます。

「スナックの『暴君ハバネロ』を食べたことがあるけど、大して辛くなかったよ」とおっしゃるあなた。

ハバネロを生産している村が、ケチることもなくハバネロを使って真面目に商品化しているので、本当に辛いんですよ。

 

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外のテントでは唐揚げならぬ「辛揚げ」も売っていました。

鶏の唐揚げにハバネロパウダーをまぶしたもの。

一口食べて、「あ、これくらいなら大丈夫かな」と思った瞬間、口の中を追いかけてくる辛さ!

か、辛い! 口が痛い!!

ハバネロはやっぱり油断できません!!!

横にある小袋は「追いハバネロ」。

辛さが足りなかったときにかけるのですが、そんな必要はありませんでした。(;▽;)

 

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食堂にも激辛メニューはあるんですが、私たちは辛揚げで懲りたので、普通のかき上げ蕎麦や天ざる蕎麦をいただきました。

なかなか美味しい蕎麦だったし、天ぷらもサクサクで美味しかったです♪

ただ、蕎麦を食べ終える頃まで唇が痛かったです。

外のステージでは激辛おにぎりの食べ比べ勝ち抜き合戦なるものが行われていて、うひゃ~、と思いながら聞いていました。

 

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さて、授賞式の時間になりました。

写真は小学生以下の部で最優秀賞を取った男の子に、ハバネロ生産者組合の会長さんが賞状を授与しているところです。

初めてのハバネロ絵画コンテストに80点以上の応募があったそうですが、その中の65人は小学生以下だったとか。

当初、最優秀賞1名、優秀賞2名、佳作3名の6名だけの予定でしたが、小学生以下の部は予想以上の作品数で、しかも力作揃いだったので、急きょ賞を増やしたそうで、11名のお子さんが入賞していました。

平田村のお子さんが多かったようで、家族友だちみんなが授賞式を見守ったり写真を撮ったり、和やかでとてもいい雰囲気でした。

ただ、計算してみると、私が参加した中学生以上・一般の部の応募は、20点足らずだったことになります。

あ、なるほど、倍率が低かったから私の作品も入賞したんですね。(^^;;

とはいえ、入賞者の作品はどれも素晴らしい出来映えだったので、その中に加えてもらえたのは光栄で嬉しかったです。

 

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中学生以上・一般の部、最優秀賞、優秀賞、佳作。(一番右端が私の作品)

 

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小学生以下の部、最優秀賞、優秀賞、佳作。

 

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同じく小学生以下の部、佳作、特別賞。

 

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私も会長さんから、賞状と、1年間のハバネロPR協力隊員認定証、それと記念品をいただきました。

 

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最後に入賞者全員と会長さん、駅長さん、村長さん、チェリーさんたちと壇上で記念撮影。

「ハバネロピース!」

ここでもチェリーさんは場を盛り上げてくれていました。(*^_^*)

 

帰宅してからいただいたものを並べてみました。

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記念品の箱には「Amazon」をもじった「HABAZON」のロゴが(笑)

賞によって中身は違うそうですが、佳作の中身はこれでした。

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ハバネロ醤油煎餅、ハバネロ味噌、ハバネロたっぷりの醤(ジャン)、道の駅平田の商品券500円分、ハバネロ一味唐辛子、そして……きゃぁぁ、「生地獄(いきじごく)カレー」も入ってたぁぁぁ!!!!!

道の駅ひらたで売っている激辛ハバネロカレー「カラインジャーRED」の30倍辛いという、ほんとうに、ほんっとうに辛いカレーです!!

はい、我が家でも以前買って食べてみたのです。

ちょっと舐めただけで、辛さのあまり舌と口がしびれました!

辛い物好きの家族もスプーン1杯でギブアップしました!

友人にも試食に配って絶叫されました!(←配るな。笑)

「辛さには自信がある」というあなた、ぜひこの「生地獄カレー」をお試しあれ。

その代わり、食べた後のことは自己責任ですよ。(^▽^;

 

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追いハバネロに使われるハバネロの一味唐辛子。

最優秀賞になった2作品が使用されています。

さすがいい感じですね♪

記念品に20袋いただいたので、また友人に配りたいと思います。(笑)

 

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当日は買い物や食事千円ごとにサイコロを振って、出た目の分だけ新米がもらえるイベントもやっていました。

我が家でも4回振って、平田村産コシヒカリの新米を合計3Kgほどいただきました。

わーい、ありがたい!

 

実は10月16日は私たち夫婦の34回目の結婚記念日でした。

今まで経験したことがないような楽しいことをたくさん経験させていただいて、忘れがたい結婚記念日になりました。

道の駅ひらたさん、平田村ハバネロ生産者組合の皆さん、本当にありがとうございました。

また買物にいきますね。

2022年9月28日 (水)

縄文遺跡と津軽ドライブ・3

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↑北東北の道の駅。マーカーで囲んだところが津軽半島。(マップ:東北「道の駅」公式マガジン「おでかけ・みちこ42号」より)

 

さて、1日目は秋田県の大湯環状列石と青森市の三内丸山遺跡を巡って、縄文時代を学んだり想いをはせたりしましたが、2日目は旦那様が熱中している「道の駅スタンプラリー」に出かけました。

旦那様は3年がかりで近隣の道の駅を制覇していって、東北地方で残っているのは青森県だけになっています。

今回は津軽半島の道の駅を制覇するため、青森市内のホテルを朝8時に出発しました。

あ、ちなみに、経費節約のため2泊とも格安のビジネスホテルでした。

 

◆道の駅 たいらだて

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まず最初は、陸奥湾に面した道の駅たいらだて。

コテージもあってキャンプも楽しめるそうですが、道の駅はまだ開店前だったので外から写真を撮るだけにしました。

スタンプラリーのスタンプは別棟のセンターハウスにあったので、スタンプ帳に無事に押すことができました。

 

◆高野崎

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次の道の駅へ行く前に、津軽半島の東側の先端にある高野崎に寄り道。

灯台の下から赤い橋を渡って磯に下りることができます。

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釣り人さんたちが大勢釣り糸を垂れています。

ちなみに灯台の手前はとても綺麗な芝生のキャンプ場になっていて、家族連れがたくさんテントを張っていました。

駐車場は目の前だし食堂もあるので、小さな子ども連れでも安心のようです。(迷惑になるので写真は撮っていません)

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磯に下りると水が綺麗!

小さなカニやイソギンチャク、フジツボや亀の手、海藻などなど。

子どもたちと磯遊びするのにも絶好の場所のようです。

風が強いことも多いようなのですが、この日は台風前の凪(なぎ)だったようで、風はほとんどありませんでした。

 

◆道の駅 いまべつ

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のどかな田園風景を走っていたら、突如現れた巨大で近代的な駅。

北海道新幹線の本州側最北端の駅「奥津軽いまべつ」です。

8月に東北北部を襲った大雨のために、駅に通じる道路の路肩が陥没して、ブルーシートがかけられていました。

この後でも出てきますが、今回のドライブでは8月の大雨の爪痕を各地で見ました。

 

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道の駅いまべつは、奥津軽いまべつ駅に隣接。

入り口はステンドグラス風、建物はオレンジ色でとてもお洒落です。

青函トンネルと青森県をイメージしているとか。

中に入ると、地元の手作り菓子や青森県の商品と一緒に、北海道新幹線グッズが。

なかなか面白い道の駅です。

がっぱらもちというお菓子とパンの耳のかりんとうを買って食べましたが、どちらもしみじみ懐かしい味でした。

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◆階段国道と龍飛崎(たっぴざき)

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津軽半島最北端の龍飛崎には、「国道なのに階段!?」ということで有名な、日本唯一の階段国道があります。

龍飛崎漁港から岬の上の龍飛埼灯台の下まで、国道339号線は362段の階段になっています。

写真左上につづら折りの階段があるのが見えるでしょうか?

かなり急な階段です。

旦那様はここを昇りたくてやってきたので、意気揚々と向かっていきますが、私と息子は昇りきる自信がないので、車で階段の上へ先回りしました。

 

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15分後。

ぜいぜいと息を切らして昇ってきた旦那様を、看板の前で記念撮影。

やっぱり、けっこうきつかったそうです。

同じように階段を昇ってきては、この看板前で記念撮影している人がたくさんいました。

 

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階段国道を(旦那様が)堪能した後は、坂を少し登って龍飛崎の展望台へ。

竜飛(たっぴ)という地名はアイヌ語から来ているという説があり、それに「竜が飛ぶ」という漢字を当てた、と言われています。

橋の欄干にも竜がいました。

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竜飛先は竜が飛ぶように風が強い場所と言われていますが、先にも書いたとおり、台風接近の影響か、このときは逆に風がほとんどありませんでした。

ただ、空は一面どんよりした雲におおわれていて、海もかすんで見通しがあまりよくありません。

天気が良ければ津軽海峡ごしに北海道も見えるというのですが……。

 

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龍飛埼灯台にも回ってみました。

すると、海の上の低い雲の上に山並みがうっすらと──。

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北海道が見えたー!!(感動)

心の中で「○○○さーん! △△△さーん!」と、北海道在住の友人夫妻を呼んでしまいました。

津軽半島の最北端までやってきたことを実感した瞬間でした。

 

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龍飛崎には綺麗な青い花もたくさん咲いていました。

調べてみたら、なんと西洋野菜のチコリの花! それが自生しています!

どうしてこんなところにチコリの花が? と思って帰宅してから調べたら、昔、龍飛埼の灯台守が灯台のまわりに植えたチコリが岬一帯に広がったと伝えられているとか。

なかなかステキな話ですね。

 

◆道の駅みんまや

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龍飛崎の下には、本州最北の道の駅みんまやがあります。

道の駅には、最初から道の駅として作られたものと、既存の施設を道の駅の条件に合わせて改修して登録されたものとがあるのですが、この道の駅みんまやは後者。

青函トンネルが完成したときに作られた青函トンネル記念館が、道の駅として登録されたものです。

なのでメインはやっぱり青函トンネル。

トンネルが完成するまでを紹介していて、地下の体験坑道にも下りることができます。

私たちは先を急ぐのでちょっと眺めただけで失礼しましたが、興味がある人はじっくり見たい場所だろうと思いました。

 

◆道の駅十三湖高原

さて、本来であれば、道の駅みんまやからは、津軽半島の海岸沿いに竜泊ラインと呼ばれる国道339号線を通って、道の駅こどまりというところへ回ることができます。

ところが、8月の大雨の影響でここも通行止めになっています。

山中の別の道から道の駅こどまりに行こうとしたのですが、そこも大雨のために通行止め。

さらに大回りをして、もっと南にある道の駅十三湖高原にまず回ることにしました。

 

青森県の十三湖と言えば、なんと言ってもやっぱり「シジミ」!

道の駅もさぞやと思いながら行ってみると──

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え、牛?

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道の駅の看板にも黒い牛がいます。

どうやら道の駅の周辺は牧場になっているようです。

 

でも、道の駅の中に入ったら──

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活シジミの量り売り

 

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シジミラーメン、シジミの味噌汁、しじみ汁

 

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シジミエキスのドリンク

 

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数量限定のシジミカレーパンに熱々のシジミ汁と、やっぱりシジミのオンパレードでした。

十三湖が見える東屋で、シジミカレーパンとシジミ汁でお昼ご飯。

カレーの味の中にほのかなシジミの旨味と香りが。

ここでしか味わえないパンでした。

なお、ここにはものすごく長いローラー滑り台があるのですが、台風の影響か、ここも利用禁止になっていました。

 

◆道の駅こどまり

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道の駅「こまどり」と言ってしまいそうになる道の駅ですが、漢字で書くと「道の駅 小泊」。

泊(トマリ)とは大和言葉からアイヌ語に転化したことばで「港・停泊所」のことだそうです。

 

陸奥湾を含むこの一帯は昔からイカ漁が盛んな地域で、特産はイカだったのですが、近年の温暖化の影響で魚種が変わってきて、最近ではメバルがよく獲れるようになってきたとか。

そこで、小泊がある中泊町では、メバルを使ったメニューをいろいろ考案して売り出し中でした。

メバルと言えば高級魚ですからね。

メバル膳の見本がありましたが、なかなか美味しそうでした。

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国道339号線は、道の駅こどまりのすぐ北側で通行止め。

早くまた通れるようになるといいですね。

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◆道の駅つるた

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さて、国道339号線を南へ引き返し、まだ時間に余裕があったので、津軽半島の根元にある道の駅つるたへ。

ここの建物は地名にちなんで「鶴」の意匠になっていました。

奥の建物に鶴の頭部がついているのがわかるでしょうか?

上から見ると、この建物も手前の建物も、翼を広げた鶴の形になっているそうです。

 

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トイレも2羽の鶴が首を伸ばして寄り添っている形。

こういうの、好きです♪

 

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さて、鶴田の名産はブドウのスチューベン。

折しもブドウの季節なので、道の駅の中はブドウでいっぱいでした。

 

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スチューベンのワインもいっぱい。

 

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午後も遅くなってきたのに、店内にはブドウを買い求めるお客さんが多かったです。

ん? 「こちらのブドウは商品であって試食品ではありません」?

こんな張り紙があるということは、食べていっちゃうお客さんがいるということなんですね。(^^;;

ちなみに10月8日-9日には、ここで第10回スチューベンぶどう祭りが開催されるようです。

 

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私たちは、珍しいスチューベン大福を買って食べました。

スチューベンの汁を練り込んだぶどう色の大福。

味もしっかりスチューベンの味がしました。

 

竜泊ラインは通ることができませんでしたが、これで津軽半島を一周したことにして、青森市内のホテルに戻りました。

 

◆おまけ・青森物産館アスパム

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最終日は帰る前に青森市内の物産館アスパムに回りました。

台風14号の接近でついに雨が降り出しましたが、最上階の展望台から青森港を眺めることができました。

お土産もいろいろ買いました。

 

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リンゴのぬいぐるみ、かわいい~♪

 

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青森名物金魚ねぷた。あ、アマビエねぷたもある(笑)

 

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ミニステージにも金魚ねぷたがずらり。

 

2階では青森の自然とねぶた(ねぷた)祭りの360度3D映画を上映していたので観ました。

15分程度の映画だったけれど、各地の祭りの様子からは人々の情熱や熱気がすごく伝わってきて、なんだか涙が出てきました。

青森の人々にとって、祭りは本当に特別な存在なんですね。

今回は時間がなくて回れなかったけれど、次に来たときには「ねぶたの家ワ・ラッセ」にも行ってみたいと思います。

 

以上で、縄文遺跡と津軽半島を巡るドライブの記録はおしまいです。

長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

(終)

 

2022年9月27日 (火)

縄文遺跡と津軽ドライブ・2

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秋田県の大湯環状列石を見学した後は、青森県に入って、青森市の三内丸山遺跡へ。

ここは日本最大の縄文遺跡です。

遺跡そのものは地層を模した壁の向こう側にあって、駐車場からは見えません。

通常は入場料がかかるのですが、この日は「さんまるJOMONの日」というイベントが開催されていたので、特別企画展以外は無料で観覧できました。

知らずに行ったのでラッキーでした♪

 

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壁の内側に広がっていたのは、こんな景色。

天気も上々で、親子連れがたくさんいました。

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こちらは縄文時遊館という資料館に展示してあった三内丸山遺跡のミニチュア。

実際の遺跡は約40ヘクタールと広大です。

ここに巨大な建物があったり、たくさんの竪穴式住居があったり。

建物跡や墓地だけでなく、大量の土器や石器、木製品、骨格製品から木の皮を編んで作ったポシェットまで出土しています。

今から約5,900年から4,200年前にかけての縄文時代前期~中期の村だそうですが、規模からしても内容からしても、相当文化的で社会的で、大湯環状列石に続いて、縄文時代を見直してしまいました。

 

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復元された住居。

大湯環状列石でもガイドさんが言っていたのですが、柱の太さや種類、大きさなどは発掘された遺構からわかっても、その上の屋根がどんな素材でどんなふうに作られていたかは、今もって謎なのだそうです。

そこで三内丸山遺跡では、木の皮で屋根をふいた場合、土で屋根を作った場合、カヤで屋根をふいた場合の3パターンで復元していました。

上の写真の手前左から、木の皮、土、カヤで屋根を作った住居です。

カヤぶき屋根の住居はたくさんありました。

奥に見える大型の建物は高床になっていました。

住居ではなく貯蔵庫だったのかな?

 

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復元住居にはこんなふうに実際に入ることができます。

中には囲炉裏や燻製のための棚などもあって、いかにもその時代を想像しやすく整備されていました。

 

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こちらは時遊館に展示されていた、当時の住居内部の想像再現です。

奥ではお父さんが槍の手入れを、お母さんが土器を使って食事を作っています。

手前でおばあさんが機織りをしていて、孫娘がそれをじっと見ています。

そうやって仕事の仕方を親から子へ、子から孫へ受け継いでいった……ということなんだろうなぁ、と思って眺めました。

生きていく術ですよね。

天井からは燻製(干物?)にした鮭などの魚がぶら下がっています。

 

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三内丸山遺跡と言えばこれ! というほど有名な大型掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)です。

もちろん復元で、高さや大きさはほぼこの通りだったようですが、屋根はどんな状態だったかわからないので、屋根はかけてないのだそうです。

本来の遺構はこの建物のすぐ脇の建築物の中に保存してありました。

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等間隔の6つの穴の底には柱の根元の部分が現存。

直径1メートルの穴の中に栗の木の柱が見えました。

4~5千年前の栗の木の柱!

うわぁ~!!

興奮しました。

 

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時遊館で展示物も見ました。(これは出土品ではなく通路の壁のモニュメント)

 

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おぉ~、本物の縄文土器だ!

と感動していたら──

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縄文土器がずら~り。すごい数。

下から上へ時代の順に並んでいます。

時代と共に技術が進歩して、土器が薄く小型になっていったそうです。

土器の中から炭化した栗や胡桃、ドングリなどが発見。

そういえば、今から十数年前の息子が小学生の頃に、拾ってきたドングリで縄文クッキーを焼いてみたなぁ、と思い出しました。

 →「ドングリクッキーを作って食べる:そっと、ひとりごと」

ドングリのあく抜きがものすごく大変だったっけ。

縄文人は本当に手間暇かけて食料を手に入れていたんだな、と考えたことを思い出しました。

 

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石の鏃(やじり)。

右端は黒曜石で、長野県で算出される石だそうです。

青森県の遺跡から長野県の石の鏃。

当時から全国の縄文集落で交易が行われていたということのようです。

やっぱり縄文文化は学術的に見直される時期に来ているんですね。

 

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土偶。

 

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木の皮を編んで作ったポシェット。

水の多い土壌に埋まっていたので、腐らずに残っていたとか。

 

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出土した石のペンダント・トップ。

すごくオシャレなデザインで、現代でも充分通用しそうです。

 

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昨年、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に認定されたときの、認定書のレプリカ。

台に描かれているロゴは、この世界遺産に含まれている各地の遺跡にあって、先の大湯環状列石でも見ました。

赤いマークは火炎型縄文土器の形であり、北海道と北東北の形でもあるそうです。

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火炎型縄文土器──のミニチュア。

時遊館のガチャガチャで引き当てました。

 

三内丸山遺跡でも集落の周囲や中からたくさん墓が見つかったそうです。

大人は道の両脇の墓に埋葬され、子ども別の場所で棺壺と呼ばれる土器に入れて埋葬されたとか。

子どもの棺壺には丸い石が入れられていることもあったそうです。

 

当時は医学も進んでいないし栄養状態も良くなかったわけだから、子どもは生まれても成人するまでに大勢が亡くなっただろうと思います。

もし私がその親の立場だったら、亡くなった子どもに「また私たちのところへ生まれておいで。そして、今度こそ元気に育ってちょうだいね」と願いながら埋葬するでしょう。

大人は集落を守ってくれる神のような存在として祀られたけれど、子どもは再生を願って別の場所に埋葬されたのでは──とそんなことを考えました。

壺に入れられた丸い石も、生まれ変わりを願って入れられたものなのかもしれません。

 

おまけ。

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時遊館のレストランで「縄文発掘地層パフェ」というのが、1日10食限定で販売されていました。

食べてみたかったけど、時間がありませんでした。

これ以外にも縄文時代に食べられていたと思われる食材を使ったメニューなどがあったようです。

次に来るときには食べてみたいな~。

勾玉(まがたま)作りやミニ土偶作り、組紐作りなどの体験もできるようなので、興味のある方はぜひ、というところですね。

 

明日は津軽半島を巡るドライブについて書きます。

(つづく)

 

2022年9月26日 (月)

縄文遺跡と津軽ドライブ・1

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今年のシルバーウィークの前半の9月17日-19日に、家族3人で北東北の縄文遺跡と青森県の津軽半島を巡るドライブに行ってきました。

台風14号が日本列島に接近・縦断していましたが、本州の北端にはまだ嵐が来ていなかったので、後半から少し雨に降られたものの、スケジュール通りに見て回ることができました。

 

最初に行ったのは秋田県の縄文時代の遺跡「大湯環状列石」です。

上にストーンサークル(環状列石)と復元された縄文住居のパノラマ写真を載せました。

たまたま無料ガイドに案内してもらえる時間帯に当たっていて、熱心に質問する歴史ファンの方もいらしたので、とても楽しい見学になりました。

 

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この方が大湯ストーンサークル館のガイドさん。

お話がとても面白かったし、先の歴史ファンさんが突っ込んだ質問をしてくれるので、その方とのやりとりがまた興味深くて最高でした。

「調査の結果、ここまでわかりました」ということと「○○と言われていますが、実際にはまだわかっていません!」ということを、きっぱり言い分けるところが、ありのままでとても良かったです。

縄文時代はまだ文字がなかった時代だから、文献等はまったく残っていないので、想像するしかないんですよね。

 

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野中堂環状列石。

最大径は44メートル。

真ん中に立っているのが日時計状組石です。

 

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こちらが万座環状列石。

野中堂環状列石とは道路を挟んだ向かい側にあって、最大径は55メートルと野中堂より大規模。

それぞれのサークルは二重になっていて、中心の石と日時計状組石は一直線にならぶように配置されていて、それが夏至の日没の位置とほぼ一致しているらしいです。(実際には微妙にずれているとか)

 

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万座環状列石の外側サークルのすぐ脇には建物跡があって、建物群が復元されていますが、竪穴式になっていないので、住居ではなく祭祀のための建物だろうと言われています。

サークルはたくさんの組石で形成されていますが、組石はお墓らしいので、ここは祖先の魂の安寧や祖先が自分たちを守ってくれることを願う祈りの場所だったのかもしれません。

実際の住居跡(集落)は、このストーンサークルの周辺地域に点在しているそうです。

縄文時代には時計もカレンダーもありません。

現代でも日本ではお盆に親戚や知人が集まって墓参りや祭りを開催しますが、それと同じように、縄文人も日時計で夏至を見極めて墓参りや祭りに集まったのかも……などと想像しました。

 

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隣接する大湯ストーンサークル館も見学しました。(実際にはガイドさんにこちらを先に案内してもらいました)

遺跡からは打製石器や磨製石器も出土しているのですが、土器や土偶もたくさん見つかっています。

 

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この土版(どばん)は子どもに人の体の構造を教えるためのものだったのでは、と言われているそうです。

NHKの公式キャラクターのどーもくんにちょっと似てるかも。

かわいい!

 

この後で回った青森市の三内丸山遺跡でも感じたのですが、縄文時代は私たちが学校で習ったものより、ずっと文化的で社会的な集団だったような気がします。

埋葬や先祖を祀る儀式、祭場の構造、次第に洗練されていく縄文土器や土偶など、弥生時代やその後の古墳時代だけでなく、現代の私たちともつながっていることをはっきり感じました。

縄文文化は今、考古学的に見直されてきているそうですが、確かにそうなんだろうと実感した大湯環状列石でした。

 

明日は青森市の三内丸山遺跡について書きます。

(つづく)

 

2022年8月22日 (月)

ラッキー公園 in やないづまち

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お盆休みの8月14日に、家族で会津柳津町にドライブしてきました。

目的はいろいろあったけれど、一番の目的はこれ↑

県内で3番目に開設された、ポケモンの遊具があるラッキー公園を見るためです。

 

東日本大震災の復興応援のため、被災3県にはそれぞれ応援ポケモンがいるのですが、我が福島県の応援ポケモンはこのラッキー。

ピンク色の姿が福島の特産の「桃」に似ているからと、「ラッキー」ということばと「福がある島ふくしま」という県のキャッチフレーズが一致するので、選定されたのだと聞いています。

ちなみに宮城県は海や川があるので水に棲むポケモンのラプラス、岩手県は県名にちなんで岩ポケモンのイシツブテが応援ポケモンになっています。

余談ですが、福島県と宮城県を結ぶ第3セクター鉄道の阿武隈急行には、現在ラッキーとラプラスのラッピング電車も運行されています。

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↑阿武隈急行の福島駅に設置されたラッキーとラプラスの行く先表示板。

 

さて、話をラッキー公園へ戻しましょう。

ポケモンがこの世に出てすでに25年以上がたち、スマホゲームの「ポケモンGO」も登場したおかげで、すっかり認知度が上がったポケモンですが、これまでポケモンをテーマにした公園というのは日本に存在しませんでした。

日本発のゲームですから、日本になければ世界にもないということ。

その世界初のポケモン公園ができたのは、震災の被害が大きかった福島県の浪江町(なみえまち)でした。

こちらには昨年の12月に行ってきました。

 ラッキー公園 in 道の駅浪江

その後、福島県の真ん中の郡山市の開成山公園内にもポケモン公園がオープンしました。

こちらには今年4月に見に行ってきました。

郡山市は福島県の交通の要衝で、高速道路はあるし新幹線も停まるしバスの便なども良いところなので、観光客も訪問しやすい場所です。

 郡山市の梅ロードとラッキー公園

 

ここ会津柳津町のラッキー公園は3つめのラッキー公園です。

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こうすると普通の大きさに見えますが、実際には──

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こんなに巨大な遊具です。

大きいラッキーは高さ6メートルほどあります。

道の駅会津柳津と同じ敷地にあるので、道の駅の駐車場に車を停めると、広い芝生の向こうにラッキー他ピンク色のポケモンの遊具がドンと見えるので、子どもたちが大喜びで駆け寄っていきます。

親はそんな子どもたちにスマホやカメラを向けて連写。

みんな楽しそう!(≧▽≦)

 

実は現在、福島県では「ウルトラマンARスタンプラリー2022」というものも実施されています。

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専用のアプリをスマホにダウンロードし、チェックポイントにあるQRコードを読み込んでスタンプを集めるのですが、県内の道の駅もすべてチェックポイントになっているので、道の駅会津柳津でもスタンプをとりました。

そうすると、ウルトラマンと一緒のこんな写真が撮れるようになります。

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↑ウルトラマンゼロと道の駅会津柳津。(撮影者:旦那様)

 

こんな写真も撮れちゃいます。

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↑ウルトラマンゼロが伸ばした手をラッキーがキャッチ。(撮影者:旦那様)

 

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会津柳津は「あわまんじゅう」も有名です。

餡を黄色い粟(あわ)が包んだ、とても美味しいお饅頭です。

道の駅会津柳津では、これにちなんだ「あわソフトクリーム」が食べられます。

私たちが行ったときには季節限定の「あわパフェ」もありました。

ピンク色の粟団子と粒あんとコーフレーク、ソフトクリームの上には粒々の粟が散らしてあって美味しかったです♪

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先のラッキー公園のどこかには、こんなポケふた(ポケモンの絵柄のマンホール蓋)もあります。

探してみてくださいね♪

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道の駅会津柳津にはラッキー公園の他に、「憩いの館ほっとinやないづ」という建物もあって、できたてのあわまんじゅうや、会津名物のソースカツ丼が食べられます。歩く足湯を楽しんだりすることもできます。

また会津の風景を版画にしたことで有名な斎藤清の「やないづ斎藤清美術館」もあります。

只見川の向こうには柳津の虚空蔵様(福満虚空蔵菩薩圓倉寺)も見えています。

ありがたいお寺で、特に丑年と寅年生まれの人には御利益があるとか。

赤べこ伝説もここが発祥の地です。

 

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↑ほっとinやないづの入り口前にも赤べこが。町のあちこちに赤べこファミリーがいます。

 

2011年7月の新潟・福島豪雨で橋が流されて不通区間が発生していたJR只見線も、新しい橋が完成して今年10月1日に全線再開通します。

会津柳津にはその只見線からも訪れることができます。

風光明媚な路線で、これからの季節には素晴らしい紅葉が見られます。

そんな見所満載の会津柳津にラッキー公園という見所がまたひとつ増えました。

県内からも県外からも、ぜひ多くの人に訪れてほしいなぁ、と思います。

 

あ、例のウルトラマンARスタンプラリーも、県内外を問わず誰でも参加できますよ。

11月30日までです。(*^_^*)

 ウルトラマンARスタンプラリー2022 in ふくしま 公式サイト

 

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