旅行・ドライブ

2022年9月28日 (水)

縄文遺跡と津軽ドライブ・3

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↑北東北の道の駅。マーカーで囲んだところが津軽半島。(マップ:東北「道の駅」公式マガジン「おでかけ・みちこ42号」より)

 

さて、1日目は秋田県の大湯環状列石と青森市の三内丸山遺跡を巡って、縄文時代を学んだり想いをはせたりしましたが、2日目は旦那様が熱中している「道の駅スタンプラリー」に出かけました。

旦那様は3年がかりで近隣の道の駅を制覇していって、東北地方で残っているのは青森県だけになっています。

今回は津軽半島の道の駅を制覇するため、青森市内のホテルを朝8時に出発しました。

あ、ちなみに、経費節約のため2泊とも格安のビジネスホテルでした。

 

◆道の駅 たいらだて

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まず最初は、陸奥湾に面した道の駅たいらだて。

コテージもあってキャンプも楽しめるそうですが、道の駅はまだ開店前だったので外から写真を撮るだけにしました。

スタンプラリーのスタンプは別棟のセンターハウスにあったので、スタンプ帳に無事に押すことができました。

 

◆高野崎

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次の道の駅へ行く前に、津軽半島の東側の先端にある高野崎に寄り道。

灯台の下から赤い橋を渡って磯に下りることができます。

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釣り人さんたちが大勢釣り糸を垂れています。

ちなみに灯台の手前はとても綺麗な芝生のキャンプ場になっていて、家族連れがたくさんテントを張っていました。

駐車場は目の前だし食堂もあるので、小さな子ども連れでも安心のようです。(迷惑になるので写真は撮っていません)

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磯に下りると水が綺麗!

小さなカニやイソギンチャク、フジツボや亀の手、海藻などなど。

子どもたちと磯遊びするのにも絶好の場所のようです。

風が強いことも多いようなのですが、この日は台風前の凪(なぎ)だったようで、風はほとんどありませんでした。

 

◆道の駅 いまべつ

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のどかな田園風景を走っていたら、突如現れた巨大で近代的な駅。

北海道新幹線の本州側最北端の駅「奥津軽いまべつ」です。

8月に東北北部を襲った大雨のために、駅に通じる道路の路肩が陥没して、ブルーシートがかけられていました。

この後でも出てきますが、今回のドライブでは8月の大雨の爪痕を各地で見ました。

 

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道の駅いまべつは、奥津軽いまべつ駅に隣接。

入り口はステンドグラス風、建物はオレンジ色でとてもお洒落です。

青函トンネルと青森県をイメージしているとか。

中に入ると、地元の手作り菓子や青森県の商品と一緒に、北海道新幹線グッズが。

なかなか面白い道の駅です。

がっぱらもちというお菓子とパンの耳のかりんとうを買って食べましたが、どちらもしみじみ懐かしい味でした。

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◆階段国道と龍飛崎(たっぴざき)

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津軽半島最北端の龍飛崎には、「国道なのに階段!?」ということで有名な、日本唯一の階段国道があります。

龍飛崎漁港から岬の上の龍飛埼灯台の下まで、国道339号線は362段の階段になっています。

写真左上につづら折りの階段があるのが見えるでしょうか?

かなり急な階段です。

旦那様はここを昇りたくてやってきたので、意気揚々と向かっていきますが、私と息子は昇りきる自信がないので、車で階段の上へ先回りしました。

 

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15分後。

ぜいぜいと息を切らして昇ってきた旦那様を、看板の前で記念撮影。

やっぱり、けっこうきつかったそうです。

同じように階段を昇ってきては、この看板前で記念撮影している人がたくさんいました。

 

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階段国道を(旦那様が)堪能した後は、坂を少し登って龍飛崎の展望台へ。

竜飛(たっぴ)という地名はアイヌ語から来ているという説があり、それに「竜が飛ぶ」という漢字を当てた、と言われています。

橋の欄干にも竜がいました。

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竜飛先は竜が飛ぶように風が強い場所と言われていますが、先にも書いたとおり、台風接近の影響か、このときは逆に風がほとんどありませんでした。

ただ、空は一面どんよりした雲におおわれていて、海もかすんで見通しがあまりよくありません。

天気が良ければ津軽海峡ごしに北海道も見えるというのですが……。

 

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龍飛埼灯台にも回ってみました。

すると、海の上の低い雲の上に山並みがうっすらと──。

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北海道が見えたー!!(感動)

心の中で「○○○さーん! △△△さーん!」と、北海道在住の友人夫妻を呼んでしまいました。

津軽半島の最北端までやってきたことを実感した瞬間でした。

 

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龍飛崎には綺麗な青い花もたくさん咲いていました。

調べてみたら、なんと西洋野菜のチコリの花! それが自生しています!

どうしてこんなところにチコリの花が? と思って帰宅してから調べたら、昔、龍飛埼の灯台守が灯台のまわりに植えたチコリが岬一帯に広がったと伝えられているとか。

なかなかステキな話ですね。

 

◆道の駅みんまや

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龍飛崎の下には、本州最北の道の駅みんまやがあります。

道の駅には、最初から道の駅として作られたものと、既存の施設を道の駅の条件に合わせて改修して登録されたものとがあるのですが、この道の駅みんまやは後者。

青函トンネルが完成したときに作られた青函トンネル記念館が、道の駅として登録されたものです。

なのでメインはやっぱり青函トンネル。

トンネルが完成するまでを紹介していて、地下の体験坑道にも下りることができます。

私たちは先を急ぐのでちょっと眺めただけで失礼しましたが、興味がある人はじっくり見たい場所だろうと思いました。

 

◆道の駅十三湖高原

さて、本来であれば、道の駅みんまやからは、津軽半島の海岸沿いに竜泊ラインと呼ばれる国道339号線を通って、道の駅こどまりというところへ回ることができます。

ところが、8月の大雨の影響でここも通行止めになっています。

山中の別の道から道の駅こどまりに行こうとしたのですが、そこも大雨のために通行止め。

さらに大回りをして、もっと南にある道の駅十三湖高原にまず回ることにしました。

 

青森県の十三湖と言えば、なんと言ってもやっぱり「シジミ」!

道の駅もさぞやと思いながら行ってみると──

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え、牛?

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道の駅の看板にも黒い牛がいます。

どうやら道の駅の周辺は牧場になっているようです。

 

でも、道の駅の中に入ったら──

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活シジミの量り売り

 

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シジミラーメン、シジミの味噌汁、しじみ汁

 

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シジミエキスのドリンク

 

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数量限定のシジミカレーパンに熱々のシジミ汁と、やっぱりシジミのオンパレードでした。

十三湖が見える東屋で、シジミカレーパンとシジミ汁でお昼ご飯。

カレーの味の中にほのかなシジミの旨味と香りが。

ここでしか味わえないパンでした。

なお、ここにはものすごく長いローラー滑り台があるのですが、台風の影響か、ここも利用禁止になっていました。

 

◆道の駅こどまり

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道の駅「こまどり」と言ってしまいそうになる道の駅ですが、漢字で書くと「道の駅 小泊」。

泊(トマリ)とは大和言葉からアイヌ語に転化したことばで「港・停泊所」のことだそうです。

 

陸奥湾を含むこの一帯は昔からイカ漁が盛んな地域で、特産はイカだったのですが、近年の温暖化の影響で魚種が変わってきて、最近ではメバルがよく獲れるようになってきたとか。

そこで、小泊がある中泊町では、メバルを使ったメニューをいろいろ考案して売り出し中でした。

メバルと言えば高級魚ですからね。

メバル膳の見本がありましたが、なかなか美味しそうでした。

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国道339号線は、道の駅こどまりのすぐ北側で通行止め。

早くまた通れるようになるといいですね。

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◆道の駅つるた

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さて、国道339号線を南へ引き返し、まだ時間に余裕があったので、津軽半島の根元にある道の駅つるたへ。

ここの建物は地名にちなんで「鶴」の意匠になっていました。

奥の建物に鶴の頭部がついているのがわかるでしょうか?

上から見ると、この建物も手前の建物も、翼を広げた鶴の形になっているそうです。

 

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トイレも2羽の鶴が首を伸ばして寄り添っている形。

こういうの、好きです♪

 

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さて、鶴田の名産はブドウのスチューベン。

折しもブドウの季節なので、道の駅の中はブドウでいっぱいでした。

 

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スチューベンのワインもいっぱい。

 

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午後も遅くなってきたのに、店内にはブドウを買い求めるお客さんが多かったです。

ん? 「こちらのブドウは商品であって試食品ではありません」?

こんな張り紙があるということは、食べていっちゃうお客さんがいるということなんですね。(^^;;

ちなみに10月8日-9日には、ここで第10回スチューベンぶどう祭りが開催されるようです。

 

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私たちは、珍しいスチューベン大福を買って食べました。

スチューベンの汁を練り込んだぶどう色の大福。

味もしっかりスチューベンの味がしました。

 

竜泊ラインは通ることができませんでしたが、これで津軽半島を一周したことにして、青森市内のホテルに戻りました。

 

◆おまけ・青森物産館アスパム

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最終日は帰る前に青森市内の物産館アスパムに回りました。

台風14号の接近でついに雨が降り出しましたが、最上階の展望台から青森港を眺めることができました。

お土産もいろいろ買いました。

 

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リンゴのぬいぐるみ、かわいい~♪

 

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青森名物金魚ねぷた。あ、アマビエねぷたもある(笑)

 

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ミニステージにも金魚ねぷたがずらり。

 

2階では青森の自然とねぶた(ねぷた)祭りの360度3D映画を上映していたので観ました。

15分程度の映画だったけれど、各地の祭りの様子からは人々の情熱や熱気がすごく伝わってきて、なんだか涙が出てきました。

青森の人々にとって、祭りは本当に特別な存在なんですね。

今回は時間がなくて回れなかったけれど、次に来たときには「ねぶたの家ワ・ラッセ」にも行ってみたいと思います。

 

以上で、縄文遺跡と津軽半島を巡るドライブの記録はおしまいです。

長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

(終)

 

2022年9月27日 (火)

縄文遺跡と津軽ドライブ・2

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秋田県の大湯環状列石を見学した後は、青森県に入って、青森市の三内丸山遺跡へ。

ここは日本最大の縄文遺跡です。

遺跡そのものは地層を模した壁の向こう側にあって、駐車場からは見えません。

通常は入場料がかかるのですが、この日は「さんまるJOMONの日」というイベントが開催されていたので、特別企画展以外は無料で観覧できました。

知らずに行ったのでラッキーでした♪

 

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壁の内側に広がっていたのは、こんな景色。

天気も上々で、親子連れがたくさんいました。

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こちらは縄文時遊館という資料館に展示してあった三内丸山遺跡のミニチュア。

実際の遺跡は約40ヘクタールと広大です。

ここに巨大な建物があったり、たくさんの竪穴式住居があったり。

建物跡や墓地だけでなく、大量の土器や石器、木製品、骨格製品から木の皮を編んで作ったポシェットまで出土しています。

今から約5,900年から4,200年前にかけての縄文時代前期~中期の村だそうですが、規模からしても内容からしても、相当文化的で社会的で、大湯環状列石に続いて、縄文時代を見直してしまいました。

 

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復元された住居。

大湯環状列石でもガイドさんが言っていたのですが、柱の太さや種類、大きさなどは発掘された遺構からわかっても、その上の屋根がどんな素材でどんなふうに作られていたかは、今もって謎なのだそうです。

そこで三内丸山遺跡では、木の皮で屋根をふいた場合、土で屋根を作った場合、カヤで屋根をふいた場合の3パターンで復元していました。

上の写真の手前左から、木の皮、土、カヤで屋根を作った住居です。

カヤぶき屋根の住居はたくさんありました。

奥に見える大型の建物は高床になっていました。

住居ではなく貯蔵庫だったのかな?

 

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復元住居にはこんなふうに実際に入ることができます。

中には囲炉裏や燻製のための棚などもあって、いかにもその時代を想像しやすく整備されていました。

 

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こちらは時遊館に展示されていた、当時の住居内部の想像再現です。

奥ではお父さんが槍の手入れを、お母さんが土器を使って食事を作っています。

手前でおばあさんが機織りをしていて、孫娘がそれをじっと見ています。

そうやって仕事の仕方を親から子へ、子から孫へ受け継いでいった……ということなんだろうなぁ、と思って眺めました。

生きていく術ですよね。

天井からは燻製(干物?)にした鮭などの魚がぶら下がっています。

 

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三内丸山遺跡と言えばこれ! というほど有名な大型掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)です。

もちろん復元で、高さや大きさはほぼこの通りだったようですが、屋根はどんな状態だったかわからないので、屋根はかけてないのだそうです。

本来の遺構はこの建物のすぐ脇の建築物の中に保存してありました。

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等間隔の6つの穴の底には柱の根元の部分が現存。

直径1メートルの穴の中に栗の木の柱が見えました。

4~5千年前の栗の木の柱!

うわぁ~!!

興奮しました。

 

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時遊館で展示物も見ました。(これは出土品ではなく通路の壁のモニュメント)

 

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おぉ~、本物の縄文土器だ!

と感動していたら──

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縄文土器がずら~り。すごい数。

下から上へ時代の順に並んでいます。

時代と共に技術が進歩して、土器が薄く小型になっていったそうです。

土器の中から炭化した栗や胡桃、ドングリなどが発見。

そういえば、今から十数年前の息子が小学生の頃に、拾ってきたドングリで縄文クッキーを焼いてみたなぁ、と思い出しました。

 →「ドングリクッキーを作って食べる:そっと、ひとりごと」

ドングリのあく抜きがものすごく大変だったっけ。

縄文人は本当に手間暇かけて食料を手に入れていたんだな、と考えたことを思い出しました。

 

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石の鏃(やじり)。

右端は黒曜石で、長野県で算出される石だそうです。

青森県の遺跡から長野県の石の鏃。

当時から全国の縄文集落で交易が行われていたということのようです。

やっぱり縄文文化は学術的に見直される時期に来ているんですね。

 

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土偶。

 

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木の皮を編んで作ったポシェット。

水の多い土壌に埋まっていたので、腐らずに残っていたとか。

 

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出土した石のペンダント・トップ。

すごくオシャレなデザインで、現代でも充分通用しそうです。

 

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昨年、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に認定されたときの、認定書のレプリカ。

台に描かれているロゴは、この世界遺産に含まれている各地の遺跡にあって、先の大湯環状列石でも見ました。

赤いマークは火炎型縄文土器の形であり、北海道と北東北の形でもあるそうです。

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火炎型縄文土器──のミニチュア。

時遊館のガチャガチャで引き当てました。

 

三内丸山遺跡でも集落の周囲や中からたくさん墓が見つかったそうです。

大人は道の両脇の墓に埋葬され、子ども別の場所で棺壺と呼ばれる土器に入れて埋葬されたとか。

子どもの棺壺には丸い石が入れられていることもあったそうです。

 

当時は医学も進んでいないし栄養状態も良くなかったわけだから、子どもは生まれても成人するまでに大勢が亡くなっただろうと思います。

もし私がその親の立場だったら、亡くなった子どもに「また私たちのところへ生まれておいで。そして、今度こそ元気に育ってちょうだいね」と願いながら埋葬するでしょう。

大人は集落を守ってくれる神のような存在として祀られたけれど、子どもは再生を願って別の場所に埋葬されたのでは──とそんなことを考えました。

壺に入れられた丸い石も、生まれ変わりを願って入れられたものなのかもしれません。

 

おまけ。

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時遊館のレストランで「縄文発掘地層パフェ」というのが、1日10食限定で販売されていました。

食べてみたかったけど、時間がありませんでした。

これ以外にも縄文時代に食べられていたと思われる食材を使ったメニューなどがあったようです。

次に来るときには食べてみたいな~。

勾玉(まがたま)作りやミニ土偶作り、組紐作りなどの体験もできるようなので、興味のある方はぜひ、というところですね。

 

明日は津軽半島を巡るドライブについて書きます。

(つづく)

 

2022年9月26日 (月)

縄文遺跡と津軽ドライブ・1

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今年のシルバーウィークの前半に、家族3人で北東北の縄文遺跡と青森県の津軽半島を巡るドライブに行ってきました。

台風14号が日本列島に接近・縦断していましたが、本州の北端にはまだ嵐が来ていなかったので、後半から少し雨に降られたものの、スケジュール通りに見て回ることができました。

 

最初に行ったのは秋田県の縄文時代の遺跡「大湯環状列石」です。

上にストーンサークル(環状列石)と復元された縄文住居のパノラマ写真を載せました。

たまたま無料ガイドに案内してもらえる時間帯に当たっていて、熱心に質問する歴史ファンの方もいらしたので、とても楽しい見学になりました。

 

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この方が大湯ストーンサークル館のガイドさん。

お話がとても面白かったし、先の歴史ファンさんが突っ込んだ質問をしてくれるので、その方とのやりとりがまた興味深くて最高でした。

「調査の結果、ここまでわかりました」ということと「○○と言われていますが、実際にはまだわかっていません!」ということを、きっぱり言い分けるところが、ありのままでとても良かったです。

縄文時代はまだ文字がなかった時代だから、文献等はまったく残っていないので、想像するしかないんですよね。

 

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野中堂環状列石。

最大径は44メートル。

真ん中に立っているのが日時計状組石です。

 

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こちらが万座環状列石。

野中堂環状列石とは道路を挟んだ向かい側にあって、最大径は55メートルと野中堂より大規模。

それぞれのサークルは二重になっていて、中心の石と日時計状組石は一直線にならぶように配置されていて、それが夏至の日没の位置とほぼ一致しているらしいです。(実際には微妙にずれているとか)

 

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万座環状列石の外側サークルのすぐ脇には建物跡があって、建物群が復元されていますが、竪穴式になっていないので、住居ではなく祭祀のための建物だろうと言われています。

サークルはたくさんの組石で形成されていますが、組石はお墓らしいので、ここは祖先の魂の安寧や祖先が自分たちを守ってくれることを願う祈りの場所だったのかもしれません。

実際の住居跡(集落)は、このストーンサークルの周辺地域に点在しているそうです。

縄文時代には時計もカレンダーもありません。

現代でも日本ではお盆に親戚や知人が集まって墓参りや祭りを開催しますが、それと同じように、縄文人も日時計で夏至を見極めて墓参りや祭りに集まったのかも……などと想像しました。

 

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隣接する大湯ストーンサークル館も見学しました。(実際にはガイドさんにこちらを先に案内してもらいました)

遺跡からは打製石器や磨製石器も出土しているのですが、土器や土偶もたくさん見つかっています。

 

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この土版(どばん)は子どもに人の体の構造を教えるためのものだったのでは、と言われているそうです。

NHKの公式キャラクターのどーもくんにちょっと似てるかも。

かわいい!

 

この後で回った青森市の三内丸山遺跡でも感じたのですが、縄文時代は私たちが学校で習ったものより、ずっと文化的で社会的な集団だったような気がします。

埋葬や先祖を祀る儀式、祭場の構造、次第に洗練されていく縄文土器や土偶など、弥生時代やその後の古墳時代だけでなく、現代の私たちともつながっていることをはっきり感じました。

縄文文化は今、考古学的に見直されてきているそうですが、確かにそうなんだろうと実感した大湯環状列石でした。

 

明日は青森市の三内丸山遺跡について書きます。

(つづく)

 

2022年8月22日 (月)

ラッキー公園 in やないづまち

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お盆休みの8月14日に、家族で会津柳津町にドライブしてきました。

目的はいろいろあったけれど、一番の目的はこれ↑

県内で3番目に開設された、ポケモンの遊具があるラッキー公園を見るためです。

 

東日本大震災の復興応援のため、被災3県にはそれぞれ応援ポケモンがいるのですが、我が福島県の応援ポケモンはこのラッキー。

ピンク色の姿が福島の特産の「桃」に似ているからと、「ラッキー」ということばと「福がある島ふくしま」という県のキャッチフレーズが一致するので、選定されたのだと聞いています。

ちなみに宮城県は海や川があるので水に棲むポケモンのラプラス、岩手県は県名にちなんで岩ポケモンのイシツブテが応援ポケモンになっています。

余談ですが、福島県と宮城県を結ぶ第3セクター鉄道の阿武隈急行には、現在ラッキーとラプラスのラッピング電車も運行されています。

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↑阿武隈急行の福島駅に設置されたラッキーとラプラスの行く先表示板。

 

さて、話をラッキー公園へ戻しましょう。

ポケモンがこの世に出てすでに25年以上がたち、スマホゲームの「ポケモンGO」も登場したおかげで、すっかり認知度が上がったポケモンですが、これまでポケモンをテーマにした公園というのは日本に存在しませんでした。

日本発のゲームですから、日本になければ世界にもないということ。

その世界初のポケモン公園ができたのは、震災の被害が大きかった福島県の浪江町(なみえまち)でした。

こちらには昨年の12月に行ってきました。

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その後、福島県の真ん中の郡山市の開成山公園内にもポケモン公園がオープンしました。

こちらには今年4月に見に行ってきました。

郡山市は福島県の交通の要衝で、高速道路はあるし新幹線も停まるしバスの便なども良いところなので、観光客も訪問しやすい場所です。

 郡山市の梅ロードとラッキー公園

 

ここ会津柳津町のラッキー公園は3つめのラッキー公園です。

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こうすると普通の大きさに見えますが、実際には──

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こんなに巨大な遊具です。

大きいラッキーは高さ6メートルほどあります。

道の駅会津柳津と同じ敷地にあるので、道の駅の駐車場に車を停めると、広い芝生の向こうにラッキー他ピンク色のポケモンの遊具がドンと見えるので、子どもたちが大喜びで駆け寄っていきます。

親はそんな子どもたちにスマホやカメラを向けて連写。

みんな楽しそう!(≧▽≦)

 

実は現在、福島県では「ウルトラマンARスタンプラリー2022」というものも実施されています。

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専用のアプリをスマホにダウンロードし、チェックポイントにあるQRコードを読み込んでスタンプを集めるのですが、県内の道の駅もすべてチェックポイントになっているので、道の駅会津柳津でもスタンプをとりました。

そうすると、ウルトラマンと一緒のこんな写真が撮れるようになります。

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↑ウルトラマンゼロと道の駅会津柳津。(撮影者:旦那様)

 

こんな写真も撮れちゃいます。

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↑ウルトラマンゼロが伸ばした手をラッキーがキャッチ。(撮影者:旦那様)

 

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会津柳津は「あわまんじゅう」も有名です。

餡を黄色い粟(あわ)が包んだ、とても美味しいお饅頭です。

道の駅会津柳津では、これにちなんだ「あわソフトクリーム」が食べられます。

私たちが行ったときには季節限定の「あわパフェ」もありました。

ピンク色の粟団子と粒あんとコーフレーク、ソフトクリームの上には粒々の粟が散らしてあって美味しかったです♪

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先のラッキー公園のどこかには、こんなポケふた(ポケモンの絵柄のマンホール蓋)もあります。

探してみてくださいね♪

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道の駅会津柳津にはラッキー公園の他に、「憩いの館ほっとinやないづ」という建物もあって、できたてのあわまんじゅうや、会津名物のソースカツ丼が食べられます。歩く足湯を楽しんだりすることもできます。

また会津の風景を版画にしたことで有名な斎藤清の「やないづ斎藤清美術館」もあります。

只見川の向こうには柳津の虚空蔵様(福満虚空蔵菩薩圓倉寺)も見えています。

ありがたいお寺で、特に丑年と寅年生まれの人には御利益があるとか。

赤べこ伝説もここが発祥の地です。

 

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↑ほっとinやないづの入り口前にも赤べこが。町のあちこちに赤べこファミリーがいます。

 

2011年7月の新潟・福島豪雨で橋が流されて不通区間が発生していたJR只見線も、新しい橋が完成して今年10月1日に全線再開通します。

会津柳津にはその只見線からも訪れることができます。

風光明媚な路線で、これからの季節には素晴らしい紅葉が見られます。

そんな見所満載の会津柳津にラッキー公園という見所がまたひとつ増えました。

県内からも県外からも、ぜひ多くの人に訪れてほしいなぁ、と思います。

 

あ、例のウルトラマンARスタンプラリーも、県内外を問わず誰でも参加できますよ。

11月30日までです。(*^_^*)

 ウルトラマンARスタンプラリー2022 in ふくしま 公式サイト

 

2022年6月21日 (火)

新潟家族旅行~長岡・燕三条・弥彦温泉・寺泊・新潟~

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6月18日(土)ー19日(日)に新潟県へ家族旅行へ行って来ました。

以前は関東在住の長男と4人で毎年旅行していたのですが、コロナ禍になってしまったので2年ぶりの家族旅行でした。

県民割のブロック割が延長になったおかげで、割引分で旅館の料理をランクアップできたし、お土産代のクーポンももらえたしで、かなりお得な旅行でした。

上の写真は新潟県の名物「へぎそば」。

海藻のふのりを使った蕎麦を、へぎという四角い器に一口分ずつ盛り付けたものです。

腰があって、のどごしが良くて、美味しかったです。

 

さて、それでは順番に旅行を振り返ります。

長男は前日から帰省していたので、朝7時半に伊達市を出発して、高速道路を使って一路新潟県へ。

長岡市に11時過ぎに到着して、長岡駅前にある小嶋屋総本店というところで、へぎそばを食べました。

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(小嶋屋総本店入り口)

 

美味しい蕎麦に舌鼓を打ったら、次に道の駅ながおか花火館へ。

長岡まつりの花火大会は日本三大花火大会のひとつに数えられています。

花火シアターで歴代の花火大会の様子が上映されますが、尺玉の連発や三尺玉や超巨大花火フェニックスなど、巨大な花火がこれでもかと言うほど打ち上げられて、本当にみごとでした。

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(二尺玉や三尺玉を打ち上げる筒はロケットみたいに大きい!)

 

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(花火大会を説明するジオラマ)

 

長岡まつりの始まりは昭和21年8月。

前年の8月1日の長岡空襲で亡くなった人たちの慰霊と長岡の復興を願って始められたそうです。

このため花火大会は8月2・3日に固定されているのですが、昨年と一昨年はコロナのために中止。

今年は3年ぶりに実施されるようです。

祭りや花火は人々の祈りを天に伝え、自分たちを奮いたたせるものなんだな、と改めて思いました。

 

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上の写真は新潟県の阿賀野川サービスエリアにあったカラータイル。

新潟県の名物を紹介しているのですが、その中にこんなものもありました。

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「雁木」……がんぎ、と読みます。

雪国の商店街などに昔から設置されていた、雪よけのために突き出た屋根のことです。

今で言うアーケードですね。

長岡市内を車で通行していると、確かにそれらしいものを目にしました。

 

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ビルの1階部分に茶色い屋根が突き出ていて、茶色い柱で支えられています。

 

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こちらは木製ではない、金属と強化カーボン製の雁木。

いや、これはもうアーケードと呼ぶべきかな?

 

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こちらはかなり年季が入ったように見える雁木。

いい雰囲気です。

 

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こちらは手前が近代風雁木、反対側には古い雁木が見えます。

 

長岡は冬場の降雪量が多くて、積雪1メートルを超すのは普通。

昔は2メートルを超すこともよくあったそうです。

同じ雪国の会津若松市内でも、商店街にはアーケードが設置されています。

雪は春まで消えないのですから、雁木で歩道を確保しなかったら、冬の間中買物ができなくなってしまいますからね。

雁木(アーケード)は雪国の必需品だよね、と親近感を覚えながら眺めていたら……おや? 雁木の屋根から二階まではしごがかかっています。

最初は、屋根でも修理してるのかなと思ったのですが、よく見てみると、あっちでもこっちでも、屋根にはしごがかかっています。

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1階の屋根から2階の屋根へはしごをかけた家。

 

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こちらの家でも1階の屋根から2階へはしごが。

 

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新しい四角い建物にもはしごがあるけれど、下が 地面に届いてない。

どうやって登り降りするの、これ??

 

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このビルでは2階のベランダから3階のベランダを突き抜けて屋上まではしごが届いています。

みんな1階の屋根から2階以上へはしごがかかっています。

はて~???

 

……というところで、気がつきました。

これも冬場の大雪対策だったんですね。

 

雪が1メートルも2メートルも積もれば、屋根の雪下ろしをしないと家が潰れてしまいます。

でも、雪下ろしのためのはしごを立てようにも、大雪の中では大変。

だから、最初から家や建物にはしごを「取り付けて」いるんですね。

屋根の雪を下ろすためのはしごだから、2階以上にかけてあるわけです。

は~、なるほどねぇ。

会津若松市内では、こういうはしごは見たことがありませんでした。

さすが日本屈指の豪雪地帯。

 

長岡市内の道路や駐車場はいたるところが赤さび色でした。

そして、地面や道路の側面にこんなものがあります。

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これは地下水を道路に流して雪を溶かす、融雪装置です。

会津でも見かけるのですぐわかりましたが、長岡市内はどこにでもありました。

 

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こちらは道路脇から地下水を流す装置。

これは会津でも見たことがなかった。

本当にすごい積雪なんだなぁ、とつくづく実感しました。

新潟県内では信号も横ではなく縦に並んでいたのですが(横長だと積雪で信号のランプが見えなくなるため)、これは会津でもよく見かけるので、つい写真に撮り忘れました(笑)

雪国新潟は、やっぱり半端じゃないんですね!

 

さて、長くなってきたので、この後の旅は駆け足でご紹介。

長岡を後にして向かったのは大川津分水路。

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新潟平野でたびたび洪水を起こす信濃川の治水のために、大雨で水位が上がったときに可動堰で信濃川側をせき止めて、この分水路のほうから日本海側へ直接川の水を流す仕組みだそうです。

上の写真は初期の堰の名残。

 

次に向かったのは燕三条地場産業振興センター。

燕三条と言えば金物の町!

ピカピカの調理器具やテーブルウェア、カップ、鎌などがずらり。

私も台所用品を購入しました。

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宿泊は弥彦温泉の旅館「みのや」。

弥彦神社のすぐ前でした。

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宿泊したのは大正浪漫館というエリア。

古い建物を上手に大正風に内装してありました。

コスプレーヤーさんが撮影するのにすごく良さそうなスポットがそこここに(笑)

 

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弥彦神社。

広い社内ですが、どこもかしこも本当に綺麗に手入れされていました。

弥彦村は合併せずに村として独立しているようですが、村民みんなが氏子としてこの神社を大切にしているのでは、と思いました。

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6月30日に大祓式(おおはらえしき)があるので、茅の輪が設置されていました。

自由に通って良いようだったので、くぐってお祓いをしてきました。

 

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神社の前にはいい雰囲気の店もありました。

和服姿で歩いているお嬢さんたちもいて、すごくステキでした。

 

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夕食。美味しかった! 県民割ありがとう!!(笑)

 

翌朝。

8時にチェックアウトして、寺泊の魚の市場通りへ行きました。

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ここは別名「魚のアメ横」。

時間がまだちょっと早かったので、商品を並べている最中の店もありましたが、どこも美味しそうで新鮮な魚介類がいっぱいでした。

値段も安いな~。

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佐渡産のカニが山積み。

お買い得だったけれど、前の晩に旅館でカニを食べたので今回はパスして写真だけ(笑)

串焼きや番屋汁、揚げたてさつま揚げなども売っていて、買ったものを外のテーブルで朝食にしている観光客もいました。

 

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その後は新潟市の水族館マリンピア日本海へ。

イルカのショーを見たり、ペンギンやトドの餌やりタイムを見たり。

観光客や家族連れが大勢で「確かに人出が戻ってきたんだな」と感じましたが、まだ本来の客数ではないようで、ゆとりがあって見て回るのには良かったです。

水族館としては早く元通りの客数になってほしいでしょうけれどね。

 

この後、新潟市内の「新潟ふるさと村」に回って、昼食を食べてお土産も買って(県民割クーポンありがとう! 笑)、長男は新潟駅から上越新幹線で関東へ帰り、私たちはまた高速道路で自宅へ戻りました。

 

今回の旅行でお土産に買ったもの(の一部)。

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左上から時計回りに、ポッポ焼き、唐辛子味のかきたね(柿のたね)、金ざる、カトラリー(マドラー、フォーク、スプーン、ナイフ)、弥彦村の日本酒「こしのはくせつ」、マリンピア日本海の豆皿(イルカとペンギン)、スターブレッド(ふわふわのパン)、新発田麩(しばたふ)。

豆皿は旦那様へ父の日のプレゼント。

ポッポ焼きは黒砂糖が入ったスティック状の焼き菓子ですが、新潟県民にはお祭りの定番の味だそうです。

福島では見たことがなかったのですが、ながおか花火館で屋台で売っていたのを買って食べたら、ものすごく美味しかったので、ふるさと村で見つけて購入しました。

 

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こちらは屋台で買ったポッポ焼き。

別名は蒸気パンだとか。

直径2センチ、長さ13センチくらい。

10本300円とお買い得で、軽くてモッチリしていて、ひとり5本10本はペロリといけます。

ふるさと村で買ったものもレンジで温めれば焼きたての味になるらしいけれど、たぶん屋台の味にはかなわないのだろうから、また屋台で買って食べたい味でした。

新潟、また行きたいな~。

 

と、食いしん坊らしく最後はいつものように食べ物のことで締めくくって、今回の新潟家族旅行のブログを終わりたいと思います。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。(^▽^)ノ

 

2022年6月13日 (月)

東沢バラ公園

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土曜日、家族で山形県へドライブをして、村山市の東沢バラ公園に行ってきました。

山形県はここ福島県の隣の県ですが、バラ公園はまったく知りませんでした。

旦那様が目下はまっている「南東北周遊デジタルスタンプラリー」のチェックポイントになっていたので、「バラの季節だし行ってみよう」ということになったのでした。

 

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行ってびっくり。

広い!

そしてバラの数と品種がものすごい!!

パンフレットによると、世界各国750品種のバラが2万株も植えられているそうです。

東日本のバラ園としては最大規模だとか。

公園はバラのいい香りでいっぱいでした。

 

とにかくいろんな色、形のバラが咲き乱れています。

ものすごくたくさん写真を撮ってしまったので、その中で写りが良かったものを片端から載せてみます。

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チンチン。1978年にフランスで誕生した真っ赤なバラ。チンチンとはフランス語で「乾杯」という意味。

 

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ジャルダン・ドゥ・フランス。これもフランス生まれのバラのようです。

 

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バラの根元に名札がある株とない株があります。このバラも綺麗だったのですが、残念ながら名札が見当たらなくて名前はわかりませんでした。

 

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マジック・メイディランド。こういう形は八重平咲きと言うようです。

 

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こちらはレッド・メイディランド。赤い花の中央が黄色いのがかわいい。

 

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ホワイト・メイディランド。こちらは白い花弁の中央が黄色。

バラの種類なんて全然知らなかったのですが、気に入った花をカメラに収めていったら、気がつかないうちにこのメイディランドという品種を多く撮っていました。

最初のほうに載せたようなバラらしい形のバラも好きなんですが、どうやら私はメイディランドのような八重平咲きのバラも好きらしいです。

 

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生け垣になったホワイト・メイディランド。満開で綺麗でした。

 

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色合いが気に入ったバラ。残念ながら名札がなくて名前がわかりません。

 

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これも少しくすんだピンク色が綺麗。

若い頃はクリアな色合いの花が好きだったんですが、年齢を重ねるにつれて、少しくすみが入っていてグラデーションになっている花も大好きになりました。

 

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これは名札がありました。ハニーブーケと言うそうです。なるほどハチミツ色。アメリカ生まれのバラです。

 

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これもピンクと黄色がかったオレンジがグラデーションになって綺麗。でも名前がわかりませんでした。

 

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メイディランドは平咲きでしたが、こういう形の咲き方はカップ咲きと言うらしいです。これも残念ながら名札が見つけられず。

 

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園内にはバラを楽しむ人が大勢。晴れてきて少し暑くなってきました。

 

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鮮やかな黄色が目を引くこのバラはインカ。ドイツ生まれのバラですが、インカ帝国の鮮やかな太陽をイメージしてつけた名前なのかな、と思いました。

 

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こちらはまた色味の違う黄色のゴールデン・ボーダー。綺麗ですね~。フランス生まれのバラです。

 

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つるバラのアーチもあります。バラの花がランプのように下がっていてかわいい。

 

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名前はわからないけれど、鮮やかな赤い花が青空へ伸びやかに咲いていました。

 

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池やドームがあってステキなたたずまい。公園全体どこへ行っても、本当にバラの香りでいっぱいです。

 

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いかにもバラらしいバラですね。名前はわかりませんでした。

 

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白いバラも綺麗に咲いています。これも名前がわからない。

 

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これはアメリカ生まれのラブ。赤い花びらの裏側が白い色をしています。

 

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これは花見川という日本生まれのバラです。地面に流れるように這って咲く様子は確かに川のよう。ステキな名前ですね。

 

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さてさて、たくさんバラも眺めたし、少し歩き疲れたので、売店でバラソフトクリームを買って食べました。

色はほんのりバラ色。

食べるとしっかりバラの香りがしました。

 

さらに駐車場へ戻る途中で「どんどん焼き」という屋台も見かけました。

はて、どんどん焼き?

お正月に藁やしめ飾りを燃やして餅をあぶる「どんど焼き」というのは福島県にもあるけれど、それとは違うよね?

見ると、山形名物と書いてありました。

ほう、どれどれ。

「すみません、2本ください~」

すると、おばさん、熱い鉄板に小麦粉を溶いたようなタネを長い楕円形に伸ばして焼き始めました。

なんだか面白そうなので、あわてて許可を得て写真を撮り始めました。

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おばさん、タネの上に青海苔と赤い粉(桜エビの粉?)と四角い海苔と薄切り魚肉ソーセージをトッピングします。

 

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上手にひっくり返して…

 

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割り箸2本でくるくるっと……え? なにこれ。面白い。

 

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もう一本もくるくるっと。まるでフランクフルトかアイスキャンディーのような形になりました。

おもしろ~い。

 

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帰宅してから調べたら、「どんどん焼き」は山形のソウルフードともいうべき、お祭りの定番おやつなのだそうです。

太鼓ををドンドン鳴らしながら売り歩いたからどんどん焼きと言われるようになったとか。

通常はソースを上から塗るようですが、ここではテイクアウトしやすいように、ソースはタレ瓶で別添えにしてくれました。

 

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帰宅してからどんどん焼きをレンジで温め直して、山形の道の駅や直売所で購入した山菜やアスパラガス、郷土料理と一緒に晩ご飯にしました。

どんどん焼きはなるほど、食べやすいように箸でまいてスティック状にしたお好み焼きでした。

なかなかボリュームがあります。

その右上にあるのは「お麩の揚げ煮」。

麩を揚げて甘辛く煮てあるようです。

これも美味しかった。

その横のは赤飯まんじゅう。

どれもこれも福島ではあまり見かけない郷土料理です。

 

バラの花と香りを堪能して、道の駅では山形の郷土料理を買って味わって。

なかなか楽しいドライブになりました。

あ、もちろん山形名物の「玉こん」も購入しましたよ。

こちらは今夜の夕飯に出す予定です。

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2022年5月23日 (月)

三ノ倉高原の菜の花畑

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5月21日(土)に喜多方市三ノ倉高原スキー場の菜の花畑を見に行きました。

 

今年は冬が寒かったせいで開花が遅れて、例年なら今頃はもう満開も過ぎて終盤の時期なのに、この週末がちょうど満開を迎えたところでした。

5月初旬にも南相馬市に菜の花の巨大迷路を見に行ってきましたが、こちらはスキー場の斜面を利用しているので、高低差があって展望がみごとです。

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曇り空でしたが、少しずつ天気が良くなって、ふもとの会津盆地も見えるようになってきました。

それにしても本当に一面の菜の花です。

甘い菜の花の香りがいっぱいで、ミツバチもブンブン。

歩きながらハチミツを連想しました(笑)

 

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下の菜の花畑には縁取りのように違う色の花が植えてありました。

 

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調べてみたら、ハマダイコンというアブラナ科の植物のようです。

(ハマダイコンは砂地に生える野生の大根でした。

こちらはアザキダイコンという高原で育つ野生のダイコンの花らしいです)

菜の花の色違いみたいでかわいいです。

 

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タニウツギという低木もピンクの綺麗な花で彩りを添えていました。

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これだけみごとな菜の花畑なのですが、残念ながら全体の公開は本日(5/23)までで、あとは順次刈りとってしまうらしいです。

というのも、夏にはこの場所は一面のヒマワリ畑になるから。

菜の花を刈ってその後にヒマワリの種をまかなくてはいけないのです。

やっと満開になったところなので残念ですが、しかたないですね。(^^;

 

三ノ倉高原のヒマワリ畑もみごとですし、菜の花畑も来年また見られます。

会津旅行と抱き合わせで、ぜひお出かけになってみてはいかがでしょう?

本当に綺麗ですよ。(*^_^*)

 

☆三ノ倉高原花畑(喜多方観光物産協会サイト内)

http://www.kitakata-kanko.jp/category/detail.php?id=109

2022年5月 2日 (月)

菜の花巨大迷路 in 南相馬市

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ゴールデンウィークが始まっていますが、飛び石連休のカレンダーに加えて、我が家では昇平が祝日でも仕事のことが多くて、今年は家族揃っての休日が少ないです。

昨日はそんな家族が全員休みだった貴重な日。

お天気は曇りから雨になるという、あいにくの予報でしたが、家族3人でドライブに出かけました。

宮城県閖上(ゆりあげ)の朝市をのぞいて、買ったもので朝食にしてから、海岸沿いに南下して、宮城県山元町のやまもと夢いちごの郷でまた買物、さらに南下して福島県相馬市の浜の駅松川浦で魚介類やお昼の惣菜パンなどを購入して、また南下して南相馬市の菜の花迷路へ。

上の写真が案内ポスターですが、南相馬市原町区萱浜(かいばま)という地区で、地元の農家の方が毎年一面の菜の花を育て、「福興(ふっこう)浜団」というボランティア団体と協力して迷路を作り、無料で公開してくれています。

ちょうど満開になっているとニュースで言っていたので、「お天気が持つようなら」と行ってみたのでした。

 

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ここが菜の花畑。

広い!

写真では一部分しか写せませんが、こんな感じの菜の花畑が休耕田を利用してあっちにもこっちにも。

迷路は2カ所で2.3ヘクタールということでしたが、それ以外の菜の花畑も合わせると相当な広さです。

それが満開で一面の黄色!

綺麗~。

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曇ってはいますが、ぱらついた雨もやんだので、迷路に挑戦しました。

迷路1は花の丈も数十センチなので、見晴らしが良くてわりと楽勝。

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こんな感じに迷路をたどる人たちが見えます。

迷路は上空から見るとハートの形をしているそうですが、花の中にいるとわかりません。

「あれ、こことここの道はつながってたんだね?」と思う程度(笑)

でも、とにかく満開の菜の花は綺麗で、癒やされました。

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迷路1は順調にクリアできたので、調子に乗って迷路2にも挑戦しました。

が!

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こちらの菜の花畑は迷路1より成長していて、花丈が1メートルから高いものだと1.5メートル近くもあって、行き先の見通しが効きません。

「あれ? ここ行き止まりだよ」

「こっちだったか?」

「こっちも行き止まりだ~」

「この道、さっき来なかったっけ?」

「来たか? じゃあ、あっちか」

なんて感じで、けっこう迷いました。

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ゴールはすぐそこに見える!

道もつながっているように見える!

のに近づけません。(^◇^;)

私たちの後に迷路に入ったおじいちゃんと小学生くらいのお孫さんもやっぱり迷っていて、私たちがなんとかゴールに向かうのを見て、後をついてきていました。

でも、無事にゴールできたとき、スムーズに脱出した迷路1より迷った迷路2のほうが楽しかったと思えたのは、不思議な心理です(笑)

 

ゴールした瞬間に空からバラバラと大粒の雨が降りだしたので、あわてて駐車場に走って、濡れる前に車に乗り込みました。

セーフ。

楽しい菜の花迷路でした。

 

菜の花迷路の無料開放は5月5日まで。

GW後半はお天気も良いようなので、南相馬市や相馬市方面にいらっしゃる方はチャレンジしてみては?

面白いですよ。

 

☆福島民友新聞の紹介記事(ドローンで撮影した上空からの写真もあり)

「ハートのデザイン、菜の花の巨大迷路」

https://www.minyu-net.com/tourist/hama/FM20220430-701011.php

2022年4月25日 (月)

道の駅ふくしまプレオープン

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先週の土曜日の4月23日、福島市大笹生に新設された道の駅ふくしまのプレオープンに行ってきました。

グランドオープンは4月27日(水)。

上の写真は道の駅でもらったパンフレットの表紙です。

自分でも道の駅全体の写真は撮ったのですが、天気が今ひとつで写りがあまり良くなかったので、こちらを載せておきます。(^^;

 

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道の駅ふくしまのロゴは、福島市内からよく見える吾妻山と、その中腹に春先に現れるウサギの雪形をモチーフにしたもの。

ウサギの雪形は「吾妻山の雪うさぎ」とか、春先の種をまく時期に現れるので「種まきうさぎ」などと呼ばれて親しまれています。

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上の写真は昨日の吾妻山と雪うさぎ。

最近の暖かさで耳が短くなってきていますが、なんとなく雪うさぎの形がわかるでしょうか?

よくみるとうさぎにはちゃんと目もあります。

福島市民には本当に親しまれているので、福島市のゆるキャラも、この雪うさぎをモチーフにした「ももりん」といううさぎになっています。

 

だから、道の駅の中にも雪うさぎがいっぱい!

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カフェYukiusagiの壁に雪うさぎの絵。

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雪うさぎのパフェやアイスもあります。

福島市近郊は果物の一大産地なので、フルーツもたっぷりです。

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今の福島は苺のシーズン。

店内には苺がたくさん積んでありました。

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苺の箱には雪うさぎの顔。

別売りのフタをかぶせると、うさぎが苺を食べているようになるようです。

いいなぁ。かわいい♪

 

この後、福島の果物は、サクランボ、桃、杏、梨、林檎、ブドウ、柿、キウィ……と絶え間なく続いていきます。

この道の駅はフルーツラインと呼ばれる果樹園地帯の幹線道路沿いにあるので、果物狩りを楽しむついでに道の駅に回るのもいいですね。

 

店内には福島県全域の美味しいものもたくさん並んでいました。

 

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福島市飯坂温泉や土湯温泉の名物「ラジウム卵」(温泉卵)。

 

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ご存じ酪王カフェオレの商品いろいろ。

 

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こちらもご存じ喜多方ラーメン。

 

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福島県の地酒もずらり。

福島県は新酒鑑評会で金賞受賞数日本一を8連覇中です。

 

このほか、レストランやフードコート、屋内子ども遊び場、ドッグラン、レンタサイクル、シャワールームなどなど、充実の施設でした。

とにかく人が多くて、買い物するのにレジに並ぶのにも建物の外まで続く長蛇の列。

会計まで15分くらい並びましたが、誘導も上手だったので大きな混乱はありませんでした。

ただ、写真をゆっくり撮っている余裕はなかったので、上の写真も半分くらいは旦那様が撮影したものです。

 

そうやって並んで購入したのがこちら。

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クリーム大福の「雪うさぎ」。

マスカルポーネ入りのクリームの中心に、白いうさぎには桃のピューレが、ピンクのうさぎには苺ピューレが入っています。

耳は抹茶入りのチョコレート。

かわいくて美味しかったです。

 

福島市民が待ちかねていた福島市郊外の道の駅。

たくさんの人が訪れて、福島の良さに触れてくれたらいいな、と思っています。

 

道の駅ふくしま公式サイト

https://m-fukushima.com/

 

2022年4月18日 (月)

桑折西山城跡

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伊達市の隣、伊達郡桑折町(こおりまち)には西山城という城跡があります。

伊達家十四代目当主、伊達稙宗(たねむね)が1532年頃に築いた山城で、1548年に嫡男の伊達晴宗(はるむね)が城を米沢に移すまで、伊達氏の本拠地になった城です。

 

……とパンフレットの説明を元に書きましたが、私はこういう文章だと実際に何があったのかうまくイメージできません。

ので、ここから先は、もうちょっと砕けた文章で書いていきます。

稙宗は要するに、独眼竜と呼ばれる伊達政宗のひいおじいちゃん。

政宗もなかなかの野心家ですが、稙宗は輪をかけてすごい人だったようで、自分の娘や息子を周囲の戦国大名に嫁や婿に送り込んで、各地の領地の乗っ取りを考えていたようです。

その一方で、塵芥集(じんかいしゅう)という法律を作って領地を治めていたようで、その法律も非常に量が多く具体的で細かい内容だったということです。

今の六法全書みたいな感じかな? あそこまで条例は多くなかったでしょうけれど。

とにかく、とても野心家でやり手の大名でした。

 

時は室町。しかも戦国時代。

それまで稙宗は、私が住む伊達市にある梁川城に住んでいたのですが、平地の中の高台の城で「ここでは攻められたときに守り切れなくて危ない」と考えたようで、標高192.8m(麓からの高さは100mくらい)の山の上に城を造って引っ越したのでした。

お城というと、高い天守閣と立派な石垣を想像するかもしれませんが、あれは織田信長の時代以降に作られたもの。

戦国時代の城は、敵が攻めにくく、自分たちが守りやすいように造った山城がメインでした。

自然の地形をうまく利用して造られているのも特徴です。

西山城も、だから天守閣があるわけではありません。

庭園などが整備された城跡公園があるわけでもない。

でも、城があった地形などが当時のままよく残っているので、平成2年に国指定史跡になりました。

 

そんな西山城跡をいつか自分の足で訪れてみたい、と思っていたのですが、なかなか行く機会がありませんでした。

すぐ隣の町なのですけれどね。

昨日は一日とても良い天気。

午前中の用事がすんだ後、旦那様が「前から行きたがっていた西山城に行ってみるか?」と言ってくれたので、息子と3人で西山城跡散策に出かけたのでした。

 

ここから先は、西山城跡で撮った写真を並べていきます。

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麓の入り口。イノシシの防護柵があって、城跡へ登る人が自分で開け閉めします。

そこから山道を登ること約20分。

マスクをつけていると息が苦しいし、すれ違う人もいないので、マスクをずらして登りました。

道脇の斜面にはいろいろな山野草が咲いていました。

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ヤマブキ

 

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スミレ

 

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シロバナタンポポ(日本タンポポ)

 

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頂上付近に着くと視界が開けて、大手門があった場所を示す石碑や案内板がありました。

ちなみに、本当の大手道は登ってきたのとは別ルート。

沢沿いの道だったようですが、今は道がなくなって通れなくなっています。

 

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大手門から本丸へ至る道。

左側の段々になっている高まりは、二の丸の東側の縁。

直接攻め上りにくいように、斜面を削って段差をつけています。

 

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上の場所から背後へ進むと砲台場がありますが、もちろん稙宗の時代に大砲はありません。

江戸末期の戊辰戦争の際に、官軍が仙台に攻めてきたら防ごうと伊達氏が大砲をここに据えたそうです。

でも、実際には一発も撃つことはなかったのだとか。

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奥の高まりが大砲の台座。

左側は山の斜面になっていて、麓の国道がよく見えます。(だから大砲をここに据えたんですね)

 

戻って本丸へ登っていって来た道を振り向くと──

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ここは正門跡です。

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当時はこんなふうに門と柵が築かれていたみたいです。

 

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正門に背を向けて行く手を見ると、一段と高いところに旗と菜の花。

あそこが本丸の場所です。

 

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登り切りました。

景色が開けます。

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桑折町は桃の里。

桃畑が満開なのでピンクの絨毯のように見えます。

ちなみに、写真中央付近に整然と並んでいる黒い屋根の家の集団は、東日本大震災で桑折町に避難してきた方たちの復興支援住宅です。

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戦国時代には軍事衛星も偵察機も、緊急連絡を入れるための携帯や無線もありません。

だから、周囲が広く見渡せて敵の接近にいち早く気がつけることが、なにより重要でした。

山城の城跡に行くと、とにかく見晴らしがいいのですが、この西山城跡の本丸跡からも周囲が本当によく見えます。

先述のとおり桃の花も満開なので、散策にきた人たちが菜の花の前のベンチに座って景色を楽しんでいました。

東北新幹線の線路も見えます。

あ、新幹線がちょうど通っていきました。

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新幹線は向かって左から右へ、福島駅のほうへ走っていました。

写真を大きくするとわかるかと思いますが、緑の車体の東北新幹線やまびこの後ろに、ピンクと白の秋田新幹線こまちが連結されています。

先月16日に福島県沖で発生した震度6強の地震の影響で、東北新幹線は路線に被害を受けてしばらく運休していました。

応急処置で再開しましたが、この日も臨時ダイヤで運行中。

新幹線はゆっくりゆっくり、普通電車よりもっとゆっくり走っていきました。

 

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本丸跡を示す石碑。

西山城は地元では昔から「高館城」と呼ばれていたそうです。

 

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中心建物の跡。

発掘して、柱の跡が見つかったそうです。

稙宗はここで政(まつりごと)を行ったのですね。

 

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わかりにくいのですが、本丸と西側にある二の丸の間を隔てていた空堀(からぼり=水がない堀)です。

元々つながっていた尾根を堀で分断して、敵が二の丸→本丸と移動したり、本丸→二の丸と移動したりしにくいようにしてあります。

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空堀の説明。

 

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西山城はやがて本丸と二の丸だけでは手狭になってきたようで、西側に中館(なかだて)と呼ばれる曲輪(くるわ)が拡張され、さらにその西にも西館(にしだて)と呼ばれる曲輪が造られました。

曲輪とは城の中の区画整理された平地のこと。

山城の場合、山の頂上や斜面を削って平地を造っています。

上の写真は中館を見上げたところ。

二の丸の縁と同じように、敵が攻めにくいように、曲輪の横は斜面を削って切崖(=垂直に近い土壁)にしてあります。

写真だと大したことないように見えますが、実際にはけっこうな高さと勾配です。

切崖を登って越えるのは難しいし、甲冑を着て坂道を駆け上がるのはかなり大変そう。

「ここを攻めたんだから、昔の人って体力あったんだね」

と息子が言いました。

まったく、軟弱な現代人にはとても無理ですね。

こんな山城のどのルートを通って突破すればいいか、どの時間帯に来れば見張りに見つかりにくいか──そんなのを事前に探ったのが忍者だったんだろうね、なんて話もしました。

 

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こちらは中館と西館を仕切っている空堀。

中館側から撮っているのでわかりにくいですが、西館側より中館側のほうが高くなっているので、中館のほうが重要な場所だったことがわかるのだそうです。

ここを越えて先に行くのは無理なので、西館にはぐるっと北側を回って行くのですが(実際にそちらを通って西館を歩いている男性もいました)、息子がだいぶへばってきたし、「あっちまで行くとけっこう大変だぞ」と旦那様も言うので、ここから戻ることにしました。

でも、ここにも見所が。

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虎口(こぐち)、つまり曲輪への出入り口です。

正式には中館枡形状虎口(なかだてますがたじょうこぐち)と言うそうです。

わかりにくいので、ちょっと描き込んでみました。

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白い線のところが(たぶん)通り道。

黄色い矢印は敵が攻め込むときのルートです。

虎口は狭いので敵は大勢では攻め込めないし、ほぼ直角に曲がっているのでそこでもたつきます。

守る側は虎口の正面で待ち構えて攻撃することができるし、「A」は切崖になっているので、その上からも敵を攻撃できます。

「何で攻撃するのかな。鉄砲?」

「室町時代だからね。槍とか弓矢じゃない?」

「槍かぁ」

そんな会話も息子としました。

 

虎口から戻る途中に綺麗なしだれ桜がありました。

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まだちょっと若い木ですが、育ったらそれはみごとになって、素晴らしいシンボルツリーになることでしょう。

楽しみです。

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西山城跡を散策したい方は、歩きやすい格好でお願いします。

入り口の案内板にはパンフレットも置いてありました。

車でおいでの方は大かや園という町営の老人福祉センター(中に桑折城跡ガイダンス施設が併設)の駐車場か、登城口にある観音寺の駐車場が便利です。

西山城跡のパンフレットは大かや園の中にもあります。

 

☆桑折西山城跡

住所:福島県伊達郡桑折町万正寺本丸

 

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