« 「勇者フルートの冒険28」第73章更新 | トップページ | 「勇者フルートの冒険28」第74章更新 »

2023年7月 4日 (火)

どんでん平ゆり園とヘルプマーク

Img_0257

先日の日曜日に山形県飯豊町のどんでん平ゆり園という公園へ、満開のユリの花を見に行ってきました。

上の写真は受付でもらったパンフレットですが、この写真の通り、色とりどりのユリが咲き乱れていて、本当に綺麗でした。

 

Img_0183_20230704143401

Img_0209_20230704133101

Img_0193_20230704133101

アナベル(白いアジサイ)もちょうど満開で、カラフルなユリとのコントラストが素敵でした。

 

山形県では有名な花の名所のようで、観光バスやマイカーの観光客も次々訪れて、満開のユリの中を散策していました。

Img_0187

 

ところで、ゆり園の駐車場は入口の目の前にあるのですが、入口との間に高低差があって、低い階段が4,5段ありました。

入場するのにその階段を上っているときに、後ろから高齢の女性がシルバーカーを押してやってきました。

階段まで来ると、シルバーカーを持ち上げて段の上にのせ、シルバーカーにつかまりながら自分も上の段に上ってきます。

「よいしょ、よいしょ」と言いながら上がってくるので、なんだかちょっと大変そう。

階段を上がり終えていた私のすぐ後ろまで来たので、思わず「大丈夫ですか?」とシルバーカーを引き上げるのを手伝いました。

「ああ、ああ、ありがとうございます」と高齢の女性。

 

ところが、その先にもまた4段くらいの階段がありました。

横に回るとスロープもあるのですが、高齢の女性はスロープが見えなかったのか、シルバーカーを押して階段に向かっていきます。

私の家族はスロープのほうへ歩いていたので、『どうしよう、また手伝ったほうがいいかな』と迷っているうちに、彼女はまた階段にシルバーカーを持ち上げることを始めました。

 

すると、私や周囲の人たちを追い越すように、若い女性が勢いよく階段を上ってきました。

高齢の女性に追いつくと、「一緒に行きましょう」と声をかけてシルバーカーを持ち上げ、あっという間に階段の上まで運んでしまいました。

その人が背負っていたリュックにひるがえっていたのは、赤いヘルプマーク──。

Helpmark

(ヘルプマーク:福島県のホームページから引用)

 

ヘルプマークは、難病や内臓疾患など、一見してわかりにくい病気の方が周囲へ病気があることを知らせるためのマークです。

若い女性自身も何か病気をお持ちだったのですね。

 

ほんの1分足らずの出来事でしたが、いろんなことを考えてしまいました。

周囲にはたくさんの観光客がいて、若い人も男性も大勢いたのだけれど、シルバーカーの女性に手を貸そうとする人はいませんでした。

みんな彼女を追い越していくだけ。

見えていても気がつかない──そんなふうに見えました。

気がついていても手を貸すことにためらっていたのかもしれませんが。

 

そんな中、追いかけていって手伝ったのは、自身が障害を持っていた女性。

自分が普段から障害で苦労しているから、他人の苦労にもすぐ手を貸せたのかもしれません。

それも「一緒に行きましょう」という、相手に寄り添うことばで。

 

でも、それは障害のない人こそ、やるべきことだったんじゃないかしら……。

あのとき、先を行った家族の後を追うべきか、シルバーカーの女性を手伝うべきかで迷った、私自身の反省も込めて、そんなことを考えてしまいました。

 

Img_0178

 

あのヘルプマークの女性が困ったときにも、彼女がしたように、誰かがすぐ手を貸して助けてくれますように。

そんなことを願ってしまった、どんでん平ゆり園での出来事でした。

 

 

« 「勇者フルートの冒険28」第73章更新 | トップページ | 「勇者フルートの冒険28」第74章更新 »

旅行・ドライブ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「勇者フルートの冒険28」第73章更新 | トップページ | 「勇者フルートの冒険28」第74章更新 »