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2023年7月

2023年7月25日 (火)

「勇者フルートの冒険28」第75章更新

Flute_sendengon_20200805130201

勇者フルートシリーズ最終巻「勇者フルートの冒険28・闇の竜の戦い」第75章「願い」をアップしました。

http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/vol-28/index.html

 

ラストまでの見通しがほぼ立ちました。

あと2回で完結の予定です。

物語はもうクライマックスもクライマックス。

私が連載当初から書きたかった場面を書いていて、何を語ってもネタバレになりそうなので、連載中の物語については書きません。(^^;

 

ただ、前回のブログにも書いたのですが、「ラストを書いていてもいつもと変わらないな~」というのが正直な感想です。

ラストになったら、きっととてもハイテンションになって、無我夢中で書き進めるんじゃないか。

あるいは「ああ、もう最後なんだ」とじーんと感動しながら大切に書き進めるんじゃないか。

そんなふうに特別な感情を持って最後のエピソードを書くだろう、とずっと思っていたんですが。

実際には、「物語をあのシーンに持っていくには、ここをこうして、この人にはこうしてもらって」「この文章だとわかりにくいよね。どう書くとわかりやすいかな」「この人はこういう気持ちでいるんだけれど、それにぴったりのセリフってどんなのだろう」等々、本当にいつもどおりに悩みながら淡々と執筆を続けています。

(悩むながらと、淡々と、は相容れないことばのようですが、本当にそんな感じなのです)

 

20年も書いてくれば、それなりに自分の文章や作品に自信を持てるようになっているんじゃないか、とも想像していました。

なにかしらの到達点に達しているんじゃないか、と思っていたのですが、実際にはそれも違いました。

これだけ書いてきても、やっぱり自分の未熟さを痛感するばかりです。

というか、書けば書くほど自分の至らなさがわかってしまいます。

ああ、もっとうまくなりたい!

でも、きっと一生かかっても、到達点になんかたどり着かないんでしょうね……。

 

それでも、とにかく「フルート」の物語はラストが近づいてきました。

最後の一行までしっかり書き切りたいと思います。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

今週の読者作品はこちら。

Male01_chikuchiku_20230725113001

ちくちくさんがドールで再現したメールです。

海の王と森の姫の間に生まれたメールなので、海も好きですが森も大好き。

森の中で「気持ちいいな-」って思っているシーンだそうです。

Male02_chikuchiku_20230725113001

イメージどおりの服を着ているメールちゃん。

よくよく見ると、左腕に海の腕輪までつけています。

なんという再現率の高さ。

可愛い作品をありがとうございました。(^^)

 

次回更新は8月8日(火)の予定です。

 

 

2023年7月18日 (火)

福島に桃の季節が到来!

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これは「暁星(ぎょうせい)」という品種の桃です。

いよいよ福島に桃の本格的なシーズンが到来しました!

 

「暁星」は色づきが良くて、形は少し小ぶりだけれど甘い桃です。

先週の土曜日に伊達市にあるJAふくしま未来の直売所「んめ~べ」で購入しました。

ちなみに「んめ~べ」とは福島弁で「おいしいでしょう?」という意味です。

 

その「んめ~べ」が開店14周年ということで、土曜日曜に渡ってイベントを行っていました。

下の写真はその開会式直前の様子。

Img_0386

テープカットのテープの両脇に立つピンクのユニフォームのお2人は、毎年公募で選ばれる桃のPRクルー「ミスピーチ」のお嬢さんたちです。

写真には写っていませんが、この右側に、ずら~~~~~~っと買い物客が列を作って開店を待っています。

イベント目当てのお客さんもいますが、一番のお目当てはなんと言っても「桃」!!

開店して店内に入ると、桃の箱が山積みになっていて、袋入りの桃もずらっと並んでいました。

Img_0389

でも、実はこれでもまだ最盛期の量ではないんですよね。

福島で一番生産量が多くて人気の品種は「あかつき」。

今年は週明けの今頃から収穫が始まっているようで、今週末から来週にかけてが最盛期になります。

そうなると、店内には桃が、これでもかっ! というほど山積みに。

桃を買い求めるお客さんの行列も、広い店の前を横切り、駐車場の端までたどり着いてまた折り返してくるくらい長くなります。

桃の箱をカートに5箱、10箱と山積みにして買う人も少なくないので、店内放送で「箱はカートの上の段に重ねて、バーコードを外側に向けると会計がスムーズに進みます」とお客さんに協力を求めています。

毎年この時期の「んめ~べ」の風物詩です。(^^;

 

いや、でも、それにしても毎日暑いですね。

昨日は伊達市で37.3度の最高気温を記録しました。

今日も最高気温は33.2度。

湿度もあるので、エアコンなしではとても過ごせません。

 

Img_0414

そんな中、用事があって市役所に出かけたら、駐車場の街路樹がひと枝、秋でもないのに葉が黄色く変わっていました。

あんまり暑すぎて木もバテてしまったのかな。

 

我が家のベランダも陽が当たるところがあまりに暑くなるので、百円ショップで買ってきたサンスクリーンで日よけを作ってみました。

Img_0277

写真に写っているのは、ハーブのミント。

この後、日よけをしたのに暑さで葉が落ちてしまいましたが、根元から新しい芽が出てきていたので、枯れずにすむかもしれません。

本当に、最近の夏はあまりに暑すぎます。

 

Img_0130

というわけで、今日の昼ご飯は冷たいぶっかけ素麺。

麺の上に、山形の「だし」と冷たい蒸しナス、ミニトマトなどをたっぷりトッピングしました。

「だし」というのは山形県の郷土料理で、ナス、キュウリ、ミョウガ、青じそ、ネギなどを細かく刻み、がごめ昆布という粘りの強い昆布と混ぜ合わせたもの。

納豆のようにご飯にかけて食べると、さっぱりしていて、食欲がなくなる夏にも食べやすいのですが、こうして麺にかけて食べるのも美味しいです。

7月15日に新発売された、福島の桃を使用した「ミルピーチ」という桃の乳飲料と一緒にいただきました。

 

暑い暑い夏だけど、暑いからこそ美味しくなる食べ物をいろいろ食べて、冷房なども上手に使って、なんとか乗り切っていきたいですね。

お互い無理せずがんばりましょう。

 

 

 

 

2023年7月11日 (火)

「勇者フルートの冒険28」第74章更新

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勇者フルートシリーズ最終巻「勇者フルートの冒険28・闇の竜の戦い」第74章「力(ちから)」をアップしました。

http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/vol-28/index.html

 

いよいよ。

いよいよ本当にクライマックスです。

このシーンを書きたいと思い続けて十数年。

ついに本当に書くことができました。

……が、あまり長いこと頭の中で繰り返しその場面を想像していたので、実際にそこを書いたときには、もうなんだか当たり前のようになってしまって、いつもどおりの調子でいつものように書いてしまいました。

もっとすごく感動すると思ったんだけどなぁ。

ちょっと拍子抜け(笑)

読者の皆様には、はらはらしたりドキドキしたりしながら読んでもらえたら嬉しいのですが…… (^^;

 

物語完結までの残り回数が、はっきり見えてきました。

おそらく、あと3回。

今のまま順調に更新していけば、8月22日にシリーズが完結するだろうと思います。

物語の扉が閉じるまで、一緒に楽しんでいただければ嬉しいです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

読者イラストも、まだご紹介していない作品を見つけるのが大変になってきました(苦笑)

Shonen_kurage

たぶんこれはまだでしたよね?

クラゲさん画の「少年」。

外伝5「マグノリア」で描かれている少年時代のユギルです。

見目麗しい一番占者殿の意外な過去を描いた外伝でした。

シリーズが完結したら、外伝についてももう一度整理したいな~などと考えています。

 

本編の次回更新は7月25日(火)の予定です。

 

2023年7月 4日 (火)

どんでん平ゆり園とヘルプマーク

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先日の日曜日に山形県飯豊町のどんでん平ゆり園という公園へ、満開のユリの花を見に行ってきました。

上の写真は受付でもらったパンフレットですが、この写真の通り、色とりどりのユリが咲き乱れていて、本当に綺麗でした。

 

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アナベル(白いアジサイ)もちょうど満開で、カラフルなユリとのコントラストが素敵でした。

 

山形県では有名な花の名所のようで、観光バスやマイカーの観光客も次々訪れて、満開のユリの中を散策していました。

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ところで、ゆり園の駐車場は入口の目の前にあるのですが、入口との間に高低差があって、低い階段が4,5段ありました。

入場するのにその階段を上っているときに、後ろから高齢の女性がシルバーカーを押してやってきました。

階段まで来ると、シルバーカーを持ち上げて段の上にのせ、シルバーカーにつかまりながら自分も上の段に上ってきます。

「よいしょ、よいしょ」と言いながら上がってくるので、なんだかちょっと大変そう。

階段を上がり終えていた私のすぐ後ろまで来たので、思わず「大丈夫ですか?」とシルバーカーを引き上げるのを手伝いました。

「ああ、ああ、ありがとうございます」と高齢の女性。

 

ところが、その先にもまた4段くらいの階段がありました。

横に回るとスロープもあるのですが、高齢の女性はスロープが見えなかったのか、シルバーカーを押して階段に向かっていきます。

私の家族はスロープのほうへ歩いていたので、『どうしよう、また手伝ったほうがいいかな』と迷っているうちに、彼女はまた階段にシルバーカーを持ち上げることを始めました。

 

すると、私や周囲の人たちを追い越すように、若い女性が勢いよく階段を上ってきました。

高齢の女性に追いつくと、「一緒に行きましょう」と声をかけてシルバーカーを持ち上げ、あっという間に階段の上まで運んでしまいました。

その人が背負っていたリュックにひるがえっていたのは、赤いヘルプマーク──。

Helpmark

(ヘルプマーク:福島県のホームページから引用)

 

ヘルプマークは、難病や内臓疾患など、一見してわかりにくい病気の方が周囲へ病気があることを知らせるためのマークです。

若い女性自身も何か病気をお持ちだったのですね。

 

ほんの1分足らずの出来事でしたが、いろんなことを考えてしまいました。

周囲にはたくさんの観光客がいて、若い人も男性も大勢いたのだけれど、シルバーカーの女性に手を貸そうとする人はいませんでした。

みんな彼女を追い越していくだけ。

見えていても気がつかない──そんなふうに見えました。

気がついていても手を貸すことにためらっていたのかもしれませんが。

 

そんな中、追いかけていって手伝ったのは、自身が障害を持っていた女性。

自分が普段から障害で苦労しているから、他人の苦労にもすぐ手を貸せたのかもしれません。

それも「一緒に行きましょう」という、相手に寄り添うことばで。

 

でも、それは障害のない人こそ、やるべきことだったんじゃないかしら……。

あのとき、先を行った家族の後を追うべきか、シルバーカーの女性を手伝うべきかで迷った、私自身の反省も込めて、そんなことを考えてしまいました。

 

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あのヘルプマークの女性が困ったときにも、彼女がしたように、誰かがすぐ手を貸して助けてくれますように。

そんなことを願ってしまった、どんでん平ゆり園での出来事でした。

 

 

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