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2023年6月20日 (火)

石の大空間「大谷資料館」

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去る6月11日(日)、家族旅行で栃木県宇都宮市を訪れて、大谷石(おおやいし)の採掘場跡に作られた「大谷資料館」を見学してきました。

 

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大谷石というのは今から1500万年くらい前にできた流紋岩質角礫凝灰岩の総称だそうです。

名前の通り、大谷町という場所で採掘される石で、耐火性耐水性に優れ、丈夫で加工もしやすいというので、昔から石塀や石倉、建物などに使われてきました。

灰色の石の中に黒い粒々(「みそ」と言うそうです)があるので、見た目にも美しい石です。

上の写真は資料館の周囲の山肌。

大谷石が露出しています。

 

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資料館の入り口。

建物が小さい?

いえいえ、ここは本当の入口です。

「地下抗内入口」と書かれています。

 

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大谷石を手掘りした時代から現代に至るまでの採掘の様子を説明する資料室があったので、まずここを見学しました。

 

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同じ大谷石でも採掘場所によって色合いや見た目が違うようです。

 

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採掘の方法と使われる機械。

 

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以前使われていた道具や看板、はっぴなどいろいろ。

 

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地下の採掘場跡は様々な映画やドラマの舞台にも使われたそうで、作品のポスターが貼ってありました。

実際に作品を見た方はいらっしゃるかな?

 

さて、地下坑道跡への入口をくぐって石の通路に入っていくと、その先は階段になっていて──

 

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おおぅ、高い!

 

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広い!!

 

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深い!!!

 

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以前NHKの「ブラタモリ」でこの大谷資料館を紹介していたので、一度来てみたいと思っていたのですが、実際には想像していたものの数十倍も広くて、びっくりしながら歩き回りました。

こうして写真で紹介していても、本当の広さは伝わっていません。

実際に訪れて歩いてみないと実感できないんですね。

いや~、すごいな~、広いな~。

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ちなみにこの日の採掘場跡の気温は10度。

外界が30度を超す真夏でも、地下のここは12度くらいまでしか上がらないそうです。

私たちは公式サイトを見て上着持参で行ったので快適に回りましたが、半袖の夏服姿で入った人は寒かったんじゃないかな~。

短時間なら気持ちいいかもしれませんが、長い時間滞在すると底冷えがしてくると思います。(ので夏でも上着は持参しましょう)

 

天然の冷蔵庫なので、戦時中は地下倉庫や軍事工場として、戦後は政府米の貯蔵庫として使われたそうです。

現在は大谷石を紹介する資料館としてだけでなく、先に書いたように映画やドラマの舞台に使われたり、PVの撮影、車のCMや展示会、ワインのレセプションなどにも使われているそうです。

「単なる博物館じゃなく、実際に商業ベースで使ってる徹底ぶりがすごいな」と長男は感心。

こんな地下にどうやって展示会の車を入れたんだろう? と家族で議論になったのですが、政府米なども貯蔵していたので、車が入れるルートは別にちゃんとあるらしいです。

 

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高級ワインのドンペリニョンの日本発売レセプションを記念して贈られたエンブレムとワインも展示してありました。

確かにこの温度が一年中続いているなら、ワインの貯蔵にも最適ですね。

 

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ライトアップもされているので、幻想的でとても綺麗。

なんだか本当に映画かRPGのダンジョンに入り込んだような気分になります。

RPGが好きな次男は大喜び。

私と旦那は映画「レイダース」を思い出していました。

 

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アート作品が飾られた場所もありました。

水に反射してこれも綺麗でした。

 

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天井を見上げると採掘に使った地上への穴があります。

「あんなに高い天井をどうやって掘ったんだろう?」と考えてしまって、「いやいや違う、逆だ」と気がつきました。

地上から掘り始めるのだから、最初は天井のあの穴の部分しかなかったわけで、そこから次第に下へ下へと掘り進み、横にも掘っていって、こんな巨大な空間になったんですね。

最初はこの場所が全部大谷石で充たされていたんだ、と思うと、スケールの大きさに圧倒されました。

それだけの石を掘り出してしまった人間もすごいです。

 

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実際に切り出した大谷石が並んでいました。

左から「尺角 30×30×90(センチ) 150Kg」「八十 24×30×90 120Kg」「七十 21×30×90 100Kg」と書かれています。

このサイズが大谷石の規格だったんですね。

大谷石の採掘は別の採掘場で今も続いていて、石を切り出すのも運び出すのも機械でできるようになったそうですが、昔は人がつるはしで掘って切り出して、背負子(しょいこ)で地上に運び出したそうです。

こんな石を1本1本背負って地上に運び出したのだというんですから……う~ん、すごい。

 

ちなみに、地下では記念写真の無料撮影もしていました。

写真データは無線で出口にいるスタッフへ送信。

地下道から出たところで写真を受け取れるのですが、お金を払うと台紙に綺麗に貼った大きな写真と写真のデジタルデータも貰えるというので、私たちは有料で購入。

我が家は写真に写るのが嫌いな人が多くて、家族4人で揃って写真を撮ることがなかなかないので、貴重な記念写真になりました。

ちなみに、地下にいたカメラマンさんは分厚いコートを着用していました。

一日中あの中にいるんですから、冷えますよね……。(^^;

 

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敷地内にあった大谷石バージョンの自動販売機。

本体は大谷石模様がプリントされているだけですが、周囲は本物の大谷石でした。

日本一丈夫な自販機かも。

 

せっかくなので、隣の「ロックサイドマーケット」というカフェ兼土産物店で、記念に大谷石の小物を買いました。

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これは次男が買った、大谷石のペーパーウェイト。

 

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こちらは私が購入した大谷石のコースター。

ポプリの瓶の下に敷いたら、なかなか良い感じで気に入っています。

 

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帰りには有名な宇都宮餃子も食べて、大満足の家族旅行でした。

 

(終わり)

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