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2023年5月23日 (火)

整形靴専門店「ヴェアクシュタット オオゼキ」(3)

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オーダーメイドしたインソールを受け取りに、福島駅前の整形靴専門店「ヴェアクシュタット オオゼキ」に行ってきました。

カウンセリングに行って型取りをしたのが4月20日。

できあがったインソールを試着したのが2週間後の5月4日。

そこからさらに調整をお願いして、私が受け取りに行ったのが5月13日のことでした。

 

※カウンセリングと試着の詳細 →「ヴェアクシュタット オオゼキ(1)」 「ヴェアクシュタット オオゼキ(2)」

 

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行ってみると、まだ微調整が必要かもしれないというので、インソールにはまだカバーが貼られていませんでした。

色の違う部分が盛り上ったり、縁がカールしていたりします。

靴に入れて履いてみると、とてもしっかりした履き心地です。

 

店長さん「指先がまだちょっときつそうですね。ほんの少しだけ指先を薄くして調整してからカバーを貼りますね」

私「それってすぐ出来るんですか?」

店長さん「はい。裏のクッションの指先の部分を少しだけ削ります。20分くらいでできます」

私「ではお願いします」

 

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店長さんはインソールを持って作業場に入って行かれました。

作業場は大きな窓を通して店内からよく見えます。

専門的な道具や機械がずらり。

そこで熱心に作業されます。

 

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これはカバーを貼ったあと、縁にローラーをかけてなめらかにしているところ。

 

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その間、私はカフェで注文したエスプレッソを飲んでいました。

今日のクッキーはコーヒー豆の形です。

かわいい♪

 

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店内にはいろいろな靴が並んでいます。

どれも履き心地良さそうな形。

見ていて「いいな」と思える素敵な靴もあります。

次はインソールじゃなく、靴本体を買いに来たいな。

 

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インソールが出来上がってきました。

左がカバーを貼ったインソール。

右はそれを靴に入れたところです。

全然目立ちません。

 

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インソールの裏側はこんな感じ。

厚さを変えて調整してあるのがはっきりわかります。

 

履いて店内を歩いてみると、支えになっている部分が足の裏に当たりますが、全然痛くありません。

今までは指先もすぐ痛くなったのですが、薄く削ってもらって調整してもらったおかげで、指先も楽です。

私「これ、どのくらい削ったんですか?」

店長さん「本当に少しです。1mmの半分くらい、0.5mmくらいです」

私「それでこんなに履き心地が変わるんですか!」

 

手の指や掌が敏感なのは当然ですが、足の指や足の裏も実はけっこう敏感なようです。

わずか0.5mmをこんなにはっきり感じるのだとしたら、足に合う靴を探すのも、実はミリ単位、コンマミリ単位の話なのかもしれません。

足にトラブルを抱える私には、市販の靴が合わなかったはずでした。

 

インソールの調整にはいろいろな道具を使うけれど、たとえば指先を薄くしたときなどは、段差をなくすのに目が細かい紙やすりを使って、さらに手の指で感触を確かめながら仕上げていくのだとか。

職人の技だな~とつくづく思いました。

ちなみに店名の「ヴェアクシュタット」というのは、ドイツ語で「工房」という意味のようです。

職人さんの店、という意味なのですね。

 

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今回のオーダーメイドインソールは、調整の分も含めて税抜き18,000円でした。

私は普通のカバーを貼ってもらいましたが、追加料金で抗菌仕様のカバーにすることもできるようです。

 

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「いきなり長時間履かずに、毎日30分から1時間くらいずつ履いて馴らしていってくださいね」と店長さんから言われたので、帰宅してから馴らし履きをしています。

まだ下ろしていない新品の靴なので、家のフローリングの上で履いています(笑)

クッションや支えのでっぱりは足に触りますが、不思議なくらい痛くありません。

特に、モートン病のひどい右足がとても楽なのにはびっくりです。

唯一「おや?」と思ったのは、馴らし履きをした翌日、右の腰が筋肉痛になったこと。

今まで右足をかばって左足に重心がかかっていたのが、インソールのせいで右足にもしっかり体重が乗るようになって、筋肉痛が起きたようです。

これで姿勢の悪さも少し改善するかな……?

 

今週1週間は試し履きを続けて、来週くらいから外歩きに使ってみる予定です。(このブログは5月17日に書いています)

履いているうちに合わない部分が出てきたら、またいつでも調整してもらえるので、安心です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

私は足にトラブルを抱えるようになってから、履ける靴がどんどんなくなっていって、困り果てたところで整形靴の専門店に出会えました。

とても助かりましたが、できればもっと早く巡り会いたかったとも思います。

そうすれば、こんなに足が悪化することもなかったでしょう。

身近に専門店がなかったからしかたないのですが、もう少し足と靴に関して知識を持っていたら、と反省もしています。

 

日本人は靴を履くようになってから歴史がまだ浅いので、「足に合う靴を選ぶ」「足に合うように靴を調整する」という考え方が充分浸透していないと言われています。

でも、若い頃、無理してサイズが合わない靴を履いたり、デザイン重視の靴をマメだらけにしながら履いたりしたツケは、こうして歳を取ってから回ってきます。

「健康のために歩きましょう」「体の衰えは足腰からです」と言われても、靴が足に当たって痛くて歩けないのですから、どうしようもありません。(><)

足に合う靴は生活の上でも健康の上でも大切です。

若いうちから足に合う靴を意識して履いて、もしもトラブルを抱えるようになってしまったら、整形靴の専門家を訪ねるといいんじゃないかと思っています。

(終)

 

☆整形靴専門店&カフェ「ヴェアクシュタット オオゼキ」

住所:福島県福島市栄町11-25 ACXビル1階

電話:024-522-3384

定休日:月曜・第3日曜

営業時間:10:30~19:00 (カフェのラストオーダーは17:30)

 

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