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2023年4月

2023年4月25日 (火)

整形靴専門店「ヴェアクシュタット オオゼキ」(1)

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今年4月6日、福島駅前のAXCビル1階に整形靴の専門店がオープンしました。

店の名前は「WERKSTATT OHZEKI」(ヴェアクシュタット オオゼキ)。

外反母趾や扁平足、左右の足の長さが違うなどの足の悩みに対応する靴の専門店です。

 

実は、私の旦那も私も靴には長年苦労してきました。

旦那は骨折をきっかけに右の股関節が変形してしまい、人工関節の手術を受けたのですが、その結果左右の足の長さが1センチくらい違うようになってしまいました。

たかが1センチ差でも歩くのにはバランスが崩れて、今度は左の股関節に痛みが出るようになって、しょっちゅう鎮痛剤のお世話に。

はるばる福島から横浜の整形靴の専門店まで行って、足の長さを調整する靴を作ってもらいました。

そのおかげで股関節の痛みからは解放されたけれど、靴の調子が悪くなるたびに横浜まで行くのは大変。

「近くに整形靴の専門店があればいいのに」とずっと言っていました。

 

一方、私も数年前から歩くと足が痛むようになって、長距離を歩けなくなってしまいました。

それが次第に悪化して、5年くらい前からは家の中で家事をしていても足が痛むように。

一時はバンドのようなインソールをはめて台所仕事などをしていました。

その後、足の裏や指の筋肉を鍛える足指体操をするようになって、家の中ではあまり痛まなくなったのですが、靴を履くとやっぱり足が痛い。

歩くのに楽だというウォーキングシューズや、インソール(中敷き)もいろいろ試したのですが、どれも今ひとつです。

唯一なんとか足に合って履けるのが、デンマークの靴メーカーECCO(エコー)のソフトエコー2という靴だけ。

そこにソフトタイプのインソールを入れて履いていたのですが、最近になってまた指先が当たったり足の横の部分が当たったりするようになってきて、「履ける靴がなくなるのでは」と焦っていました。

 

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↑これが私が唯一まともに履けるエコーシューズ。

今履いているのがダメになると履くものがなくなるので、予備を買っておくようにしています。

 

そんなところに、「福島駅前に整形靴の専門店がオープンした」という朗報です!

まず、ちょうど靴底がはがれてきて困っていた旦那が行って修理してもらい、翌週、私も自分で店を訪ねました。

 

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店内はカフェが併設されていて、とてもお洒落な雰囲気。

やはり靴に困っていた人は多かったようで、年配の女性が店長さんに相談しながら靴を合わせていました。

写真の男性が店長の大関さん。

お客さんは写真左にちょっと見えているソファに座って靴を試します。

靴ではなくカフェだけの利用もOK。

駅から近いのでいい場所です。

 

その日はとりあえず困っている状態を相談して、日を改めてカウンセリングを受ける予約をしました。

足の状態を尋ねるアンケート用紙もいただきました。

事前に記入していくと、カウンセリングがスムーズにいきます。

新品のエコーシューズも持っていくことにしました。

 

さて、カウンセリング当日。

予約時間に行くと、この日も中年の女性2人が店長さんに靴の相談をしていました。

やはり靴に苦労している方は多いようです。

 

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カウンセリングは無料なのですが、その代わりカフェでドリンクを1杯頼みます。

暑い日だったので、私はアイスカフェオレを。

とても美味しかったです。

 

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問診をしてから、足の状態を調べるために足型をとりました。

上の写真は足の裏の状態を調べるためのスタンプ台に、店長さんが特殊なインクを塗っているところです。

 

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ここに片足ずつ載せて足の形をとってもらうと…

 

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こんなふうに足型(=フットプリント)がとれます。

店長さん「腰痛がありますか?」

私「はい、腰の右側が慢性的に痛いです(なんでわかるんだろう?)」

足型の色の濃いところに力がかかっているそうで、右足より左足の方が濃いところがあるということは、痛む右の腰をかばって左足に体重がかかっている、ということのようです。

 

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机の上には足の構造を説明するための模型が。

店長さんは整形靴作りの本場ドイツで7年間修行し、さらに東京の整形外科医院でオーダーメイドのインソール作りや靴の修理をされてきたそう。

「バチェラーオブシューフィッティング」(直訳すると「足と靴のフィッティングの学士」)の上級認定証も見えます。

 

足の裏には「土踏まず」と呼ばれる縦方向のアーチの他に、親指の付け根から小指の付け根にかけて、横方向のアーチがあるのですが、歳を取ってくるとここのアーチが潰れて「開張足(かいちょうそく)」になることがあるのだそうです。

私の足はこれになっていて、その結果、本来なら色が薄くなるはずの人差し指や中指の付け根の部分が逆に色が濃くなっていました。

この開張足が進行していって足が横に広がり、左足の横の部分が靴に当たって痛むようになったのですね。

これ以外にも、私は中指と薬指の付け根の神経部分にしこりができる「モートン病」にもなっていて、普段からしびれているし、長い距離を歩くと指がかなり痛くなります。

「これは左より右の方が痛そうですね」と言われました。

ふぅ~……

足のトラブルがいくつも重なって、靴が合わない、歩けない、の状態になっていたんですね。

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これはインソールで足裏のアーチを支えてあげるのが良いでしょう、ということになり、足に合わせて作ってもらうことにしました。

専門のインソールは完全オーダーメイドなので、靴の量販店で売っているようなインソールとは値段がかなり違います。

そのために値段を聞いてびっくりする方もいらっしゃるようですが、私は靴を履くと痛くて歩けない苦労をしてきているので、ぜひにも、とお願いしました。

「足の状態に合ったインソールを使うことは、視力が良くない人が眼鏡を使うようなことなんですよ」と店長さん。

はい、まったくその通りだと思います。

 

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足を載せると沈み込む柔らかいスポンジのようなもので、足型をとっています。

 

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これが私の足型。

これに合わせてインソールを作ってもらいます。

 

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インソールのタイプや色も選べます。

私は足をしっかり支えたくてハードタイプに、靴の色に合わせて黒を選びました。

 

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新品のエコーシューズはお預けしました。

左足の左横が当たっているので、そこを少し広げるのもお願いしました。

2週間で出来上がりですが、その後の調整もしていただけるので安心です。

今は、インソールが出来るのを待っているところ。

楽しみです。

完成したら、使用感などをまたご報告しますね。

 

☆整形靴専門店&カフェ「ヴェアクシュタット オオゼキ」

住所:福島県福島市栄町11-25 ACXビル1階※

電話:024-522-3384

定休日:月曜・第3日曜

営業時間:10:30~19:00 (カフェのラストオーダーは17:30)

※昨年まで「理容大関」があった場所です

 

整形靴専門店「ヴェアクシュタット オオゼキ」(2)

2023年4月18日 (火)

「勇者フルートの冒険28」第69章更新

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勇者フルートシリーズ最終巻「勇者フルートの冒険28・闇の竜の戦い」第69章「最終決戦・5」をアップしました。

http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/vol-28/index.html

 

さあ、ついにここまで来ました。

次回からはいよいよ「勇者フルート」名物、ジェットコースターのような展開が始まります。

読んでいらっしゃる方、覚悟はよろしいですか?(笑)

次回からの最終決戦によろしくお付き合いください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

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今回の読者イラストは、さゆたさんの「スウィート・ハート」。

フルートくんとポポロちゃんのキスシーンです。(きゃっ♥)

次回からの怒濤の展開を前に、このイラストでちょっと和んでおいてくださいませ。

 

次回更新は5月2日(火)の予定です。

2023年4月11日 (火)

2023年お花見レポート

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今年の春は駆け足どころか全力疾走でやってきたので、福島県内の桜は3月のうちに開花して、あっという間に満開になってしまいました。

急いで見なければ散ってしまうかもしれない!

というので、あちこちの花を見て回りました。

 

1.粟野地蔵尊の枝垂れ桜(伊達市梁川町)

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まずは、伊達市梁川町にある粟野地蔵尊の枝垂れ桜。

樹齢200年にもなると言われる古木で、梁川地区では一番最初に満開になります。

3月29日に見てきました。

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200歳の桜をバックから。

滝のように流れる花枝が見事でした。

 

2.ピーチリバーク157の桜(伊達郡桑折町)

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「ピーチリバーク157」という名称は新しいので、もしかするとマップ検索ではヒットしないかも。

桑折ピーチラインと呼ばれる阿武隈川の堤防沿いにある道路に、伊達地方営巣処理組合清掃センター(ゴミ焼却場)がありますが、その目の前になります。

4月1日に見てきました。

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ここは阿武隈川と雪をいただく吾妻山と咲き誇る桜並木が一度に見られる絶好のスポットです。

近くには満開の桃畑を眺められる「桃の里ポケットパーク」があって、観光バスも停まるくらい有名なのですが、こちらは地元の人しか知らない隠れた名所になっています。

亡くなった義母と最後に一緒に花見をした、思い出の場所でもあります。

 

3.紅屋峠千本桜(伊達市保原町)

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こちらは伊達市保原町にある紅屋峠。

平成の大合併前の伊達郡保原町時代から、町民が桜の苗木の里親になって植樹と手入れを続け、その後伊達市になってからも市民に引き継がれて、いまや素晴らしい桜の名所になりました。

本数ももう千本を超えているし、ソメイヨシノ以外の種類の桜もいろいろ植えてあるので、その分長く楽しむことができます。

4月2日に見に行きました。

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とにかく桜の花が綺麗なのですが、木の根元を見ると、その木の里親のメッセージが書かれた立て札があって、それを眺めるのも楽しかったりします。

家族の記念日や世界平和を願って、なんていうのも多いです。

 

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紅屋峠の活動と名前のいわれを説明している看板。

昔この峠に紅屋さんがあったらしいです。

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桜の下に水仙も綺麗に咲いていました。

 

ちょっと休憩:花より団子①

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花も綺麗だけれど、美味しいものも食べたくなるのがお花見。

紅屋峠の屋台で買い込んだ揚げパンとタコ焼きとフライドチキンとフライドポテトに、「つつみ屋」で買ったお団子、ソーセージなども適当に盛り会わせて、お花見ご馳走の出来上がり。

ただ、紅屋峠は敷物を広げて宴会花見をするような雰囲気ではないので、飲食は帰宅してから行いました。

 

4.我が家のベランダ

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桜の名所も美しいのですが、我が家のベランダでもプランターのチューリップが咲き出しました。

ムスカリも満開になったので、取り合わせが綺麗です。

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原種チューリップなので花は小ぶり。

満開に咲くとこんなふうに広がって、中の黄色が目立つようになります。

家にいても窓の外を見ると綺麗な花が目に入るので、癒やされていました。

花はいいなぁ。(*^_^*)

 

5.桃畑(伊達市内)

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今年は本当に春が早いです。

桜がまだ満開のうちに、桃の花も咲きだしてしまいました!

例年ならば、梅が散って桜、桜が散って桃の花が開花するのですが。

 

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桃の花は桜よりピンク色が濃いし、果樹園になっているので、その一帯で花が咲くので見事な眺めになります。

この写真は4月8日に撮影しましたが、桃は桜より花の時期が長いので、今もまだ満開に咲いています。

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畑なので中に踏みこんで撮影するのはNGですが、道路沿いに畑があるので、道ばたからでもこんなに間近に写真が撮れます。

こんな素晴らしい眺めが「無料で」「当たり前のように」見られるんだから、私たちってすごいところに住んでいる! と改めて思いました。

私は他所から嫁いできた人間だから、なおさらそう感じるのかもしれません。

これが初夏にはとびきり甘くて美味しい桃になるんですから、二度美味しい、というところです(笑)

 

6.飯舘村三千本の復興桜(相馬郡飯舘村)

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飯舘村(いいたてむら)は、12年前の東日本大震災の原発事故で、一時は全村民が避難することになった自治体です。

その後、避難は解除されてまた住めるようになったのですが、以前の人口にはまだ及びません。

そんな中、あるご夫婦が震災前から始めていた桜の植樹が震災後も続けられて、今では三千本の復興桜という名所になっています。

私たちは4月8日に行きましたが、伊達市内より標高が高いので、ソメイヨシノは6~7分咲きというところでした。

これが公開される11日にはちょうど満開を迎えているかもしれません。(この日記は10日に書いています)

里山の斜面と道路の両脇でソメイヨシノや大山桜が見事でした。

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日本人は本当に桜が好きだなぁ、と花の季節が来るたびに思います。

私自身も桜を見ると、なんとも言えず嬉しい気持ちになって、花を見上げながら歩いてしまいます。

そういえば、桜って花が下を向いて咲くから、花の顔がよく見えるんですよね。

そんなあたりも好まれる理由なのかな、と思いました。

 

ちょっと休憩:花より団子②

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このまぁるいのはベビーカステラです。

伊達市霊山町にある道の駅りょうぜんに、「Lupinus(ルピナス)」というベビーカステラ屋さんが新たにオープンしました。

ベビーカステラはちょっとパサパサしているイメージだったのですが、ここのベビーカステラはしっとりモチモチ。

丸くて小さなパンケーキのようでした。

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こんな風に別売りのホイップをトッピングして食べるとさらに美味しい!

しかも、野菜が練り込んであるというからヘルシーです。

野菜の匂いや味は主張していなかったので、野菜嫌いのお子さんでも気がつかずに食べちゃいますね。

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道の駅りょうぜんは、東北中央自動車道の無料区間にある霊山インターを下りてすぐ。

ちょっと車を走らせれば買いに行けるので、楽しみな場所が増えました♪

 

7.霊山登山口の桜とポケふた

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東北中央自動車道を下り方面に走って霊山インターの次の霊山飯舘インターで下りて、国道115号線を少し引き返すと、りょうぜん子どもの村という子どもが楽しめる施設があります。

余談になりますが、そこに行く途中にある「牧場のジャージー」というアイスクリーム屋さんはすごく美味しいので絶対お勧めです。

道の駅りょうぜんにも出店していますが、国道115号線沿いの本店の方が種類が豊富です。

☆牧場のジャージー公式サイト↓

http://www.makibano-jersey.com/

脱線終了。

 

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子どもの村の上にはりょうぜん紅彩館(こうさいかん)という食事もできるペンションがあり、そこからさらに一段上の駐車場のところに、霊山の登山口があります。

霊山は険しい屏風岩の奇景が広がる山ですが、山頂に昔、城や山寺があって南北朝の戦いの舞台にもなった場所です。

その登山口に、ポケモンの絵柄のマンホール蓋「ポケふた」が設置されています。

最近各地の自治体に設置されるようになっていますが、その土地にちなんだポケモンを絵柄にしているのが特徴。

伊達市のポケふたはゴリランダーと、福島県の復興応援ポケモンのラッキーが配置されていました。

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ゴリランダーはドラマーポケモン。

霊山には「霊山太鼓」という有名な太鼓が伝えられているので、このポケモンが選ばれたようです。

背景には伊達市の特産品の「あんぽ柿(干し柿)」も下がっています。

桜の下にポケふたというのは、なかなか素敵な景色でした。

 

福島県の浜通りや中通りのソメイヨシノはもう散ってしまいましたが、遅咲きの桜にはこれから咲くものがあるし、会津の桜もこれから満開を迎える場所があります。

今年のお花見はまだ続くかもしれませんが、とりあえず、ここまでの分をレポートしました。

いやぁ、桜って、春って、本当にいいですねぇ!

(終わり)

 

 

2023年4月 4日 (火)

「勇者フルートの冒険28」第68章更新

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勇者フルートシリーズ最終巻「勇者フルートの冒険28・闇の竜の戦い」第68章「最終決戦・4」をアップしました。

http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/vol-28/index.html

 

毎回「いよいよ!」とか「ついに!」とか言っている気がしますが、本当に「いよいよ」「ついに」最終決戦も終盤に突入します。

フルートという男の子の冒険ファンタジーを息子の寝物語で語ってから丸20年。

シリーズものとして連載を始めてからも、すでに18年余り。

一歩ずつ進んで行くように物語を書き重ねていって、とうとうここまで来ました。

諦めてしまわなければ必ずここまで来れるんだなぁ、と最終決戦の場面を書きながら考えています。

連載を支えてくださった読者の皆様に感謝です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

読者イラストもそろそろ底を突いてきました。

これはまだ載せてなかったと思うのだけれど、ダブっていたらごめんなさい。

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さゆたさん画の「黒い翼」。

「フルート25・囚われた宝の戦い」の扉絵に使ったものですが、前回と今回のお話にも関係があるので載せてみました。

さあ、いよいよどうなる──!? ですね。

 

次回更新は4月18日(火)の予定です。

 

 

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