常磐ものの魚が当たった!
先週の土曜日のこと。
ピンポーンと玄関のチャイムが鳴って、宅配業者さんがクール便の荷物を渡してくれました。
開けてみると、上の写真のような箱が出てきました。
おのざきといえば、いわきで有名な海産物屋さんです。
それと一緒に、こんな紙が。
キャンペーンプレゼントのお届け……?
え、当選!?
「あがらんしょ 秋の恵みの大感謝祭(お買い物キャンペーン)」ってなんだったっけ??
あわてて日記代わりの手帳を開いて、やっと思い出しました。
去年の10月のこと。
福島市の四季の里というところへ家族で行ったとき、福島の美味しいものを販売するブースが並んでいたので、焼きたてサンマなどを買いました。
そのときに応募券を3枚もらって、帰宅してからネットで応募したのですが、どうやらそのうちの1枚が当選したようです。
あらま~。
こういうのって、本当に当たるんだ~。(@o@)
箱を開けてみたら、常磐ものと呼ばれる福島県沿岸の魚の干物がいっぱい入っていました。
すごい!
常磐ものといえば、震災前までは東京の築地市場でも高値で取引されていた高級魚です。
それが原発事故のせいで操業できなくなり、厳しい検査を経て絶対安全な魚をまた出荷できるようになったものの、いまだに元のような販売量にも価格にも戻っていない、と聞いています。
四季の里でのイベントも、そんな福島県の常磐ものの美味しさを知ってもらい、消費拡大につなげようとした企画だったのでした。
実際、ブースで買って食べた焼きたてサンマは、お世辞抜きにほんっとうに美味しかったので(強調!)、応募するときに「常磐ものは本当に美味しいし、厳しい検査を経て安全も確認されているのだから、それを日本中、世界中に知ってもらって、もっと食べてもらいたい」というようなことをアンケートに書いたような覚えがあります。
「そのためのPRがもっと必要だと思います」とも書いたような。
ひょっとしたら、そのあたりが当選のポイントになったかな? とか思ったりもしますが、さて?
その日の夕食に、さっそくサンマの酒造干し(丸干し)をいただきました。
うっかり頭を左右逆に置いちゃった。(^0^;
でも、やっぱりとても美味しかったです。
常磐ものは本当に品質がいいです。
でも、東京電力と政府は、この春から夏にかけて、溜まった処理水を薄めて海に放出することを開始する、と発表しました。
関係者が血のにじむような努力と忍耐を重ねて、安全安心を知ってもらいながら、やっとここまで消費量を回復してきたのに。
これでまた風評被害が再拡大して、常磐ものが食べてもらえなくなったらどうしよう、と私も心配しています。
トリチウムを含む処理水を、基準値以下の濃度まで薄めて放出するのは科学的に安全だということは、私は理解できています。
海外でも行われているし、自然界にも一定量の放射性物質は存在している(のに私たちは健康でいる)わけだし。
だけど、日本中、世界中へ目を向ければ、安全性を理解できていない人はまだまだ大勢います。
ぜひとも、もっと強力に安全性を証明してPRしてほしい、と思っています。
関係者はこれまでも本当に努力してきたわけだから、さらなる安全性の証明とPRは、東電と政府の役目でしょう。
常磐ものの安全性と美味しさが、ひとりでも多くの人たちに知られていきますように。
そんなことを思いながら、魚をいただきました。
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