「勇者フルートの冒険28」第56章更新
勇者フルートシリーズ最終巻「勇者フルートの冒険28・闇の竜の戦い」第56章「肉坊主」をアップしました。
http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/vol-28/index.html
章タイトルが「なんじゃこれは?」なのはさておきまして……(笑)
いよいよ本当の最終決戦が始まりました。
「勇者フルート」のシリーズ連載が始まったのが2004年11月12日。
まもなく丸18年になります。
それ以前の、小学生だった息子へ寝物語で語ったオリジナル版は2003年1月に発表したので、そこから数えるともうすぐ丸20年です。
いやぁ、ここまでよく書いたなぁ。(^^;
「フルート」シリーズの執筆中に何があったかは、サイト内の執筆年表にまとめてあるのですが、精神的に非常に大変な時期に連載をスタートしたのがわかります。
同居の義母に大病が見つかって、入院、その後自宅療養。
家の要(かなめ)になる人で、万が一のことがあったら家庭が立ちゆかなくなるのはわかっていたので、「そうなったらどうしよう」と本当に不安でした。
発達障害がある次男は小学校の支援学級で学んで成長していたけれど、こちらもまだまだ大変だったし先行きも不安。
そんなこんなを四六時中考えていたら、絶対に私も精神を病んだと思うのですが、小説を書いている間は不安も悩みもすっかり忘れていられました。
家事の合間にがんばって時間を捻出して、「書けるうちに!」と夢中で書いていたら、その間に気持ちがリセットされたのですね。
時間になってパソコンを閉じて家事に戻る頃には、体は疲れていても心は元気になっていました。
小説の執筆は私の精神安定剤でした。
その後、本当にいろいろなことがありました。
東日本大震災があったり、次男が卒業して就労支援事業所に通い始めたり、義母の病気が再発して結局亡くなったり、義父の認知症が進行して施設に入ったけれど1年後に病気で亡くなったり、残された家を人手に渡して私たちはアパート暮らしになったり……。
私の両親も次々亡くなったし、私自身も病気で入院したりしたし。
そんなこんなの日々を、それでも明るく乗り越えてこられたのは、やっぱり小説を書いていたからなんだろうなぁ、と思います。
人生の苦労も大好きな「推し(おし)」に夢中になることで乗り越えられることを「推し活」なんて言いますが、私にとっては自分の小説の登場人物たちが「推し」でした。
18年も小説を書き続けてきたのは、究極の推し活だったのかもしれません。(笑)
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さて、今週の読者イラストはさゆたさんの「デビルドラゴンとザカラス城」。
「フルート21・ザカラス城の戦い」の扉絵用に、お願いして描いてもらった作品です。
「フルート」シリーズのインデックスページの背景にも、このイラストを薄く入れてあります。
さて、デビルドラゴンも姿を現したし、最終決戦をがんばって書き続けましょう。
次回更新は11月1日の予定です。
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