阿武隈急行が全線開通!
嬉しいニュースです。
3月の地震で被害が出て不通になっていた阿武隈急行が復旧して、本日全線再開しました!
上の写真は福島民報の今日の朝刊の、阿武隈急行の全線再開を知らせる広告のページ。
福島駅前でもこれと同じものが号外のように配られたそうです。
阿武隈急行は通称”阿武急(あぶきゅう)”。
福島県の福島駅から宮城県の槻木駅まで全長54.9Kmをつなぐ第3セクター(民間と沿線自治体の共同経営)の路線です。
私が住む伊達市の中も通っていて、主に福島方面との往来に利用されています。
我が家でも息子は高校時代から利用してきたし、旦那も職場が変わってからは毎日通勤に利用しています。
でも、阿武急は受難多い路線でもあります。
東日本大震災で被災し、令和元年の台風19号の大雨でも被災し、去年3月の福島県沖地震で被災し、さらに今年3月16日の震度6の地震でまた被災しました。
そのたびに時間をかけて復旧してきたのですが、今回は福島県側では東日本大震災以上の地震被害が出たこともあって、完全に復旧・再開するまで丸3か月がかかってしまいました。
次の写真は上の広告の裏面です。
復旧に当たる作業員が線路を見つめています。
実際に阿武急の線路の近くを通ると、復旧作業をしている作業員や、普段は見かけない作業車が走る様子を目にしました。
そのたびに「ああ、がんばって直してくれているんだ」と思いました。
上の広告の説明の最後にはこんな文章が載っています。
「さあ、皆さんで”あぶきゅう”を走らせてください。新聞を光にかざすと、見えてくるはずです。」
新聞を光にかざす?
不思議に思いながら広告のページを持ち上げてみると──
おおっ、本当に阿武急が線路を走った!!
そういえば、広告の表面の「想いがつなぐ」という文章は鏡文字になっていました。
こういう”仕組み”になっていたんですね。
やるな~、阿武急!
これは旦那が送ってきた、今朝のホームの様子。
阿武急や市の職員が待ち構え、やってきた電車を旗を振って出迎えたそうです。
私たちも嬉しい!
阿武急が不通の間、旦那も息子もバスで通勤していたのですが、電車の乗客がバスに流れたので朝夕のバスはいつも満員。
地震で橋がいくつも通れなくなっているので、道路もいつも以上に渋滞しているのですが、天気が悪くなるとマイカー通勤が増えるから渋滞はさらにひどくなって、旦那は2度ほど遅刻してしまいました。
その点、電車はよほどのことがない限り時刻表通り。
渋滞もないので安心して利用できます。
とはいえ、今週は朝夕を中心とした臨時ダイヤです。
旦那の出勤時間にはちょうどいいけれど、息子のほうは遅く出勤したり早く帰ってきたりする日があるので、その時間帯の電車がありません。
なので、息子は正常ダイヤに戻る来週から阿武急を利用します。
バス通の間は家を出るのが早かったので、私も毎朝4時半に起きていたのですが、それもあと1週間です。
地元住民に愛されている阿武隈急行。
春には桜や桃、リンゴの花が見られるし、田園風景も里山の景色も、阿武隈川に沿った景観も楽しめるローカル電車。
再開してくれて本当に良かった。
おめでとうございます、阿武隈急行。
これからもよろしくお願いします。
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