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2022年6月

2022年6月28日 (火)

「勇者フルートの冒険28」第45章更新

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勇者フルートシリーズ最終巻「勇者フルートの冒険28・闇の竜の戦い」第45章「通路と執務室」をアップしました。

http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/vol-28/index.html

 

物語の中でも熱い戦いが繰り広げられていますが、リアルでも非常に暑い日が続いています。

ここ福島県伊達市は、昨日は一日中断続的な雷雨だったので、少し過ごしやすかったのですが(でも雷がしょっちゅう鳴るのでパソコンを使うのはひやひやでした)、その前もこれからも35度を超す猛暑が予想されています。

昨日は関東甲信越、今日は九州などが梅雨明けしたそうですが、南東北も明日あたり梅雨明けするかもしれません。

今年の梅雨は短い!

暑いと頭がもうろうとして、文章がまったく思い浮かばなくなってしまいます。

なので、執筆のときは特にエアコンが欠かせません。

机の上には氷が入った麦茶のマグボトルも常備してあります。

熱中症に気をつけながら、最後の大きな戦いを書いていきます。

 

次回は来週7月5日(火)更新の予定です。

 

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今回のストーリーに合う読者イラストが見つからなかったので、今週は過去の作品から。

くらげさんからいただいた、夜の魔女レィミ・ノワールです。

「フルート2・風の犬の戦い」で登場し、「フルート7・黄泉の門の戦い」では魔王として復活してフルートたちをさんざん苦しめました。

美人で妖艶。

闇王のイベンセともちょっと似たイメージはありますが、性格はこちらのほうがあくどくて、書いていてなかなか面白いキャラクターでした。

 

 

 

2022年6月27日 (月)

阿武隈急行が全線開通!

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嬉しいニュースです。

3月の地震で被害が出て不通になっていた阿武隈急行が復旧して、本日全線再開しました!

上の写真は福島民報の今日の朝刊の、阿武隈急行の全線再開を知らせる広告のページ。

福島駅前でもこれと同じものが号外のように配られたそうです。

 

阿武隈急行は通称”阿武急(あぶきゅう)”。

福島県の福島駅から宮城県の槻木駅まで全長54.9Kmをつなぐ第3セクター(民間と沿線自治体の共同経営)の路線です。

私が住む伊達市の中も通っていて、主に福島方面との往来に利用されています。

我が家でも息子は高校時代から利用してきたし、旦那も職場が変わってからは毎日通勤に利用しています。

 

でも、阿武急は受難多い路線でもあります。

東日本大震災で被災し、令和元年の台風19号の大雨でも被災し、去年3月の福島県沖地震で被災し、さらに今年3月16日の震度6の地震でまた被災しました。

そのたびに時間をかけて復旧してきたのですが、今回は福島県側では東日本大震災以上の地震被害が出たこともあって、完全に復旧・再開するまで丸3か月がかかってしまいました。

 

次の写真は上の広告の裏面です。

復旧に当たる作業員が線路を見つめています。

実際に阿武急の線路の近くを通ると、復旧作業をしている作業員や、普段は見かけない作業車が走る様子を目にしました。

そのたびに「ああ、がんばって直してくれているんだ」と思いました。

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上の広告の説明の最後にはこんな文章が載っています。

「さあ、皆さんで”あぶきゅう”を走らせてください。新聞を光にかざすと、見えてくるはずです。」

新聞を光にかざす?

不思議に思いながら広告のページを持ち上げてみると──

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おおっ、本当に阿武急が線路を走った!!

そういえば、広告の表面の「想いがつなぐ」という文章は鏡文字になっていました。

こういう”仕組み”になっていたんですね。

やるな~、阿武急!

 

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これは旦那が送ってきた、今朝のホームの様子。

阿武急や市の職員が待ち構え、やってきた電車を旗を振って出迎えたそうです。

私たちも嬉しい!

阿武急が不通の間、旦那も息子もバスで通勤していたのですが、電車の乗客がバスに流れたので朝夕のバスはいつも満員。

地震で橋がいくつも通れなくなっているので、道路もいつも以上に渋滞しているのですが、天気が悪くなるとマイカー通勤が増えるから渋滞はさらにひどくなって、旦那は2度ほど遅刻してしまいました。

その点、電車はよほどのことがない限り時刻表通り。

渋滞もないので安心して利用できます。

 

とはいえ、今週は朝夕を中心とした臨時ダイヤです。

旦那の出勤時間にはちょうどいいけれど、息子のほうは遅く出勤したり早く帰ってきたりする日があるので、その時間帯の電車がありません。

なので、息子は正常ダイヤに戻る来週から阿武急を利用します。

バス通の間は家を出るのが早かったので、私も毎朝4時半に起きていたのですが、それもあと1週間です。

 

地元住民に愛されている阿武隈急行。

春には桜や桃、リンゴの花が見られるし、田園風景も里山の景色も、阿武隈川に沿った景観も楽しめるローカル電車。

再開してくれて本当に良かった。

おめでとうございます、阿武隈急行。

これからもよろしくお願いします。

 

2022年6月21日 (火)

新潟家族旅行~長岡・燕三条・弥彦温泉・寺泊・新潟~

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6月18日(土)ー19日(日)に新潟県へ家族旅行へ行って来ました。

以前は関東在住の長男と4人で毎年旅行していたのですが、コロナ禍になってしまったので2年ぶりの家族旅行でした。

県民割のブロック割が延長になったおかげで、割引分で旅館の料理をランクアップできたし、お土産代のクーポンももらえたしで、かなりお得な旅行でした。

上の写真は新潟県の名物「へぎそば」。

海藻のふのりを使った蕎麦を、へぎという四角い器に一口分ずつ盛り付けたものです。

腰があって、のどごしが良くて、美味しかったです。

 

さて、それでは順番に旅行を振り返ります。

長男は前日から帰省していたので、朝7時半に伊達市を出発して、高速道路を使って一路新潟県へ。

長岡市に11時過ぎに到着して、長岡駅前にある小嶋屋総本店というところで、へぎそばを食べました。

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(小嶋屋総本店入り口)

 

美味しい蕎麦に舌鼓を打ったら、次に道の駅ながおか花火館へ。

長岡まつりの花火大会は日本三大花火大会のひとつに数えられています。

花火シアターで歴代の花火大会の様子が上映されますが、尺玉の連発や三尺玉や超巨大花火フェニックスなど、巨大な花火がこれでもかと言うほど打ち上げられて、本当にみごとでした。

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(二尺玉や三尺玉を打ち上げる筒はロケットみたいに大きい!)

 

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(花火大会を説明するジオラマ)

 

長岡まつりの始まりは昭和21年8月。

前年の8月1日の長岡空襲で亡くなった人たちの慰霊と長岡の復興を願って始められたそうです。

このため花火大会は8月2・3日に固定されているのですが、昨年と一昨年はコロナのために中止。

今年は3年ぶりに実施されるようです。

祭りや花火は人々の祈りを天に伝え、自分たちを奮いたたせるものなんだな、と改めて思いました。

 

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上の写真は新潟県の阿賀野川サービスエリアにあったカラータイル。

新潟県の名物を紹介しているのですが、その中にこんなものもありました。

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「雁木」……がんぎ、と読みます。

雪国の商店街などに昔から設置されていた、雪よけのために突き出た屋根のことです。

今で言うアーケードですね。

長岡市内を車で通行していると、確かにそれらしいものを目にしました。

 

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ビルの1階部分に茶色い屋根が突き出ていて、茶色い柱で支えられています。

 

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こちらは木製ではない、金属と強化カーボン製の雁木。

いや、これはもうアーケードと呼ぶべきかな?

 

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こちらはかなり年季が入ったように見える雁木。

いい雰囲気です。

 

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こちらは手前が近代風雁木、反対側には古い雁木が見えます。

 

長岡は冬場の降雪量が多くて、積雪1メートルを超すのは普通。

昔は2メートルを超すこともよくあったそうです。

同じ雪国の会津若松市内でも、商店街にはアーケードが設置されています。

雪は春まで消えないのですから、雁木で歩道を確保しなかったら、冬の間中買物ができなくなってしまいますからね。

雁木(アーケード)は雪国の必需品だよね、と親近感を覚えながら眺めていたら……おや? 雁木の屋根から二階まではしごがかかっています。

最初は、屋根でも修理してるのかなと思ったのですが、よく見てみると、あっちでもこっちでも、屋根にはしごがかかっています。

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1階の屋根から2階の屋根へはしごをかけた家。

 

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こちらの家でも1階の屋根から2階へはしごが。

 

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新しい四角い建物にもはしごがあるけれど、下が 地面に届いてない。

どうやって登り降りするの、これ??

 

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このビルでは2階のベランダから3階のベランダを突き抜けて屋上まではしごが届いています。

みんな1階の屋根から2階以上へはしごがかかっています。

はて~???

 

……というところで、気がつきました。

これも冬場の大雪対策だったんですね。

 

雪が1メートルも2メートルも積もれば、屋根の雪下ろしをしないと家が潰れてしまいます。

でも、雪下ろしのためのはしごを立てようにも、大雪の中では大変。

だから、最初から家や建物にはしごを「取り付けて」いるんですね。

屋根の雪を下ろすためのはしごだから、2階以上にかけてあるわけです。

は~、なるほどねぇ。

会津若松市内では、こういうはしごは見たことがありませんでした。

さすが日本屈指の豪雪地帯。

 

長岡市内の道路や駐車場はいたるところが赤さび色でした。

そして、地面や道路の側面にこんなものがあります。

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これは地下水を道路に流して雪を溶かす、融雪装置です。

会津でも見かけるのですぐわかりましたが、長岡市内はどこにでもありました。

 

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こちらは道路脇から地下水を流す装置。

これは会津でも見たことがなかった。

本当にすごい積雪なんだなぁ、とつくづく実感しました。

新潟県内では信号も横ではなく縦に並んでいたのですが(横長だと積雪で信号のランプが見えなくなるため)、これは会津でもよく見かけるので、つい写真に撮り忘れました(笑)

雪国新潟は、やっぱり半端じゃないんですね!

 

さて、長くなってきたので、この後の旅は駆け足でご紹介。

長岡を後にして向かったのは大川津分水路。

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新潟平野でたびたび洪水を起こす信濃川の治水のために、大雨で水位が上がったときに可動堰で信濃川側をせき止めて、この分水路のほうから日本海側へ直接川の水を流す仕組みだそうです。

上の写真は初期の堰の名残。

 

次に向かったのは燕三条地場産業振興センター。

燕三条と言えば金物の町!

ピカピカの調理器具やテーブルウェア、カップ、鎌などがずらり。

私も台所用品を購入しました。

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宿泊は弥彦温泉の旅館「みのや」。

弥彦神社のすぐ前でした。

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宿泊したのは大正浪漫館というエリア。

古い建物を上手に大正風に内装してありました。

コスプレーヤーさんが撮影するのにすごく良さそうなスポットがそこここに(笑)

 

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弥彦神社。

広い社内ですが、どこもかしこも本当に綺麗に手入れされていました。

弥彦村は合併せずに村として独立しているようですが、村民みんなが氏子としてこの神社を大切にしているのでは、と思いました。

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6月30日に大祓式(おおはらえしき)があるので、茅の輪が設置されていました。

自由に通って良いようだったので、くぐってお祓いをしてきました。

 

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神社の前にはいい雰囲気の店もありました。

和服姿で歩いているお嬢さんたちもいて、すごくステキでした。

 

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夕食。美味しかった! 県民割ありがとう!!(笑)

 

翌朝。

8時にチェックアウトして、寺泊の魚の市場通りへ行きました。

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ここは別名「魚のアメ横」。

時間がまだちょっと早かったので、商品を並べている最中の店もありましたが、どこも美味しそうで新鮮な魚介類がいっぱいでした。

値段も安いな~。

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佐渡産のカニが山積み。

お買い得だったけれど、前の晩に旅館でカニを食べたので今回はパスして写真だけ(笑)

串焼きや番屋汁、揚げたてさつま揚げなども売っていて、買ったものを外のテーブルで朝食にしている観光客もいました。

 

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その後は新潟市の水族館マリンピア日本海へ。

イルカのショーを見たり、ペンギンやトドの餌やりタイムを見たり。

観光客や家族連れが大勢で「確かに人出が戻ってきたんだな」と感じましたが、まだ本来の客数ではないようで、ゆとりがあって見て回るのには良かったです。

水族館としては早く元通りの客数になってほしいでしょうけれどね。

 

この後、新潟市内の「新潟ふるさと村」に回って、昼食を食べてお土産も買って(県民割クーポンありがとう! 笑)、長男は新潟駅から上越新幹線で関東へ帰り、私たちはまた高速道路で自宅へ戻りました。

 

今回の旅行でお土産に買ったもの(の一部)。

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左上から時計回りに、ポッポ焼き、唐辛子味のかきたね(柿のたね)、金ざる、カトラリー(マドラー、フォーク、スプーン、ナイフ)、弥彦村の日本酒「こしのはくせつ」、マリンピア日本海の豆皿(イルカとペンギン)、スターブレッド(ふわふわのパン)、新発田麩(しばたふ)。

豆皿は旦那様へ父の日のプレゼント。

ポッポ焼きは黒砂糖が入ったスティック状の焼き菓子ですが、新潟県民にはお祭りの定番の味だそうです。

福島では見たことがなかったのですが、ながおか花火館で屋台で売っていたのを買って食べたら、ものすごく美味しかったので、ふるさと村で見つけて購入しました。

 

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こちらは屋台で買ったポッポ焼き。

別名は蒸気パンだとか。

直径2センチ、長さ13センチくらい。

10本300円とお買い得で、軽くてモッチリしていて、ひとり5本10本はペロリといけます。

ふるさと村で買ったものもレンジで温めれば焼きたての味になるらしいけれど、たぶん屋台の味にはかなわないのだろうから、また屋台で買って食べたい味でした。

新潟、また行きたいな~。

 

と、食いしん坊らしく最後はいつものように食べ物のことで締めくくって、今回の新潟家族旅行のブログを終わりたいと思います。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。(^▽^)ノ

 

2022年6月14日 (火)

「勇者フルートの冒険28」第44章更新

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勇者フルートシリーズ最終巻「勇者フルートの冒険28・闇の竜の戦い」第44章「黒蜘蛛」をアップしました。

http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/vol-28/index.html

 

いよいよ敵がロムド城に迫ってきました。

都に援軍は次々到着していますが、戦闘は激しさを増していきます。

……と書くと、本当にウクライナでのことがすぐ頭に浮かぶようになってしまいましたね。

リアルの戦争は悲しいです。

 

来週は予定があって執筆時間が充分とれないので、更新はまたお休みです。

すみません。

次回更新は6月28日(火)の予定です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

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今週の読者イラストは、ちくちくさんの「キースとアリアン」。

今回2人とも登場しました。

見目麗しく心優しい闇の味方です。

 

2022年6月13日 (月)

東沢バラ公園

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土曜日、家族で山形県へドライブをして、村山市の東沢バラ公園に行ってきました。

山形県はここ福島県の隣の県ですが、バラ公園はまったく知りませんでした。

旦那様が目下はまっている「南東北周遊デジタルスタンプラリー」のチェックポイントになっていたので、「バラの季節だし行ってみよう」ということになったのでした。

 

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行ってびっくり。

広い!

そしてバラの数と品種がものすごい!!

パンフレットによると、世界各国750品種のバラが2万株も植えられているそうです。

東日本のバラ園としては最大規模だとか。

公園はバラのいい香りでいっぱいでした。

 

とにかくいろんな色、形のバラが咲き乱れています。

ものすごくたくさん写真を撮ってしまったので、その中で写りが良かったものを片端から載せてみます。

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チンチン。1978年にフランスで誕生した真っ赤なバラ。チンチンとはフランス語で「乾杯」という意味。

 

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ジャルダン・ドゥ・フランス。これもフランス生まれのバラのようです。

 

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バラの根元に名札がある株とない株があります。このバラも綺麗だったのですが、残念ながら名札が見当たらなくて名前はわかりませんでした。

 

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マジック・メイディランド。こういう形は八重平咲きと言うようです。

 

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こちらはレッド・メイディランド。赤い花の中央が黄色いのがかわいい。

 

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ホワイト・メイディランド。こちらは白い花弁の中央が黄色。

バラの種類なんて全然知らなかったのですが、気に入った花をカメラに収めていったら、気がつかないうちにこのメイディランドという品種を多く撮っていました。

最初のほうに載せたようなバラらしい形のバラも好きなんですが、どうやら私はメイディランドのような八重平咲きのバラも好きらしいです。

 

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生け垣になったホワイト・メイディランド。満開で綺麗でした。

 

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色合いが気に入ったバラ。残念ながら名札がなくて名前がわかりません。

 

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これも少しくすんだピンク色が綺麗。

若い頃はクリアな色合いの花が好きだったんですが、年齢を重ねるにつれて、少しくすみが入っていてグラデーションになっている花も大好きになりました。

 

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これは名札がありました。ハニーブーケと言うそうです。なるほどハチミツ色。アメリカ生まれのバラです。

 

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これもピンクと黄色がかったオレンジがグラデーションになって綺麗。でも名前がわかりませんでした。

 

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メイディランドは平咲きでしたが、こういう形の咲き方はカップ咲きと言うらしいです。これも残念ながら名札が見つけられず。

 

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園内にはバラを楽しむ人が大勢。晴れてきて少し暑くなってきました。

 

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鮮やかな黄色が目を引くこのバラはインカ。ドイツ生まれのバラですが、インカ帝国の鮮やかな太陽をイメージしてつけた名前なのかな、と思いました。

 

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こちらはまた色味の違う黄色のゴールデン・ボーダー。綺麗ですね~。フランス生まれのバラです。

 

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つるバラのアーチもあります。バラの花がランプのように下がっていてかわいい。

 

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名前はわからないけれど、鮮やかな赤い花が青空へ伸びやかに咲いていました。

 

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池やドームがあってステキなたたずまい。公園全体どこへ行っても、本当にバラの香りでいっぱいです。

 

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いかにもバラらしいバラですね。名前はわかりませんでした。

 

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白いバラも綺麗に咲いています。これも名前がわからない。

 

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これはアメリカ生まれのラブ。赤い花びらの裏側が白い色をしています。

 

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これは花見川という日本生まれのバラです。地面に流れるように這って咲く様子は確かに川のよう。ステキな名前ですね。

 

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さてさて、たくさんバラも眺めたし、少し歩き疲れたので、売店でバラソフトクリームを買って食べました。

色はほんのりバラ色。

食べるとしっかりバラの香りがしました。

 

さらに駐車場へ戻る途中で「どんどん焼き」という屋台も見かけました。

はて、どんどん焼き?

お正月に藁やしめ飾りを燃やして餅をあぶる「どんど焼き」というのは福島県にもあるけれど、それとは違うよね?

見ると、山形名物と書いてありました。

ほう、どれどれ。

「すみません、2本ください~」

すると、おばさん、熱い鉄板に小麦粉を溶いたようなタネを長い楕円形に伸ばして焼き始めました。

なんだか面白そうなので、あわてて許可を得て写真を撮り始めました。

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おばさん、タネの上に青海苔と赤い粉(桜エビの粉?)と四角い海苔と薄切り魚肉ソーセージをトッピングします。

 

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上手にひっくり返して…

 

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割り箸2本でくるくるっと……え? なにこれ。面白い。

 

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もう一本もくるくるっと。まるでフランクフルトかアイスキャンディーのような形になりました。

おもしろ~い。

 

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帰宅してから調べたら、「どんどん焼き」は山形のソウルフードともいうべき、お祭りの定番おやつなのだそうです。

太鼓ををドンドン鳴らしながら売り歩いたからどんどん焼きと言われるようになったとか。

通常はソースを上から塗るようですが、ここではテイクアウトしやすいように、ソースはタレ瓶で別添えにしてくれました。

 

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帰宅してからどんどん焼きをレンジで温め直して、山形の道の駅や直売所で購入した山菜やアスパラガス、郷土料理と一緒に晩ご飯にしました。

どんどん焼きはなるほど、食べやすいように箸でまいてスティック状にしたお好み焼きでした。

なかなかボリュームがあります。

その右上にあるのは「お麩の揚げ煮」。

麩を揚げて甘辛く煮てあるようです。

これも美味しかった。

その横のは赤飯まんじゅう。

どれもこれも福島ではあまり見かけない郷土料理です。

 

バラの花と香りを堪能して、道の駅では山形の郷土料理を買って味わって。

なかなか楽しいドライブになりました。

あ、もちろん山形名物の「玉こん」も購入しましたよ。

こちらは今夜の夕飯に出す予定です。

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2022年6月 6日 (月)

発達障害をめぐる親のジェネレーションギャップ

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ヤマボウシ(2022年5月30日撮影 伊達市立図書館駐車場)

 

先週の金曜日に、伊達市自立支援協議会こども部会の親の会連絡会議が市役所でありました。

その前日には発達障害の親の会の定例会が、土曜日には親の会が定期的に開催している学習会が、どちらもZoomを使ったオンラインで開催されました。

そんなふうに親の会の人たちと集まっていると、最近よく感じるのが「ジェネレーションギャップ」です。

私たちのような、子どもがもう成人年齢になっている親と、子どもがまだ幼稚園や小学校という若い親とでは、環境も状況もいろいろ違うなぁ、と痛感するのです。

 

私たちが子育てしていた時代は、発達障害というものの存在がやっと日本で知られてきた時期で、特別支援教育の体制が整っていくのと一緒に子育てしてきたような状況でした。

発達障害ってなに? ADHDって? 自閉症って、LDって? 親は子どもにどう接すればいいの? 学校には何をどうお願いしなくちゃいけないの?

わからないことだらけで、とにかく必死で情報を集めて、学んで考えて走り続けました。

障がいがある子を預かってくれる場所はなかったし、学童に行けばトラブルが頻発するから、放課後は家で子どもを見るしかなくて、母親は子どもが小学校や中学校を卒業するまで家庭にいることも多かったです。

私もパートや教育関係のアルバイトをしていたけれど、同居の義父母では次男の面倒が見られなくて、仕事は諦めて専業主婦になりました。

 

今は放課後デイサービスという居場所があちこちにあって、学校が終わると送迎してくれるところも少なくありません。

子どもの障害の程度や家庭環境などにはよりますが、障がいのある子の親でもフルタイムで働きやすくなったことは確かです。

学校でも特別支援のニーズが高まっていて、特別支援学級のクラス数がとても増えています。

全体では子どもの数が減っているのに、特に発達障害に特化した情緒障害学級が急増しているようです。

私たちの頃は、やっと情緒障害の学級が知的障害の学級と区分されて独立した頃で、先生方も半ば手探りで指導法を確立している時期でした。

それはそれで、親も先生方も熱意がある人が多くて、専門家や知識の不足はお互いの情報交換で補ったり、海外の進んだ取り組みや新しい指導法を学ぼうとしたりと、とても熱くて積極的な時代でした。

だから「その頃は情報も指導法もまだ充分じゃなかったから大変だったでしょうねぇ」と若いお母さんたちから気の毒がられると、ちょっと違うんだけれどな……と思ったりもするのですが(苦笑)

 

でも、とにかく今はもう、発達障害に関しては基本的な知識が行き渡っているし(ただ、本当の意味で充分理解されているかどうかは疑問がありますが)、学校では特別支援教育が行われるのが当然になっているし、家族のほうでも子どもに合った教育を求めるし、放課後デイという居場所はあるし、学校の勉強を補うための発達障害に特化した学習支援施設も増えてきたし……。

私たちが子育てをがんばってきた時代とは、環境も状況もずいぶん違っているんだなぁ、と実感させられるのです。

そんな中で、私たちの子育ての経験は、今の若い親たちに何か参考になるんだろうか?

そんなことも考えてしまいます。

 

これって、祖父母の世代と親の世代の、一般的な子育てに関するギャップと似た構図なのかもしれません。

祖父母と今子育て中の親とでは時代が違うから、祖父母が「ああしたほうがいい」「自分たちの頃はこうだった」という経験談が、今の親たちには通じないというか、響かないというか……。

それと同じことが「発達障害のある子の子育て」という世界でも起きているのかもしれないです。

だから、若い親たちと交流する場に出ると、ジェネレーションギャップを感じてしまうのかも。

 

「私たちの頃とは時代が違うんだわね」とは、相談会の手伝いに来てくれたNさんが、相談会の後でぽつりと洩らしたことば。

彼女はうちの次男より5つ先輩のお子さんのお母さんで、地域で長年発達障害の親たちのとりまとめをしたり、子どもたちのために活動をしてきたりした方でした。

「私たちはもうそろそろ引退なのかも」と言ったのは、また別の、やはり親の会など複数で役職を務めているKさん。

やっぱり若い親たちと自分たちの間のギャップを感じているようでした。

かくいう私もそうであるわけで。

「自分たちも苦労してきたから、困っている親がいたら手伝ってあげたい。自分たちが経験したことが役に立つなら、とは思っているんだけどね」と言いながら、思うように力になれなかったという顔で帰っていったNさんを思い出しています。

私たちの経験はもう役に立たない──もしかしたら本当にそんな時代になってしまっているのかもしれません。

 

それでも、私たち自身は今でもまだまだ悩みの中で、子どもは成人したけれど、今もまだ子育ては続いています。

社会性に困難を抱えていたり、大人になっていくのがゆっくりだったりする子どもたちなので、今の私たちの一番の関心事は、「子どもの就労や自立」と「親亡き後の子どもの将来」です。

これに関しては、今でも社会制度は十分ではないし、福祉政策なども毎年のように変わっている状況なので、私たちは学び続けなくてはいけないし、考え続けなくてはいけません。

同じような子育てをしている親同士のネットワークは重要だし、子どもが結婚してそこに子ども(=孫)が生まれたら、その子ども家族との関わり方という課題も発生してくるから、なおさら同じ立場の親同士のつながりは大事になってくる気がします。

同じ立場同士わかり合えるという、ピアな関係のニーズは続いています。

 

若い人たちの子育ての悩みは若い人たち同士や、学校や病院や支援施設のような専門家との関わりに委ねて、私たちは私たちの年代の課題に取り組むべき段階に来ているんだろうか……?

みんなフルタイムで働いているから、親の会活動に新たに加わる親も減っているわけだし……。

答えはまだわからないけれど、そんなことを考えている今日この頃だったりしています。

 

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ある日の青空。悩んだときに空を見ると落ち着きます。ふぅ

 

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