我が家のゴミ減量の取り組み
今日5月30日は日付に引っかけて「ごみゼロの日」だそうです。
新聞の記事によると、令和2年度資源ゴミなどのリサイクル率で、我が福島県は和歌山県と並んで全国最下位だったそうです。
さらに、家庭や事業所から出た生ゴミなどの一般廃棄物の量を人口で割った「県民1人1日あたりのゴミの排出量」も、富山県についで全国2番目の低さ。
両方を合わせて考えると、「福島県って全国で一番ゴミの出し方がまずい自治体???」という不名誉な結果になっているようです。
なんでだろう。
私たちが暮らしている伊達市は、ゴミの分類種類はけっこう多い方です。
可燃ゴミ、不燃ゴミ、リサイクル可能なプラスチックゴミ、ペットボトル、ガラス瓶(無色・緑色の2種類に分ける。それ以外の色は不燃ゴミ)、粗大ゴミ、古紙が回収対象のゴミ。8種類ですね。
これ以外にリチウム電池のようなリサイクル可能廃棄物は公共施設などにある特定の回収ボックスに入れるようになっているし、ガスボンベや農業用ビニールハウスの使用済みビニールなどは産業廃棄物として出すようになっているので、別扱いです。
う~ん、種類が多すぎて分類が面倒になっているのかな?
我が家はけっこうきっちり分類してゴミ出ししているんですが、ゴミ出し係の旦那が言うには「プラスチックゴミの日にゴミ出ししている家が意外と少ないぞ。どの家でもけっこう出るはずなのに」。
可燃ゴミはそこそこの量が出ているようなので、リサイクル可能なプラスチックゴミを可燃ゴミに混ぜてしまっている家庭が多いのかもしれません。
だから一般ゴミの量が全国平均より多くなってしまっているのかも?
ただ、確かにこれだけの種類にゴミを分別するのはけっこう大変です。
なので、我が家はこのアパートに引っ越してきたときに、最初から分別しやすさを考えてゴミ捨て場を設置しました。
まず、可燃ゴミとプラスチックゴミ。
向かって右の蓋が付いている方が可燃ゴミ、左がプラゴミ。
台所の真ん中の、炊飯器や電子レンジが置いてあるスチール棚の一番下が定位置です。
ここは我が家の中心で、どの部屋からも必ず通りかかる位置なので、ひょいとすぐにゴミが捨てられます。
可燃ゴミは生ゴミも入るので臭い予防に蓋をしてありますが、プラゴミのほうは捨てやすいように蓋を外してしまいました。
可燃ゴミ・プラゴミの棚の右脇には紙袋がセットしてあって、トイレットペーパーの芯やヨーグルト容器から外したラベルなどの雑紙はここに入れます。
一杯になったら紙製のガムテープで口を貼ってスーパーの古紙回収所へ持っていくだけ。
楽ちんです。
段ボールや古新聞・古雑誌はそれぞれ別の場所に集めて、一杯になったらこれもスーパーの古紙回収所へ。
スーパーに持っていくとポイントがつくので、我が家はゴミ収集所ではなくこちらへ運んでいます。
我が家ではペットボトルや空き缶などが多いので、玄関外にスチールラックを置いて、そこに分別かごを置いています。
飲み終えた人が台所で中をすすいで、ラベルをはがしてプラスチックのゴミ箱へ入れ、その足で玄関外のかごへ入れることになっています。
夜など外に出たくないときは、すすいだペットボトルを台所の水切り籠に置いておいてもいいことにしています。
翌朝、私が捨てに行きますが、玄関までの動線が短いので、捨てるのも全然面倒ではありません。
狭いアパートのメリットです(笑)
とにかく「捨てるのが面倒にならない」ことを意識して捨て場所を工夫したので、旦那も息子もごく自然に分別して捨ててくれています。
これ以外にも、各部屋や洗面所にゴミ箱を設置してあって、ゴミが出たらすぐそこへ。
ただ、プラスチックの包装や容器は資源ゴミのほうへ出すし、紙ゴミは紙袋に行くので、ゴミ箱にはあまりゴミが溜まりません。
ゴミの日には旦那が集めて回って、ゴミ収集所へ持っていってくれます。
次に、ゴミを減らすために我が家でやっている工夫です……といっても、たいしたことはやっていないのですが。
我が家のシンクに三角コーナーはありません。
買物の時に商品を入れてもらったビニール袋や、使い終えた保存用チャックバックを取っておいて、調理中に出た生ゴミはそこへ入れます。
使用済みチャックバックを洗って再利用する方もいらっしゃいますが、私はどうもちょっと抵抗がある。
それに、生ゴミを上記のように台所のゴミ箱に溜めていくので、夏場などは臭いの発生が気になってきます。
ところがチャックバックだと臭いを閉じ込めてくれるのです。
チャックがついた海苔の袋やお菓子の袋なども、空気を通さなくて臭いを洩らさないので、食べ終えたら生ゴミ袋にしてしまいます。
チャックバックに生ゴミを入れるようになってから、ゴミ箱の消臭剤を買わなくてすむようになりました。
排水口にはネット式のゴミ袋をセットして、夕食後の洗い物が終わったら、溜まった生ゴミをネットごと上のチャックバックに捨てるのですが、そのときに必ずやっているのが「ゴミを絞る」こと。
ラジオで「排水口の生ゴミの水分を絞るだけでゴミ減量になるし、焼却場で焼却するときにも燃料が少なくてすむ。結果としてゴミ処分にかかる税金が少なくなるし、地球環境にも優しくなるし、いいことしかない」と言っているのを聞いて、意識してしっかり絞るようになりました。
生ゴミと言っても、その日作った食べ物の屑だから汚くはないし、絞った後に石鹸で手を洗えば全然平気ですもんね。
それから、生ゴミの量を減らすために我が家でやっているフードロス対策。
ゴミ減量のためというより節約のために、とにかく「食べられるだけの量を買う、買ったものは使い切る」を意識しているんですが、その中でもちょっと工夫しているのはこんなことです。
上の写真は大根や人参の「皮」で作ったきんぴらです。
我が家では大根や人参の皮は捨てずに野菜室に取っておいて、ある程度溜まったら千切りにして、ゴボウと一緒にきんぴらにしてしまいます。
天ぷらの時にかき揚げにすることもあります。
大根や人参の「身」で作るより歯応えがあるので、我が家では普通のきんぴらより好評です。
大根の葉やカブの葉などは、さっと茹でて冷凍してチャックバックに保存しておきます。
油揚げと一緒に炒め煮にしたり、朝の味噌汁の具にしたり。
料理にちょっと青みが欲しいときにも便利です。
使いかけが野菜室でしなびていることが多いショウガも、買ってきたらすぐスライスして、冷凍してチャックバックに保存しておきます。
我が家では辛味噌鍋や麻婆豆腐、南蛮漬けや炊き込みご飯と、ショウガの消費量が多いので、上の写真のようにけっこう大量に常備してあったりします。
(だから使用済みチャックバックがたくさん出るんですね)
ショウガが欲しいときには冷凍のまま1~2枚ポイ、と入れるだけでいいし、さっと水洗いすると半解凍状態になるので、千切りやみじん切りにして使うこともできます。
おろしショウガだけは難しいので、そちらはお手軽にチューブ入りを使っています。
我が家のゴミ対策はとにかく「楽なこと」「やりやすいこと」、フードロス対策は「美味しいこと」が基本。
「やらなくちゃ!」と義務感で固く考えたり、口うるさく注意されてしぶしぶやるのでは長続きしないので、出来ることを出来るように工夫して、とにかく楽に長続きできるように……と考えています。
その家それぞれで状況も環境も、自治体のゴミ出しルールも違うので、我が家とまったく同じことができることはないと思うのですが、なにかしら参考になることがあれば、と思って詳しくご紹介してみました。
ゴミの減量化に少しでもお役に立てたら幸いです。
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