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2021年12月 6日 (月)

料理と自立の力

「今日は何も予定がないから、私がお昼を作りたいな」

と日曜日に昇平が昼食を作ってくれました。

メニューは大好物のペンネ・アラビアータ。

過去に何度も作ったことがありますが、今まではそばで私が様子を見守りながらの調理だったので、今回は完全に自分だけで作ってもらいました。

 

Img_0583

レシピを見ながら自分で揃えた材料。

置き場所がわからないものを聞くときだけ、私を呼びました。

「ベーコンは厚切りを使って、ハーブを利かせたパスタにしたい」と言っています。

 

Pasta01_20211206141301

真剣に調理する昇平。(顔出しNGなので一部画像処理しています)

にんにくをみじん切り中。

背が高いので調理台が低くてちょっと大変そうです。

 

この写真を撮った直後、まだ沸騰していないお湯にパスタを入れようとしたので「まだ早いよ! もっとこう、ぐらぐら湧いてからいれるんだよ」と一言だけアドバイス。

「沸騰」の状態を今回初めて認識したようです。

 

その後は完全にひとりだけで調理。

私は別室で自分の作業をしていたら、「できたよ!」と呼ばれました。

あら、早い。

 

Img_0575

できあがりはこちら。

昨夜の残りのポトフを温めて添えました。

 

Img_0584

彼のお皿はこっち。もちろん大盛りです。(笑)

ハーブを利かせたい、と言っていた通り、にんにく、バジル、ローズマリー、ローリエといろいろなハーブの香りがミックスして、とても美味しくできあがっていました。

本人も出来映えに大満足。

そして、完全に自分だけで作れたということに、また満足。

「私もやればできるんだね」

「そう、君はもう、その気になればできるようになってるんだよ」

と私は後押し。

 

 

彼は基本的に私への依存心が強いです。

これまでずっと目をかけ手をかけて育ててきたのは母親の私なので、「お母さんの言うことに従っていれば間違いない」と思っているようだし、「なんでもお母さんが手伝ってくれる」と思っている節もあります。

でも、今はそれでよくても、20年後には私は年を取ってしまって、それができなくなっている可能性は高いです。

私はもうこの世にいないかもしれない。

今のままの関係でいたら、そのときに昇平が困ってしまいます。

 

そこで、最近はできるだけいろいろなことを昇平自身にやってもらうようにしています。

今回の料理のように、やってみれば自分だけでできることもたくさんあるのです。

彼に必要なのは、自分でやってみようとする気持ちと、成功体験を通じて得られる自信なのでしょう。

小さなこと、日常のことでいいから、いろいろ自分だけでやってみて、自立の力をつけていってほしいと思っています。

 

 

(おまけの写真)

Img_0568

農家をしている親戚から届いたリンゴ。

甘くて美味しいです。

毎日夕食後のデザートにいただいています。

ここ伊達市に嫁いでから、果物は買うものではなく、もらって食べるものになりました。(笑)

 

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コメント

昇平君、自分の事を「わたし」と言うんですね。
大人な言い方^^
こういう言い方が定着していると、どの場面でも使える(言い換える必要がない)から
いいですよね。
息子は、〇〇ちゃん→〇〇→自分→僕
このように変化しました。
〇〇(自分の名前)から「自分」に言い換えさせる時に少々手間取りましたが
「僕」はいつの間にか気が付いたら言っていて、周りの影響だったのかな?^^

お料理は、あーにゃさん譲りで好きなのかな?
お兄ちゃんも作ってましたっけ?
そう言えば、旦那さんがお料理したという書き込みを見た事がありませんが
何かつくってくれる(た)事はありますか?^^

日記では「僕」に置き換えたりしていましたが
実際には高校生くらいから「私」になっていました。
中学校時代に一時期すさんだのを反省したみたいで、
高校になってからはとても丁寧な話し方をするようになりました。
家族に対しても、ものすごく丁寧な言い方をしたりするから
「家族にはそこまでやらなくても」と思わないではないんですが
場面や相手に合わせて使い分けるのが大変みたいなので
「丁寧なほうに合わせておけば間違いないか~」と思ってます。

お兄ちゃんはね、調理師学校に行ったくらいですから(笑)
ただ、今は飲食業から転職してしまったし
忙しいし面倒だしで、ほとんど自炊してないみたいです。(^^;

昇平は、もうちょっと自分でいろいろ作れるようになったら
料理が楽しいと感じるようになるんじゃないかな。
まだちょっと自信がないみたいです。
これは経験ですからね~。

旦那は、昔々は味噌ラーメンとか作ってくれたことがあったし、
私が具合悪いときには、昇平と一緒に料理してくれたりしますが(といっても半調理品を仕上げるくらい)
普段は極力やりたくないみたいです。
食べるほうがいいようです。(^^;;

すっかり忘れてましたが、そうでしたっ!
お兄ちゃんは専門学校を出て、一人暮らしのアパートに
調味料も色々と揃えて…^^
思い出しました。

一人暮らしで忙しいと一から作るのは大変ですよね。
今は昔と違って手軽においしい物が買えますし^^
その辺りは臨機応変で。
元々が料理好きで、しかも上手に作れるんですもの
作る気になったら、いつでも出来ますものね。

>プーミンママさん

はい、そうなんです。
兄ちゃんは一応プロの料理人をしていた時期もあります。
ただ、仕事で人のために料理はしても
自分のために料理をするのは面倒くさい、というタイプだったようで
今は仕事が忙しいこともあって、もっぱらコンビニ弁当みたいです。
あ~
コロナが落ち着いたらご飯作りに行ってあげたい!!(笑)

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