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2021年11月30日 (火)

「勇者フルートの冒険28」第25章更新

Flute_sendengon_20200805130201

勇者フルートシリーズ最終巻「勇者フルートの冒険28・闇の竜の戦い」第25章「出現」をアップしました。

http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/vol-28/index.html

 

ついに最終決戦開始です。

ここから先がまた長いのですが、とにかく決戦が始まります。

光と闇の戦いがどう展開され、どう決着していくのか。

最後の最後までお付き合いいただけたら嬉しいです──が、すみません、来週もまた1回おやすみです。

今週から来週にかけて、予定がいくつも入っていて、執筆時間が充分取れないのです。

次回更新は12月14日(火)になります。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

今回は読者イラストではなく、私の(大昔の)イメージイラストを載せてみます。

物語を考えるためのイメージなので、ものすごくラフですが。

 

Image01

 

「フルート」の物語は、私が考えていた2つの話を合体させて生まれました。

ひとつは、小学生だった息子の寝物語に即興で考えて語った「勇者フルートの冒険」という話。

もうひとつは、それよりずっと前に考えていた王子とそのお供の者たちの物語。

その主人公の名前がオリバンでした。

上のイラストの左にいるのがそう。

細身でわりとハンサム、金髪碧眼、ひょうひょうとした性格の人物──という設定でした。

「フルート」のオリバンは、それとはだいぶ変わってしまいました。

 

Image02

   ↓

Image04

(オリバン:さゆたさん画)

 

違いすぎ……(笑)

 

この物語、キャラクターは浮かんだしネタも浮かんだんですが、そこに至るまでのストーリーが浮かびませんでした。

一方フルートは、一晩限りの即興物語のつもりで考えたから、物語としてのネタがなくて、その代わり主人公たちのキャラクターははっきりしていたので、ストーリーだけは湧き上がるようにいくらでも浮かんできました。

そこで、2つの物語を合体させてシリーズとしての中骨を作り、あとはキャラクターたちにお任せして好きなように活躍してもらう……という物語の書き方に落ち着きました。

ただ、命を狙われている王子という設定は「フルート」にも引き継がれたし、右にいるアキシム公はエスタ近衛部隊のシオン大隊長に、傭兵のザウソン・ザウールはエスタ傭兵部隊のオーダに引き継がれました。

この2人はちょっぴりイメージが残っているかな?

 

「フルート」では最終決戦が始まりましたが、どんな戦いが展開されるのか、実は私にもまだよくわかりません。

フルートたちにお任せして、彼らが動くように書いていくので。(笑)

決まっているのは結末と、いくつかのシーンと、ラストシーンだけ。

さあ、そこに向かってラストスパートです。

次の更新は2週間後になりますが、時間を見つけてがんばって書いていきますので、この後もどうぞよろしくお願いします。

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コメント

ふふっ。
そうだったんですね~。オリバン殿、長髪でしたか。
長髪はユギル殿のイメージだったんで
結果、オリバン殿は短髪。彼の清廉潔白のイメージでもあります。
色んなオリバン殿がいていいのだと
言ってくれる朝倉さんは心が広いと思います。
もうかれこれ、描かせてもらって押し付けてますが
描きなおしたいのも、ちらほら。
年月とは、恐ろしい(^^;

>さゆたさん

オリバンは最初に思いついたときとは
外見も性格もものすごく変わりました。
そもそもは、ひょろっとした優男のイメージだったんですが、
フルートが女の子みたいな可愛い顔の優しい少年なので
それと対比するのに正反対の外見と性格にして
今のオリバンになりました。

こうなるともう、まったく別のキャラクターと言って良さそうなものなんですが
私の頭の中では昔のキャラクターの発展系という位置づけになってたりします。
アキシム卿→シオン大隊長、ザウソン・ザウール→オーダ は
性格的にも外見的にも昔とあまり違っていませんね。

オリバンが主人公だった昔のストーリーと
昇平に即興で語った寝物語のキャラクターたちが合体して生まれた今の「フルート」。
書き始めたときと比較しても、あちこち予定と違ったところはあります。
(実はアリアンがフルートたちの敵に回る、という設定もあったんですが、
あの子の性格でそれは絶対にありえないので、早々に没になりました)
キャラクターたちが物語を引っ張ってストーリーを生み出していく場面もすごく多いので
作者も「さて、どうなるかしら?」と思いながら物語の結末を見守っています。(笑)


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