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2021年8月30日 (月)

誕生祝いと小学校跡散策

Img_0823

8月26日は昇平の26回目の誕生日でした。

上の写真は、彼のリクエストで作った誕生祝いのディナーです。

「ビーフステーキを塩と粗挽きこしょうで味付けして焼いて、こんがり焼いたガーリックをトッピングして、野菜サラダは千切りキャベツとピーマンとスライス玉ねぎで、スープは千切りキャベツと千切り人参と玉ねぎとベーコンで」というオーダー表を、事前に私に渡してきました。

いや、細かいな。

 

でも、すごいと思いませんか?

彼を小さい頃から知っている方は覚えていると思うのですが、昔の彼は本当にものすごい偏食で、彼が食べられるものと言ったら両手の指で収まってしまうくらいでした。

白いご飯、茹でただけのパスタ、うどん(麺だけ)、味噌汁の麩、クリームパン、鶏の唐揚げ、塩か醤油で味付けして焼いた肉、皮をむいた塩キュウリ……終わり。

ええ、本当にこれだけしか食べられなかったんです。

それも、すぐ気が散ってしまって食事に集中できないから、いつも小食で体はとても小さくて。

保育園ではほとんど何も食べられなくて、担任の保育士さんたちと私とで、ああしたらいいだろうか、こうしたら食べられるだろうか、「お母さん、今日はこれを食べられましたよ!」なんて随分やりとりしました。

 

その後も偏食はかなり続きましたが、小学校で始まった給食でも根気強く指導してもらい、家でも彼が食べやすい食材や調理法を探して、食事に出し続けてきたら、いつの間にか食べられるものが少しずつ増えて、気がつけば、ほとんどのものが一通り食べられるようになっていました。

あまり好きではない料理や食材も、今は調理法さえ工夫すれば食べられます。(だから人参は「千切り」が条件)

本当に苦手で食べられないものは、納豆くらいです。

あれほど偏食だった人が、今では誕生日のご馳走に野菜サラダや野菜スープもリクエストしてくる。

これはすごい成長だと思うのです。

 

ちなみに、普段の朝食はこんな感じです。

Tyousyoku

(高野豆腐の唐揚げ、パセリとチーズ入りスクランブルエッグ、千切りキャベツとトマトとキュウリ、きんぴらゴボウ、キュウリの浅漬け、白飯、昨夜の鍋の残り)

最近の我が家の食事は野菜がかなり多め、肉ちょっと控えめなのですが、平気で食べてくれるようになりました。

きんぴらゴボウなんて、人参や大根の皮で作るのだけれど、「歯応えが合って美味しい」ともりもり食べてくれます。

変われば変わるものです、本当に。

ちなみに、現在の昇平は慎重177.5㎝、体重67kg。

がっしりした体格の、ガタイのいい青年になりました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

誕生日の2日後の土曜日。

35度を超す暑い日でしたが、これも以前からのリクエストで、彼が通った小学校の「跡」へ行ってきました。

というのも、小学校は10年前の東日本大震災で大きな被害を受けて、別の場所に新築移転したからです。

「あの頃学校に通った道を自分で歩きたい」と言うので、車で行って、元の通学路を歩きました。

 

とはいえ実際には、彼の通学路はかなり短かったのです。

当時、本来の学区に支援学級がなかったので、登校は学校前まで私の車で送り、帰りは学校の下の児童館で過ごしていました。

あの頃はまだ、放課後デイサービスというのは存在しなかったのです。

児童館で他のお子さんとトラブルになって途中で別の学童に移ったり、高学年になってからは「自分で登下校できる練習に」と途中まで歩いて帰ってきて、そこから車で帰宅したりもしました。

かなり特殊な形での登下校でしたが、それでも彼にとっては6年間通い続けた小学校です。

大通りから曲がって、学校の正門に続く坂道を上り始めたら……「あれ、立ち入り禁止だ!?」

土砂崩れの危険があるというので、通学路にはロープが張られていて、その先は草や木が覆い被さって道が埋もれていました。

 

では、別の道から校庭のほうに回ってみよう、ということになって、そちらへ向かいました。

静かな住宅地です。

土曜日と言うこともあるのでしょうが、学校が移転してしまったから、本当に静かです。

家がなくなっている場所も、新しく建て替えている場所もありました。

 

校庭だった場所には無事に入れました。

一面草が生えていて、これも昔の姿とは違いましたが、昔の城跡で、史跡公園として整備する計画があるので、草刈りなどの手入れはしてありました。

 

「あ、幼稚園もなくなってる!」

「幼稚園は新しい小学校の隣に移ったんだよ」

「池はあるね」

「これは史跡だからね。神社も残ってるよ」

「桜の木はあるかな?」

「あるよ、ほら。周りにずっと立ってる」

「あ、これ桜か!」

 

学校の校舎も隣接していた幼稚園も、体育館も鉄棒も雲梯も、何もかもなくなってしまっていましたが、それでも昔の面影が見つけられて、嬉しかったようです。

「小学校はこの場所になくなってしまったけど、でも、自分にとっては今も小学校がここにある気がするんだ」

と言っていました。

うん。君の心の中には、あの頃のままの小学校が今も建っているんだよね。

 

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(昔の小学校跡には史跡の看板がたっていました)

 

「あの頃、自分はずいぶんカッカとすることが多かったなぁ」

なんて昔の反省も飛び出してきました。

「あの頃は自分で自分がコントロールできなかったんだ……。今はもうそんなことなくなったけど」

そうだね、そのとおりだね。

 

成長した君。

でも、それは小さかった頃を一生懸命に生きた君がいたからなんだよね。

そして、そんな君には、お母さんたち家族や、保育園や学校の先生たち、本当に大勢のサポーターがいたんだよね。

本当に、ここまで成長してくれてありがとう。

君がこんなに立派になってくれて、お母さんたちは本当に嬉しいよ。

おじいちゃんやおばあちゃんたちも、天国から見て喜んでくれているね……。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

最後に、彼のバースデーケーキの写真を。

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伊達市梁川町のマザーヤマキさんのガトーショコラ。

これも昇平のリクエストでした。

「クリスマスに食べた、あのどっしりしてとろけるような、濃厚なチョコレートケーキが食べたい!」(描写が細かい!)というリクエストもかなえられて、とても満足した誕生日だったようです。

 

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