シリーズ最終巻「勇者フルートの冒険28」連載開始
勇者フルートシリーズ最終巻の連載が、本日から始まりました。
「勇者フルートの冒険28・闇の竜の戦い」第1章「バロメッツ」
http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/vol-28/index.html
フルートシリーズの現在の連載が始まったのが2004年11月。
今は2021年4月だから、すでに16年5か月。足かけ17年に及ぶ連載になりました。
いや~、長かったな~。
連載スタート当初には、まさかこんなに長くなるとは思いませんでした。
そもそもシリーズ完結できるかどうか、そこから怪しかったのだけれど。
根気強く続きを待ってくださった愛読者の皆様のおかげで、どうにかラストまで書き切ることができそうです。
読者様は神様です。ありがたやありがたや……。
せっかくなので、私が一番気に入っている主人公たちのイラストを載せておきます。
向かって右上から下に向かって、ゼン、フルート、メール、ポポロ。
これ以外にポチとルルという犬も加わって、4人と2匹が勇者の一行。
全員が十代の子どもたちですが、世界の破滅をもくろむ闇の竜を倒すため、世界中を旅して大勢の仲間と繋がっていく……という王道ものです。
児童文学にしようと思っていた時期もあるんですが、長くて言葉遣いも難しいところがあったりするので、中学生くらいからが対象年齢でしょうね。
現在、読者は圧倒的に大人が多いです。
改めて振り返ると、まあいろんなことがありました。
同居の義母が大病したり、小学校の特別支援学級に通う二男を毎日送迎したり、高校卒業した長男を関東の大学に送り出したり、旦那が骨折して最終的に人工関節手術を受けたり、母、義母、義夫、父を立て続けに見送ったり、引っ越しをしたり、本を出したり……。
発達障害のある子どもを育てていたし、同居の義父母のこともあって、外で働きつづけることができなくなって、がっくり来たり。
そんな中で、自分にできることはないんだろうか、と悩んでみたり。
親の会や保護者会の役員のかけもちで、めちゃくちゃ忙しくなった時期もありました。
でも、そんな中でもこの「フルート」シリーズは書き続けてきました。
ただの一度もスランプにはなりませんでした。
書くのがとにかく楽しかった。
つらかったり大変だったりした日々の「救い」だったんだろうと思います。
イラストをもう一枚。
こちらは脇役の中でも人気が高い、ロムド城の一番占者のユギル。
上の勇者の一行のイラストもこのイラストも、読者様からいただいたものです。
本当にありがとうございます。
読んで楽しんでくれる人がいることが、書き続けていく原動力でした。
私が書いて楽しいように、これを読んで楽しんでくれる人がいたら嬉しいな。
そう思いながら書き続けました。
「勇者フルートの冒険」シリーズも、この第28巻で完結です。
長大な物語がどんな結末を迎え、世界は、フルートたちは、どうなるか。
例によって例のごとく、はらはらドキドキの展開になるだろうと思いますが、最後の最後まで、ラストの1行まで、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
まだ読んだことがない方も、これを機会に物語の扉を開いてもらえたら嬉しいな。
そんなふうにも思っています。
この物語を、王道のファンタジー小説が好きな方へ贈ります。
http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute/index.html
« 海鮮鍋の材料を揃えに相馬-浪江へ | トップページ | 休載のお知らせ »
「勇者フルート」カテゴリの記事
- 『勇者フルート』が電子書籍になります(2024.08.07)
- 「勇者フルート」を『カクヨム』で連載します(2023.11.28)
- 左足小指を骨折しました(2023.11.07)
- 一太郎のJUSTチェッカーは推敲にとても便利!(2023.10.24)
- 「勇者フルートの冒険28」エピローグ更新・シリーズ完結!(2023.09.05)
コメント