震度6弱
2月13日の深夜11時7分頃に、福島県沖で大きな地震がありました。
旦那はコタツで本を読み、私はそろそろ寝ようとコタツから出たところでした。
突然やって来た縦揺れに「あ、これは強い!」と直感して、玄関にダッシュしてドアを開けて避難路の確保。
旦那も免許証などが入っているポーチを抱えて玄関にきました。
昇平はもう寝ていたけれど、やはり目覚めて飛んで来ました。
地鳴りと共に揺れは大きくなり、縦揺れから強い横揺れへ。
ちょうど10年前の3月11日の東日本大震災や、その1か月後の4月7日にきた大きな余震を思い出させる揺れでした。
震源地は福島県沖、最大震度は6強。
ここ伊達市は震度6弱でした。
上の写真は、揺れが収まった直後に撮ったリビングの様子です。
旦那の本棚の扉が開き、一番上の段にしまってあった碁石や碁盤、旦那の本などが飛び散っています。
仏壇も位牌や飾ってあったぬいぐるみなどが倒れましたが、下がふかふかのクッションだったので、床も落ちたものも壊れるようなことはありませんでした。
直前まで私たちが飲んでいたコーヒーカップが、落ちることもなくコタツに載っていたのが、なんだか不思議でした。
ひどかったのは、リビング入り口にあった私の本棚。
以前、棚が外れて修理したのですが、また壊れました。
今回は側面や上の板も離れてしまって分解寸前。
本もめちゃくちゃです。
そして、一番の惨状だったのは台所。
翌朝も食べようと多めに作って残してあった「鍋物」が、鍋ごと床に落ちてガラス製の蓋が割れ、中身も床に飛び散っていました。
あ~~~(>○<)
とにかく台所をなんとかしないと大変なので、ぞうきんや古タオルやバケツを持ってきて、掃除開始。
旦那はリビングを、昇平は自分の部屋を片付け始めました。
割れたガラスを拾い集め(手をちょっとだけ怪我しました)、床を拭いたぞうきんをゆすごうとしたら、水がちょろちょろとしか出ません。
はっ、しまった!
地震の後は断水が起きるんだった!
あわてて旦那を呼んで、非常用の折りたたみポリタンクに水を溜めてもらいました。
1/3くらい溜まったところで、まったく水が出なくなってしまいましたが、数リットルの水でも、あるとないとでは安心感が全然違いました。
こちらは私の机周り。
引き出しが飛び出し、ファイルを入れていた収納ボックスもひっくり返りましたが、机の上のパソコンや電気スタンドは無事でした。
良かった~。
その夜は台所とリビングだけ片付け、崩壊した本棚の本は段ボール箱に入れ、テレビで速報などを見てから2時過ぎに寝ました。
私はなかなか寝付けなかったのですが、うとうとし始めたところで余震がきたので、はっと目が覚めて、また少し寝られなくなりました。
結局2時間くらい寝て起床。
断水しているのでいろいろ大変そうだな、と思いながら、風呂の残り湯で洗面していたら、水道が出始めました。
万歳!
どうやら揺れが大きかったので、自動的に(?)水道が止まったけれど、朝になって水道管の破損などが見つからなかったので、また通水再開したようでした。
水がないと非常に苦労するのは、10年前の大震災で経験しているので、水が出てくれて本当にありがたかったです。
今回、我が家は停電しなかったのも助かりました。
翌日、旦那と協力して本棚を組み立て直しました。
なんとか元通りにできて、ひと安心。
ただ、側板がたわんでいるので、やっぱり強度的には今ひとつです。
棚が移動できなくなってしまうけど、L字金具を買ってきて補強しようかなぁ。
地震でめちゃくちゃになった! と思っていたのですが、その後、話を聞くと、我が家の被害はまったくたいしたことがなかったようです。
この周辺であっても、食器棚が倒れて食器がたくさん割れたとか、電子レンジが落ちて壊れてしまったとか、ものが全部下に落ちて足の踏み場がないとか。
とにかく家の中が本当にめちゃくちゃになったようです。
我が家は10年前の3.11で実質震度6強を経験して、家中なにもかもひっくり返るような揺れに襲われたので、今のアパートに引っ越す際に、地震対策はずいぶん心がけました。
アパートは金具で壁に固定できないので、背が高い家具は天井に突っ張れるタイプのものを購入したり。
突っ張り式でない家具は、天井との間に箱を差し込んで隙間を埋めたり。
姿見はアクリル製の軽いものですが、やはり背が高くて倒れるとそれなりに危ないので、鴨居にひっかけた金具に太めの紐で固定してあります。
完璧ではないですが、だいぶ安心です。
正直、これだけの地震対策をしたとき、旦那は「大袈裟だなぁ」と心の中で思っているようでした。
非常持ち出し袋も、本気で中身を考えて準備したり、賞味期限をチェックしたり、試食したりするのは私。
旦那は「奥さんがやりたいと言ってるからつき合うか」という程度のかかわり方でした。
でも、今回、大物家具が倒れなかったことによって、壊れたものもほとんどなく、家の中も翌日の午前中で元に戻せたので、備えの大切さが実感できたようです。
私はちょっと見直してもらえました(笑)
備えあれば憂いなし、は本当です。
そして、災害はいつ来るのか誰にもわからない。
10年目にまた大きな余震がくることもあるのですから。
どうぞ、皆様も油断することなく、できる備えはしてくださいね。
« 昇平とチェス | トップページ | 創作小説サイト「アサクラ私立図書館」をリニューアルしました »
「日常」カテゴリの記事
- 13年目の3月11日に(2024.03.11)
- 長男の帰省と飯坂温泉(2024.02.27)
- 晩秋のベランダ(2023.11.21)
- アパートに引っ越してから6年が経ちました(2023.11.14)
- 左足小指を骨折しました(2023.11.07)
コメント