昇平とチェス
水曜日だとブログの更新を忘れることが多いので、今週から毎週月曜日に更新することにしました。
コロナのせいで話題がない日も多かったのですが、月曜日にすると「先週あったこと」をネタに書くことができそうです。
さて、上の写真は「みんなのチェス」という無料アプリです。
先週、昇平が突然「チェスってなんかかっこいいから、自分もやってみたい」と言いだしたので、アプリサイトを探して私のタブレットにダウンロードしました。
チェスは昔々、私がまだ中学生くらいのときに、実家でチェス盤を購入して、兄弟で少し遊んだことがありました。
駒の動かし方はわかるのですが、特にはまったりもしなかったので、腕前としては私も初心者状態。
昇平のほうは駒の動かし方さえわからない超初心者。かろうじて駒の名称だけ知っている程度。
でも、今のアプリはすごいですね。
動かし方もルールも何もわからなくても、アプリのほうで「ここに動かせますよ」「ここに動かすと敵のこの駒を狙えますよ」「敵がここを狙ってきてますよ」などと、盤上の色を変えて親切に教えてくれます。
効き筋にキングを動かすこともできないので、自滅することもありません。
超初心者同士でも勝負することができます。
いざ、勝負!
……あれ?
昇平、意外と強くない?
ルールもよくわかっていないはずなんですが、守りが堅い。
いくら初心者同士ても、こっちは一応経験者だから軽く勝てるだろうと思っていたのに、全然です。
これなら誘いに乗ってくれるかと思って駒を動かすのに、一番確実で安全なところに退却してしまいます。
そのくせ、攻めることも忘れない。
なんだ、これ。めちゃくちゃ攻めにくいぞ。
結局、その勝負は昇平が逃げ切っての引き分け(ステイルメイト)。
普段使わない部分の脳をフル回転させた感じで、私はヘトヘトになりました。
翌日「今日もまたやろう」ということになりました。
昨日は油断したから今日は厳しく行こう──と昇平の駒を次々と取っていったのだけれど、彼はあきらめない。
こんなに少なくなったのに。
こんなにもう手駒がないのに。
「もうやめようか?」と言っても「いや、勝負が決まる最後までやる」。
え~。
なんという粘り強さ。
そうこうするうちに、私の駒もじりじりと減らされて、最終的にはまたステイルメイトの引き分け。
その翌日は、駒がなくなって、お互いどう動かしても相手を倒せないデッド・ポジションという引き分けになりました。
劣勢になっても彼は絶対にあきらめないんですよね。
ああ、このあたりが普段の仕事の根気強さと共通しているんだな~、と感心しました。
1日1勝負を続けて4日目。
ようやく私が昇平をチェックメイトに追い込んで勝ちました。
やった~! ついに勝った~!
私と昇平の今の腕前はほぼ互角のようなので、本気で嬉しかったです。
さらに翌日。
昇平は相変わらず守りが堅く、こちらが攻めても、取ることで防ぐより退いて守ります。
そのくせ、すぐに攻撃に転じることができる場所を維持するから、うっかりするとすぐにこちらが攻め込まれます。
この日は私の方が常に劣勢で、約1時間後、とうとう昇平が勝ちました。
「あ~、負けたっ!」と私がコタツに突っ伏したら、知らん顔で観戦していた旦那に笑われました。
私が本気でやって昇平に負けたのが面白かったらしいです。
でも、チェスはいいかも、と思います。
相手に勝つためには、相手の先の手を考えなくてはなりません。
日常の中で「こうしたら、どうなるか」を考えることが得意でない昇平には、良いトレーニングになるかもしれないです。
気がついたら、旦那も自分のiPadに「みんなのチェス」をダウンロードして、コンピューター相手にこっそり対戦していました。
打ち方を覚えたら、旦那も参戦するつもりかもしれません。
旦那は囲碁将棋が得意だから、チェスも覚えたら強いだろうなぁ……。
というわけで、我が家では今、ちょっとしたチェスブームが起きています。
今夜も対戦します。
また私が勝つか、それとも昇平が連勝するか、はたまた引き分けになるか。
お互い手加減なしでできるゲームが見つかって、なかなか楽しい毎日です。
【おまけの写真】
2月2日。
今年の節分の食卓はこんな感じでした。
恵方巻きの丸かぶりはやりません。
ハーフサイズが4本入ったのを予約購入したので、切り分けて家族でシェア。
汁代わりに暖かい蕎麦とかき揚げも付けました。
美味しかったです。
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