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2020年9月 9日 (水)

アケビの肉味噌詰め

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旦那が米沢の道の駅で「アケビ」を見つけて、珍しがって買ってきました。

 

アケビというと紫色で、熟してぱっくり口を開くと中に白い甘い果肉がある──というイメージだったのですが、これはまだ口が開いていないし、色も白っぽい感じ。

どうやら、アケビは寒さに当たってあの濃い紫色になるとか。

まだ気温が高めなので、色が薄いのかもしれないですね。

でも、これでちゃんと熟してました。

 

山形県はアケビの栽培全国一だそうです。

しかも、食べるのは中身の果肉ではなく「皮」のほう。

旦那がレシピの紙ももらってきたので(アケビのトレイの下にあるのが、それ)、頑張って「皮」を調理してみることにしました。

とはいえ、皮の料理を食べたことがないので、文章だけではイメージが……。

ネットで調べて、「アケビの肉味噌詰め」というのを見つけて、これを作ってみることに。

 

豚挽肉に刻んだマイタケをたっぷり入れて、味噌や日本酒で味を付けて練り混ぜ、果肉を除いたアケビの皮に詰めました。

イメージは「ピーマンの肉詰めアケビバージョン」。

Img_8258

みっちり……。

ちょっと詰めすぎたかな~。

フライパンに入るかな。

 

フライパンに油を多めに熱して、アケビを入れて蓋をしました。

むむむ、やっぱり詰めすぎた。

レシピでは途中でひっくり返すと書いてあったのですが、そうすると中身が崩れそうなので、そのまま蒸し焼きにしてしまいました。

 

こちらが焼き上がり。

Akebi

どうにか形を保ってます。(^^;

旦那が持ち帰ったレシピによると、甘味噌を塗って焼いたり、茹でてあく抜きしてから油炒めしても良いそうです。

 

Img_8260

大きいので切り分けました。

わ~、やっぱり崩れる。

サーバースプーンで取り分けました。

食べてみると……あら、柔らかい。

皮だからもっと堅いのかと思ったら、意外なくらいの柔らかさ。

まるで「茄子」のような食感です。

味はほろ苦くて、ちょうど最近のゴーヤのよう。

最近のゴーヤは昔より苦くなくなりましたよね?

ゴーヤ味の茄子の肉味噌詰め、という感じです。(個人の感想です。笑)

 

調べたところによると、このアケビは白鷹アケビという種類のようで、肉厚で苦みもあまり強くないとか。

揚げ焼きのようにしたから、揚げ茄子みたいで美味しかったです。

日本酒に合いそう。

ただ、茄子が苦手な昇平は、1切がやっとでした。

まあ、好みもありますからね。

ゴーヤチャンプルーならぬ、アケビチャンプルーも美味しいそうです。

 

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こちらは中身の果肉。

種がとても多いのですよね。

周りの白い部分を食べます。

甘いんですが、今時の果物はみんなものすごく甘いから、それにはかないません。

さっぱりした優しい甘さ。

甘いおやつがなかった時代には、きっと秋のご馳走だったのでしょう。

このアケビの種から油も採れたりするらしいです。

アケビは蔓で籠を編んだりもできるので、本当に無駄のない植物ですね。

 

以上、アケビの試食レポートでした。

 

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