アケビの肉味噌詰め
旦那が米沢の道の駅で「アケビ」を見つけて、珍しがって買ってきました。
アケビというと紫色で、熟してぱっくり口を開くと中に白い甘い果肉がある──というイメージだったのですが、これはまだ口が開いていないし、色も白っぽい感じ。
どうやら、アケビは寒さに当たってあの濃い紫色になるとか。
まだ気温が高めなので、色が薄いのかもしれないですね。
でも、これでちゃんと熟してました。
山形県はアケビの栽培全国一だそうです。
しかも、食べるのは中身の果肉ではなく「皮」のほう。
旦那がレシピの紙ももらってきたので(アケビのトレイの下にあるのが、それ)、頑張って「皮」を調理してみることにしました。
とはいえ、皮の料理を食べたことがないので、文章だけではイメージが……。
ネットで調べて、「アケビの肉味噌詰め」というのを見つけて、これを作ってみることに。
豚挽肉に刻んだマイタケをたっぷり入れて、味噌や日本酒で味を付けて練り混ぜ、果肉を除いたアケビの皮に詰めました。
イメージは「ピーマンの肉詰めアケビバージョン」。
みっちり……。
ちょっと詰めすぎたかな~。
フライパンに入るかな。
フライパンに油を多めに熱して、アケビを入れて蓋をしました。
むむむ、やっぱり詰めすぎた。
レシピでは途中でひっくり返すと書いてあったのですが、そうすると中身が崩れそうなので、そのまま蒸し焼きにしてしまいました。
こちらが焼き上がり。
どうにか形を保ってます。(^^;
旦那が持ち帰ったレシピによると、甘味噌を塗って焼いたり、茹でてあく抜きしてから油炒めしても良いそうです。
大きいので切り分けました。
わ~、やっぱり崩れる。
サーバースプーンで取り分けました。
食べてみると……あら、柔らかい。
皮だからもっと堅いのかと思ったら、意外なくらいの柔らかさ。
まるで「茄子」のような食感です。
味はほろ苦くて、ちょうど最近のゴーヤのよう。
最近のゴーヤは昔より苦くなくなりましたよね?
ゴーヤ味の茄子の肉味噌詰め、という感じです。(個人の感想です。笑)
調べたところによると、このアケビは白鷹アケビという種類のようで、肉厚で苦みもあまり強くないとか。
揚げ焼きのようにしたから、揚げ茄子みたいで美味しかったです。
日本酒に合いそう。
ただ、茄子が苦手な昇平は、1切がやっとでした。
まあ、好みもありますからね。
ゴーヤチャンプルーならぬ、アケビチャンプルーも美味しいそうです。
こちらは中身の果肉。
種がとても多いのですよね。
周りの白い部分を食べます。
甘いんですが、今時の果物はみんなものすごく甘いから、それにはかないません。
さっぱりした優しい甘さ。
甘いおやつがなかった時代には、きっと秋のご馳走だったのでしょう。
このアケビの種から油も採れたりするらしいです。
アケビは蔓で籠を編んだりもできるので、本当に無駄のない植物ですね。
以上、アケビの試食レポートでした。
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