2011年12月 1日 (木)

「17」のPDFファイルを追加

 「フルート17」のPDFファイルを、PDFファイルのページに追加しました。
 縦書きで読みたい方、ダウンロードしたい方、印刷したい方はこちらからどうぞ。

 http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute-dl.htm

 これで「17」は完全に脱稿です。完成しました~!


 さあ、次は外伝。そして、年明けには「18」の連載開始です。
 これからもがんばらなくちゃ~。

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2011年11月29日 (火)

推敲完了

 さて、今月20日に書き終えた「フルート17」の推敲を、本日完了しました。
 これにて「フルート17・マモリワスレの戦い」は脱稿です。
 意外と順調に進んだわ~♪


 でもって、この後は「17」のPDFファイル化作業と外伝ですが、外伝は今回も2つほど書く予定でいます。
 それが終わったら、投稿イラストギャラリーの作り直し。
 「フルート」以外の作品も図書館に収録すると書いていたのですが、先日、図書館の中の作品の体裁修正をしたし(「翼をさがして」とか)、できれば年明けから次の「18」の連載に取りかかりたいので、今回はギャラリーだけにしておくつもりです。

 さてさて、「フルート」シリーズもいよいよ本当の佳境に突入します。長い長い物語ですが、遠い彼方に終わりが見え始めました。今すぐシリーズ完結というわけではないですが、それでもシリーズの完成に向かって突き進んでいるのは確かです。
 最後の最後まで皆さんに楽しんでいただけるように、これからもがんばりたいと思います。

 今後とも、「勇者フルートの冒険」をよろしくお願いします。

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2011年11月25日 (金)

ただいま推敲中

 昨日から「フルート17」の読み返しと推敲を始めています。
 誤字脱字の修正や文章の修正が主ですが、今日推敲した第6章では、登場人物の行動そのものも少しいじりました。ユギルたちが山賊と戦う場面です。以前より残酷さを少し減らしました……。


 ここを読む方はご存じと思いますが、私はこの3月に大震災を経験しました。その後の様々な出来事も、好む好まざるに関わらず経験させられていて、それはまだ現在進行形です。
 「17」の連載を開始する前に、「希望」という外伝を書いてメッセージ発信はしましたが、今回の「17」には、そういうのとは違う形できっと震災の影響が出てくるのではないか、と考えていました。小説は作家の心の投影です。無意識の中にあるものまで、目に見える形にして引き出してしまいますから。

 今、「17」を改めて読み直して、やっぱり影響は出てきていたのだな、と思いました。重たい話ですよね。そして、かなりシビアな描写や場面が多いです。
 もちろん、綺麗事だけを書くつもりはないし、物語全部を「不殺(ころさず)」で統一することは非現実的だと思うのですが、それでもちょっと描写がシビアすぎるな、と私自身が感じたので、今回の推敲で戦闘内容を軽減しました。それが「山賊」の場面です。

 推敲作業は、言ってみれば、雑誌に連載していたマンガをコミックスに収録する際に、作家が手を入れるような作業。場面を増やしたり削ったり、気になる部分を修正したり……。PDFファイルにしてしまえば、後はもう滅多に変更はしませんが、そこまでは連載中とは違う表現になる場合があることを、ご了承ください。


 ああ、それにしても、丸二日でまだ6章。全体の四分の一ですから、先は長いです。
 なんでこんな長編作品を書いてしまっているんだろう、とか、どうしてもっと上手な文章が書けないんだ、とか、いろいろ葛藤はあるのですが、とにかく明日もがんばって推敲していきます。


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2011年11月22日 (火)

これからの予定

 「フルート17」が完結して2日がたとうとしています。
 連載開始から約5カ月。あまり執筆期間が長かったので、ひとつ作品を仕上げたのだという感想があまり湧いていません。シリーズ全体の物語も、まだ先へ続いていますしね。


 それでも、しばしの充電期間をいただくことにして、その間に、普段できなかったことを実行していこうと思います。
 まずはいつものように

1.「17」の読み返しと推敲・PDFファイル化作業
2.外伝19執筆

 それが終わったら

3.投稿イラストギャラリーの全面的改正
4.作者挨拶の改訂
5.「フルート」以外の作品の収録(アサクラ私立図書館へ)
6.フルート18連載開始

 というような予定でいます。


 イラストギャラリーには、これまでペンスタンドに寄せていただいたすべての投稿イラスト作品を収録するつもりでいます。(※投稿した方で「これはギャラリーに載せないで!」をいう作品があれば、お知らせください。)
 
 「フルート」以外の作品、というのは、これまでにあちこちで書いてきて、まだ図書館に収録していなかった作品のことで、主に短編になります。


 本当は、今日の記事にはもっといろいろなことを書きたかったのですが、いざ書いてみると、なんだかことばが全然浮かんできません。震災の間に思っていたこととか、また「フルート」を書き始めることができてすごく嬉しかったこととか、書こうと思っていたんですが。
 ただ、しみじみと今の自分を幸せだと思っています。これは、大震災を経験したからこそ感じるものなのかもしれません。
 どうか皆様も元気でいてくださいますように。そして、「フルート」が少しでも皆様の心に元気や勇気をお届けすることができたら、これに勝る幸せはありません。

 今後とも、「勇者フルートの冒険」を、どうぞよろしくお願いいたします。

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2011年11月20日 (日)

「フルート17」完結

 どうも大変お待たせしました。第24章「赤い空間」とエピローグ「珍客」を追加しました。これにて、「フルート17・マモリワスレの戦い」は完結です。

 6月22日の連載開始から、ほぼ5カ月。おつきあいくださった皆様、どうもお疲れさまでした。今回の作品も楽しんでいただけたら、本当に幸いです。
 ではまた外伝で――。

 

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2011年11月15日 (火)

最終章執筆中

 「フルート17」の最終章を執筆中です。
 あ~、疲れたっ!
 まだもう少しだけ時間はあるんですが、頭のほうが疲れてシーンが浮かばなくなってきたので、今日はここまで。


 そういえば、先日、三笠書房の知的生き方文庫の「セルフ・コントロール法」という文庫本を読みました。もう何年も前に買って読んで、その後、本棚にしまい込んで、存在自体忘れてしまっていた本です。本棚の整理をしたついでに見つけたので、もう一度読んだのですが、内容をほとんど忘れていて、とても新鮮な気分で読み直すことができました。

 「リラックスで人生が変わる」というサブタイトルの通り、ストレス多い現代社会を、リラックスすることで自分をコントロールして、元気に生きていきましょう、という内容。リラックスヨーガとか、いろいろな方法が出ていますが、その中に「イメージ・トレーニング法」というものも紹介されていました。自分が失敗したときのことではなく、成功したときの様子をイメージするトレーニングです。最近では、スポーツ選手などがこれをすることで良い成績をあげているので、けっこう有名になりましたが、この本が出た当時はまだ珍しいトレーニング法だったのですね。

 そのトレーニング法というのは、まず色を頭に思い浮かべる練習から始めて、空や海などの風景を思い出す練習、現実にあるものを見てから目を閉じて残像的に思い出す練習、自分自身を鏡で見て記憶する練習、電車などの窓から外の風景を眺めて頭にしっかり留める練習――と続きます。

 ええ、私はこのトレーニングは「超」がつくくらい得意です。自分自身のイメージだけは弱いですが、風景や場面に関してならば、いくらでも本当にリアルに思い浮かべることができます。
 どこかに旅行に行ったときにステキな景色にであったら、いえ、出かけなくても、自宅の庭先とかでも、良い景色を見つけたときには、じっと眺めて心に刻み込みます。余計なことは考えないで、ただその風景だけをじっと見つめて記憶するんです。感動程度の感情は一緒に刻みますが。そうすると、何かの折にその景色を引き出して、また眺めることができます。

 私は頭の中の引き出しに、こういう景色をたくさんストックしています。そして、小説を書くときには、引き出しからそのシーンを引っ張り出してきて、ことばに置き換えていきます。ストックをいくつも組み合わせて、右から左へ景色を眺めてみたり、上から見下ろしてみたり、下から見上げてみたりもします。その中を飛んでみたら、どんなふうに景色は変わるか。泳いでみたら、どんなふうに見えるか。そういう条件も組み合わせて想像すると、なお楽しいです。
 こんなふうだから、私の小説は映像的だと言われるのでしょうね。

 
 イメージ・トレーニングは、自分が成功したときの様子を想像して、実際の成功を引き寄せる、というもの。とすると、私も自分が成功した場面を想像すれば、社会的に成功することができるのかな……?
 う~ん。そっちを想像するより、「フルート」の物語の場面を想像する方が楽しくて忙しいから、無理かもしれないですね。(笑)
 とりあえず、一番やりたいことのイメージだけ、強く強く浮かべておきましょう。

 それは、「フルート」をずっと書き進めていって、シリーズ最後の話の一番最後の場面まで、読者の皆様にお届けすること。
 その時を目ざして、明日もまたがんばって書き続けます!!

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2011年11月12日 (土)

「フルート17」第23章

 第23章「闇の王子」を更新しました。

 物語は佳境で、もっと早く続きをお届けしたかったのに、外出等の用事が続いて執筆ができなくて、そわそわやきもきの毎日でした。ようやく更新できて、ほっとしています。


 そして――「フルート17」もいよいよ次回で完結となります。
 物語がどんなふうに決着を迎えるか。
 最後までしっかりとご覧いただければ、と思います。

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2011年11月 6日 (日)

「フルート17」第22章

 毎回お待たせしております。第22章「抵抗」を更新しました。


 決戦です!!


 記憶を取り戻さないままに対決の時を迎えたフルートと仲間たちは、どんな戦いをすることになるでしょう。
 どうぞ、最後までしっかりとご覧ください。

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2011年10月27日 (木)

「フルート17」第21章

 お待たせしました。第21章「津波」を更新しました。


 今回の章を書くに当たっては、3月11日の各地での津波映像をyoutubeで見直しました。本物の津波はこんなものではない、と知りつつも、それでもどうしても小説に書きたかったのでした。
 私が住む福島県でも、沿岸部の津波の被害は相当のものでした。子どもたちを連れて何度も遊びにいった相馬の松川浦(まつかわうら)では、打ち寄せた波から上がったしぶきが30メートルを越した、とも言われています。田んぼは波をかぶって泥沼のような状態。楽しかったイチゴ狩りも潮干狩りも、今はまだできません。
 一日も早く、また元のような美しい海辺に戻りますように。人が安心して暮らせる場所になっていきますように。
 そんな祈りを込めつつ、今回の章を公開させていただきます。
 

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2011年10月21日 (金)

「フルート17」第20章

 本当に、お待たせしました!

 ――と今回は言ってもいいですよね。第20章「引き潮」の更新です。
 物語は本当に佳境になっていますので、心にしっかりシートベルトをお願いします。


p.s.
 さゆた氏によるイラスト「ガレー船」を挿絵として追加しました。本文中のリンクをクリックしてご覧ください。
 さゆたさん、無理なお願いを快く聞いてくださって、ありがとうございました。

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