これまで連載が終わるごとに「裏話」を短期連載してきましたが、今回からは裏話の代わりに「あとがき」を書くことにしました。
「フルート15・闇の声の戦い」を書き上げての、作者のご挨拶です。
まずは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回も毎週土曜日早朝の定期更新を守ることができました。週刊ネット小説「勇者フルートの冒険」です。(笑)
更新の分量は以前より少なくなっていますが、余裕がある分、作者としては、行事や多忙や体調不良などの都合にもうまく対応できて、大変良かったです。
読者の皆様も、更新が曜日で覚えやすくて、都合が良かったのではないでしょうか。その分、インデックスページのカウンターの動きは鈍くなりましたが(「更新したかな?」とチェックに来る必要がなくなりますからね)、そこはそれ。読者様の読みやすさが最優先ですので。
連載中の大きな出来事と言えば、某コンテンツ配信会社の担当者から、「勇者フルートの冒険を有料配信しませんか?」とのメールをいただいたことでしょうか。
有料化すれば作品でお金をいただけますから、プロデビューです。プロになることは私の長年の夢だったので、本当に嬉しいお誘いだったのですが、涙を飲んでお断りしました。
「フルート」には未成年の読者も多いようです。未成年に有料のネット小説はハードルが高いでしょう。そうでなくても、「有料なら読まない(読めない)」という人は多いはずです。有料化することで、新しい読者も生まれるのでしょうが、読めなくなってしまう人も確実に出てきます。
半端でなく長い「フルート」の物語です。大河小説、と銘打っていますが、それに対して異論を唱える人はいないでしょう。それを、ここまでずっと面白がって読んでくれた人たちにこそ、私はこの物語を届けたいと思います。それができなくなることは、私がプロになれないことよりも、もっと嫌なことだったのです。
この話をすると、友人には笑われ、旦那からは「おまえらしい決断だな」とあきれられました。でも、これで良かったのだと思います。
プロになることよりも、もっと大きな私の野望は、「フルート」の物語を書き上げて、今読んでくれている皆様へ最後まで届けきることです。そのためには、これからも、心と体の健康に気をつけながら、無理のないペースで書き続けていきたいと思います。完結までには、もうしばらく時間がかかりそうですから。
さて、「フルート15・闇の国の戦い」は、お楽しみいただけたでしょうか?
闇の国と言うだけあって、陰鬱な雰囲気が漂い、顔をしかめたくなるような描写もあったとは思いますが……。
読んでの感想を一言でも聞かせていただけると、とても嬉しいので、お気が向いたら、よろしくお願いします。感想は、ここのコメント欄か、作者へのメールで。批評も歓迎です
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これからも、「勇者フルートの冒険」を、どうぞよろしくお願いします。
2010年7月24日 朝倉玲(誕生日まであと2日)
【予告】
次週7/31(土)に外伝を更新の予定です。
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