2016年5月 8日 (日)

長編書きの悩みと結論

 このところ、親の会関係の文書作成で多忙にしています。親の会の役員をしているものですから。
 それに飽きて外伝を書いたけれど、それも公開してしまったから、また文書作成に戻り、今日やっと印刷まで漕ぎつけました。
 朝から何百枚刷ったかな。とうとう黒インクが切れてしまって、印刷は中断です。
 後で買い物のついでにインクも買ってきますが、それまでちょっと時間が空きました。私が普段小説を書くときに考えていることを書いてみようかな、なんて思います。

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 さて、「フルート」シリーズの読者は充分にご存知ですが、私はものすごい長編書きです。
 昔からそうで、書くと何故か長くなります。
 長いと気軽に読んでもらえなくなるし、昔は作品を公開するのにコピーやオフセットで印刷して本にするのが普通だったから、ページ数が多くなると費用が跳ね上がりました。原稿用紙150枚程度の作品を200部印刷しただけで数万円かかって、さらに運送費もかかったので、当時の貯金が底をつきました。
 そこで、気軽に読んでもらうためにも印刷費用を抑えるためにも、短い文章を書けるようになろう、と考えました。簡潔な表現、短いけれどキラリと光って人物や場面を的確に描写するような文章、そんなものが書きたいな、と。
 「最初は長い文章だけれど、推敲に推敲を重ねて贅肉をそぎ落として、簡潔な文章にしていく」と言っていたもの書き仲間がいたので、そのやり方を真似てみたこともあります。推敲に次ぐ推敲、そぎ落としてそぎ落として、できるだけ短い文章で、簡潔に……

 でも、そのうちに「あれ?」と思うようになりました。
 小説を書くのが楽しくないんです。
 頭の中にいろんな場面は浮かんでくるのに、それを文字にして書き写していくのがとても苦しい。
 何を書いても、どう書いても、「ダメダメ、こんな文章じゃ全然ダメ」と言われている気がします。
 いったいどうしたらいいんだろう。どうしたら簡潔で描写力がある文章を書けるんだろう。
 そんなふうに思っていた頃、もう「フルート」シリーズの連載は始まっていたんですが、読者様から感想のメールをいただきました。
「ここはどうなっているの? この人はどんな表情をしているの? この人はこのときどんなことをしているの? もう少し詳しく描写してほしい」

 あれ?
 そんなふうに詳しく書き込んじゃっていいの?

 ……よかったみたいですね。
 その後も同じような意見をもらって、ようやく「あ、そうかぁ」と思いました。
 私って、元々、大量の文章を積み重ねて物語を構築するタイプの書き手だったんですね。
 いくつものことば、いくつもの表現を重ねて、場面を作りだしていく。
 このやり方にはことばがたくさん必要になるし、積み重ねる分だけ文章も長くなる。
 自分本来のやり方に逆らって、「簡潔に、短く!」なんて考えていたから、苦しくて書くのがつらくなっていたんです。
 「フルートシリーズ」の2作目あたりまではその痕跡があります。ただ「フルート0・始まりの物語」だけは、あまり苦しそうに見えるので、後で書き直しましたが。

 ことばがたくさんだってかまわないよ。これが私のスタイルなんだから。

 そんなふうに考えるようになったとたん、書くのがものすごく楽しくなりました。
 あれからもう十年あまりが過ぎていますが、その間、一度もスランプに陥らないのは、たぶん、この切り替えのおかげだろうと思います。
 いや、今でも自分の文章には不満で、「もっとうまくなりたい」「もっと上手になりたい」と思い続けているんですけれどね。
 それでも、あの頃のように苦しくはならないです。

 インターネットがどんどん普及して、ネットで小説を読むのが普通のことになってきたのも幸いしました。
 作品を公開するのに、高額な印刷費が必要なくなった!
 原稿用紙千枚を超す長編だって、ほとんど無料で公開することができます。
 以前にも書いたかもしれないけれど、インターネットがなかったら、私の「フルート」シリーズはこの世に存在しませんでした。
 ネット様々。ありがたや。本当にいい時代に生まれてきました。


 長編の読みにくさを克服する努力は、今も継続中です。
 できるだけ読みやすいように、わかりやすいことばと文字を選び、長文をリズミカルに読んでいけるようにことばと文末を吟味し……。
 どうやったらわかりやすくなるのか。読みやすくなるのか。本当に、書きながら自問自答を続ける日々です。
 読む側としては、なんの引っかかりもなく、すーっとスムーズに読んでしまうかもしれないけれど、それこそ私が目ざしている文章だから、「読みやすい」と言ってもらえるのはとても嬉しいです。

 もちろん、読みやすさは小説というものの導入部分で、その先に、「どれだけ面白い話を楽しく展開できるか」「その中に私はどんなメッセージを込められるか」というものが控えているわけですが。

 でも、読みやすい文章を考えることも、面白いお話にしようと努力することも、どちらも大変だけれど、同時にとても楽しいことです。
 ことばを積み重ねていくことで、どんな物語を構築していくことができるか。
 いつもわくわくしながら書き続けています。


 なんてことをつらつら書いていたら、ほら、また長文になってきました。
 本当に、私ってどうしていつもこうなんでしょうね?
 もう悩みませんが、我ながらあきれることはしょっちゅうです。
 ま、いいか。(笑)


 さて、買い物に出るにはまだ少し時間があるので、「フルート24」の読み返しと推敲を進めることにします。
 「24」と外伝の推敲を終えてダウンロード用ファイルをアップしたら、すぐに「フルート25」の連載に取りかかるつもりです。
 続きをお待ちの方は、どうぞお楽しみに♪

 

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2015年11月25日 (水)

「勇者フルート」という織物

 連休中、関東で就職した長男のところに行ってきたので、更新ペースが若干遅れています。すみません。
 明日には続きをアップできる予定です。


 夜に執筆をすると神経が高ぶって寝つけなくなってしまうので、ここ数年は日中に小説を書いています。
 夜中の3時とか3時半とかに起き出して書いていた時期もあったけれど、さすがにこの年齢になるとそれもちょっと無理。
 去年、体調を崩して入院したこともあって、今はあまり無理せず、とにかく完結まで無事に書き続けられるように、自分の体力や疲れ具合と相談しながら執筆しています。
 ただ、書きたいことは自分の中にたくさんあるのに、思うように書き続けられないのは、我ながら悔しいんですけれどね。


 長い長いシリーズだった「勇者フルート」の物語も、そろそろクライマックスに突入しようとしています。
 ここまでいろんな謎や伏線が織り交ぜられてきたけれど、謎解きも進んでくるだろうと思います。

 私の小説の書き方は「織物」です。
 最初にシリーズ全体の縦糸を張り渡しておいて、そこは最後まで変えません。物語を貫く柱です。
 「○○の戦い」というサブタイトルがつけられている、ひとつひとつの物語は、縦糸に絡められる横糸になります。
 こちらの糸はあまり厳密には決めずに織り始めます。少しずつ進んでいく中で、「今度はこの色の糸を入れようかな」「こんどはこんな糸を使ってみようかな」「今度はこんな織り方も面白いかも……」なんて感じに、かなり自由に進めていきます。ここで言う「糸」はエピソードになります。一つのエピソードが次のエピソードを招き寄せるので、最初から厳密に決めてしまうと、逆に物語を進めにくくなるのです。

 自由に織っていくからこそ、思いがけずいいキャラクターが生まれてきたり、楽しいエピソードが書けたりもします。フルートたちの兄貴分であるオリバンは、自由に書いた結果、あそこまで存在感のあるキャラクターになりました。最初の予定では、「願い石の戦い」で目だった後は、ずっとロムド城で皇太子業に励んで、今回の戦いあたりからまた物語に再登場する予定だったのです。

 横糸を自由に織っていっても、一つの物語としてまとまるのは、縦糸をしっかり張ってあるから。
 そして、縦糸の終点が、私にはそろそろ見えてきています。
 まだもう少し先がありますけれどね……。

 あのエピソード、この謎、あそこで出しておいた伏線。
 これまで絡めてきた糸を再確認しながら、「勇者フルート」という物語のタペストリーを織り上げられたらいいな、と思いながら、パソコンのキーボードをたたいています。


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2015年10月16日 (金)

ものかきさんに100の質問。(ファンタジー編)

 「フルート24」は明日更新の予定ですが、今日はたまたま見つけた100の質問に答えてみたいと思います。
 質問の出典はこちらです。


質問提供:[ものかきさんに100の質問。](in A BLANK SPACE


1.お名前(P.N・H.N)を教えてください。

 朝倉玲(あさくら れい)


2.ものかきになった、或いはものを書いたきっかけは?

 小学生の頃は漫画家になりたいと思っていた。でも、あんまり器用じゃなかったし、漫画だと絵を描くのにすごく時間がかかって物語がなかなか進まなくて、じれったかった。あるとき書きたいものを文字で書いたら、物語がさくさく進んで感動。「そうか、文章で書けばいいんだ!」と気がついた……というのが、多分きっかけ。


3.ものかき歴はどれくらい?

 どの時点からを言えばいいんだろうか? 文章で書きたいものを書き始めたのは中学生からだから、かれこれ40年。まともな小説を書くようになってからは35年くらい。長いね。


4.今までに何作くらい完結させましたか?

 数えたことないなぁ。「フルート」だけで、本編短編合わせて50作以上あるし、SFや推理小説のシリーズも書いていたし、短編も書いてるし……100作はいってるんじゃないかな。


5.最初に書いた小説のタイトルは?

 初めてまともに書き上げた小説は「宇宙警備隊員レッド」。スペースオペラ(SF)でした。


6.執筆のときは紙?PC?

 昔は紙だったけど、今はPCオンリー。


7.執筆の際、原稿用紙(400字詰)を意識しますか?

 もう意識してません。


8.執筆は主にどこで行いますか?

 2階の自分たちの居間の自分の机。


9.執筆がはかどる時間帯ってありますか?

 午前9時~10時頃から午後4時くらいまでが執筆タイム。途中に家族と自分の昼食準備と昼食の時間がはさまる。


10.執筆のときに音楽は聴きますか?

 音楽は絶対必要。最近はiPadでネットラジオのイージーリスニングを流しっぱなし。


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11.得意な小説のジャンルは?

 今はファンタジーが多いけど、SF、推理小説、現代小説、戯曲、童話、いろいろ書いてきた。


12.長編、短編、どちらが多いですか?

 数は同じくらい? でも得意なのは長編。


13.どれくらいのペースで書きますか?

 今は1日に1話のペースで、1話は原稿用紙で10枚程度。週に5日は確実に書いてるので、1週間で50枚くらい? 原稿用紙千枚くらいの長編を4~5か月かけて連載して書き上げている。


14.途中でやめてしまった話はありますか?

 いや、そりゃたくさんありますって。(笑)


15.スランプに陥ったときはどうしますか?

 昔はスランプに陥ることもあったんだけど、今の「フルート」シリーズは何故か全然スランプにならない。キャラクターたちがぐんぐん物語を引っ張っていってくれるので、ものすごく書きやすい。


16.執筆活動のこと、周りの人は知っていますか?

 旦那と子どもたちは知ってる。同居の義父母には内緒♪


17.周りにものかき仲間はいますか?

 リアルではいなくなりましたね。学生時代にはたくさんいたんだけど。社会人になってもずっと書き続けていくってことは、なかなか大変なことみたいです。ただ、ネットの友人にはもの書きさんがけっこういます。


18.感想や批判はどうやって得ていますか?

 ネットで公開してブログで感想コメントをいただいています。


19.感想をもらうとどう思いますか?

 ものすごく嬉しい。読んでもらえるだけでも嬉しいのに、わざわざ感想を書いてくださるという、その行為にまた感激します。


20.厳しい批判を受けたときはどうしますか?

 批判もまた大切な感想なので、ありがたく拝受します。批判に基づいて自分の作品を見直して、直していくべきと思えば直していきます。


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21.本はよく読む方ですか?そのジャンルは?

 本は大好き。でも、今は「小説断ち」の最中なので、読む本はもっぱら資料本。中世に関する資料や戦闘・歴史の資料、自然科学の本、写真集、いろいろと。小説のためではないけれど、障害関係の本もけっこう読んでいる。


22.小説を書いている最中(期間中)に他人の小説は読みますか?

 読めません。影響を受けやすいし、自分でその影響に気づいてしまって、「あ~、あの作品のあそこに似ている!」とジタバタして書けなくなってしまうので。「フルート」シリーズが完結したら読みたい小説が山積みになっている。(苦笑)


23.ドラマ・映画他、ストーリー性の高いメディアはよく観ますか?

 これは大好きです。頻繁には観られないけれど、観たらしっかり「栄養」にします。


24.他人の創作物に影響は受けやすい方ですか?

 受けやすいです。だからこそ、同じ土俵にある小説は読むのをセーブしなくちゃいけない。


25.他人の小説で、つい気にしてしまうところはありますか?

 山ほどありすぎて。(^^;


26.タイトルはどうやって決めていますか?

 フィーリング。でも、もっと上手にタイトルをつけられるようになりたいなぁ。


27.ストーリーとキャラクター、どちらが先に浮かびますか?

 う~ん。ストーリーというか、ネタが先行かな。ネタ+キャラクター=ストーリーという感じ。


28.プロットはきちんと立てて書く方ですか?

 昔はがっちりプロットを立てて書くタイプだったけれど、今は結末と途中のポイントをいくつか決めておくだけで、後はキャラクターに自由に動いてもらう書き方。


29.キャラクターの設定は詳しく決める方ですか?

 おおまかに決めておいて、物語を書き進むうちに深く掘り下げていきます。そのほうが面白いキャラクターになってくれるので。


30.人物名その他固有名詞はどうやって決めていますか?

 辞典、本の背表紙、外国語の翻訳サイト、息子に考えてもらう、その他適当に。


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31.自分の小説、値段をつけるとしたら?

 今は無料で公開中。ただ、「フルート」シリーズは完結した後に電子書籍化して有料販売すると思う。個人サイトだと、自分が管理できなくなると消滅するしかなくなるので。


32.自費出版でもいいから一度は出版してみたいと思いますか?

 電子書籍で短篇集を出したし、これからも出していこうと思ってます。


33.同人活動の経験はありますか?(二次・オリジナル問わず)

 はい。


34.新人賞などの投稿の経験はありますか?

 はい。


35.将来プロになりたいですか?(なれると思うか、ではなく)

 今はもう思ってないかな。いや、まだちょっと思ってるかな。(笑)


36.実体験でネタになりそうなことが……書きますか?

 その体験に関わる人が傷つくようなことがなければ書くかも。


37.暮らしてみたい場所・時代などはありますか?

 中世ヨーロッパに行って、当時の生活を経験してきたい。


38.タイムマシンがあったら、どう使いたいですか?

 上のことを実現するために使いたい。


39.もし小説を書いていなかったら、何か変わっていましたか?

 多分、ストレスがたまって鬱になってたと思う。執筆は私の精神安定剤。


40.学校の国語、役に立っていると思いますか?

 立ってます。


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41.オンライン小説はよく読む方ですか?

 ほとんど読みません。


42.掲示板への書き込みはよくする方ですか?

 自分のサイトで掲示板の管理人をしてます。


43.感想を伝えるのは得意ですか?

 よくわからないけど、たぶん得意。


44.厳しい批判だと思うことでも相手に伝えますか?

 相手がどのくらいの気持ちで小説に向き合ってるかで、言ったり言わなかったり。


45.初期の頃と比べて、成長したと思いますか?

 思います。


46.自分の小説に満足していますか?

 してません。一生満足なんてしないと思う。


47.ここを直したい!ひとつ欠点が直せるとしたら?

 ひとつだけ? う~ん……斬新なアイディアが浮かばないところかな。


48.小説を書いていてよかったと思うことは?

 文章を書くのが得意になった。いろいろ便利。


49.逆に嫌だと思うことは?

 肩こり、腰痛、ドライアイに悩まされる。腱鞘炎にも。


50.尊敬する作家さん(プロ・アマ問わず)はいますか?

 小説家ではなく漫画家のひかわきょうこ先生。あんなストーリーテラーになりたい。


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51.主な舞台設定は完全架空世界?それともモデルあり?(欧風、中華風など)

 いくらファンタジーでも完全架空世界というのは不可能では?


52.人物の名前はカタカナ?漢字?

 基本カタカナ。


53.舞台はどちらかというと近代的?

 中世的(一部近世的)。


54.身近な人物をモデルにしたことはありますか?

 今の作品ではないけれど、自分や妹、子どもたちを主人公にした話はいくつも書いたことがある。


55.有名人を意識して書いたことはありますか?

 キャラクターの参考にしたことはあります。


56.暗めの話と明るめの話、どちらが多いですか?

 今は明るめの話が多いと思う。シリアス展開でもハッピーエンド。


57.恋愛要素はありますか?

 それがメインではないけれど、ある。


58.魔法や架空の生物は出てきますか?

 頻繁に出てきます。


59.一人称と三人称どちらが得意ですか?

 どちらも書けます。「フルート」は三人称。


60.他に書いてみたいジャンルはありますか?

 あまりジャンルにはこだわってない。そのとき自分が書きたいものを表現するのに一番合っている形式を選んでいるだけ。その結果が推理小説だったり、SFだったり、ファンタジーだったり。


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61.主人公が自分に似ていることはありますか?

 ありますねぇ。


62.メインキャラの年齢は実年齢に近いですか?

 はい、と言ったらそれは嘘。(笑)


63.一作に出てくるキャラクターは何人くらい?

 「フルート」シリーズは多いですよね。主な登場人物だけで20~30人は出てくるかも。


64.男女の比率は?

 男のほうがやや多い。


65.自作の登場人物になってみたいと思いますか?

 「フルート」シリーズには出なくていい。物語が壊れる。(笑)


66.自分のキャラクター、気に入っていますか?

 気に入ってなかったら書けません。(笑)


67.実在したら惚れるかも、というキャラクターはいますか?

 います。(笑)


68.この人だけは好きになれないというキャラクターはいますか?

 います。


69.好みと出番は比例していますか?

 ストーリー優先なので、必ずしも比例はしていない。


70.好きなキャラクターを優先して番外編など書いたことがありますか?

 気に入ったキャラ、面白かったキャラは、番外編で主役になります。(笑)


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71.貴方なりのファンタジーの定義を教えて下さい。

 んん……? これは難しい質問。想像で書けばとにかくファンタジーだと思うのだけれど。


72.ファンタジーを書く理由・利点などはありますか?

 現実の枠に縛られない。親しみを持てる読者が多い。想像するのが楽しい。その分、難しいところもあるけれど。


73.科学・機械と、魔法は共存可能?

 可能。


74.現代バージョンの番外編を書いてみたいと思うことがありますか?

 ない。


75.口癖・決め台詞のあるキャラクターはいますか?それは何ですか?

 口癖のあるキャラクターはいっぱいいるので、主人公たちだけに限れば――

フルート「ごめんね」 ゼン「まずは食え」 メール「ねえさぁ」 ポポロ「……」 ルル「やだ、なによそれ!」 ポチ「ワン」


76.キャラクターが死ぬことについてどう思いますか?

 ストーリー上必然であれば、当然死ぬこともあり。


77.キャラクターが生き返ることについてどう思いますか?

 ストーリー上必然であれば、当然生き返ることもあり。


78.主人公が死んでしまった作品はありますか?

 番外編ならある。


79.ハッピーエンド志向は高いですか?

 はい。


80.連載形式を取ったことがありますか?

 今現在書いているのが連載もの。


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81.ラストを変えてしまったことありますか?

 ストーリー上必然であれば……以下略。


82.御都合主義ってどう思いますか?

 読んでいて面白くない。


83.『永遠』ってあると思いますか?

 永遠を願う人の心に永遠はある――なんちゃって。


84.書き出しはセリフで始まることが多いですか?

 意識してセリフと場面描写とを使い分けて、できるだけ偏らないようにしてます。


85.物語の冒頭に詩を入れたことありますか?

 「フルート」シリーズ始まりの物語は詩(言い伝え)から始まってます。


86.魔法と魔術、同じもの?違うもの?

 同じ。地域によって呼び名がちょっと違うだけ。


87.キャラクターのイラストを描くことがありますか?

 今はほとんど描かない。もっと上手に描いてくれる読者様たちがいるので。


88.作品理解の為に設定集・人物紹介を置くことについてどう思いますか?

 必要があればOKだと思う。


89.貴方は設定集・人物紹介を置いていますか?

 置いてます。登場人物があまりに多いので。


90.作品によって、文体など意識して変えますか?

 はい。「フルート」シリーズは意識して敬体(ですます体)で書いてます。


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91.資料は集めて書く方ですか?

 たくさん集めます。


92.オリジナリティーに自信のある設定ってありますか?

 ん~? どちらかというと、オーソドックスな設定だから、いいえ、かな。


93.自分の文才は親譲りだ、と思いますか?

 母親も小説は好きだったし、童話を書いたこともあったようだけど、普段から書いていたわけじゃないし、父親は文学とはほぼ無縁だから、違うんじゃないかな。


94.超常現象って信じる方ですか?

 科学で全てが解明されるとは思っていないけれど、いわゆる超常現象には眉につばつけて見てます。


95.「不幸な方が創作は上手くいく」説、どう思いますか?

 それは極論です。


96.朝起きたとき、夢はよく覚えている方ですか?

 若いときには覚えていたけど、最近は目を覚ました瞬間に忘れることが多い。


97.今現在書いている作品の見所は?

 10年あまり書き続けてきたシリーズも、いよいよ佳境にきました。これから見所満載になる予定。


98.今だから言える裏話があれば教えて下さい。

 占者ユギルは本当はハンサムにはしない予定だった。美形はどちらかというと苦手だったのに、気がついたら美形だらけの物語に……。(笑)


99.自分の作品から、何かひとつ勧めてください。

 シリーズを読み始めるなら、やっぱり「フルート0・始まりの物語」から。


100.ここまで読んでくれた方に何か一言。

 たくさんお疲れさまでした。これからも「勇者フルートの冒険」をどうぞよろしくお願いします。(あ、一言じゃなかった)


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2015年1月27日 (火)

ネット小説検索サイト「カオスパラダイス」の閉鎖

 今日、「フルート23」第3章を書き上げて更新しましたが、更新のお知らせを各方面に載せながら、「そういえば、カオスパラダイスさんはどうされたのだろう?」と思いました。
 「勇者フルート」のインデックスページの下の方には、登録しているネット小説検索サイトのバナーが置いてあるのですが、カオスパラダイス(ChaosParadise )さんはそのひとつで、2009年8月から利用させていただいていました。更新情報も毎回必ず載せてきました。
 最近、ネット小説検索サイトが次々衰退・閉鎖していく中で、コンスタントに活動を続けていたのですが、昨年11月あたりから急につながらなくなって、レンタルサーバーの案内が出るようになっていました。
 これは、毎月の利用料金を払わなくなると出てくるものなので、サイトの管理側に何か事情があったようだな、とは思っていたのですが。

 なにか情報はあるかな、と久しぶりでサポート掲示板をのぞきに行ってみたら、こんなタイトルの記事が目に入りました。


■カオスパラダイス閉鎖のお知らせ
投稿者/ カオパラ管理人関係者 -(2015/01/15(Thu) 23:27:44)


 「カオスパラダイスご利用の皆様へ」で始まる書き込みには、カオパラの管理人さんが他界されたこと、そのためHPの閉鎖手続きを続けてきたこと、この掲示板も1月末日で閉鎖される予定であることが書かれていました。

http://chaopara18-1.sakura.ne.jp/bbs3/cbbs.cgi?mode=one&namber=36&type=0&space=0&no=3


 ああ、やっぱり……と思いました。
 病気でいらっしゃったようです。闘病しながらサイトの管理を続けていて、サイトの管理ができなくなってからの数ヶ月は、そのことを申し訳ないとおっしゃっていたとか。

 今、ちょっと検索してみたら、私と同じように「カオスパラダイス」に突然接続できなくなったことを疑問に思っている方も、少なくなかった様子。上のリンク先の掲示板も今月いっぱいで閉鎖されてしまうようなので、ここにも閉鎖についての情報を載せておこうと思います。


 「カオスパラダイス」管理人様。
 どのような方が運営されているのか、具体的な情報も知らないまま利用させていただいておりましたが、真摯に運営されていたご様子が、今回の書き込みからも伝わってきました。
 志半ばで退場されることは、さぞ心残りだっただろうとお察しします。
 本当に長らくありがとうございました。どうぞ安らかにお休みください。

2015年1月27日   朝倉玲

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2014年12月26日 (金)

「フルートの冒険」19万アクセス突破

 おかげさまで、本日「勇者フルートの冒険」のトップカウンターが19万アクセスを越えました。

http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/flute-index.htm

 このカウンターはインデックスページのアクセス分しか動かないので、たとえばアサクラ私立図書館から直接作品を読みに行っている方の分は加算されていないのですが、私にとってはひとつの大きな目安になっています。
 20万アクセスも来年中には達成できそうな気がします。
 これもひとえに読者の皆様方が長い連載にお付き合いくださっているおかげです。本当に、本当に、ありがとうございます!


 ただいま私は「外伝27・修道女」と「外伝28・メイ女王」の推敲作業中です。これが終わったら、ダウンロード用ファイルに変換します。
 年末ですが、今年は肩の養生のために大掃除はほとんどやらないことにしたし、年賀状も喪中のハガキを11月中に出してしまったので、少し余裕があります。なんとか明日までにはダウンロード用ファイルを完成させて、すっきりと新しい年を迎えたいな~、と考えています。
 そして、1月になったらいよいよ「フルート23」の連載開始! といきたいところですが、さて、どうなるでしょう。(笑)

 長かった「フルート」シリーズも終盤に差しかかっています。
 優しすぎる勇者とその仲間たちの戦いが、どんな結末を迎えることになるか。最後まで見守って応援していただければ幸いです。

 それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。
 きたる2015年もどうぞよろしく!


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2014年12月23日 (火)

青ガチャ小説「座敷わらし」完結

 ニコッとタウンというコミュニケーションサイトのブログで連載していた、「座敷わらし」という物語が完結しました。
 「フルート」の休載期間を利用した短期集中連載(全9回)です。
 サイトのアバターを利用して書く一種にお題話なので、ちょっと特殊なのですが、興味のある方はどうぞ。
 青ガチャ小説リストから、読むことができます。

http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/nicotto/aogacha-list.html


※ニコッとタウンユーザーでないとコメントはつけられませんので、コメントしたい方はこちらのコメント欄にどうぞ。

※※「フルート」の次の外伝も、間もなく公開できると思います。こちらはあと1章。

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2014年5月26日 (月)

「勇者フルート」トップページ18万超え

180002 「勇者フルートの冒険」のトップページ(INDEXのページ)が、つい先ほど18万アクセスを越えました。
 このカウンターは純粋にトップページにアクセスしてもらった分だけしか動かないので、なかなか数字は増えません。それでも積もり積もっての18万なので、とても嬉しいです。
 いつもご訪問くださる皆様、本当にありがとうございます。


 「フルートを応援する」のリンクから、ネット小説ランキングのボタンのページに移動して、応援ポチを押してくださっている皆様も、いつも本当にありがとうございます。毎日定期的に確認しては、数字が増えていると手を合わせて感謝しています。いえ、本当に。モニターに向かってこうしてます。→ (-人-)
 おかげさまでランキングでも悪くない位置にいさせていただいています。それもこれも、「フルート」を読んで応援してくださる皆様のおかげです。いつも本当にありがとうございます。この場をお借りして、感謝申し上げます。


 そして、明日は第9章を更新の予定。
 今回の物語もそろそろ中盤です。さて、どんな展開になっていくでしょう。
 「フルート22」を読んでいる方は、明日の続きをどうぞお楽しみに♪


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2014年4月13日 (日)

電子書籍「人生のフルコース」発行

 初の短編集「人生のフルコース」を、アマゾンのKindle(キンドル)ショップから発行しました。
 以下は、その紹介文をコピーしたものです。

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「人生のフルコース」 ~朝倉玲短編集~

【内容紹介】
あなたのすぐ近くにあるかもしれない、少し変わったレストラン。そこは客の人生を料理に出す店だった――「人生のフルコース」ほか6篇の短編小説集。

朝倉玲がおくる、優しくて少し切ない物語。読めばあなたの心が温まるはず――。

目次
第1話 ライトパンサー
第2話 サンタピエロ
第3話 人生のフルコース
第4話 カエルの王子
第5話 いぬほおずき
第6話 花火屋

Kindle 購入価格: ¥ 400
プライム会員: ¥ 0

☆詳しくは → こちら

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 Kindleのブックリーダー、またはKindleの無料アプリをダウンロードしたスマホ・タブレットを持っている方は、この電子書籍を読むことができます。パソコンも一応、ある方法で読めるようにはなるようですが、ちょっとやり方が難しそうなのと、うまく動かないときがあるようなので、積極的にはお勧めしません。アマゾンさん、早くパソコンでも読める日本用ソフトを開発してください。

 はじめの1話は途中まで読むことができます。
 読める方が読んで楽しんでくださるといいなぁ、と思っています。
 

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2014年3月19日 (水)

某所で短期連載中の小説

 某所、というのは、「ニコッとタウン」という、私がもう5年あまり遊んでいるバーチャルコミュニティのブログのことでして、そこで「フルート」の休筆期間中に、小説を短期集中連載しています。

 アバターに着せ替えをさせて楽しむのですが、ガチャガチャで出てくる無料アイテムというのがあって、それを「出た順番に使って、ひとつの物語に仕上げる」という縛りルールでお話を書いてます。
 純粋に遊びで書いていた作品なんですが、今回、そのうちのいくつかの作品が短編集になったりするので、人生というのはどうなっていくかわからないものですね。って大袈裟かな?(笑)

 青ガチャ小説のリストに、やっと今回の物語のリンクを追加したので、読んでみたい方はどうぞ。
 ニコッとタウンに登録していないと、直接コメント欄に書き込むことはできませんが、作品を読むことはできます。
 なお、先方では「あーにゃ」というニックネームを使っていますので、ご了承ください。


☆青ガチャ小説リスト 
http://asakuratosho.sets.ne.jp/tosyo/nicotto/aogacha-list.html

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2014年3月10日 (月)

いくつかの短編を非公開にしました

 アサクラ私立図書館や、その先のブログに収録してあった短編を6つほど、非公開にしました。
 読めなくなった作品は、以下の通り。


「人生のフルコース」
「ライトパンサー」
「サンタ・ピエロ」
「カエルの王子」
「いぬほおずき」
「花火屋」


 理由は、これらの作品を電子書籍の短編集にして出版するためです。とある電子書籍出版代行会社さんから声がかかりました。
 出版に当たっては、該当作品をネット上に公開しておくことができない規約になっているので、今回、非公開という対応になりました。ご了承ください。


 と、こういうことをすると、「そうすると、次は『フルート』が有料の電子書籍になって、読めなくなってしまうのでは!?」と心配される方もあるかもしれません。
 これについては、今までも何度も書いてきたとおり、『勇者フルート』シリーズは完結するまでは無料で公開を続けます。これはちゃんとお約束しました。

 ただ、将来的には、完結した後に『フルート』を電子書籍化しようという計画はあります。今のような個人のサイトでの公開は、私やサーバ管理者に何かあったときに、そのまま消滅してしまう可能性がありますので。せっかく書いた作品なのだから、できるだけ長く残しておきたい、と思います。やっぱり。
 つまり、シリーズ完結までは無料で読めるけれど、その後は、一定期間が過ぎたら「非公開→電子書籍で出版」になる可能性が高い、ということです。
 今の状況から見て、シリーズ完結はほぼ確実だろうと思っています。「完結してからゆっくり読もう」とお考えの方がいたら、もしかしたら、そろそろ読み始めておいたほうがいいのかもしれません。
 いえ、それを電子書籍で購入して読んでいただけたら、私としてはもっとありがたいことになるのですけれどね。(笑)


 以上、いくつかの短編を出版のために非公開にしました、というお知らせでした。
 出版が間近になったら、また改めてお知らせします。

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