2006年7月29日 (土)

編集作業完全終了

 さて、「フルート2 風の犬の戦い」改訂版を、段落下げ等形式を整えたものと差し替えました。ああ、なんかやっとホッとしたなぁ。
 ついでに、もくじページにカットもひとつ入れました。これで改訂版は、「フルート・0」を除いてすべてのもくじページに「STAR DUST」製のカットが入りました。背景画像と同じ方の作品なので、やっぱり相性はよいです。

 小説投稿掲示板「登竜門」のほうですが、やっぱり私の作品が長すぎて、処理の際にトラブルが起きたり、ログを圧迫したり(……当然か。汗)することが判明したので、削除してもらいました。投稿すると、自動的に原稿用紙の枚数に換算されるのですが、その数字を見て自分でも焦ってはいました。大多数の投稿者と比べると、桁違いなんですもの。う~ん、やっぱり長編書きは(超長編書き、かもしれない。ネットでは)自サイトで発表しているのが一番平和なんですね。とはいえ、その自サイトでさえ、作品数が多くなるとおさまり切らなくなって、おとーとのサーバに置いてもらっているのが現実なんですから。う~ん、我ながら困った体質だ。(苦笑)
 ただ、面倒くさがりの私なので、あそこに投稿する、という目標がなかったら、いまだに過去の作品の形式を整える、ってことはやらなかったでしょうから、そういう意味では良かったですね。まったく知らない人たちの目に作品をさらす、という、良い意味での刺激もいただいたし。決して無駄ではなかったです。本当に。

 さて、これで今までの作品に関しては、すべて一段落しました。
 はい。いよいよ「フルート5」です。
 すでに大多数の読者にはストーリーがばれている作品です。これを「楽しんで」もらえるようにどう料理するか。そこが料理人(作者)としての腕の見せ所でもあります。実はすごく難しいことなんですが、それだけに、やり甲斐もあります。がんばるぞ、っと。(笑)

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2006年7月27日 (木)

常連さんに質問

 間もなく「フルート5 北の大地の戦い」の執筆に取りかかるわけですが、その前にひとつ、常連さんに質問です。
 この中で、オリジナル版「フルート4 北の大地の戦い」を、まだ読んだことがない人はいますか~?
 いたら、手ぇあげてください!(笑)

※改訂版を書くにあたって、けっこう重要なファクター(要素)になるのです。

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2006年7月22日 (土)

「フルート」の地図

 「フルート」の物語の舞台になっているロムド王国の地図をアップしました。う~ん……手書きだから字が下手くそ。お許しを。(^_^;

Lomudo_map

 左の地図の画像をクリックすると、大きな地図が出てきます。 
 フルートたちは、こんな場所を旅しているわけです。

 ロムド全体の地形は大まかに見て、東側が山地、北側が森林地帯、西側が荒野、南側が標高の低い湿地帯になっていて、その中央、王都ディーラを中心とするあたりに広大な耕地が広がっています。
 王都ディーラからは四つの方角へ太い街道が延びていて、それが国の大動脈になっています。作品中にも描写が出てきますが、ちゃんと石畳で舗装された、立派な街道です。その中でも一番賑わっているのが西の街道で、その西のほうに、フルートが住むシルの町があります。
 これまた、作品中で述べてますが、シル自体は小さな町です。すっごい田舎町。(笑) すぐ西隣にラトスという大きな街があって、そちらがそのあたりの経済・文化の中心になっています。フルートの両親がよく買い物とかに出かけるのが、このラトスの街です。ここよりもっと大きいのが(日本で言えば'大阪'かな?)が、シルとディーラの間にあるビスクの街です。ゼンたちが雪猿相手に大暴れした場所ですね。
 今回の「4」の後半の舞台、リーリス湖とハルマスの街、デセラール山は、王都ディーラの南に延びる街道のはずれにあります。ただ、全体に縮尺がちょっと(いや、かなり)いいかげんです。町や山、川の場所も、実際とはずれているかも。まあ、この時代の地図は、現在の私たちの地図ほど正確ではない、ということにしておいてください。 >単に私の性格がアバウトなだけ。(爆)
 南側にある白い石の丘のわきに「沼」とありますが、これは今はもう干上がって、なくなっています。何故かという理由は、「1」を読んだ方ならおわかりのはず。(笑) これも、本当はもっと丘に近く描かなくちゃいけなかったんだけど……ま、いいか。

 これはまだまだ未完成な地図です。この後フルートたちが旅して行くに従って、もしかしたら、国境線や地形が変わっていくかもしれません。(すでに作品中で描写した部分は変わりませんが) 特にロムドの西側はまだほどんど書き込んでいないので、大きく変わる可能性は高いです。
 ロムドは、国の東をエスタ王国、西側をまた別の国にはさまれていて、南側にも、山脈をはさんで、やっぱり別な国がある。でも、それらの隣国は、エスタを除いては、まだあまり考えていません。(やっぱりアバウト!) ゼンの住む北の峰がある国の北側は、未開の地となっています。王国はありません。

 さて、フルートたちの旅も、次第に範囲が広がってきて、ロムド王国から外に飛び出していきそうな気配。う~ん、今度は世界地図ですか? 私、社会科が苦手だったから、地図作りも実はあまり得意ではないんですけどね……。このロムドの地図だって、地形と文化・経済の関係を考えると、「本当にこれで大丈夫かな?」と心配になります。考証に協力してくださる方があると嬉しいかも。(^_^;

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2006年7月21日 (金)

PDFファイルも完成

 「フルート4」のPDFファイル決定版をアップロードしました。それに合わせて、最終推敲を済ませたHTMLファイルもアップ。(要するに、普通に見に行くところも手直しを済ませた、ってこと)
 これで完成です。本当に本当に、完全に完成。


 ……疲れた。


 いやぁ、つくづく自分は編集者には向いていないと思いましたわ。
 読み返して修正箇所を見つけて赤ペンを入れていくまでは良いんですが、それを見ながらPDFファイルやHTMLファイルを修正していく方がね~。自分でチェックしたはずなのに、なかなか修正箇所が見つけられない。ひとつひとつ、丹念に照らし合わせて行かなくちゃならないから、見逃しは許されないってんで緊張するのだけれど、それがひじょ~につらい! ああ、私ってつくづくADHD体質。こういう「正確さ」や「単純な繰り返しへの根気強さ」ってのを要求されるのが、本当に苦痛です。単純な繰り返しへの根気強さ、というのは、単に飽きるだけの理由じゃなく、集中力が持続できないからだと思う。
 とことん事務系に向いてないニンゲンです。
 あ~……ホントに疲れた。絶対に本編書いているより疲れる。(苦笑)


 さて、チェック用に印刷したヤツは旦那に押しつけて読んでもらうことにして、と。
 いよいよ、「フルート5」の準備に取りかかりましょうかね。

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最終推敲完了

 プリントアウトした「フルート4」を読み終えました。
 なんというか、今初めて、本当に「客観的に」読んだような気がします。

 ………………。

 なんだか、ことばが出てきません。自分の作品なのに。
 書いている最中の、おちゃらけた気分も、書き上げた後の満足感も、全部ぶっ飛んでしまいました。
 ただひたすら、「そうか~、こういう作品だったのかぁ~……」と思うばかり。
 完結した直後に、皆さんから「読んだ!」という感想が押し寄せてきた、その理由もよくわかったような。これで終わりかと思えば、まだまだ続く。読んでも読んでも、なお深く続く。うーむ。
 これは確かに「闇の声の戦い」の物語でしたね。いやぁ――シビアでした。(苦笑)

 とまあ、めちゃくちゃ客観的な感想を抱いたところで、最終修正を済ませて、PDFファイルの改訂版をアップしようと思います。午後一番の作業ですね。
 それが終わったら、「フルート2」の修正作業をしながら、いよいよ「5」の執筆に取りかかることにします。
 「4」とはまたひと味違った作品にできたらいいなぁ、と考えています。

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2006年7月19日 (水)

結局

 昨日アップした「フルート4」のPDFファイルのプリントアウトしたものを読み返しています。半角記号を使っていた部分があって、それが横向きに出ていたり、「!」や「?」の後のスペースが行頭に来て、一字下げのようになっている部分などが目について、気になってしまったので。ルビ(ふりがな)もおかしなものがちょこっと見つかったし。「拳」に「けん」とふっていたり(私が使っていたのは「こぶし」)、痕跡の「痕」にだけ「きず」とふられていたり。
 というわけで、もしかしてプリントアウトを考えている方がいらっしゃいましたら、この見直しが終わって、バージョン1.01が出るまで、もう少々お待ちください。

 ん~……それにしても、紙に印刷した文章で読むというのは、やっぱり、モニターで読むのとまったく違う雰囲気があるのでした。読み返して、いろいろ感じているのだけれど、それはまた後ほど。

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2006年7月18日 (火)

疲れたっ!!!

 「フルート4」のPDFファイルと格闘しています。
 ってことはつまり、縦書き二段組みの一太郎文書に変換して、ふりがな等の編集を行って、最後にPDFファイルに変換するってことなんですが。
 全体は無事PDFファイルになりました。ところが、久しぶりだったせいか、私は手順を間違えました。本当は、各章(HTMLファイルでは「部」という名称になっているブロック)単位で編集してから、各章をつなげる形で全体をPDFファイル化しなくちゃいけなかったのに、最初から一括でやってしまったのです。後からの分割は……もんのすごく面倒くさいの!!!
 それでも、あの手この手を試してみましたが、とにかく、全体の文書サイズが半端じゃない。全230ページあまりですからね。すぐに一太郎がフリーズして、応答無しになっちゃいます。長編体質が、こんなところでも影響を及ぼすとは。しくしくしく。
 はぁぁぁ~……もうヤダ。わたしゃつくづく、この手の事務的編集作業に向いてません! 長編小説でも、その気になれば、本のページとページの間で「ぶりっ」と引き裂けるじゃありませんか。(あまり感心したことではないけど。) あんなふうに簡単に分割できればいいのに。
 印刷するのに、章単位でやりたかった方、ごめんなさい! とにかく、一括版のPDFファイルだけアップしてしまいます。分割版は、いずれまた……。(というのは「当分やらない」って意味なんだけどさ) 今はとにかく、早くこの作業を終えて、ひとつだけまだ整えられないでいた「フルート2」の文章形式を修正して、「フルート5」の執筆にかかりたいのです。ゴメンナサイ。

 今回の作品は、400字詰め原稿用紙に換算すると1,100枚と出ました。今まで最長だった「フルート3」をさらに上回ってます。
 でも、それを書き上げるより、今回のPDFファイル化のほうが、ずっとくたびれたような気がしたのでした。あーあ。

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2006年7月16日 (日)

「フルート4」脱稿

 「フルート4」の読み返しと推敲が完了しました。この後、見逃していた部分の小さな修正等はあるかもしれませんが、ひとまずこれで「フルート4」は完成。脱稿です。
 で、初めて、この作品を最初から最後まで読み通しての私の感想。

 ――そうか~。こういう物語であったか~。

 相変わらず、間の抜けた感想ですね。(笑)
 前作の時もそうだったし、いつだってそうなのだけれど、作者の自分自身は決してその作品に満足することはできないです。「よく書いたなぁ!」とは思うし、書き上げたこと自体はすごく嬉しいけれど、「これで良し」とは思えない。「この次はもっといい話、もっとおもしろい話を書きたい!」と思ってしまいます。……性(さが)だな、こりゃ。(苦笑)

 あとは、通して、やや客観的に読み返してみて、これまで寄せられた感想に納得できた部分もありました。確かに、今回のフルートはとっても「痛そう」だわ。あと、うん、確かにフルートはやっぱり「主人公」でした。うむうむ。腐っても鯛、ではなかったわね。(まだ言っている) ポチに意外に票が集まったのも、なんとなく納得。ごめんよ~、ポチ。あんたも頑張ってくれてたのね。(笑)


 そうそう。もうひとつ、読み返して強く感じたことがありました。それは
「この作品はすでに児童文学ではない!」
ということ。(苦笑)

 もちろん、子どもから大人まで楽しめたらいいな、と思います。でも、「児童」をターゲットにして書いてはいません。だから、やっぱりこれを「児童文学」と言ってしまってはいけないんだと思います。
 これは、「子どもたちを主人公にしたヒロイックファンタジー」です。それ以上でもそれ以下でもない。ただそれだけのことです。読める人、読みたい人が読んでくれればいい。そこに対象年齢は存在しません。とはいえ、実質これだけの長編となると、(そして、用語の難易度を考えても)やっぱり中学生くらいから、ということになるんでしょうけどね。読み慣れている子で、小学校高学年くらいから、かな。結局は、今までの設定と同じことなのだけれど。(笑)
 オリジナル版「フルート」は確かに子どもたちのための児童文学。でも、改訂版のほうは、純粋に「ヒロイックファンタジー」。そういうことなんですね。


 さて、そんなこんなの再確認をふまえながら、私の頭の中では「5 北の大地の戦い」が動き出しています。オリジナル版があるとはいえ、実際に書き出してみないと、どういう物語になるかわかりません。「4」と同様に……できれば、「4」以上に……読む人に楽しんでもらえる物語にできるといいな。その前に、やることはまだ細々とあるけれど、できるだけ早く「5」の執筆に取りかかりたいと思っています。
 がんばるぞ、っと。(笑)  

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2006年7月15日 (土)

「フルート4」読み返し&推敲中

 自分探しの旅云々とか言っておりましたが、同時進行で「フルート4」の読み返し&推敲作業も行っています。(頭の切り替えは得意さ♪) やっと14部「救出」までたどりつきました。いやぁ……大作だ! <ジョークです。(笑)

 しかし、なんですね、自分で書いておいてこんなこと言うのもなんですが、ホントにこの物語、とっかえひっかえキャラクターたちが見せ場を作ってますね。13部を読み返して、「あらら、ポチもけっこう頑張ってたんだ~」とか思ってしまった。(爆) ポチの出番は、回数そのものはそれほど多くなかったですからね。
 こうなると、後から見せ場を作ったキャラクターのほうが印象に残りますよねぇ。う~ん、それがあの人気投票の結果なのかも。(笑)

 けっこう多めに手を入れた章もあれば、ほんの一文字変えただけ、なんて章もあり。手入れの多い章は、私としてはかなりいじったような気になるのだけれど、実際に読んでもらうと、どこがどう変わったのかほとんどわからないみたいですね。まあ、あまり大きく変えるような推敲では、もともとのストーリーに難点があった、ってことになるんで、そっちのほうが問題なんですが。

 全体を通して読み終えたときに、また自分自身の感想(印象)を書くことにしましょう。
 本当に、自分の作品でありながら、どこか他人事のような、変な気分がします。すでに作品は私の手を離れつつある、ということなんでしょうね。何とも言えないです。(^_^;

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2006年7月13日 (木)

メンテナンス無事終了

 どうやら、ココログのメンテナンスは無事終了したようです。管理画面にもスムーズにアクセスできるようになったし、うまくいったみたいですね。ホッと一安心。(^_^;

 まあ、言いたいこと、書きたいことはいろいろたまっているのですが、とりあえず今は「フルート4」の推敲作業をすすめています。1部推敲が終わるごとにアップして、やっと第5部まできたところ。先は長いな。(苦笑)
 初めて最初から通して読み返しているわけで、なんだか不思議な気がしています。「ふ~ん、こんな物語だったんだ」と自分で感心するような、そんな感じ……。(笑) 適度に期間が空いたので、視点がずいぶん客観的になっているんでしょうね。それだけに、あちこち修正箇所を見つけてしまって、手入れに忙しいですが。
 これが終わったら、「フルート4」のPDFファイル化。それが済んだら「2」の修正。それも終わったら――いよいよ「フルート5」です。子どもたちがまた、頭の中で「早く書いてくれ!」と騒ぎ出していて、うるさいです。(笑)
 それでは、推敲作業にまた戻ります。

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