昨日一太郎ファイルに変換し終えた「フルート5」を印刷しています。
複合機のCanonMP800を使っているんですが、いやぁ早い! 面白いようにスムーズに印刷してくれます。全340枚あまりの大作をものともせずにプリントアウトするんですから、頼もしいったら! 嬉しくなっちゃいます。今年の年賀状もこれで印刷しましたが、やっぱり早くて綺麗で感激しました。
もともとはホームページ用にHTMLファイルで書いてきた「フルート」ですが、PDFファイルにするに当たって、いつも縦書きに直しています。書籍と同じように縦書き二段組みにして、ルビ(ふりがな)も振ります。先にも書きましたが、横書きの文章を縦書きにしただけで、日本語って信じられないくらい読みやすくなるんですね。日本語は縦書き用の文字なんだと改めて痛感します。「フルート5」が原稿用紙1500枚以上に相当する作品と分かって仰天しましたが、実際のところは、このくらいの長さの作品は書籍としては普通なんですよね。
書籍に近い形式にするには、やっぱり一太郎が便利です。ワードも最近はだいぶ日本語作成機能が向上した気がしますが、それでもやっぱり一太郎にはかなわないです。(笑) 日本人のため、日本語のために開発されたワープロソフトの強みでしょうね。ビジネス文書ならワードの方が作りやすい気がするけれど、小説はやっぱり一太郎でないと思うように構成できません。
まあ、機能を完全に使いこなしているとは言えませんが、その便利さの恩恵にあずかるくらいには使うことができたと思います。
プリントアウトした「5」は、大型パンチャーで穴を開けて紐で綴じます。昔懐かし「和綴じ(わとじ)」という手法です。日本の書籍は、このやり方で製本されていたんですね。私は簡略化して、ただ穴に凧糸を通して綴じるだけですが、背表紙用に色の付いた和紙などを当てると、本当に綺麗に仕上がります。一種の芸術作品に近い風情です。和綴じで製本したものは、分厚さにもかかわらず、本当にしっかり綴じられていて、全然崩れないし。日本の伝統技術というのはなかなかすごいものだと、製本するたびに思います。
などとつらつら書いているうちに印刷は進んで、すでに3/4以上終わってしまいました。う~ん、ホントに気持ちいいくらい早いなぁ。
製本したら最終チェックをして、一番怖い人に読んでいただくことにします。はい、うちの旦那です。(爆) ったくなぁ、絶対手放しでは誉めないくせに、なにかあれば必ず指摘してくる人だから。まあ、だから読んでもらうんだけど。
どれー。印刷が終了した下巻から製本を始めましょうかね。
(8:15追記)
製本もできましたー。こんな具合です。比較のために、一番最近読んだ本 『散るぞかなしき』と、ビデオテープも一緒に写してみました。(笑)

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