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2012年5月12日 (土)

火の山温泉紀行・2「名前の意味」

 ああ、本当に温泉に行きたい!

 さて、「フルート18・火の山の巨人」の裏話2回目です。
 「18」に出てきた名前の意味について。
 では、お約束のお断りから。

 この先には物語の内容に関する記述があるので、まだ本編を読んでいない方はご注意ください。


 さて。


「南大陸の名前=スワヒリ語」

 南大陸独特の名称には、もっぱらスワヒリ語を使いました。出典はグーグル翻訳です。
 昔だったら、スワヒリ語の辞書を手に入れるだけで一苦労だったはずなのに、今はネットでちょちょいのちょい。便利な時代になりましたねぇ。
 で、実はこういう意味でした――。


モージャ moja …… 一人、一
 百年ぶりで生まれた猫の目の魔法使いだったので、(現在の)唯一の存在だ、という意味でつけられたようです。あとは長男だったから、というのもあるようです。日本語で言う「はじめ君」ですね。ひとりぼっち、というニュアンスもちょっと入ってます。


アマニ amani …… 安らぎ
 彼女はいろんな意味で安らぎの存在です。


ムパスコ mpasuko …… 裂け目
 大地の裂け目のムパスコは、本文中にも出てきたとおり、「裂け目」という意味でした。元のイメージは、アフリカ大陸中部にある「大地溝帯」。あれをぐーっと狭くしてあります。


シャーカ shaka …… 疑い
 赤の魔法使いを疑って、仲間を誘って火を放った奴です。


ウペンド upendo …… 恋
 ラストに登場してアマニにプロポーズした彼。残念だったね。新しいupendoを早く見つけてね~。


 ムパスコを流れるムート川のムート(mto)も、「川」という意味のスワヒリ語です。


 これに対して、先の炎の剣の主だったロズキや火の山の巨人のクフ、炎の剣の本当の名前のエンカなどは、昇平の考えてくれた名前リストから選びました。古代の人々の名前は(ユリスナイと十二神を含む)ほとんど昇平の考えたものになっています。エンカは「炎火」にも重なるな~、と思ってのチョイスです。

 次回の裏話は、「火の山」について。

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