新年にあたって
ネット小説ランキングの結果が、昨年末からずっと良いところにいます。
毎日票が入ります。その結果、上位の方に「フルート」がランクインします。
本当に、ありがたいなぁ、と思います。
そのクリックは、読者の皆様からのエールなんだと感じます。
「面白かったよ~」あるいは「続きを楽しみに待っていますよ」。
もしかしたら、「そら、クリックしてやるから、早く続きを書け!」なのかも。(笑)
料理人が「おいしい」と言ってもらいたくて料理を作るように、作者は「面白い」と言ってもらいたくて作品を書きます。
顔は見えなくても、名前はわからなくても、どこの誰か、どんな人なのか、それさえわからなくても、確かに作品の向こう側に読んでくれる人がいて、エールを送ってくれている。その事実が、本当に大きな力を与えてくれます。
書いて公開したって、一円の利益にもならない作業です。
何千ページ書こうが、何万文字書き連ねようが、経済活動という面から見れば、私がしていることに意味はありません。
実際、知人に語れば、「小説? ふーん」で話は終わります。「物好きね」「優雅なご身分ね」と言いたそうなニュアンスを漂わせながら。
それでも私が書き続けるのは、それを「面白い」と読んでくれる人がいるから。
本当に、ただその人のためだけに、私は書き続けています。
来る日も来る日も、明けても暮れても。
すべては、あなたの楽しそうな顔を見たいから。……いえ、感じたいから。
クリックをありがとう。
応援をありがとう。
その結果に慢心することなく、謙虚に、地道に、進み続けようと思います。
結果は読者からのエールの集大成。
その気持ちを感じながら、「フルート」の物語を進めていくことに、いっそう専念しようと思います。
もっと面白い話になるように。
もっと楽しめる作品が書けるように。
これからも精進を続けようと思います。
今年もまた、応援のほどをよろしくお願いします。
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