海の王の休息・5「性格の話」
ずっと低温気味の東北でしたが、一昨日から急に蒸し暑くなり、今日は一転して寒いくらいの天候。とうとう半袖を長袖ポロシャツに着替えました。
この天候不順のせいか、一昨日から体調が思わしくありません。だるくて眠くて、しかも気分が悪い。連日昼寝をして、やっと少し元気になってきました。低温、高温、湿気、また低温……いったい何の季節にいるのか、体がわからなくなって、自律神経がおかしくなったのかもしれません。やれやれ。
というわけで、「フルート13」の裏話も二日ぶりです。
今回は、海の民の性格の話について。まずはいつものお断りから。
この先には物語の内容に関する重要な記述があるので、まだ本編を読んでいない方はご注意ください。
前々回の裏話は「13」に登場する人たちの名前についてでした。イタリア語が多用されていたことにお気づきになったかと思います。
「フルート」は、わりと種族によって国民性ならぬ種族性のようなものを定めてあります。種族独特の性格ですね。海の民の性格は、ひとことで言えば「イタリア人みたいな性格」をイメージしていました。陽気で明るくて、情熱的で気が変わりやすい。そんな性格です。本当のイタリアを知る人が聞いたら、「そんなイタリア人ばかりじゃないよ!」と反論されると思うので、あくまでもイメージで、ということですが。
明るく青い地中海に面したイタリア。そこに住むおおらかで熱い人々。そんなものが、海の民のイメージと重なっています。
加えて、海の民は短命な種族です。生き急ぐ種族なので、その分せっかちにもなります。メールは待つことが大嫌いですが、海の民は全般的に気が短くて激しい性格をしています。一見穏やかに見える海王やアルバだって、しかりです。
明るくて、気まぐれで、情熱的で、短気で、好戦的。
こんな一族を束ねていくんだから、海の王たちも大変でしょうねぇ。
って、その海の王である渦王が、一番短気で激しかったりするんですけどね。(笑)
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