一角獣の裏伝説・1「セシル」
あ、いえいえ、このタイトルはただのシャレです。創作ファンタジー「勇者フルートの冒険・12~一角獣伝説の戦い~」の裏話、という意味であって、別にユニコーンの研究記事とかではありませんので、あしからず。
まずは、いつものこのお断りから。
この先には物語の内容に関する重要な記述があるので、まだ本編を読んでいない方はご注意ください。
はい、これでOKと。(笑)
「フルート」は話ごとにテーマが割とはっきり違います。
今回の「12」はテーマはなんだったかというと、ずばり、「キャラクターとロマンス」でした。
ん~、久しぶりに柔らかいテーマだったわ♪ 連載中のここでの反応も、最近になく賑やかでしたね。
そういうわけで、今回の裏話もキャラクターにちなんだものが多くなるんじゃないかと思います。
さて、第1回目はセシルについて。
ナージャの森を守る女騎士団の隊長で、長い金髪にすみれ色の瞳をした、男装の王女。今までの「フルート」でもっとも層が薄かった「若い女性」です。
しかも美人! さらにプロポーション抜群!!
いや~、嬉しくて、セシルには何度も脱がせてしまいました。(笑) 男性の読者には、特にお楽しみいただけたのではないかと……。(爆)
このセシルには前身があります。
「フルート」はもともと二つの物語が合体してできあがった話ですが、そのうちのひとつの主人公が実はオリバン。国王代行をしている叔父から命を狙われる若い皇太子、という設定で、その相手役のヒロインがセシルでした。
まあ、今回「フルート」に登場したセシルより、もっと複雑な過去を持っていて、オリバンともすんなりと恋人にはならない予定でしたが。やっぱり男の格好をした美女で、男言葉を話していました。金髪もその当時からの設定です。
「フルート」では軍人という設定なので、そこに金髪と来れば、もう「ベルサイユのばら」のオスカルとイメージがダブるのは必至。できれば金髪以外にしたかったんですが、適当な髪の色が思いつかなくて、結局そのままにしてしまいました。
ちなみに、そっちの作品での名前は、セシルではなく「ガダルフィニ」で、仲間たちからは「フィニ」または「フィニー」と呼ばれていました。今回の役柄には、ちょっとかわいらしすぎる名前なので、「エミリア・セシル・ガダ・ルフィニ」と、名字のほうに残しました。
物語を超えて、こちらの作品でもめでたくカップルになれたセシルとオリバン。
「おめでとう、幸せになるんだよ~!」と、心から喜んでいる作者なのでした。(笑)
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コメント
”ガタルフィニ”とは、ちょっと聞いた事ない名ですね。
朝倉さんの事だから何か意味あり?
”エミリア”はエミリーだよね。
若草物語を思い出してしまいました(o^-^o)
投稿: さゆた | 2009年3月 7日 (土) 05時40分
>朝倉さんの事だから何か意味あり?
ふむ。
もう絶対に使わない設定だから、話してもいっか。
英語God+イタリア語Fineを元にした造語で
「神の終焉」みたいな意味です。
どんな設定の女性だったかは
そのあたりから想像してみてください。(笑)
セシルにしろ、エミリアにしろ
発音的にメイはフランス語に近いかもしれないなー。 >適当
投稿: 朝倉玲 | 2009年3月 7日 (土) 07時02分