一角獣の裏伝説・2「オリビア」
はい、「フルート12」の裏話、二番手はオリビアについての話です。
でも、その前に、いつものお断りから。
この先には物語の内容に関する重要な記述があるので、まだ本編を読んでいない方はご注意ください。
さて。
オリビアというのは、主人公フルートが女装したときの名前。
「8・薔薇色の姫君の戦い」で登場して大受けしましたが、その後、本人の声変わりも始まり、もう二度と女装は無理だろう、と思われていたわけですが――。
前回、書き落としていた場面があったのですね。
いえ、どうしても入れられなかった、と言うべきでしょうか。フルートが男性たちから取り囲まれて、言い寄られる場面です。
あれだけの美人ですからね~。絶対に、ぜ~ったいに、そういうことが起きるはずだし、その時にフルートがどういう反応をするかも書いてみたかったのです。でも、どうしても「8」にはそれが入れられなかった。
よし! いつか必ずまたオリビアを出すぞ! そして、絶対に男性たちに迫らせるぞ! と、よからぬ企みを胸に、作者はラストシーンのフルートの台詞を書いたのでした。作法の先生であるラヴィア夫人に向かって、「先生から教えていただいたことは、これからも忘れずにいようと思います」と。
かわいそうにね~、フルート。単なる社交辞令のつもりで言っていたんだろうけど。
イヂワル作者に言質に取られていたのよ。(笑)
今回は、オリビアを見たときに本物の女性と思いこんでどぎまぎしたオリバンも一緒でした。こりゃ二人をくっつけて登場させなかったら嘘よね! というわけで、オリビアはオリバンの婚約者、ということに。
オリバンとセシルのダンスシーンが様になっているのは当然ですが、オリバンとオリビアもなかなかだっただろうと思います。おっほっほ。
しかし、あれだけ自分の容姿にコンプレックスがあって、女装を嫌がっていたフルートに、オリビアを承諾させちゃうんですから、ポポロちゃんはやっぱりすごいです。
女の子って、ほんと、地上最強だよねぇ。(笑)
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コメント
オリバンとオリビアは至上最強のカップルですね、見た目は。(笑)
私もこの場面、めっちゃ嬉しかったです。
フルートの声変わりさえなけりゃねぇ、もう少し周囲を振り回して面白いことになったかもですね~。
シェイクスピアの喜劇みたいになってたかも。ぷぷぷ。
面白がってごめんよ、フルート~。(睨まれてる?)
投稿: Elinor | 2009年3月 7日 (土) 13時36分
祝宴シーンは楽しかったのよ~、本当に。
フルートに睨まれようが恨まれようが。(笑)
フルートがもうちょっと開き直って声も出せれば
もっともっとドタバタ・ラブコメになったんでしょうけどね。
>セシルの誤解も含めて
だれか、女性の発声と話し方の特訓もフルートにしてくんないかしら。(爆)
おっと。火の弾が~!!!
投稿: 朝倉玲 | 2009年3月 7日 (土) 13時45分