「星の鳥」
帰省中の長男のおかげで、新しいアーティストや音楽アルバムと出会っています。
この夏、新しく巡り会ったのは、BUMP OF CHICKEN の 「orbital period」 というアルバム。
この中に入っている歌詞カードが、「星の鳥」という冊子になっています。歌詞ももちろん載っているけれど、中身は絵本。ボーカル担当の藤原さんが物語も絵もかいています。
孤独でワンマンで子どものように純真な王様が、ある晩、誰にも見えない星の鳥を空に見つける。捕まえようとするけれど、どうしても捕まえられない。そのうちに、夜空にひとりぼっちな星の鳥に自分自身を重ねるようになって、自分の存在を星の鳥に伝えたいと考え、あることを始める。その懸命な姿に周囲の動物たちはいつか笑えなくなって……。
ものすごく良い物語でした。歌詞が見たくて何気なく読み始めたのに、ボロボロ涙をこぼしていました。その後も、読み返すたびに泣けてしまう。――恥ずかしいので、子どもたちが見ているところでは読みませんが。(笑)
うまくことばにはできないけれど、私の中にある何かを形に表してもらったような、そんな気がします。星の鳥は「彗星」のことかしら。それとも手が届かない「憧れ」? あるいは、自分自身にしか見えない「理想」? そんなことも考えます。
長男もまもなく大学へ戻っていってしまうので、アルバムも持って行ってしまいます。絵本――いや、歌詞冊子も一緒に。う~ん、この物語、手元に置いておきたいな。この冊子のために、私もアルバムを買おうかしら……。
あ、書き忘れましたが、このアルバムは、曲もとっても素敵です。(笑)
| 固定リンク
コメント
はじめまして!
私と同年代ぐらいかな?・・・と思いますが、バンプに反応してしまいました。
私は3年前に「プラネタリウム」という歌でバンプにはまってしまいました。彼らの歌は元気と勇気と生きる力をくれました。
同年代の仲間もできてライブにも行ってきました。
レンタルでいいので彼らの歌をもっと聞いてみてください。
絶対幸せな気持ちになりますよ。
投稿: ラッキー | 2008年8月24日 (日) 18時49分
初めまして、ラッキーさん。コメントをありがとうございます。
BUMP OF CHICKENは聴き始めてまだ1週間くらいなんですが、本当に良い歌を歌っていますよね。
私はこのアルバムでは「時空かくれんぼ」「才悩人応援歌」「飴玉の唄」「ひとりごと」なんかが特に気にいりました。「ハンマーソングと痛みの塔」は絵本と非常によく合っていて、大好きです。……なんとなく好みの傾向が出るでしょうか。(笑)
「プラネタリウム」は長男がとても気に入っています。「カルマ」と「メーデー」も彼のお気に入りです。
BUMPには「ユグドラシル」という名譜もあるようですね。
そちらもぜひ聴いてみたいと考えているところです。(^_^)
投稿: 朝倉玲 | 2008年8月24日 (日) 20時07分