神の内緒話・5「連載中にあったこと」
そろそろ「10」の裏話もネタが尽きてきました。最終回は「10」を連載していた間にあった出来事について。
では、いつものように例のお断りを――
今日は、する必要ないですね。ネタバレの心配はないから。(笑)
「10」は5月13日に連載をスタートして、7月8日に完結しました。わずか2カ月足らずで全97章+プロローグを書き上げたんですから、本当に驚異的なハイペースぶりでした。そうですよね。中盤からはずっと1日おきの更新だったんですから。ずいぶん前から物語の骨子はできあがっていたので、書くことにあまり悩まなかった、というのが一番の理由でしょうか。さすがに、今後の作品は、ここまでのハイペースは無理だろうと思っています。
6月初めには、母方の祖母が亡くなりました。95歳。天寿を全うしての大往生でした。
私は、この祖母の元で中学3年から高校を卒業するまでの4年間を過ごしました。まあ、言ってみれば、半分育ての親というところでしょうか。大正生まれの気丈な女性で、密かな武勇伝は数知れず。「フルート8」などに登場してきた、礼儀作法の先生ラヴィア夫人のモデルだと言えば、な~んとなく、どういう人物だったか想像いただけるのでは、と思います。(笑) まあ、あそこまで礼儀作法に厳しかったわけでは…………あったかも……。私、本当に行儀悪い子だったからなぁ。(汗)
まあ、皆に見送られながら、穏やかな顔で旅立っていきました。つい先日、四十九日もすんで、当面の法事関係は一段落したところです。
前後しますが、5月下旬には、株式会社トミーウォーカーさんから、ネットゲームのライター(執筆者)をしませんか、というお誘いのメールもいただきました。以前、テラネッツという会社からも同じようなお誘いを受けたことがあります。う~ん、私の文章って、そんなにゲームライター向きなのかしら。(笑)
お誘いいただいたのはとても嬉しかったのですが、以前と同様の理由から、お断りさせていただきました。「フルート」を書き上げることのほうが優先なものですから。トミーウォーカーさん、申し訳ありませんでした。「フルート」が完結した暁には、ひょっとしたら、ライターのお仕事も考えるかも……? 先のことはわかりませんが。(笑)
まあ、本当にいろいろなことはありましたが、こうして無事「10」も完成を迎えました。
「フルート」はとても長いけれど、ちゃんとラストがある物語。これからも、そこを目ざして、一作一作楽しみながら書いて皆様にお届けできたらいいなぁ、と思います。
では、今回の裏話もこれで完了です。おつきあい、ありがとうございました。
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