神の内緒話・４「イメージ画のこと」

　目次ページでもうおなじみになりました。「フルート１０」で重要な役割を担う光の淵のイメージ画像です。今日はこれについての話をしましょう。

　では、いつものことばから。

　この先には物語の内容に関する重要な記述があるので、まだ本編を読んでいない方はご注意ください。

　さて。

　この画像は、浦辺玲さんの「STAR DUST」というサイトからいただいたものです。
　ハンドルネームが同じ「玲」だというのも奇遇だなぁ、と思いますが、私はこの方が作った素材が大好きです。感性的に合うのでしょうね。「フルート」シリーズに使っている素材関係は、一部のカットは除いて、すべてここからいただいています。同じ作者の素材の方が、全体としてのまとまりも良くなる気がするからです。

　このイメージイラストは、本当は「淵」ではなく「洞窟」の絵です。「Terragenによる風景デスクトップ」というコーナーに置いてあって、「光の洞窟」というのが本来のタイトルです。デスクトップ用壁紙なので大きな絵なのですが、私はそれのサムネイル画像を使わせていただきました。サムネイル使用も、画像の縮小や加工もご自由に、というサイトなのです。
　洞窟といいながらも、まるで水面のようにも見えるし、光の具合もイメージにぴったり、というので、私はこれを泉（淵）に見立てました。読者の皆様も、この絵があったから光の淵を想像しやすかったのじゃないかと思います。

　余談ですが、「フルート」シリーズの背景に、ここの壁紙コーナーの「レース」模様を使ってきたら、とうとう色が尽きてしまいました。しかたなく、下手くそですが、今回は私自身が色替え加工をして使用しました。そういうことさえ、どんと許してくださる、太っ腹の作者様です。なかなかいないですよね、こういう方。
　連載終了近くになって、光の洞窟をイメージ画に使わせていただいた感謝の書き込みを先方のBBSにした際に、レース壁紙の別色をリクエストしました。そうしたら、浦辺さんはさっそく作って、こちらのサイトの掲示板（星空掲示板）に報告の書き込みまでして下さって、朝倉は感謝感激したのでした。でもって、朝倉はまた、もっと淡色の壁紙もリクエストしたりして……。（←感激してる割に図々しい）

　美しく青く輝いて、周囲に聖なる光を投げかける光の淵。本当に、「１０」の鍵となる重要な場所でした。この場を借りて、浦辺さんに改めて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
　そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。