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2007年11月 7日 (水)

裏話・3「キャラクター」

 さて、人気投票もほぼ票が出そろったようですし、そろそろ今回の「8」の登場人物について、裏話を載せてみようかと思います。


 主役格の6人の子どもたちに関しては省略します。 >おいっ!

 だって、本文中で書ききってしまいましたからね。
 子どもたちのここまでの経歴で、一番詳しくわかっていなかったのは実はゼンですが、これも「7」で書いてしまったし。まだ書いていないことは、これからの世界編で出てくるだろうし。
 ただ、本当に大きくなってきたな~、と我が子の成長を見るように考えています。シリーズの始まりでは11歳だったフルートが、もう15歳ですものねぇ。子どもが大きくなるのは早いもんだ。しみじみ。


 オリバンとユギル。これも省略。 >おいおいっ!!

 ただ。二人とも、どえらくかっこよくなりました。それぞれタイプは違うけれど。
 この二人がペガサスに乗ってザカラス城に駆けつけるシーンは、あまりにも絵になりすぎて、こっぱずかしくて、よっぽど書くのをやめようかと思いました。(爆) あの場面でペガサスを使わないと間に合わないので、結局書いてしまいましたが。
 だれか、あのシーンをイラストにしてくれないかな~。オリバンがペガサスと共にファイヤードラゴンと戦うシーンでも良いわ。(誰が描くんじゃ)


 メーレーン姫。

 一歩間違えばぶりっこ(死語)になりそうだったのに、人気投票でも「なんか憎めない」と言ってもらえた、天然キャラのお姫様。
 実はこの方、最初の設定では、「つんつんした意地の悪いお姫様」になる予定でした。(おっと!) 実際に、その設定で場面も書いたことがあります。「8」ではなく「6」でのことです。
 ところが、どうにもしっくりこないんですねぇ。兄オリバンを慕っていて、それに対抗する金の石の勇者フルートを毛嫌いしている、という設定だったんですが、なんだか本当に面白くない。
 ありきたりなんですね。それに、気の強い王女様はすでにもう登場しているし(メール)、つんつんした女の子キャラもいるし(ルル)。
 「えぇい、設定のやり直し!」と、すっぱりその場面をボツにしてしまいました。

 その後も、ずっとメーレーン王女のキャラクターには頭を悩ませていました。
 ところが、「7」で四大魔法使いが登場した際に、ロムド城には他の色の魔法使いもいる、桃色の長衣を着たかわいい女の子の魔法使いもいるかも、などという話をここでしたところが、常連のたむりんさんが「ポポロよりかわいい魔法使いって、どんなの!?」と反応してくださいまして。おお、それじゃ桃色の女の子を本当に出してみよう。で、ポポロとぶつけてみよう――と。(笑)
 でも、魔法使いという設定まで同じにしてしまうと、魔力の点ではポポロが勝つに決まっているし、二人の女の子がフルートを巡って魔法合戦なんてのも怖すぎるので(爆)、モモレンジャー、いえ、桃色ちゃんは、ずっと悩んでいた王女様のキャラクターに落ち着きました。これが、薔薇色の姫君メーレーンの誕生秘話です。
 ちなみに、私の頭の中では、メーレーン王女が城中の人たちを集めて、大広間でコンサートを開く場面も浮かんでます。(笑) 王女がアイドル歌手やったら、きっとみ~んな顔をゆるめて眺めると思うんですよね。ペンライトの代わりにピンクのバラの花を振ったりして。(笑)


 トウガリ。

 ロムド王妃付きの宮廷道化。一見ひょうきんだけれど、その素顔はとてもぶっきらぼう。でも、さらにその奥に隠されていたものは……。
 今回作者が一番楽しんで書いたキャラでした。「おぢさん」ですし、美しくもなければ凛々しくもないので、あまり読者受けはしなかったかもしれませんが。(笑)
 彼を書いているときに、ずっと頭の中を流れていたテーマ曲がありました。さだまさしの「翔べイカロスの翼」です。
 ♪笑ってよ 君のために 笑ってよ ぼくのために……♪ このフレーズが延々と。(笑)

 テーマ曲そのままの方になりました。はい。

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コメント

今、ちょっと別の調べ物をするうちに
「飛べイカロスの翼」の主題歌「道化師のソネット」の
全歌詞が載っているサイトを見つけました。

時間がたってしまった記事ですが、参考までに。
 ↓
http://www.uta-net.com/user/phplib/J-Word.php?ID=3202

投稿: 朝倉玲 | 2008年10月29日 (水) 09時24分

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