「ラピュタ」
昨夜テレビで「天空の城ラピュタ」を観ました。昇平が風呂上がりにテレビをつけたら偶然やっていて、途中からだったけれど、結局二人で最後まで観てしまいました。途中といっても、空賊たちに追われて汽車で逃げる場面からだから、それほど見逃したわけではなかったです。
「ラピュタ」は久しぶりでしたが、やっぱり私はこの作品が好きです。もしかしたら、宮崎アニメの中で一番好きかもしれません。なんというか、余計な小細工が一切ない。一生懸命に生きようとする少年と少女の姿も、それに関わる人々も、谷→軍隊→空→天空の城 と移動していくストーリー進行も、わかりやすくてまっすぐで。こういう作品を私も書きたいなぁ、とすごく思いました。
いえ……実際に書いているかもしれませんね。「フルート」もやっぱりまっすぐな物語だから。
ひねった物語、少し斜めから見た物語、皮肉や鋭い批判で味付けした物語――世の中にはいろいろなタイプの物語があるけれど、私はやっぱり、まっすぐな物語を書いていきたいです。ひねった物語は別の方たちに書いてもらおう。(笑)
某ブログのコメントで以前書いたことがあるんですが、「ラピュタ」のシータはポポロと共通したところがあります。今回観ても、やっぱり思ったけれど、シータの方が芯は強いかも。パズーについては今まで感じていなかったんだけど、今回観たらフルートに似てました。シータを守りたい、守ろうとひたむきになるあたりが、特にね。(笑)
ちなみに、ゼンは、「未来少年コナン」のコナンに似てます。メールちゃんに似たキャラは、残念ながら宮崎作品には見あたりません。あ、金の石の精霊は、年齢違うけど、「千と千尋」のハクかなぁ。(爆)
別に直接宮崎アニメから影響を受けたとかいうわけではないのだけれど、なんとなくね、共通項を感じます。
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コメント
私も宮崎アニメの中では、トトロと1位2位を決めかねるくらいラピュタは
大好きです♪ 内容も音楽も。
年のせいですかね~、涙が出てくる場面が幾つもあるんですよ。
少年・少女も好きですが、ドーラの逞しさは格別好きですね~。(^^
ドーラの部屋に、彼女の若い頃の写真(肖像画?)がありますが、
シータにそっくり・・・。シータもいつか、ドーラママのように?
考えたくない!
ゼンが未来少年コナンってのは、私としてもイメージにピタリです。
もっとワイルドかな、ゼンは。
投稿: Elinor | 2007年6月16日 (土) 13時57分
うんうん、「ラピュタ」は音楽も本当にいいですよねー!
>年のせいですかね~、涙が出てくる場面が幾つもあるんですよ。
特にあの、ロボットのシーン? 私はそうですけど。(笑)
恐ろしい破壊力を持っているけれど、なんか、何千年も前の命令をいまだに守り続けている姿が、空白の都市ラピュタの美しく淋しい姿と重なって、何とも切なくて。
昇平も、最初はあのロボットの不気味な格好に怖がっていたんですが、最後にラピュタが壊れてしまう場面では、「あの(園庭)ロボットは?」とすごく心配してました。
ラストで園庭ロボットがいつも通り花を持って墓参りに行ってるじゃないですか。
あのシーンで、よかったぁ、って顔してたのが、こちらとしても嬉しくてね。
観る人に、そういう素直な感情を引き出してくれるストーリーがね、大好きです。
投稿: 朝倉玲 | 2007年6月16日 (土) 14時10分
>特にあの、ロボットのシーン? 私はそうですけど。(笑)
そうです、そうです。
あの穏やかな風景の中にロボットがいて、
人以上に人らしい営みを繰り返していること(花を供えたり、
小鳥の巣を守ったり)に、胸を打たれるんですよね。
そして少年少女が、それを切ない目で見守っているでしょう?
と同時に、人の業の深さによって、ロボットは破壊に利用されていることに
気づかされるわけです。
それにしても、ムスカはまたわかりやすい悪役ですよねぇ。(^^;
>観る人に、そういう素直な感情を引き出してくれるストーリーがね、大好きです。
同感! 内容がわかってても何度でも見たくなるアニメです♪
優しい気持ちを思い出させてもらえて・・・。
投稿: Elinor | 2007年6月16日 (土) 14時31分
>それにしても、ムスカはまたわかりやすい悪役ですよねぇ。(^^;
確かに~。(笑)
昇平でさえ「この人、外側は優しいけど、中は悪いヤツだよね」と言いました。
そんなふうに人を表現したことがない子だっただけに、こっちがびっくり。(笑)
>ドーラの逞しさは格別好きですね~。(^^
うんうん。「ラピュタ」のもう一人の功労者はドーラママですよ♪
観ていて、私はマグノリアも思い出してました。年違うけど。(笑)
ラストで「無事でよかった」ってシータを抱きしめるシーンのシータが
銀髪の少年に見えたりしてね……。(爆)
>ドーラの部屋に、彼女の若い頃の写真(肖像画?)がありますが、
>シータにそっくり・・・。
そうそう!(爆)
昇平に「ほら、あの絵、見て!」と言ったんだけど
昇平が見る前に次の場面になっちゃった。残念。(笑)
>ゼンが未来少年コナンってのは、私としてもイメージにピタリです。
>もっとワイルドかな、ゼンは。
うん、ゼンはもうちょっとワイルド。(笑)
で、さすがに足で魚は食べられない。(爆)
ラピュタのパズーやシータは、たぶん14,5歳ってところですよね。
今のフルートたちとほとんど同年代。
その年頃特有の、自分自身と、自分を取り巻く世界に気づいていく過程がとても上手に描かれていて、それもいいなぁ、と思うんです。
ドーラママがパズーにランチャー渡しながら言うじゃないですか。
「急に男になったねぇ」って。
あれです、あれ。
ああいうのがたまらなく好きだから、自分でも書いちゃう。(笑)
でもって、ラスト近くでシータがムスカにきっぱりと「ここであたしとあなたは死ぬの」と言ってる場面で、昇平がぼそっと言いました。
「シータが大人になった」
なんか私は、「ラピュタ」に感激しつつ、昇平にも感心しておりました~。(笑)
投稿: 朝倉玲 | 2007年6月16日 (土) 14時57分
放映してましたねぇ~♪
私も見たかったのですが、土曜日は朝が早かったので
あきらめました。かわりに旦那様見てました(笑)
メールちゃんに似た宮崎作品のキャラは、一人思い当たります。
「ケチャ」と言う少女です。
風の谷のナウシカに出ているキャラで
映画より単行本の方が彼女は活躍してます。
ナウシカは優等生的な所が多いのですが
ケチャはナウシカみたいになりたいけどなれない
後、彼女強いんですね~。
いや、ナウシカも強いです。でも、どこかお姫様感がただようのですが
ケチャは野生感がある(^^;
最後はペジテのアスベルといい感じになります。
アスベルはご存知の方も多いかな?
映画でナウシカの相手役みたいな感じで活躍してました。
そうそう、うちの息子は「紅の豚」が好きです♪
投稿: さゆた | 2007年6月18日 (月) 05時24分
いやはや、朝からけっこう忙しくて、
やっとコメントにレスする時間がとれました~。 ""A^^;
>メールちゃんに似た宮崎作品のキャラは、一人思い当たります。
>「ケチャ」と言う少女です。
へぇ?
私、アニメの「ナウシカ」は見ているけれど、
印象に残ってないなぁ。(笑)
ナウシカを「姫様」って呼んでいた女の子は記憶にあるけど。
原作の方で目立つんですか。
原作も大学時代に一度ちらっと見たっきりだからなぁ。
>そうそう、うちの息子は「紅の豚」が好きです♪
あはっ。さすがは男の子ですね~。
かっこいいですよ、「紅の豚」は。
豚なのに、かっこいい。(笑)
投稿: 朝倉玲 | 2007年6月18日 (月) 13時53分
朝倉さん~ごめんなさい。
ケチャは単行本だけのキャラですわ。
マニアックな話題ですまないです。
ナウシカは映画では語りつくせないほど
重い話なので、もし機会があったら読んで下さいませ~~。
なんてオタクな私。(爆)
投稿: さゆた | 2007年6月18日 (月) 14時18分
>ナウシカは映画では語りつくせないほど
>重い話なので
うん、それはサークル仲間から聞いていました。
本当は映画よりずっとシリアスで重いんだよ、と。
そんなふうに勧められて、
いつか読んでみたい、と思っている作品もたくさんあるなぁ。
いつか本当に読める日が来るんだろうか。
「フルート」シリーズを書いている間は無理なような気がする……。(苦笑)
投稿: 朝倉玲 | 2007年6月18日 (月) 16時08分