「フルート６」裏話・３

　思い通りにならなかったキャラの話。３人目はルル。
　いえ、彼女の場合、今回に限ったことじゃないんですが。
　ご存知のとおり、ポチくんはけなげにルルを想ってます。どんなにきついこと言われても、見下されても、それでもひたすらルルを思い続けてる。今回だって、怪我した彼女を一生懸命守ろうとするし～。
　こんなけなげなポチくんなんだもの、ルル、もうちょっと優しくしてやんなさいよ、何とも思わないの？　と作者も言いたいのです。
　が……ルルは１４歳、ポチは１０歳。やっぱりここにも横たわる年齢差。
　この年代、女の子の方が男の子よりずっと大人ですからねぇ。たまに、ルルの方で「あらっ」と思う瞬間はあるものの、あくまでも弟の域から脱出できない、かわいそーなポチ。これも、作者がいくら水を向けてもダメです。（苦笑）
　「まだまだですね」とはポチの言ったセリフだけれど、それはポチ自身とルルの間にも言えることなのかも。（笑）
　ポチよ、作者も応援してるからね。あきらめるんじゃないよ。
　それとも、別に、もっと優しくてかわいい女の子の犬を紹介してほしい？

　――あいた☆　いきなりルルに靴のかかとにかみつかれた。
　え～？　あんた、そこで怒るわけ？？
　へ～、ほ～、ふぅ～ん…………そういうことでしたか。（笑）

　ということで、いましばらくお時間をちょうだいしたく思います。（爆）