今日は執筆してないものだから
とにかく文章が書きたい! って衝動がすごくて……ああ、大変。(笑)
書きたい要求だけでなく、頭の中ではフルートたちも大暴れ。
いや、暴れるってのともちょっと違うか。とにかく、次々と頭の中に登場しては、いろんな場面を繰り広げてくださる。この後の物語のワンシーンのこともあるけれど、中には、どこにも書けない場面のこともあって。と言っても、濡れ場ってわけじゃないですが。 >一瞬期待した?(爆)
ホントに、ホントに短いワンシーンややりとりです。イラストみたいに広がる風景や場面。物語のどこかに織り込めたらいいなぁ、と思うけれど、そんなチャンスが巡ってくるかどうか。戦いに臨んでいるわけでもない、なにか真剣な問題に立ち向かっているわけでもない、ごく当たり前な、彼らの日常風景ですからね……。
でも、平凡だからこそ、たぶん、彼らにはかけがえのないひととき。優しくて、暖かくて、なんと言うことも流れていく時間。そんなものが浮かびます。
その中でも、ずいぶん前から鮮やかに浮かんでいる場面がひとつあるので、それだけちょっと書いてみましょうか。本当に、一枚のイラストのように思い浮かびます。
それは旅の途中。目的地に向かわなくちゃならないのだけれど、昼ご飯もすんだし、天気もいいし、で、フルートたちはちょっとひと休み中。
そこは一面の花畑。名も知らない野草が色とりどりの花を風に揺らしていて。蝶や蜂が羽根を光らせながら舞っていて。
でも、そんな美しい風景も全然おかまいなく、ゼンはひっくり返って昼寝をしています。命の次に大事な弓矢をかたわらにしっかりキープしながら。メールのほうは、もうご機嫌で花畑に寝ころんで、花たちで小さな生き物や人の姿を作って、ダンスをさせて遊んでます。ポチとルルは日向で体をくっつけ合って、これまたお昼寝中。ルルより二回りも小さいポチだけど、なんとなく精一杯ルルを守るような格好で寝ているところが、けなげ。(笑)
で、フルートはというと、木陰にいて、なんと、ポポロの膝枕で眠っちゃってるんですね。話をしているうちに、いつの間にか寝入っちゃって、そのままパタッと行ったんでしょう。フルートの方はまったく自覚なし。ポポロが真っ赤になりながら、それでも身じろぎもしないで膝を貸してます。
頭上は青空。風も日差しも暖かくて、ほんとうに、眠くなるような昼下がり。ただそれだけの時間。本当に、ただそれだけのひととき。
でもね、彼らにだって、そんな時間はあっていいよなぁ……なんて思ったりするんです。
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コメント
朝だ夜明けだ~♪何の歌だったか思いだせない、たしか昔キャンプで歌って・・・。あ!高校の校歌だ!!(オイオイ・・・)
子供が休みの日はこの時間しか落ち着いて打ち込めない~(_ _;)。
朝倉さん手は大丈夫なんですか(T0T)。
フルート君達のサイドストーリー読みタイよ~。
投稿: さゆた | 2006年11月19日 (日) 05時02分
うふふ。
子どもたちがいると落ちついてパソコンに向かえない、ってのは、お互い共通ですよね~。
それで、早朝型になるわけだけど。(笑)
どこかでも書いたけど、私はもともと、超夜型人間だったんですよ。独身時代は午前2時頃まで平気で起きていたし。
それがこんな超朝型人間に変わってしまおうとは。
人間、必要に迫られれば、けっこうなんでもできるのかも。(爆)
手の方は痛みも収まりました。>パン作りしたら腕や手首が痛くなった。
一時的なものだったみたいです。
なので、またスーパーでドライイースト買ってきたりして・・・。
手作りパン、シンプルなんだけど、兄ちゃんに大好評なんで、また作りたいなぁ、なんて。
誉められればすぐにその気になって続けるのは、料理も小説も同じね~。(爆)
投稿: 朝倉玲 | 2006年11月19日 (日) 08時15分
で。
>フルート君達のサイドストーリー読みタイよ~。
ってのは、
そのうちやるかもしれないし、やらないかもしれない。(笑)
フルートたちじゃなく、脇役の大人たちのサイドストーリーを書く可能性もあるかも。わかんないけど。
ちなみに、上に書いた「戦士たちの昼寝」(笑)の場面には、実はこんなつづきを思いついてます。
花で遊んでいたメールが、やがて、膝枕をしているポポロに気がついて、面白そうにのぞき込んでくる。フルートの寝顔は実にかわいいですからね。「ホントに女の子みたいだよねぇ」なんて笑いながら。
で、その声に目を覚まして、ルルとポチもやってくる。「まあ、膝枕なんてして上げてるの?」なんてルルがあきれれば、ポチは「フルート、すごく気持ちよさそうに寝てますねぇ」なんて笑うように言って。ポポロはますます真っ赤になってるんだけど、それでも膝をどけようとはしないで。
で、とうとうゼンまでが目を覚まして、木陰の騒ぎを見て、たちまちむっとして、「なに甘えてやがる、この野郎!」といきなりフルートをぶん殴る。まあ、ちゃんと手加減はしますけど。(笑)
仰天して目を覚ましたフルートは、自分の状況を見て、もう真っ赤になって、「も、もう時間だよ! 出発しよう!」と兜をかぶって表情を隠す、と……。(爆)
まあ、こんな平和で平凡なエピソードでございます。(笑)
投稿: 朝倉玲 | 2006年11月19日 (日) 08時32分
>フルート君達のサイドストーリー読みタイよ~。
同感!
ちゃんとしたストーリーじゃなくて、
こういう何気ない場面でいいのですよ!
特にいつもギリギリの戦いをしなければならない
(させられてる? 爆)
この子たちの子どもらしい日常って、
すっごく貴重じゃない。
今回の最初の部分の
あのたわいも無いようなおしゃべりや楽しみ。
フルートじゃないけど大事だとおもうぞ。
(さすがに本編には書けないだろうけど)
読みたいーーー!
きっと玲さんの頭の中では、こういうのがいっぱい浮かんでるんだろうなぁ。
独り占めなんて、ずーるーいーーー!
「戦士たちの昼寝」
パッと目に浮かんだわ。
投稿: むつごろう | 2006年11月19日 (日) 13時03分
>きっと玲さんの頭の中では、こういうのがいっぱい浮かんでるんだろうなぁ。
そりゃあもう、この子たちがほんのガキの頃から今に至るまでの、いろんな場面の姿が山ほど。(笑)
その中にはけっこうシリアスな内容もあるけど、ホントに他愛もない日常のワンシーンの方が圧倒的に多いです。でも、そういうものの集大成が、本編の彼らの姿を作っているわけですからねぇ。
>ちゃんとしたストーリーじゃなくて、
>こういう何気ない場面でいいのですよ!
ふーむ。
ホントにこんな落書きみたいな形のでいいのかな?
それなら、時々このペンスタンドに書いてもいいけど。
投稿: 朝倉玲 | 2006年11月19日 (日) 14時35分
>ホントにこんな落書きみたいな形のでいいのかな?
それなら、時々このペンスタンドに書いてもいいけど。
ちょっとした作者様の気分転換にでも書いていただけると
すっごく(ここ強調!)うれしいです。
投稿: むつごろう | 2006年11月20日 (月) 08時37分
んじゃ、そのうちに、ちょろちょろと……
ネタバレにならない程度の落書きをね。(笑)
投稿: 朝倉玲 | 2006年11月20日 (月) 09時16分