平原綾香「晩夏(ひとりの季節)/いのちの名前」を聴きながら
最近、私がよく聴いているのが平原綾香の「晩夏(ひとりの季節)/いのちの名前」というマキシシングル。「晩夏」は荒井由美のカバー曲、「いのちの名前」は映画「千と千尋」のテーマ曲。どちらも、しっとりした雰囲気ながら聴き応えがあって、これが一枚のCDに入っているというのは、かなりお買い得という気がしている。
平原さんの曲には、元気がわいてくるような前向きで素直な曲もとても多くて、それはそれで本当に大好きなのだけれど、このところの私の気分には、こちらのマキシシングルの、しっとりした、ちょっと淋しげな雰囲気のほうがぴったり来るらしい。本当に、飽きることなく繰り返し聴き続けている。……長男にあきれられるくらい。(苦笑)
ひとつの作品を書いているときには、その作品の(私なりの)イメージに合った曲を聴き続けるので、今書いている「フルート5」にこのCDのイメージが近い、ということなのかもしれない。厳寒の北の大地を駆け続け、激しく戦い続けている彼らだけれど、その後ろにずっと流れているものは、こんなイメージなのかも。
何度も何度も聴きながら、何度もなんとなく泣きたいような懐かしい想いにかられて……。
そして、作品は書き進められていく。
たどりつく場所はどこだろう? 一度書き上げた作品のリメイク版なのに、ふっと、そんなことを考えてしまう。
――もしかしたら、前とは少し違った場所まで行くのかもしれない。
☆平原綾香 「晩夏(ひとりの季節)/いのちの名前」
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