自分探し――「Voyagers／心」に

　いよいよ次の作品に取りかかるぞ、ってんで、ちょっと興奮状態。テンションが上がり気味で、いつも以上におしゃべりです。文章でのおしゃべり、だけど。（笑）

　それにしても、私って、本当にどこへ行っても「私」ですねぇ。なんだか、最近つくづくそれを感じます。
　何について話していても、何を書いていても、ある程度の分量以上の時間やスペースを与えられると、結局は同じことを語っているような。四十代半ば。さすがに、すでに自己は確立している、ってことでしょうか。
　ただ、これまではそれが見えにくくなっていたんですよね。いろいろな想いやしがらみに取り巻かれていて。それを、ベールをはがすように一枚一枚外していったとき、その中にいた自分は、まぎれもなく、いろいろな場所に顔を覗かせ語っていた私自身で。自分探しと言いながらも、確認したのは、今までとまったく変わらない「自分自身の姿」だったのですね。
　新しい発見は何もない。だけど、そんなふうに自分をまっすぐに見られるようになった分だけ幸せかな。そんな気がします。

　平原綾香さんの新しいシングルＣＤ「Voyagers／心」が届きました。何度も何度も繰り返し聴いています。特に「ボイジャーズ」のほうを。
　自分の中に脈々と受け継がれている生命（いのち）、その尊さ、素晴らしさをかみしめながら、今現在ここにいる自分を見つめる。そして、未来を見つめる――。
　やっぱり、とても元気づけられる歌でした。今の私の気持ちにぴったりで。

　まだ聴いたことがない方は、ぜひ一度お聴きになってみてくださいね♪　

☆平原綾香　「Voyagers／心」