ひと休み

　ふーっ、今日はよく書いた。週末から昨日まで思うように書けない日が続いていたけれど、これで挽回。満足満足。
　その気になれば、もう少し書き進めることもできるけれど、ちょうどきりが良いところまで来たし、場面が変わるときには、実際に少しインターバルを置いたほうがうまく書き出せることが多いので、今日はここまでにしておこう。

　物語が序盤から中盤にさしかかってきて、私自身のテンションもいよいよ中盤に入ってきた。少し間が空いても、それでリズムが崩れることはなくなってきたが、その代わり、書きたいのに書く時間が取れないときに、なんともじれったくて苦しい想いをするようになっている。用事で出かけながら、食事の支度や掃除をしながら、気がつくと、はーっと大きなため息をついていて、まるで恋わずらいのよう。（笑）
　こういうとき、私の頭の中では、次々と物語が展開してストーリーが紡ぎ出されている。書き出したときには予定していなかったような場面やセリフがぽんぽん浮かんできて、「はたして、それを実際に使っても大丈夫かどうか」と検討するようになる。
　浮かんでくるもののほうが多すぎて、書くのがついていかない状態だから、一日が４８時間くらいあって、寝なくても平気で書き続けられて、それが許されるだけの状況にあったら幸せだろうなぁ、なんて思わず本気で思ったりもする。そういうときには、食事だって簡単に食べられるものでいい。食事を準備する時間さえもったいないから。
　……でも、本当にこんな生活をしていたら、あっという間に体を壊しそうだな。
　書ける時間が限られていて、やらなくちゃならない仕事があって、家族のために衣食住をちゃんとしなくちゃいけない立場にあることで、私自身が守られているのかもしれないなぁ。うん。

　ここらで一息、ひと休み。
　先はまだまだ長いこの物語。体を壊したら元も子もないわけだから、休み休み行かなくちゃね。
　さて、おいしいコーヒーでも淹れようっと。