なんだろう
妙に胸の内が悲しい。
悲しい・・・「哀しい」と書いた方がぴったり来るかな。
理由はないんだけど、たぶん、ないんだけど
あったとしても些細なんだけど。
こんなふうに、ぽかっと突然哀しさや淋しさに襲われることが、たまにある。
ひとつの作品やまとまった章を書き上げて、ほっとしたときになることも多いから
一種の虚脱状態なのかもしれない。
私はけっこう冷静なタチのつもりなんだけれど
こんな自分を見ていると、やっぱり案外と繊細だなぁ、なんても感じる。
もっとも、ワイヤーロープのごとき頑丈で図太い神経をしていたら
小説なんて絶対に書けないとは思うけどね。
こういう時のこの気持ちは、自分の外に吐き出してしまうに限るのだけれど、
それにもまた条件が付いてくる。
人目に触れすぎず、人目に触れなさすぎない場所に捨てること。
人目に触れない自分だけの場所に置いてしまうと、
自分しか読みに来ないから、永遠にそれが自分の中で繰り返される悪循環に陥る。
かといって、あまり多くの人に読まれてしまうと、
本気になって心配されて、慰められたり励まされたりするものだから、
これまた居心地悪くなったりする。
このあたりの微妙な距離感が、実は大事だったりしてね。(苦笑)
「そっと、ひとりごと」ではなく、ここに書いているのも、それが理由。
「そっと・・・」は最近、読みに来る人が増えてきているから
「ひとりごと」と銘打ちながら、本物のひとりごとを書きにくくなっている。
ここは今のところ、ほとんど誰にも気がつかれていない。
だから、こうしてつぶやきを捨てに来るにもちょうどよい、というわけ。
文字を打ち出すのと同時に、大きく息も吐き出して、
この重苦しい気持ちを外に放り出す。
小さなことのさまざまが、心に引っかかり、すり傷を作る時期。
そんなときもあるさ、と笑ってみながら、
さ、またがんばろう、と前に向き直る。
| 固定リンク
コメント
そういう日もあらぁな、ってぇことで。(江戸っ子風)
せっかく捨てているのに、拾うようなコメントですみません。(^^;;
私も何かを溜めっぱなしでいるよりは、書いてスッキリサッパリしたい人ですし、実際そうなるんです。多くの人が来られるようなブログでは、感情もろだしって訳にはいきませんけど(そういう人もいらっしゃいますが)、口から表出するより、文で表出したほうが、たぶん客観視できるせいなのかな、気持ちが落ち着いていくんですよね、私の場合は。だから書いていてスッキリして、公開しないときもあります。
人それぞれ、思いもそれぞれ、処理の仕方もそれぞれで、いろいろあらぁな、ですね~。
投稿: Elinor | 2006年2月 9日 (木) 14時31分
Elinorさん、絶妙な距離感のコメントをありがとうございますー。(笑)
難しいところなんですよね。
近すぎては苦しい、でも完璧無視されるのも淋しい。(爆)
コメントしていただけて、嬉しかったです。
今、「ひとりごと」の方を更新しようかどうか悩んで
結局「今日はやめておこう」と決めたところでした。
最近、ほぼ毎日更新できていたから
あけない方がいいかな、とも思ったんですが
こういうときは、やっぱり気持ちが乗らないし、
ネタだって、ろくなのが浮かんできません。
やっぱり無理しないのが一番だな、と自分で考えて納得したところでした。
自分を楽にするために書くものと、
自分を楽にしたいから書かないものと、
要は、処理のしかたもそれぞれ、ってことなんですよね、本当に。
投稿: 朝倉玲 | 2006年2月 9日 (木) 14時45分