「フルート・3」連載開始!
わーいっ! やっと連載が開始できたー!!
心優しく勇敢な少年フルートと仲間の子どもたちの冒険活劇ファンタジー「勇者フルートの冒険」第3話改訂版が、いよいよスタートでございますー。
嬉しいものだから、ちょっとハイテンション。(笑)
今回の物語は、前作「風の犬の戦い」から半年後、という設定になっています。
この改訂版は、ひとつの大きな作品にするにあたって、あちこち設定をいじったので、季節はオリジナル版と大きく変わって真冬になっています。(あっちでは春の設定) 雪の降り積もる1月。いや、なんともリアルタイムで書きやすかったです。(笑)
子どもたちの年齢も上がりました。フルートは13歳、ゼンも間もなく13歳、ポポロは12歳です。ポチはまだ誕生日が来ないので9歳のままですけどね。
実を言えば、小さい子向けとはいえ、ひとつの作品として書き上げたものを、新しく書き直すというのはかなり大変な作業です。
もともとのストーリーを生かしつつ、新しく付け加えたり発展させたり、ときには、まるで違う解釈をして書き直すことさえあります。この作品の読者は小学校高学年以上に設定してありますが、ファンタジー好きな大人たちまでも含めて考えているので、ただ元のストーリーを詳しく書いただけではつまらないだろう、と思うからです。
私自身も、ひとつの大きな作品にするためには、やっぱりいろいろ新しいことを考えて、書き加えて行かなくちゃなりません。本当は、まったく新しい作品として書いた方がよほど楽なのです。
だけど、何故あえて改訂版にこだわるか?
だって、フルートたちは確かに「そこ」にいて、昇平や他の子どもたちと一緒に、天空の国で、海で、北の大地で、冒険と戦いを繰り広げてきたから。それをすっかり捨て去って、新しい物語にしてしまうのは、あまりにも私自身が残念だからです。
大人も楽しめる物語にしたいけれど、やっぱり、子どもたちが読んでくれたからこその「フルート」だったのですもの。
とはいえ、改訂版は本当にもう、小さな子どもたちには難しくなっています。
非常に長いので、読み聞かせるのも大変でしょうね。物語好き、ファンタジー好きな大きな子どもたちなら、自力で読んでくれるでしょうけれど。
オリジナル版を楽しんでくれた子どもたちが、将来、登場人物たちと同じように成長して、改訂版の「フルート」も楽しんでくれるようになるといいなぁ、と夢見ています。
対象年齢が上がった分だけ、オリジナル版には入れられなかったような心理描写や隠れされたストーリーも出てきます。チャンチャンバラバラの戦闘シーンだけでない、そんなものまで楽しめるようになってくれたら素敵だな、と思います。
もちろん、大人の読者の方たちにもぜひ楽しんでもらいたいです。
読んだ方の反応が気になって、公開するときには、いつもすごくドキドキしています。こればかりは、何年たっても全然変わりませんね。(苦笑)
「フルート・3」改訂版を書くために、私はこのところずっと朝4時起きしていました。前にも書いたけれど、邪魔が入らなくて大変良いです。ただ、その分、夜は早々と眠くなってしまうんですが。
連載が終わるまで、当分早起き早寝の生活が続くんでしょうね。(笑)
とにもかくにも、「フルート・3」の連載がスタート。
まだ全然読んだことがなくて、「読んでみようかなぁ~?」なんて思われた方は、左のリストのINDEXから、「始まりの物語」をお読みになってみてください。
長さも手頃なので、読みやすいんじゃないかと思います。
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