2014年4月24日 (木)

公園散歩便り・93

 今日はとても良いお天気でした。
 久しぶりに、カメラを片手に「やながわ希望の森公園」へ散歩に行ってきました。

 

2014sakura02

 

 

 

 

 

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2012年8月12日 (日)

ヒマワリ畑 in 伊達市梁川町

 地方紙の福島民報新聞の復興支援のページ(8月9日付)でも紹介されたのですが、伊達市梁川町柳田に、原発事故で全村避難になっている飯舘町の方たちが、大きなヒマワリ畑を作っています。
 これがその写真。

 

Himawari

 

 

 実は、これは新聞に載る前日に撮りました。
 たまたま用事があって、普段は通らないこの道を車で通りかかったら、突然農村風景の中にヒマワリ畑が現れて、しかも観覧用の足場まで組んであって、「わ~、すごい~! 綺麗~!」と夢中でシャッターを切ったのでした。

 

 誰が植えたのだろう、と思っていたら、翌日の新聞で、飯舘村から避難している会社社長の佐々木さんと、行政区長の佐藤さんという方たちが、村民を励まそうと育てたヒマワリだということがわかりました。約30アールの土地を借りて、約3万5千本の花を咲かせているそうです。

 

Himawari2

 

 

 ヒマワリがとても綺麗だったので、翌日にも昇平と二人で見に行きました。
 場所は、国道349号線を梁川方面へ走って、草野自動車ボディー近くの信号を左折、車で約1分。(と新聞に書いてあります。その通りです) ちなみにここは2つの信号が近接しているのですが、2つ目の梁川に近い方の信号を左折します。

 

 昇平とも「綺麗だね~」「すごいね~」と眺めていたら、なんと、畑の後ろで作業していた佐々木さんが出てきて、カメラのシャッターを切ってくださいました。
 「みごとですね。お世話が大変だったでしょう」と言うと、「いや、半分ほったらかしなんですけどね」と佐々木さん。いえいえ、ご謙遜を。これだけの面積のヒマワリ畑。しかも今年は猛暑で雨不足。これだけの花を咲かせるのは、やはりかなり大変だったはずです。

 

Himwari3

 

 飯舘村の人たちのため、と新聞には書いてあったけれど、佐々木さんは地元の私たちにもにこにこと笑顔で花を見せてくれました。花を見てもらって喜んでもらえるのが、いかにも嬉しいみたいです。
 飯舘の人たちは、それこそ、日本中の人たちから同情されて応援されているけれど、飯舘の人たちだって、みんなを元気にしていきたい――そんなふうに思ってらっしゃるんじゃないかな、と思いました。

 

 さすがに新聞に載っただけあって、私たちの次にも花見にいらしたご夫婦がいて、佐々木さんはさっそくそちらへ走って行かれました。
 その前には、「よかったら10月半ばくらいにまた来てください」と言われました。この後、盆明けにはヒマワリを畑にすき込んで、もう一度ヒマワリの種をまくのだそうです。そうすると、秋にまたヒマワリ畑が見られるとか。
 その時を楽しみに、また行ってみようと思っています。

 

 

Himawari4

 

 お土産に切っていただいたヒマワリを飾ったら、部屋が一気に明るくなりました。
 ヒマワリは、本当に元気をくれる花ですね。
 佐々木さん、佐藤さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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2012年6月25日 (月)

公園散歩便り・92

 季節外れの台風と、台風から変化した低気圧が通過していった先週の土曜日、久しぶりで公園へ散歩に行きました。

 

 

Komorebi1

 

 公園はもう、初夏の色!

 

 

 ああ、そうそう。もういいかげん、この公園の名前も公開しましょうね。
 福島県伊達市にある、「やながわ希望の森公園」です。日本で二番目に長い駅名と言われる、やながわ希望の森公園前駅(阿武隈急行線)から、歩いて10分程度で到着します。私はマイカーで行っていますが。
 里山の中腹に開かれた公園で、人もあまり多くない、静かな場所です。
 この日も、犬の散歩している人や釣りに来ている少年たち数人とすれ違っただけでした。

 

 

Azami

 

 ここで元気に咲いていたのは、アザミ。
 トゲトゲの葉っぱが痛いアザミですが、花は毛玉のようでかわいいのです。

 

 

Shirohana

 

 まぶしい木漏れ日、白い花。
 とても良い香りが漂わせていたのは、この花だったのでしょうか?
 確かめられませんでした。

 

 

Suiren

 

 湿地公園では今年もスイレンが咲いていました。
 スイレンが終わると、今度はハスが見事な花を咲かせます。

 

 

Shoubu

 

 貴婦人のような白ショウブ。

 

 

Komorebi2

 

 石段にも木漏れ日。
 ずっと雨降りだったので、久しぶりの日差しが嬉しいです。

 

 

Natsugumi

 

 日の光に透ける葉陰には、赤い夏グミの実。

 

 

Murasakihana

 

 名前のわからない花が、「また来てね」とお見送り。

 

 

 震災の後、すっかり足が遠のいていた公園だけど、除染も進んだことだし、そろそろまた歩き出そうかな、と考えながら帰路につきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年9月24日 (土)

公園散歩便り・91

 各地に大きな被害をもたらした台風15号も過ぎ去り、秋晴れの空が広がりました。
 とても久しぶりに、公園散歩便りの更新です。いつが最後の便りだったかしら、と見直したら、2010年の春でした。約1年半ぶりですね。

 

Aozora

 

 公園の入口で駐車場を振り向くと……車はほとんどありません。
 連休なのに、こんなに良いお天気なのに。例年なら、公園に芋煮会にくる家族連れやグループで、車を停める場所にも苦労するくらいの時期なのに。
 そう、原発事故の影響です。専門家の中でも、「この程度なら大丈夫ですよ」という意見と、「とんでもない、絶対危険です!」という意見が対立していて、どちらが正解かわからない状況。ここ伊達市も、放射線量は他地域に比べれば高いほうなので、今年はどこでも屋外で芋煮会をする人の姿は見かけません。
 本当に、こんなにいい天気なのにね……。

 

 でも、心配する方たちには申し訳ないけれど、私は「この程度なら大丈夫」という見解の人間。放射線を心配して家の中にばかり閉じこもっていたら、ストレスと運動不足で抵抗力が落ちて逆に危険かもしれない、とも思っているので、今までとほとんど変わらない生活を過ごしています。野菜をよく洗ったり、手洗いうがいをしっかりやったりする程度。
 今日も、こんなにいい天気なんだから、と昇平と公園へ散歩に行きました。猛暑の間はとても出かける気にならなかったけれど、今日みたいな日は戸外が本当に気持ちよくて、気がついたら2時間近くも公園を歩き回っていました。

 

 

 公園はいつの間にか秋姿。こんなものを見つけました。

 

Donguri2

 

Donguri1
 どんぐり

 

 

Michi
 木漏れ日の道

 

 

Kinoko
 キノコ

 

 

Hasu1
 蓮の実

 

 

Kusanomi2
 日だまりにネコジャラシ

 

 

Kusanomi1
 木陰に草の実

 

 

Nonohana1
 アキノキリンソウ……かな?

 

 

Nonohana2
 これも名前のわからない花

 

 

 鮮やかすぎるくらい鮮やかな空。
 暑すぎず寒すぎず、本当に素晴らしい日和なのに、静まり返っている公園――。

 

Aozora2

 

 と思っていたら、子どもの声が聞こえてきました。やっぱりお天気に誘われたんですね。家族連れとすれ違いました。
 池で釣り糸を垂れる人たちも見かけました。
 来年の今頃には、「すごく心配したけど、やっぱり大丈夫みたいだね」と言いながら、またみんなで芋煮会をできるといいな……と思いながら、公園を後にしました。

 

 これからも、お天気の良い日にはまた公園に散歩に行こうと思います。

 

 

 【おまけ】 Hasu3
 蓮の葉に露と花びら (8月撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年4月18日 (月)

花見山 in 2011

Hanamiyama201103

 

 昨日行ってまいりました。福島の桃源郷、花見山!

 

 福島県は大震災と津波と原発事故に見舞われ、放射能の風評被害もひどい状況。
 毎年全国から大勢の観光客が訪れる花見山も、旅行会社が軒並み企画を中止し、臨時電車や臨時バスも、市内の交通規制もなくなって、今年は花見客がないのでは、と心配されていたのですが。

 

 「全国からの花見客が来ない? では、花見山に行く絶好のチャンス!!」  と私は密かに燃えておりました。
 だって、毎年あんまりにも観光客が多くて、特に桜の時期には人混みがすごいので、とても出かける気にならなかったんですもの。旦那を焚きつけ、休みを取ってもらって、花見山へレッツゴー! 今年はシャトルバスも出ていないので、花見山のすぐ下の駐車場まで行けます。楽勝~。

 

 と思っていたら甘かった!
 花見山に近づくにつれ、道路が大渋滞。車がずらーっとつながっています。そのほとんどが福島、いわき、会津ナンバー。ちょっとだけ宮城ナンバーが混じっていましたが、9割以上が県内ナンバーでした。わはは、福島県人、みんな考えることは同じだったのね。

 

 結局、駐車場にたどり着くまでに1時間半並びました。
 放射能を気にしているのか、マスクやジャケット着用の人もいたけれど、なにしろ雲ひとつない快晴の空。暖かいを通り越して暑いくらいの陽気で、マスクなんてしていない人も大勢。そうですね、マスクをしていたのは4、5人に1人程度だったでしょうか。みんな、にこにこ顔で、満開の桜や色とりどりの花を楽しんでいました。

 

 以下に、写真を貼り付けておきます。

 

Hanamiyama201108

 

Hanamiyama09

 

 花、花、花、人、人、人……

 

 

Hanamiyama201101

 

Hanamiyama201104

 

Hanamiyama201107_2

 

Hanamiyama201106

 

 頂上から、福島市内を望む。花に囲まれた福島は美しい。

 

 

Hanamiyama201105

 

 途中にあった石碑には、「吾妻風 治まって 蝋梅(ろうばい)の花が咲く」とありました。吾妻とは吾妻山。そこから吹き下ろす冬の風は冷たくて厳しいのです。
 でも、冬は終わって春が来ました。福島の桃源郷、花見山も健在でした。

 

 うつくしま福島。変わらずに美しい古里。

 

 黙って咲く花のように、私たちもまた、季節の移り変わりに合わせて生きていきましょう。
 また平和で豊かな福島を取り戻すために――。

 

 

 桜は今週いっぱい見頃。その後も、ハナモモやレンギョウ、ボケなどが美しく咲き続けます。お近くの方は、ぜひお出かけください。

 

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2010年9月19日 (日)

茂庭~摺上川ダムと滑滝~

Aozora_2

 

 三連休の初日だった昨日、福島市飯坂町茂庭(いいざかまち・もにわ)へ、ダムと滝を見に行ってきました。
 職場の人員配置の関係で、ずっと仕事を休めずにいたうちの旦那様。休んでも半日だけ、なんて状態が続いていたので、やっと休みが取れる、とわかったときに、向こうから「どこかに遊びに行こう。茂庭に行かないか?」と誘ってきたのでした。旦那と昇平の休日が一致したのも、実に数ヶ月ぶり。天気も上々だったので、家族3人でドライブにでかけました。

 

 福島市飯坂町は温泉で有名ですが、町中を流れる摺上川(すりかみがわ)の上流に茂庭地区と呼ばれる場所があって、そこに5年前に摺上川ダムが完成しました。目的は洪水防止、水道用水、灌漑(かんがい)用水、工業用水、発電。ロックフィルダムという、粘土質の土を積んだ外側に、砂利と、砕いた花崗岩を積み上げた様式のダムで、遠目にも赤っぽい岩を積んだダムの壁が見えてくるので、コンクリートのダムをイメージしていると、「おおっ!」と思います。

 

Moniwadam

 

 

 これは、ダムの堤防の上を通る遊歩道から、ダムを見た写真。この遊歩道を、旦那と昇平と、てくてく端まで歩いて、またてくてく戻ってきました。のんびり歩いて往復20分くらいの距離です。ダムの南側の端には、ダム下の公園へ下りる階段もありました。シーズンにはキャンプや芋煮会・バーベキューなどを楽しめるし、もにわの湯という小さな温泉もあるのですが、そちらへ下りてしまうと車に戻るのが大変になるので、今回はパス。

 

 ダムの駐車場には、こんな看板が立っていました。

 

Infocenter

 

 この近辺には元々野生のサルがいるのですが、観光客がサルに餌をやったために、サルが人間に慣れてしまって、観光客の餌を狙ったり、地元の農家の畑を荒らしたりする被害が急増しているのだそうです。野生の生き物には、餌をやってはいけないのですよね。人間と動物の共存の難しさを感じました。
 この他に、「クマ出没注意」の看板もいくつもありました。こちらは新しい看板です。今年は全国的にクマが目撃されることが多く、地域によっては人がクマに襲われて怪我をする事件も起きています。この夏の猛暑が原因で、山に餌になる木の実が少ないせいだ、と聞きます。ここにも人間と自然の共存の大変さを実感。自然は美しく豊かだけれど、同時にとても怖いものだ、ということを、人間は忘れてはいけないのでしょう。

 

 ところで、ダムの上の方の公園に行ってみたら、その駐車場のわきの草むらで、サルでもクマでもなく、キツネを発見! 草の中の獣道を、とことこ歩いていました。すぐに隠れてしまいましたが、生まれて初めてみた野生のキツネに、ちょっと感激しました。

 

 

 その後、また車で福島市のある下流へ向かいましたが、その途中に水遊びや芋煮会のスポットになる、滑滝(なめたき)という場所があります。
 今を去ること三十数年前、当時小学生だった旦那は、友だちとここにキャンプに来たのだそうです。私も、二十五年ほど前に、職場の子どもたちを連れて芋煮会に来たことがあります。(私は当時、塾講師でしたので) ついでだからそこも見ていこう、ということになったのですが、道路から岩場や滝は見えているのに、下りる道がよくわかりません。ここのはず、と下りても、なんだかあの当時と景色が違うような……。
 「ここは新しくできた道だからだよ。昔の道から行ってみよう」と提案して、旧道のほうに回ってみると、果たして、旦那の記憶していた店がありました。河原から茂庭の集落の店まで買い出しや水を汲みに行ったのだそうです。ただし、店はもうだいぶ前に廃業していて、今はもう誰も住んでいませんでした。
 それでも、店の前から、昔の道の痕が川の方向へ伸びています。車が通れる道ではないので、迂回して道の先へ行ってみると、先ほどの下り道に出ました。「やっぱりここだったんだよ」ともう一度下りてみたら、駐車場の先のほうに、滑滝の岩場がありました。駐車場の一角がゲートボール場に整地されていた上に、大きな水たまりが進路をふさいでいて、景色が違って見えたのですね。
 
 無事にたどり着いたのは、こんな場所。

 

Nametaki4

 

 

Nametaki1

 

 

Nametaki3

 

 

Nametaki2

 

 

 川の水に削られて丸くなった岩場を、摺上川の清流が走り、滝になって流れ落ちています。

 

 昇平は車で待っていると言うので、私と旦那だけで河原を歩きました。大小の岩が重なる岩場が川に沿って続いているのですが、気がつくと旦那が見当たりません。やがて、ひょっこり姿を現したと思ったら、「あったあった!」と私を呼びます。小学生の頃に泊まったバンガローを探していたのでした。こちらも古びて、周囲は草ぼうぼうで、もう何年も前から使われていない様子。それでも旦那はとても懐かしそうでした。

 

 岩場の外れには売店の痕もあって、ここは私も覚えていました。河原に芋煮会に来た人が、燃料の薪や材料や飲み物をここから買っていったものです。二十数年前には賑わっていた店も、今はロープを張られて廃屋状態。そうですよね。こんなに上天気なのに、河原で芋煮会をしていたのは、たった1家族だけ。あの当時は、この季節、週末ごとに芋煮会のグループが押しかけて、河原の至るところで焚き火の煙が上がっていたのに。今はみんな、もっと設備の良いキャンプ場やバーベキュー会場に行ってしまうのでしょう。さっきダムから見た公園とか……。時代の移り変わりを感じてしまいました。

 

 それでも自然の姿は変わりません。
 小学生だった旦那が飛び込みをして遊んだという淵は、今もちゃんとありました。

 

Fuchi

 

 

 上の岩場から淵までは数メートルの高さがあります。夏の水遊びのシーズンには、たくさんの子どもたちが、ここを目がけて、えいやっと飛び込みます。底までけっこう深いのですが、泳ぎの得意だった旦那は、友だちと底まで潜ったりしたそうです。淵をのぞき込んで、とても懐かしそうにしていました。

 

 

Wildflower

 

 

 秋風が、河原の名も知らぬ花を揺らしていきます。
 私たちがたどったのは、「思い出」や「記憶」という名前の、古い古い道だったのかもしれません。

 

  

 

 

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2010年4月13日 (火)

花見山

 福島に桃源郷あり――

 

 日本を代表する写真家、故・秋山庄太郎氏がそう言って、晩年たびたび撮影に訪れたという花見山に行ってきました。
 まずは、花見山の風景を一番よく表している写真から。

 

Hanamiyama1

 

 百花繚乱(ひゃっかりょうらん)とは、このことか、という眺めですが、これが、個人の山だというのだから、驚きです。花を作っている花農家の方が、多くの人に美しい花を愛でてもらおうと、無料で一般公開しているのです。
 ただし、シーズン中は一般車両乗り入れ禁止。マイカーの人は親水公園の臨時駐車場に車を置いて、花見山周辺環境整備協力金300円を払って、シャトルバスに乗ります。乗車時間は10分程度。観光バスは、山のすぐ下の駐車場までやってきます。シーズンなので、観光バスがずらーり。関東や東北からのバスが大半でした。

 

Buses

 

 

Iriguchi

 

 花を求めて、山道を登っていく人、人、人……。
 とにかく、どこもかしこも花だらけ。至るところが花の彩り。とても説明しきれないので、ここからは写真を片端から貼り付けていきます。

 

Hanamiyama2

 

 

Hanamomo

 

 

Kobushi1

 

 

Kobushi2

 

 

Kobushi3

 

 

Nanohana

 

 

Rengyou

 

 

Sakura2

 

 

Sakura3

 

 

Sakura

 

 

Sansyuyu

 

 

Tsubomi

 

 

Yukiyanagi

 

 

 花見山を頂上まで登れば、花の向こうに福島市が見えます。
 ちょっと車を運転すれば、すぐにこんな景色が見られる場所に住んでいるというのは、実は、ものすごく贅沢なことなんじゃないだろうか、と考えました。
 あまり身近にありすぎて、その素晴らしさに気づけずにいるのかもしれないですね……。

 

Fukushimashi

 

 

☆花見山の情報サイトはこちら。
  ↓
 http://www.f-kankou.jp/hanamiyama.htm

 

 ※桜のシーズン中は福島駅前から「花見山行き」臨時バスも出ています。

 

 

 

 

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2010年4月 4日 (日)

公園散歩便り・90

 前回の公園散歩便りは2009年10月4日でした。実に半年ぶりの散歩便りです。
 その間、私のデジカメが故障して買い直しになりました。まだ新しいカメラに慣れていません。写真的にはイマイチですが、どうぞお許しを……。

 

 

 さて、今日は朝から穏やかな晴天でした。青空に誘われて、昇平と公園へ散歩に出発!

 

Aozora

 

 

 東京では桜が満開のようですが、こちらはまだまだ。やっと蕾が少しふくらんできたところです。

 

Tsubomi

 

 

 水仙畑も、まだ全然咲いていません。山の上の公園なので気温が低いのです。

 

Suisen

 

 

 でも、よく見ると、もう咲いている花もありました。

 

Shoujoubakama

 

 これはショウジョウバカマ。

 

 

Jinchouge

 

 沈丁花。私の一番好きな花です。

 

 

Ashibi

 

 馬酔木と書くアシビ。毒があるけれど、花は綺麗です。

 

 こちらで桜が本格的に咲くのは今月中旬以降。「桜が咲いたらまた来ようね」と昇平と約束しました。

 

 

【おまけ】

 

「疲れた~!」
Tsukareta_2

 

 いい若い者が情けない?
 いえいえ、昇平は今日は午前中にもひとりで1時間以上散歩していたんです。
 今日はとてもよく歩いた日だったね。(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2009年10月 4日 (日)

公園散歩便り・89

 気がつけば、ここを一ヵ月以上も更新していませんでした。
 ブログをたくさん抱えていると、こう言うことが起こります。(^_^;)
 整理して絞り込めばいいんでしょうけど、それぞれのブログにテーマがあるものだから、なかなかそうも行かなくて……。

 

 

 さて、先週の日曜日に公園へ散歩に行ったときの写真です。
 秋の景色があちこちで見られました。
 順不同に貼っていきます。

 

 

Tsuta

 

 ツタ。……これはまだ秋じゃなかった。(苦笑)

 

 

Batoukannon

 

 馬頭観音の石碑。

 

 

Higanbana1

 

 ヒガンバナ。

 

 

Higanbana2

 

 ヒガンバナを上から。

 

 

Mi1

 

 

Mi2

 

 色づいた木の実たち。

 

 

Ochiba

 

 「ちょっと。私も写真に撮ってよ」と落ち葉から話しかけられました。

 

 

Kihana

 

 名前のわからない花にも呼ばれました。(笑)

 

 

Sora

 

 青い空――!
 東北は秋たけなわです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2009年8月26日 (水)

大安場古墳(おおやすばこふん)

 私の実家がある福島県郡山市で、本格的な古墳が発掘され、史跡公園として整備されたと聞いて、夏休みに実家の父に連れていってもらいました。

 

Ooyasuba_kohun3

 

 

 古墳の名前は「大安場古墳(おおやすばこふん)
 平成3年度に、郡山市の東の郊外で、古墳らしい遺構が発見され、平成7年度から測量調査を実施して、古墳時代前期の大型古墳と確認、平成8年度から発掘調査をしたところ、腕輪型石製品や埋葬品、遺体を埋葬した石棺などが次々出土してきたそうです。
 平成12年度には国史跡に指定、平成17年度からは史跡整備が始まって、平成21年(つまり今年)の4月4日に、「大安場史跡公園」としてオープンした――というのが、これまでの経緯です。(以上、「大安場史跡公園ガイドブック」から)

 

 

Ooyasuba_kohun

 

 おわかりになるでしょうか? 前方後方墳と呼ばれる、大小の四角を二つつなげたような形の1号墳と、小さな円形の2号墳があります。2号墳は直径15メートルほどですが、1号墳は全長が83メートル、古墳の上に実際に登っていくこともできます。(2号墳の上にも登れます)
 1号墳は今から1,600年ほど前、2号墳は1,500年ほど前のもので、整備されていませんが、2号墳の近くにはあと4つほど同じような円墳があるそうです。1号墳は前方後方墳としては、東北最大だそうです。

 

 

Ooyasuba_kohun5

 

 これは発掘整備される前の古墳の様子を写した写真。古墳だとわかる前は、全体を木がおおっていたはずです。普通の里山だと思われていたのですね。実際、私も、そんなところに古墳があったなんて、まったく知りませんでした。

 

 

Ooyasuba_kohun4

 

 これは入口から古墳を見上げたところ。すぐ隣に、ガイダンス施設もあります。

 

 

 実際に1号墳に登ってみました。もちろん、古墳の中に入ることはできませんが、頂上に石を敷き詰めて、「この下にこんなふうに石棺がありましたよ」「その中にこんな埋葬品がありましたよ」「遺体はこの場所にこんなふうに安置してありましたよ」というのが、ラインや復元品でわかりやすく再現してあります。そこの上を歩くのもさわるのも自由。そこで、昇平に実際に遺体にあった場所に寝てもらいました。

 

Ooyasuba_kohun2

 

 

 こんな大きな古墳を造るくらいですから、この地方を治めていた有力な豪族が安置されたはずだし、当然大人の男性だったはずです。でも、昇平が寝てみたら、昇平の方がたっぷり10センチは大きかったです。昇平は身長170センチ弱ですから、埋葬されていた人物は身長160センチ足らずということになります。古代人は小柄だったんですね。
 復元品には、腕輪の他に、鉄製の剣や槍、鉄斧などもありました。実際にあった場所に埋め込むように置かれているのが、とても面白いです。

 

Udewa

 

Yari_tachi

 

 

 古墳の下にあるガイダンス施設は、あまり広くはありませんが、古墳時代の歴史をいろいろな形で体験することができます。

 

 

Jomonsiki_doki

 

 持ち上げて重さや手触りを確かめられる縄文式土器。本物です。ちなみに、持って確かめられる弥生式土器もありました。どちらも意外なくらい軽くて、もろい感じがしました。今の陶器のように高温では焼けないから、焼きが甘いんですね。

 

 

Ishizara

 

 古代人がドングリや栗、トチの実などを粉にした石皿と磨石(すりいし)。これも本物の出土品。昇平が体験してみました。

 

Ishizara2

 

 

 壁画を元に復元した古墳時代の人たちの衣装。儀式などの際に着た特別な服だろう、とのことです。

 

Kohunjidai_huku

 

 

 この他にも、もっといろいろな出土品、展示品があったのですが、とても紹介しきれないので、興味のある方は実際に行ってみてください。

 

 

 このガイダンス施設では、さまざまな体験活動もできます。
 縄文式土器を作って、外にある野焼き体験場で焼いてみる「土器作り」、石を研いて作る「勾玉(まがたま)作り」、他にも「火おこし体験」、土器の模様を写し取る「拓本」、昔の人が使った石器の切れ味を体験する「石器で切り絵」……などなど。
 私たちが見に行ったときにも、ちょうど勾玉作りの体験学習をやっていました。親子が水の中で石を研いで、世界で一つだけの自分の勾玉を作っていました。私もやりたかったのですが、時間がなくて今回はパス。次に行ったときには、絶対にやるぞ~!!!
 ちょうど貝合わせが体験できるようになっていたので、昇平が試してみました。(これは古墳時代よりもっとずっと後の時代の遊びですけれどね)

 

Kaiawase

 

 

 また、屋外には、先の野焼き場の他に、アスレチック遊具や、弥生式土器の形をした釜が並ぶ煮炊き体験場(バーベキューや芋煮会もできそう)などもありました。

 

 これだけ本格的で、しかも体験型の施設ですから、学校などでも社会科の学習に利用しているようで、8月1日にはガイダンス施設の入館者が5万人を越えたそうです。わずか4カ月でこの人数というのは、なかなかだと思います。

 

 故郷で思いがけなく発見・復元された本格的古墳。
 ぜひたくさんの人に実際に訪れて体験してもらいたいなぁ、と思ったのでした。

 

 

☆詳しい情報、アクセスマップなどはこちら。
   ↓
 大安場史跡公園前面オープン (郡山市のウェブサイトにリンクしてあります)

 

 

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