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2012年12月17日 (月)

喜多方ラーメンケーキ【太郎庵】

 法事で会津の喜多方市に行ってきました。
 私はここで生まれたのですが、生後間もなく引っ越してしまったので、ここに暮らしていた記憶はありません。ただ、父方の親戚がいるので、小さい頃からよく遊びに行っていました。

 さて、法事も無事に済んだので、家にお土産を買って帰りました。
 喜多方と言えば、全国にも有名なのが「喜多方ラーメン」です。だから、お土産はもちろん喜多方ラーメン。
 さあ、召し上がれ~。

Ramen1


 いえいえ、実はこれは本物のラーメンじゃありません。
 タイトルにも書いたとおり、太郎庵(たろうあん)という会津のお菓子屋さんが作った「喜多方ラーメンケーキ」です。
 以前、ラジオやテレビで紹介されていたので、一度実際に食べてみたいと思っていたのでした。
 地方発送していないので、現地のお店に買いに行くしかないんですよね。


Ramen2

 麺はクルミ入りのモンブラン(栗)クリーム、その下にチョコレートムースとチョコレートケーキ、スープは紅茶ゼリー、ナルトやチャーシューはチョコレート、刻みネギはピスタチオです。

 証拠写真はこちら。
 モンブランクリームの下にチョコムースとチョコケーキがあるのがわかりますか?
   ↓
Ramen3


 さて、気になるのはお味ですが、かなり美味しかったです。
 紅茶ゼリーもモンブランクリームもチョコムースも、甘さがしつこくないから軽く食べられました。さらにその下にほろ苦いビターケーキがあるのが、口直しになってまた良い感じ。直径10センチ弱、高さ5.5センチの器(=ラーメン丼)にたっぷり入っていたのですが、旦那も息子もぺろりと平らげてました。器は陶器製なので、食べ終わった後は小鉢に使えます。
 作るのにとても手間のかかるケーキだと聞いていましたが、さもありなん、という出来でした。これで1個420円というのは安いんじゃないかしら。

 太郎庵は会津に何軒も店があるのですが、私が行ったのは喜多方市にある塩川店。若い店員さんが、店の前にカートを忘れて帰りそうになったお客さまを横断歩道まで追いかけてお知らせしていたり、地方発送のお客さまに丁寧に対応していたり、私にも「長くお待ちくださってありがとうございました」と言ってくれたり。店員さんたちの対応が非常に良かったところも二重丸◎でした。


Ramen4

 このお店は「会津の天神さま」というブッセも有名です。写真に写っているのはチーズとチョコとキャラメルりんごの天神さまの詰め合わせ。キャラメルりんごは12月下旬までの期間限定だそうですが、私はこれが一番気に入りました。
 写真にはありませんが、「きてくたされ」という生クリームと練乳入りの餡を入れた焼き菓子も、しっとりしていて、同居の義母に好評でした。

 会津を訪れる機会があったら、創作心の溢れる太郎庵のお菓子を一度ご賞味あれ。おいしいですよ♪


☆太郎庵公式サイト
http://taroan.co.jp/

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2012年12月 9日 (日)

飯坂温泉 双葉旅館

 親の会の忘年会で、飯坂温泉の「双葉旅館」に行ってきました。

 

Genkan_yoru_175pixel
双葉旅館の玄関(双葉旅館公式サイトから転載)

 

 

 「普通のホテルや旅館の食事って、どこも決まった感じじゃない? 出来合いのものもずいぶん使ってるし。でもね、この旅館は全部手作りで、すごくおいしいのよ。女将さんが野菜ソムリエだから、野菜もたっぷり使っていてヘルシーだし。お風呂も貸し切りの露天風呂があるのよ」と会長が絶賛する旅館。楽しみにしながら行きました。
 実はその前日、東北は最大震度5の地震に見舞われたばかり。東日本大震災の余震ですが、被害らしい被害もなく、無事に忘年会ができて本当によかった、と思ったのでした。

 

 

 さて、お楽しみの料理は、というと……

 

Yuushoku1

 

 季節やその日の仕入れでメニューは変わるのだそうですが、一つ一つが本当に手作りでした。
 この日のメインの鍋はすき焼きでした。ゴボウやエノキなど野菜がたっぷり。

 

 蓋などを外したところ。

 

Yuushoku2

 

左:すき焼き
手前:(奥から)柿の白和え、イカ人参、ナメコおろし、生卵、自家製漬け物、自家製カリン酒、醤油
左奥:胡麻豆腐
右奥:突き出し5種

 

 

 突き出しのアップ
Yuushoku3
貝の粕漬け、イチジクの甘煮金箔のせ、ミョウガとショウガの甘酢漬け(だったと思う)、ロースト鴨(かも?)、ツブ貝?

 

 すいません。突き出しの中身については、かなりいいかげんです。ひとつずつ確認したわけではないので。ただ、どれもおいしかったです。そして、こういうものが並ぶからには、やっぱり呑まないわけにはいきません!

 

 ここの女将は「利酒師呼称資格認定」を受けているそうです。福島の地酒の中から、天明(大吟醸)、奈良萬(純米酒)、若清水(冷やおろし)を頼みました。
 下の写真に写っている3つのガラスのおちょこがその日本酒です。

 

Yuushoku4

 

 天明は、大吟醸なのにかなりしっかりした味わいの、腰のある味。(河沼郡会津坂下町曙酒造)
 奈良萬は爽やかな飲み口で、バランスの良い味わい。(喜多方市夢心酒造)
 若清水は、「これから人気の出てきそうなお酒なんですよ」と若女将の一押しで、非常にさらっとした軽い味わい。(田村郡平田村若清水酒造)

 

 呑み比べて、私は奈良萬が一番気に入りましたが、若清水も呑みやすくて良かったです。天明は、本当にしっかりした味わいでした。他の二つが軽かったので、なおさらそう感じたのかもしれません。
 なお、私はうんちくを語れるほど酒を知っているわけではありません。ただ自分で呑んでみて、こんなふうに感じた、という個人的な感想ですので、あしからず。

 

 おちょこの前にある器の中身は、タコと大根の煮物。大根はもちろん、タコも箸で切れるくらい柔らかく煮えていました。柚子胡椒がぴりっとアクセント。
 左の器は福島名物のイカ人参。するめいかと人参の千切りを醤油とみりんでつけ込んだ、松前漬けの昆布を抜いたような食べ物ですが、福島県北地方で昔から親しまれている冬の逸品です。

 

 この他に、刺身の盛り合わせ、さわらの麹漬け(たぶん)、青じそご飯、デザートの焼きリンゴ……というフルコース。おいしく酒が呑めるメニューで、本当にお腹いっぱいになりました。

 

 

 こちらは翌朝の朝食。

 

Yuushoku5

 

 麦ご飯、とろろ、野菜サラダとポテトサラダの盛り合わせ生ハム添え、鮭、卵焼き、しらすおろし……ああ、もう書ききれません! 食べるのが忙しくて、写真にも撮りきれない!
 朝食もやっぱり全部手作り。デザートはヨーグルトでしたが、これも自家製で(カスピ海ヨーグルトかな?)、自家製ブルーベリージャムと麹(こうじ)がちょっと入っていて、とてもヘルシーでした。

 

 

 全館で8室というこぢんまりした旅館ですが、その分、落ち着いてのんびり過ごせて、なかなか良いところでした。
 お風呂も、貸し切りにできる露天風呂があって、こちらもなかなか。ここには無料で呑める日本酒が置いてあって、ここでも一杯やってしまいました。夕方から降り出した雪が積もり始めていて、温泉の湯気が揺らめく中、文字通りの雪見酒でした。

 

 

 とまあ、よく呑み、よく食べ、よく喋り、日頃のストレスを発散することができた、とても楽しい忘年会でした。
 双葉旅館のスタッフの皆様、どうもお世話になりました。
 とてもおいしかったです!

 

 

飯坂温泉「双葉旅館」公式サイト
 http://homepage1.nifty.com/endow/  

 

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