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2012年8月12日 (日)

ヒマワリ畑 in 伊達市梁川町

 地方紙の福島民報新聞の復興支援のページ(8月9日付)でも紹介されたのですが、伊達市梁川町柳田に、原発事故で全村避難になっている飯舘町の方たちが、大きなヒマワリ畑を作っています。
 これがその写真。

 

Himawari

 

 

 実は、これは新聞に載る前日に撮りました。
 たまたま用事があって、普段は通らないこの道を車で通りかかったら、突然農村風景の中にヒマワリ畑が現れて、しかも観覧用の足場まで組んであって、「わ~、すごい~! 綺麗~!」と夢中でシャッターを切ったのでした。

 

 誰が植えたのだろう、と思っていたら、翌日の新聞で、飯舘村から避難している会社社長の佐々木さんと、行政区長の佐藤さんという方たちが、村民を励まそうと育てたヒマワリだということがわかりました。約30アールの土地を借りて、約3万5千本の花を咲かせているそうです。

 

Himawari2

 

 

 ヒマワリがとても綺麗だったので、翌日にも昇平と二人で見に行きました。
 場所は、国道349号線を梁川方面へ走って、草野自動車ボディー近くの信号を左折、車で約1分。(と新聞に書いてあります。その通りです) ちなみにここは2つの信号が近接しているのですが、2つ目の梁川に近い方の信号を左折します。

 

 昇平とも「綺麗だね~」「すごいね~」と眺めていたら、なんと、畑の後ろで作業していた佐々木さんが出てきて、カメラのシャッターを切ってくださいました。
 「みごとですね。お世話が大変だったでしょう」と言うと、「いや、半分ほったらかしなんですけどね」と佐々木さん。いえいえ、ご謙遜を。これだけの面積のヒマワリ畑。しかも今年は猛暑で雨不足。これだけの花を咲かせるのは、やはりかなり大変だったはずです。

 

Himwari3

 

 飯舘村の人たちのため、と新聞には書いてあったけれど、佐々木さんは地元の私たちにもにこにこと笑顔で花を見せてくれました。花を見てもらって喜んでもらえるのが、いかにも嬉しいみたいです。
 飯舘の人たちは、それこそ、日本中の人たちから同情されて応援されているけれど、飯舘の人たちだって、みんなを元気にしていきたい――そんなふうに思ってらっしゃるんじゃないかな、と思いました。

 

 さすがに新聞に載っただけあって、私たちの次にも花見にいらしたご夫婦がいて、佐々木さんはさっそくそちらへ走って行かれました。
 その前には、「よかったら10月半ばくらいにまた来てください」と言われました。この後、盆明けにはヒマワリを畑にすき込んで、もう一度ヒマワリの種をまくのだそうです。そうすると、秋にまたヒマワリ畑が見られるとか。
 その時を楽しみに、また行ってみようと思っています。

 

 

Himawari4

 

 お土産に切っていただいたヒマワリを飾ったら、部屋が一気に明るくなりました。
 ヒマワリは、本当に元気をくれる花ですね。
 佐々木さん、佐藤さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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